Travelアーカイブ: Studio YAMAKO

2024年4月16日

広大な京都御苑 2024年3月22日 京都旅行(3/22-3/24) ②

ここは見ようと思っていた約200年ほど前の江戸時代後期にたてられたという、九條家の別邸として使用された拾翠亭を見終え、その池泉回遊式庭園や、九條家の鎮守社だった厳島神社を見て回り御苑内に戻った。
 そこは九條邸跡、鷹司邸跡、宗像神社に囲まれた広場になっていて、銘木・黒木の梅のある所だった。まだ御苑の南側の一部に過ぎない。
 ここから、京都御所の建礼門が正面に見える建礼門前大通りの一本西側の道にそって北へと歩くことにした。梅の花にはもう遅かったが、桃の花が綺麗に咲いていた。西側に下立売御門が見えるところまで来ると、拾翠亭の係の人が教えてくれた出水の枝垂れ桜が咲いていた。
 そこからさらに一本西側の道を北へ歩く。賀陽宮邸跡、白雲神社、西園寺邸跡、その左側にある梅園、桃園を見ながら、京都御所の南西の角に着いた。
 ちょっと、小腹が空いたので、「檜垣茶寮」という食事処に入る。海老旬菜天ぷらうどん を食べたが、美味しかったし、思ったほど混んでは無くて、ゆっくりすることが出来た。
 一休みしたあと、御所の築地塀に設けられた6っの門のうち、宜秋門、清所門、皇后門の3っがその西側にある。清所門のところまで来ると「一般参観入口」となっていた。わが奥さんは少々、足が辛くなってきていたようだったが、またとないチャンスと思い入ってみることにした。

000_240322320 X700 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg
京都御所の建礼門が正面に見える建礼門前大通り 後ろの山並みは比叡山系
 2024年3月22日 京都市上京区京都御苑

027_240322318 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 27.京都御苑は広い
京都の高島屋や大丸といったデパートがある、東京でいえば、銀座通りのような繁華街からごく近いところにありながら、京都御苑は広大である。ここはまだ南西部から入ったところである。wikipediaによれば、京都御苑は、京都市の中心部に位置し、東西南北を寺町通・烏丸通・丸太町通・今出川通に区切られた区域。東西約700m、南北約1300mの範囲で、総面積は92ha。その内、環境省が管理する国民公園である京都御苑は65haである。江戸時代から残っている九ヶ所の外周御門と六ヶ所の切り通しを持つ。この先にある京都御所および仙洞御所・大宮御所は宮内庁が管理し、京都迎賓館は内閣府が管理している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 38mm ISO110 )
028_240322324 X900 京都 黒木の梅 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 28.黒木の梅 -1
黒木の梅というのが品種名かどうなのかは解らなかったが、八重咲きの梅が残っていた。この梅は、五摂家の一つである九條家の敷地の中にあった紅梅を、大正天皇即位の大礼に際して現在地に移された「黒木の梅」という銘木とされている。原株は孝明天皇の后である英照皇太后が幼少時に過ごされていたご生家で愛でられていたものと伝っているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 20mm ISO110 )
029_240322322 X900 京都 黒木の梅 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 29.黒木の梅 -2
枝先に咲く梅を入れて、京都御所建礼門へ続くまっすぐな大通りを入れて撮りたかったが、前に工事の軽トラが停まって叶わなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 41mm ISO110 )
030_ 240322337 X900 京都 十月桜 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 30.十月桜
小さな白い花が遠慮がちについていた。これは十月桜と思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 59mm ISO150 )
031_240322339 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 31.袴姿のお嬢さん -1
中学の卒業式だったのだろうか、お母さんが、お嬢さんを梅の花の傍に立たせて写真を写真を撮っていた。撮り終わったのを見計らって「すみません。1枚撮らせていただけますか?」とお母さんにお願いしてみた。お母さんはお嬢さんの顔を見て「いい?」と聞いてくれた。お嬢さんからOKが出た。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 135mm ISO110 )
032_240322342 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 32.袴姿のお嬢さ -2
「もう一枚お願いします」と。ちょっとピントが甘くなってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 36mm ISO110 )
033_240322349 X900 京都 京都御苑 出水しだれ桜 Z50 Z18-140.jpg 33.出水の枝垂れ桜 -1
下立売御門を左にみて、出水の小川の傍の道すじに枝垂れ桜が咲いていた。拾翠亭の係の方が今咲いている桜ですと教えてくれた桜だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 21mm ISO110 )
034_240322359 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 34.賀陽宮(かやのみや)邸跡に咲く十月桜 -1
この北側が賀陽宮邸跡であり、南側に下立売御門(しもたちうりごもん)が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 41mm ISO100 )
035_240322361 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 35.賀陽宮邸跡に咲く十月桜 -2
この桜は十月桜と推定する。ジュウガツザクラ(十月桜)はエドヒガンとマメザクラの雑種と推定される小彼岸系の品種で、春は染井吉野と同じように開花期間は短期間だが、秋は9月頃から咲き始め、長期間咲き続ける。東京の中央通り日本橋の袂にも植えられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 41mm ISO100 )
036_240322372 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 36.梅林と桃林
賀陽宮邸跡西側の道(建礼門前大通りの一本左側の道)を北へ進むと、右手に白雲神社、西園寺邸跡があり、左側には梅林、桃林があった。流石の梅は花が少なかったが、桃はまだ咲いていた。外国人観光客が多い。今回の京都では、中国や台湾、韓国といったアジアからの方々より、欧米の方々が多いように思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 29mm ISO100 )
037_240322375 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 37.桃林 -1
桃林の濃い紅色の桃の花。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 35mm ISO110 )
038_240322376 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 38.桃林 -2
桃林の白い桃の花。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 35mm ISO110 )
039_240322377 X900 京都御所 建礼門 Z50 Z18-140.jpg 39.京都御所の築地塀
京都御所の南西に着いた。右手に東に延びる築地塀があり、その中央に建礼門が見える見える。その中が京都御所である。今日一日の素晴らしい晴天だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 19mm ISO110 )
040_240322379 X900 京都御苑 清水谷家の椋 Z50 Z18-140.jpg 40.清水谷家の椋(ムク)
御所の南西の角は、清水谷家という公家の屋敷があったことからこの木は「清水谷家の椋」といわれるそうだ。樹齢300年と苑内でも数少ないムクの大木であるという説明札が立っていた。清水谷家は西園寺家の一門で、鎌倉時代に西園寺公経の二男、実有を祖とする公家である。雅楽を家業として天皇に仕えた。この椋の木の下で、元治元年(1864年)に起こった禁門の変(蛤御門の変)の時、来島又兵衛が討死したと伝えられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 18mm ISO110 )
041_240322383 X900 京都御所 宜秋門 Z50 Z18-140.jpg 41.宜秋門(ぎしゅうもん)
西側の築地塀に沿って北へ進む。そこに宜秋門が見えた。檜皮葺切妻屋根の四脚門の宜秋門は、天皇より、牛車の宣旨・手車宣旨を賜った者だけが車のまま、その奥の御車寄に向かうことが出来たという。。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 18mm ISO110 )
042_240322384 X900 京都御所 宜秋門 Z50 Z18-140.jpg 42.宜秋門上部
宜秋門の切妻屋根の部分。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO220 )
043_240322388 X900 京都御苑 中立売御門 Z50 Z18-140.jpg 43.中立売御門(なかたちうりごもん)
宜秋門を過ぎて左側(西側)には御苑の中立売御門が見えた。その向こうの通りは烏丸通りである。苑内の外周部にある九つの門はいずれも日本の伝統的な建築様式の一つである本瓦葺四脚門(高麗門)である。葵祭、時代祭の行列が市中に出立する堺町御門や、幕末・禁門ノ変における激戦地として知られる蛤御門などが有名である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO125 )

2024年4月12日

京都御苑 貴重な晴天 2024年3月22日 京都旅行(3/22-3/24) ① 

娘の主人の両親の墓が京都の興正寺別院にある。2年ぶりに娘夫婦と私たちで墓参りに行くことになった。墓参りは23日なので、22日の夕方に娘たちとは婿殿が予約してくれた四条のホテルで合流する。
 私たち夫婦は例によって、JR東日本の「大人の休日」を利用し、新横浜を8時21分に出る「ひかり」で京都に10時37分に着いた。天気予報によれば、天気が良いのは今日だけで、明日、あさっては雨模様だという。貴重なこの日の午後はどこに行こうかと考えた。仁和寺の桜を見たかったが、その桜は遅咲きであり、加えて今年の春は桜の開花が遅れている。ゆっくり歩いたことのない京都御苑と時間が許せば平安神宮の神苑を見に行くことにした。
 京都駅から、地下鉄に乗り、四条駅で降り、まず、2晩泊まるホテルに荷物を置いた。
 ホテルで京都御苑への行き方を訊ね、地下鉄で丸太町まで行くことにした。外国人観光客が多く京都を訪れていて、タクシーは台数も少なくて利用しにくいというネット情報があり、敬遠した。
 京都御苑では、九條家の遺構という拾翠亭が一般公開されているというので、まず、そこから参観する。

000_240322290 X700 京都 京都御苑 拾翠亭 外観 Z50 Z18-140.jpg
九條家の遺構 拾翠亭の全景 2024年3月22日 京都市上京区京都御苑

001_240322001 X900 京都地下鉄四条駅 G7X.jpg 1.地下鉄四条駅
地下鉄四条駅の地上に上がったが、ホテルがどこなのか見当がつかない。この写真は四条通の方へカメラを向けている。ホテルはこの少し手前にあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 11mm ISO125 )
002_240322004 X900 京都地下鉄四条駅 G7X.jpg 2.地下鉄四条駅
再び地下鉄四条駅から京都市営地下鉄烏丸線の乗り、2つ目の丸太町へ向かう。国際会館行に乗る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 27mm ISO3200 )
003_240322008 X900 丸太町 御苑バス停 G7X.jpg 3.地下鉄丸太町駅
丸太町で下車し地上に上がる。カメラは市場の方に向いている。後ろ側右手が御苑である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 27mm ISO3200 )
004_240322251 X900 京都 丸太町 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 4.間之町口から御苑へ
丸太町通りを100mほど歩いて左手にあった京都御苑の間之町口を入った。入苑料は設けられていない。この少し先の東寄りの入口には堺町御門と呼ぶ立派な門がありそれが御苑の正門である。苑内の外周部にある門は、堺町御門、下立売御門、蛤御門、中立売御門、乾御門、今出川御門、石薬師御門、清和院御門、寺町御門の九つがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 24mm ISO100 )し
005_240322252 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 5.九條家の遺構 拾翠亭一般公開
まず、ここは見てきたいと思っていた拾翠亭を探す。拾翠亭(しゅうすいてい)は春から秋にかけての毎週金曜日と土曜日に一般公開されていた。九條家の遺構である九條池と拾翠亭は京都御苑の南西側にある。入口までのアプローチを進む。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO110 )
006_240322254 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 6.拾翠亭入口
この門をくぐって左へ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 35mm ISO250 )
007_240322256 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 7.拾翠亭の玄関
ここが拾翠亭の建物の玄関である。なかに入ると係の方がおられて、入場料を300円をお支払いする。御苑の詳しい地図を領収書代わりですと渡された。御苑内の桜の情報を聞くと、2か所ほど早咲きの桜が咲くところがるだけで、まだまだである。だが、今の時期は梅と桃と一緒に見られるメリットもあるとのこと。写真に見える玄関から出てきた観光客は四阿がある庭園を見に行く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO110 )
008_240322260 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 8.拾翠亭屋内 広間
九條池と拾翠亭は、五摂家(鎌倉以後、藤原氏のうちで摂政・関白に任じられる五つの家柄で、近衛・九條・二条・一条・鷹司の五家をいう)の一つであった九條家の屋敷内に設けられた庭園の遺構である。このうち、拾翠亭は今から200年ほど前の江戸時代後期に茶室として建てられたもので、貴族の茶室らしく、遊び心にあふれた建築と言われている。(環境省 公園紹介を参照)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO580 )
009_240322262 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 9.九條池 -1
拾翠亭の広間に続く広縁から九條池に架かる高倉橋を眺める。この拾翠亭は江戸時代後期に造営された数寄屋風書院造り建築で、広間/控えの間/小間/二階座敷の4部屋で構成されている。主に茶会や歌会など社交・遊興の場として利用されたそうだ。なお、現在も茶会や歌会などの和カルチャー系のイベントの貸室利用が可能である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 33mm ISO125 )
010_240322264 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 10.九條池 -2
広縁から高倉橋の左の方へカメラを向ける。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO180 )
011_240322271 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 11.九條池 -3
広縁から西の方を見ている。茶室横の手水鉢だ。この左手に庭園があり、厳島神社がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 18mm ISO110 )
012_240322274 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 12.拾翠亭の二階座敷からの眺め -1
急な階段を二階にあがった。そこからは、また違った趣で九條池や池泉回遊式庭園を眺められた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 18mm ISO110 )
013_240322278 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 コサギ Z50 Z18-140.jpg 13.コサギ
九條池の西側に、藤棚だろうか池の上に樹を支えるように設けられた何かの棚があった。その上にコサギが止まっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO100 )
014_240322281 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 14.拾翠亭の二階座敷からの眺め -2
西側に九條池に面した庭に造られたあずまやと、藤棚(と思う)が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 19mm ISO110 )
015_240322283 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 Z50 Z18-140.jpg 15.拾翠亭 急な階段
1階から2階へ上がる幅の狭い急な階段。降りるのに苦労した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/60秒 18mm ISO6400 )
016_240322289 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 外観 Z50 Z18-140.jpg 16.庭園から拾翠亭を見る -1
拾翠亭を退出し、東側の庭園に回って拾翠亭の広縁を振り返った。庭園はさほど広くはない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO120 )
017_240322290 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 外観 Z50 Z18-140.jpg 17.庭園から拾翠亭を見る -2
トップの写真の再掲である。一階広間と二階座敷が九條池と庭に面している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO110 )
018_240322292 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 18.九條池越しに見る厳島神社
この厳島神社は、平清盛が母祇園女御のため厳島神社の神を祀ったのが始まり。祇園女御も祀られている。この神社は九條家の鎮守社だったそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 59mm ISO140 )

000_京都御苑マップ X700.jpg
拾翠亭で領収書代わりにいただいた御苑の地図 

019_240322302 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 19.京都御苑を歩き始める -1
九條池と拾翠亭の九條邸跡の外に出る。その北側は黒木の梅が植えられた広場になっていた。丸太通りから近く地元の方が通りかかる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 33mm ISO180 )
020_240322304 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 20.京都御苑を歩き始める -2
ご近所にお住まいの方と思われるが、幼子を連れて春の日差しを楽しんでいるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 )
021_240322305 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 21.厳島神社へ
この広場の南側に、さっき九條邸跡の庭園から見た厳島神社の参道ともいえる橋が架かっていた。傍には厳島神社の由来が書かれた札が立てられていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO360 )
022_240322307 X900 京都御苑 厳島神社 高倉橋 Z50 Z18-140.jpg 22.厳島神社から見る高倉橋
拾翠亭の部屋から眺めた高倉橋である。厳島神社の建つこの場所へは、入ることが出来ないようになっていた。高倉橋は明治11年(1878年)に、木造の平橋が架けられた。その後、明治15年(1882年)に、明治天皇行幸の計画があり、御所の建礼門から南に一直線に丸太町通へ通じる道路を造ることになり、その一環として現在架かっている反橋が架けられたそうだ。橋の橋脚には、天正17年(1589年)豊臣秀吉が架橋した三条大橋や五条大橋に使われていた石造の橋脚が使われているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 38mm ISO160 )
023_240322308 X900 京都 京都御苑 拾翠亭 厳島神社より Z50 Z18-140.jpg 23.厳島神社から見る拾翠亭
拾翠亭から見たときは厳島神社は木の陰になってよく見えなかったが、こちらからはその美しい姿が良く見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 38mm ISO100 )
024_240322312 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 24.厳島神社の鳥居
厳島神社の石の鳥居は横に渡された屋根の部分が破風型にカーブする珍しい鳥居で、国の重要美術品に指定されていて、京都三珍鳥居の一つに数えられているという。 「京都三珍鳥居」は北野天満宮摂社伴氏社の「中山鳥居」と蚕ノ社の「三柱鳥居」とこの破風型鳥居でである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 18mm ISO110 )
025_240322315 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 25.厳島神社の由緒
祭神および破風形の鳥居についての由緒が描かれていたが、字がかすれてきていて、判読しづらい。wikipediaによれば、「社伝によれば、安芸国厳島社を崇敬した平清盛が、摂津国兵庫津に築島(経が島)を造成した際に、同島に社殿を構えて厳島社を勧請し、後に清盛の母の霊を合祀したものに起源を持ち、その神社を時期不詳ながら当地へ遷座させたものという。鎮座地は後世九条家の邸宅に取り込まれて同家の鎮守として崇敬されるとともに、池泉廻遊式庭園の1部を構成するものともなった。明治になって九条家は東京へ転宅し、その邸宅も東京へ移築されたが、当神社はそのまま残された。昭和2年(1927年)には社殿が改築されている。」とあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO360 )
026_240322316 X900 京都 京都御苑 厳島神社 Z50 Z18-140.jpg 26.池の弁天さん
九條池の中島に鎮座し、「池の弁天さん」と称されるそうだ。黒木の梅の広場に戻る際、橋を渡るときに分かったのだが、この厳島神社は九條池の小島の上に建っている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO100 )

2023年12月27日

道志を経て宮ケ瀬ダム 2023年11月14日-15日 御殿場「時の栖」で一泊、山中湖から道志へ ③

目的にしていた「水源の森 名水九割蕎麦」は、10年くらい前にやめてしまってた。仕方なく、宮ケ瀬ダムに向かって車を走らせ、ちょうど山梨県と神奈川県の県境になるところに「両国屋」という食堂があったので、そこでほうとうを食べることにした。素朴な味だったが美味しかった。
 宮ケ瀬ダムに着いたのは午後3時過ぎだった。そのころはすっかり曇り空になっていて、撮った写真も映えない。インクラインに乗りダムの下に降り、たまたま走ってきたのを見かけたロードトレイン「愛ちゃん号」に乗って、県立愛川公園のパークセンターまで往復した。時間があれば少し公園を歩いてみたいと思うようなところだった。
 午後4時半、再びインクラインに乗ってダムの上に上がり、駐車場のあるところに戻った。「水とエネルギー館」を見学し、午後4時30分に帰路に着いた。相模川の橋を渡ってJR相模線の踏切を超え、北里大学病院の前を通る道がラッシュで、国道16号に出るまで渋滞したが、16号に出ると順調に走れた。6時半に我が家に着いた。迎えに来ていただき、送っていただき、いつもながらKさんご夫妻に感謝である。

000_231115294 X700 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg
宮ケ瀬ダム 2023年11月15日 神奈川県相模原市緑区

043_231115248 X900 宮ケ瀬ダム インクライン Z50 Z18-140.jpg 43.インクラインから見た宮ケ瀬ダム
宮ケ瀬ダムの駐車場に入ったのは午後3時頃だった。駐車場の入り口は宮ヶ瀬やまびこ大橋交差点で、県道64号線(伊勢原津久井線)から別れた県道514号(宮ヶ瀬愛川線)に入ったところにあった。駐車場は宮ケ瀬湖の遊覧船のりばの上にあった。右に375mのダムの堤頂がある。ダム湖である宮ケ瀬湖の宮ケ瀬ダムについては、インターネットにより多くの情報が得られるので、その構造などについては省略する。インクラインは、工事中に活躍したダンプトラック搭載型インクラインの一部を活用し設置されたケーブルカーである。これに乗って高さ156mというダムの壁を見ながら、愛川第一発電所がある所まで下りた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 28mm ISO1800 )
044_231115251 X900 宮ケ瀬ダム インクライン Z50 Z18-140.jpg 44.インクライン すれ違い
平日で天気も芳しくなく、時間も遅いのでインクラインに乗ったのは私たち4人だけだった。一人往復500円だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1000 )
045_231115253 X900 宮ケ瀬ダム インクライン Z50 Z18-140.jpg 45.ダムの壁に付けられた階段
ダムの壁には下に降りる階段が設けられていた。この階段を下に降りて、また上がってくるのは大変なことだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1100 )
046_231115259 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 46.新石小屋橋 宮ケ瀬ダムの副ダム(石小屋ダム)
ダムから流れ出る水は中津川に注がれる。愛川第一発電所の先からはその中津川に架かる新石小屋橋が見える。写真では見えないが、新石小屋橋の下流には副ダムがある。急激な水量の増加による弊害が起こる可能性があったので、宮ヶ瀬ダムの直下流約800m地点に副ダムを設けることで、洪水調節時の放流の際にも増水した中津川の水流量を調整し、下流の急激な増水を抑制するために、2000年(平成12年)に宮ヶ瀬ダムと共に完成した。ダム表面には、石模様のプレキャスト型枠を使用し、ダム建設前の中津渓谷の景観にマッチさせているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO560 )
047_231115261 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 47.宮ケ瀬ダム
新石小屋橋から振り返って眺める宮ケ瀬ダムは大きい。今日も観光放水はあったようだが、今は止まっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO500 )
048_231115266 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 48.ロードトレイン「愛ちゃん号」
そこへ写真の可愛い汽車がやってきた。衆議即決、あれに乗ろうということになった。「愛ちゃん号」という。出発するのは、愛川第一発電所の前なので、そこまで戻った。「愛ちゃん号」は、宮ヶ瀬ダム下の愛川第一発電所の前からパークセンターとの間(片道1km 約7分間)を結ぶシャトル便として走る。このロードトレインは、イタリア製だそうだ。片道300円だったが、乗りっぱなしで戻ってくることにした。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO3600 )
049_231115273 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 49.「愛ちゃん号」で新石小屋橋を渡る
ゆっくりと走る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO360 )
050_231115284 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 50.パークセンター
往路の終点パークセンターに着いた。10分ほど停車する。一緒に二人連れが乗っていたが、その人たちはここで降りた。往復乗る人は少ないようだ。この先に県立あいかわ公園が広がっている。花の斜面、風の丘と言ったところもあるようで、ゆっくりと過ごすこともできそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO320 )
051_231115287 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 51.戻り道
「愛ちゃん号」は往きと同じ道を戻っていく。宮ケ瀬ダム周辺の紅葉は期待したほどではなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO500 )
052_231115291 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 52.新石小屋橋 石小屋モニュメント
傍で見ていないので良く解らないが、中には、宮ヶ瀬ダムができるまでのことが写真とともに記されているようだ。石小屋ダムがあった辺りは、むかし石小屋と呼ばれていたらしい。石小屋モニュメントはダム建設の記念碑的なものだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO2800 )
053_231115293m X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 53.再び新石小屋橋を渡る
午後4時になった。観光客の姿はない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 22mm ISO500 )
054_231115297 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 54.大沢の滝
新石小屋橋の左側に大沢の滝があった。落差は20mくらいはあるのだろうか。しかし、水の流れは細い。南側にある高取山(556m)の方からの「屏風沢」と「夕日の沢」がまとまって「大沢」になり、中津川に流れ込んでいるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO6400 )
055_231115303 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 55.インクラインで駐車場へ
インクラインで宮ケ瀬湖へ上がった。そこがインクライン山頂駅だが、その前に「水とエネルギー館」という施設があった。まだ開いていたので入って見た。宮ケ瀬ダムに関する資料が展示、解説されていた。駐車場の傍にさっき見た大沢ノ滝の源という高取山散策路の入り口があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO2200 )

追記
  数日後、「時之栖」にあった大きな鷹(タカ)の彫刻の作者が誰なのか知りたくなり、「時之栖」に電話をかけてみた。ご存じの方がいて、親切に対応して下さり、教えてくださった。
 その作者は、アメリカ人で青銅などの金属棒を溶接する独特の技法を用い、動物学を学び環境問題や野生生物に関心を持つ彫刻家 ロベルト・フリオ・ベッシン と言う人だった。氏は北海道は北見の傍の常呂郡置戸町に、クラフトデザインアドバイザーとして招かれ、野鳥をモチーフとして製作した透明性のある作品を残している。
 残念ながら、何故、そのロベルト・フリオ・ベッシンさんが「時之栖」に彫刻を作ったのかを聞き漏らしてしまった。ロベルト・フリオ・ベッシン氏は現在63歳くらいだそうだ。
 「時之栖」に3体の鷹の彫刻がある。1体は桜の礼拝堂の「念ずれば花ひらく」の塔の上に、サッカーグラウンドを見下ろすように置かれたもう1体は、今は「初夢の橋」に移された鷹(オオタカ)である。このほかにもう1体あるという。
 また、なぜ、桜の礼拝堂の傍に「念ずれば花ひらく」と刻まれた石塔があるのかと伺ったところ、「時の栖」では28年前に地ビールのレストランを始めたが、そのお客さんのなかに岐阜県中津川市の石のミュージアム「博石館」を経営する会社の社長さんが来られていて、「時之栖」の創業者であり、昨年亡くなられた会長さんと懇意になられた。その「博石館」の社長さんが随筆家の坂村真民さんのお知り合いだったことで、多くの人に共感を呼んだ坂村真民さんの「念ずれば花ひらく」の詩碑を作ることになったそうだ。だが、ここでも、ではなぜその石塔の上にロベルト・フリオ・ベッシン氏の青銅の鷹が乗っているのか聞き漏らしてしまった。
 電話で丁寧に応対して下さり、教えていただいたが、私の聞き間違いもあったと思う。その点、ご容赦いただきたい。

2023年12月25日

「時の栖」から山中湖畔へ 2023年11月14日-15日 御殿場「時の栖」で一泊、山中湖から道志へ ②

翌日、朝のうちは富士山の頂まで見えていたが、次第に雲が多くなってきた。遅めの朝食にして10時に「時之栖」を山中湖に向けて出発した。かっては須走から籠坂峠をジグザグと登って山中湖畔の旭日丘に行ったが、1989年に開通した新しい道路(東富士五湖道路)で全長2,995mの籠坂トンネルを抜けて、旭日丘の西側の山中湖インターへ出た。そこから右へ、旭日丘に行く。湖畔に車を止めて、紅葉を見たがあまりきれいではなかった。
 平野から道志村へと続く湖畔の国道413号を、平野の方から沢山の消防車が連なって走ってきた。緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練というのがあったらしい。関東の1都6県に長野、静岡、そして地元の山梨、から参加した消防隊の車両が次々と通過していった。

000_231115205 X700 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg
山中湖畔の紅葉 2023年10月15日 山梨県 山中湖畔旭日丘付近

022_231115141 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 22.朝6時の富士山
前日は早く就寝し、ぐっすり寝られたので、朝は5時ごろには起きてしまった。カーテンを開けてみるとまだ真っ暗である。朝のテレビを見ているうちに、薄明りとなり、窓から富士山が見える。この写真を撮ったのは朝6時12分。御殿場市のこの日の日の出時刻は6時19分だった。天気がちょっと心配である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/320秒 24mm ISO6400 )
023_231115150m X900 御殿場 時之栖 0627 Z50 Z18-140.jpg 23.朝焼けの富士山
6時27分、富士山に朝日が当たってきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f22 1/160秒 140mm ISO6400 )
024_231115167 X900 御殿場 時之栖 柘榴 Z50 Z18-140.jpg 24.柘榴の木
タオルを絞ったような気が生えていた。ザクロと書かれた札が掛けられていたので何の木なのか分かった。以前トルコへ旅行した時にはたくさんのザクロの木を見た。wikipediaで調べてみると、ザクロは「西南アジアや中東の原産といわれ、原産地については、トルコあるいはイランから北インドのヒマラヤ山地にいたる西南アジアとする説、南ヨーロッパ原産とする説およびカルタゴなど北アフリカ原産とする説などがある」と記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO3200 )
025_231115169 X900 御殿場 時之栖 柘榴 Z50 Z18-140.jpg 25.柘榴の実
木の上を見ると、ザクロの実が3っ、4っ、真っ赤になっていた。ちょうど食べごろのようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 120mm ISO2800 )
026_231115175 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 26.朝の「時之栖」の様子
7時半、明るくなった「時之栖」を歩いてみる。昨夜とは違った様があった。これは、当然まだ閉まっていたが、GKワイン(御殿場高原ワイン)のショップである。また、「GK Winery 富士の夢 神山ヴィンヤード」という「富士の夢」という品種のワインを製造するワイナリーもある。「富士の夢」という品種は、山葡萄とメルローの交配品種で、日本で生まれたブドウ品種だそうで、アントシアニンとポリフェノールが豊富でキレイな赤紫色をしているそうだ。「御殿場ブラン」と名付けられた、御殿場高原ヴィンヤードのシャルドネ、ソーヴィニヨンブランのワインもある。「ヴィンヤード」とは、ぶどう畑のこと。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 20mm ISO110 )
027_231115178 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 27.「初夢の橋」と富士山
昨夜みた「初夢の橋」を見に行った。橋の左上に富士山が見えた。「初夢の橋」の左隣りには「鷹」がいて、その下に「茄子」のオブジェがあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 18mm ISO100 )
028_231115184 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 28.GKB ガーデン
この辺りに御殿場高原ビールが関わるレストランがいくつかある。右側の建物が昨夜食事をした地ビールレストラン「グランドテーブル」だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO140 )
029_231115170 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 29.タカのオブジェ
サッカーグラウドがある方へ歩いてみた。ここにもまた、大きなタカのオブジェがあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 102mm ISO320 )
030_231115187 X900 御殿場 時之栖 Z50 Z18-140.jpg 30.桜の礼拝堂の塔(石碑)
このタカのオブジェは、御殿場高原教会(結婚式場である)の敷地内にある石塔の上にのっていた。塔には「念ずれば花ひらく」と刻まれている。一遍の生き方に共感し、癒やしの詩人と言われる坂村真民の随筆で、特に「念ずれば花ひらく」は多くの人に共感を呼び、その詩碑は全国、さらに外国にまで建てられているという。だが、それとタカとの関わりをいろいろと検索してみたが解らなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO125 )
031_231115189 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 31.山中湖畔の紅葉
「時之栖」を10時に出発して、山中湖へ向かった。まっすぐ国道138号線を北上する。須走から東富士五湖道路に入り籠坂峠のトンネルを抜けて、山中湖畔に出た。山中湖畔の国道413号線を走っていると紅葉が綺麗なところがあったので、道路わきの空き地に車を止めて少し歩いてみた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO560 )
032_231115194m X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 32.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -1
旭日丘の近くの湖畔にあった駐車場に車を入れる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 35mm ISO400 )
033_231115196 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 33.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -2
曇っているので今一つ紅葉が輝かない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 85mm ISO1100 )
034_231115201 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 34.消防自動車の列
国道413号線を平野の方から消防自動車が連なって走って来た。関東各県の消防隊のようだ。調べてみると、14日から15日にかけて緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練が富士五胡地域を中心に行われていたようだ。車列は修了式が行われた平野にある「山中湖交流プラザきらら」からの戻りと思われる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 125mm ISO900 ) 
035_231115206m X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 35.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -3
山中湖畔では密集した紅葉は見られなかった。ところどころできれいに色づいたカエデがある。これはオオモミジのようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 48mm ISO900 )
036_231115208m X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 36.オオモミジと山中湖遊覧船
オオモミジにピントを合わせたのでボケてしまっているが、山中湖の遊覧船「白鳥の湖号」が旭日丘桟橋のりばに戻ってきた。一周約25分で大人一人1,100円だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 79mm ISO100 )
037_231115216m X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 37.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -4
車を置いたまま少し平野の方へ歩いてみる。朝はまだ晴れていたが今はすっかり曇り空になってしまい、肌寒い。ストロボを発光して撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/200秒 40mm ISO100 )
038_231115217m X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 38.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -5
人が少なくて静かだ。湖の対岸の紅葉はきれいなところがありそうに見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 56mm ISO200 )
039_231115220 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 39.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -6
晴れていないのが残念だった。ホワイトバランスは auto にしていたが、その割にはモミジの色が良く出たと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 110mm ISO640 )
040_231115223 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 40.KABA BUS
湖から水陸両用のKABA BUSが上がってきた。お客さんが乗っている。KABA BUSは旭日丘バスターミナルを出発して、湖に入り一周してくる。所要時間は30分くらいだろうか。7-8月は大人一人2,500円だが、今の時期は2,300円である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 56mm ISO280 )
041_231115227 X900 山中湖畔 旭が丘付近 Z50 Z18-140.jpg 41.山中湖畔 旭日丘付近の紅葉 -7
時刻は12時少し前。そろそろ駐車場に戻る。ここから山中湖の東端の平野へ出て、右へ、国道413号線を道志村へ向かう。山中湖は面積は6.57km2あり、富士五湖の中で最大の面積を持つ。また、湖面の標高は富士五湖の中では最も高い位置にあり、日本全体でも第3位。逆に水深は富士五湖の中で最も浅い 13.3mだそうだ。以前は全面結氷していた山中湖だが、その最後は16年前だそうだ。かつて冬にはアイススケートでにぎわったが最近は低迷しているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 37mm ISO320 )
042_231115237m X900 〇道志川 Z50 Z18-140.jpg 42.道志村
この日の昼食は道志村馬場の「水源の森 名水九割蕎麦」で食べようということになった。カーナビに誘導されて、道志川に架かる橋を渡って、水源の森キャンプ場方面への細い道に入る。しかし、一向にそれらしき場所はないし、ほとんど車も通らないのではないかと思われる落ち葉で覆われた道になってきた。やがて道の下の方にキャンプ場らしき建物が見えたので車を止めてそこまで歩いていき「水源の森 名水九割蕎麦」の場所を訪ねてみたところ、その店は10年くらい前にやめてしまっているとのこと。仕方なく、国道に戻って宮ケ瀬ダムに向かって車を走らせ、ちょうど山梨県と神奈川県の県境になるところに「両国屋」という食堂があったので、そこでほうとうを食べることにした。素朴な味だが美味しかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.0 1/500秒 1100mm ISO320 )

2023年12月22日

沼津港・千本松原・御殿場「時之栖」 2023年11月14日-15日 御殿場「時の栖」で一泊、山中湖から道志へ ①

時間があったら毎日のように、近所の公園へ秋のチョウを撮りに行っていたので、それをアップするのに追われてしまっていた。11月前半までストックがあるが、それは年が改まってから順次載せていくことにして、しばらくチョウから離れることにする。

 コロナが猛威を振るい始める前は、年に1~2回はご一緒に旅行に出かけていたKご夫妻から、「時之栖」へ行かないかとお誘いがあった。家内が足を傷めてからなかなか旅行にも出かける機会がなかったので、二つ返事で「行きましょう」ということになった。はじめは、沼津の魚市場で寿司を食べ、日帰りドライブの予定だったようだが、一泊して御殿場にある「時之栖」のイルミネーションを観賞し、翌日は山中湖湖畔の紅葉をみて、道志道(国道413号)を通って、宮ケ瀬ダムによって帰ろうということになった。
 朝8時に我が家へ車で来ていただき出発した。国道16号は少々混んでいたが、東名に入ってからは順調に進むことが出来た。海老名で小休止したあと、大井松田の先で、左ルートと右ルートに分かれるが、その左ルートが工事中で閉鎖されているので、渋滞が予想されたが、全く問題なく沼津インターに着いた。前日に降った雪で化粧を直した富士山を見ながらの走行は爽快であった。
 火曜日は沼津の魚市場はあいにく定休日であり、その日営業している寿司屋をKさんのお奥さまが探して下さっていた。ところがハンドルを握っていた私が、沼津市街方面へ行かなくてはならないところを、間違えてしまい、なんと東京方面への東名のゲートに入るルートに迷い込んでしまった。同じように間違う車もあるらしく「誤侵入の車はここで待機し、この先にあるボタン押して通報してください。」という趣旨の大きな看板が立てられていた。インターホンでの案内に従い、何とか沼津港方面への道に入ることが出来た。
 寿司屋は12時の予約になっていた。沼津インターを出るころは早く着きすぎることを心配をしていたが、この失態の為にちょうど良い時間に到着する。
 沼津港魚市場の飲食店は、定休日となっていたが、それでも何軒かの食堂や商店が営業をしていた。
 沼津港の商店街を少し歩いた後、すぐ近くの沼津千本松原へ行った。素晴らしい青空で富士山が陽を浴びて輝く。山梨県側(北側)から見る富士山は裏側になるが、駿河湾側から見る富士山は、陽の光をいっぱいに受け、均整がとれた美しい姿だ。
 1時間ほど千本松原で過ごし、御殿場へ向かった。あの青山通りに続く国道246号線を北へ走る。1時間足らずで「時の栖」に着いた。
 富士山の東南、御殿場駅の南側の御殿場高原に位置する。その日は「ホテル時之栖」に泊まったが、部屋の窓からは正面に富士山が見える。
 時之栖は、米久創業家が株主であることから、米久グループと関係が深いレジャー施設である。1994年(平成6年)3月4日に設立された。
 陽が落ちるのが早い、夕方5時前にはライトアップの光が店頭し始める。今晩の夕食は「御殿場高原ビール」というビアレストランだった。天井が高い大きなホールでの食事となった。各種地ビールが楽しめたが、ブラウンが一番うまかったように思う。
 夕食後、まだ黄昏の明るさが残る園内のイルミネーションを楽しんだ、「光のトンネル」と名付けられた、1日の中での富士山、四季折々の富士山をテーマにした6つのエリアがつながっている。中でも百花繚乱のエリアでは、富士山の春夏秋冬の美しさが光と音のショウとして日本一のプレミアムなトンネルという。そのほか、来場者が、絵馬の如く、メッセージ・リーフを電飾された木に括り付ける「メッセージツリーフォレスト」など、多彩な光の造形が楽しませてくれた。

000_231114054m X700 御殿場 時之栖 G7X.jpg
御殿場「時之栖」から眺めた富士山 2023年11月14日 静岡県御殿場市

001_231114002 X900 海老名SA G7X.jpg 1.海老名SAから見た富士山
雲一つない富士山が見られた。前日に降った雪で裾野まで雪化粧をしていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 37mm ISO125 )
002_231114004 X900 沼津魚市場 G7X.jpg 2.沼津漁港 海鮮めし食堂
Kさんの奥さまが予約してくれていた寿司屋「寿司庵さいとう本店」で食事をした後、沼津港の町を少し歩いてみた。この日は火曜日。沼津港の魚市場は休みだった。だが、観光客はそこそこ来ていて、土産物屋や食堂は営業しているところがあった。店の名前は「海女小屋」か。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/1250秒 18mm ISO200 )
003_231114005 X900 沼津魚市場 G7X.jpg 3.沼津港食堂街
南北に走る沼津魚市場に沿った通りは一番線、その次が二番線、さらに三番線とあるが、私たちは何もわからずに北側から二番線を歩いてみた。その二番線には食堂が並んでいる。10年以上前だったろうか、当時から名前が通っていた「双葉寿司」(火曜日は休み)という店に入ったことがあるが、そこはこの二番線の西側に寄ったところにある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 15mm ISO250 )
004_231114008 X900 沼津魚市場 G7X.jpg 4.沼津港土産物屋 -1 まぐろかぶと
マグロのかぶとの煮つけを売っている店があった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO250 )
005_231114009 X900 沼津魚市場 G7X.jpg 5.沼津港土産物屋 -2
これはマグロの尻尾のようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO200 )
006_231114018 X900 沼津 千本浜 G7X.jpg 6.沼津千本松原
沼津市公式観光サイトから引用させていただくと、「狩野川河口から田子の浦にかけて広がる千本松原は、松の常緑と白雪をいただいた富士山、そして駿河湾の彼方に沈む夕陽といった美しい自然で知られ、白砂青松100選にも選ばれた景勝地です。戦国時代には武田氏と後北条氏の戦いで切り払われましたが、名僧・増誉上人が5年の歳月をかけて植え直したと伝えられています。また、千本松原の一部は公園として整備され、松林の中を散策したり、この地を愛した文人たちの記念碑を見ることができます」と解説されていた。駿河湾から吹く風を受けて斜めに伸びた2本の松の間から富士山が見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 37mm ISO125 )
007_231114031 X900 沼津 千本浜 トビ  G7X.jpg 7.均整のとれた富士山
千本松原からは、ほぼ真北に富士山を眺める。富士山はどこから見ても美しい姿をしているが、ここから見る富士山は陽光を浴びて、均整がとれたことさら美しい姿だと思う。照明灯の傘に止まるトビが見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 37mm ISO125 )
008_231114036 X900 沼津 千本浜  G7X.jpg 8.海岸と千本松原
沼津から田子の浦の方に向かって海岸が続く。右側が千本松原で、沼津市の狩野川河口から、富士市の田子の浦港の間約10kmの駿河湾岸に沿って続いている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 18mm ISO125 )
009_231114044 X900 沼津 千本浜 トベラ  ハト G7X.jpg 9.トベラの実
PictureThisで検索した。トベラは、暖かい地方の海岸沿いに多く見られる常緑樹だそうだ。トベラの実は熟れると割れて、中には、べたつきのある赤い種子がある。この種は、特有の匂いを持ち、鳥が好んで食べるという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 37mm ISO12800 )
010_231114047 X900 沼津 千本浜 若山牧水歌碑 ハト G7X.jpg 10.若山牧水歌碑
これは歌碑であるが千本松原には旧居跡もある。歌人若山牧水が、千本松原の景観に強く心ひかれ、沼津に移住してきたのは、大正9年(1920年)満34歳の夏。大正14年、ここに500坪の土地を求めて居宅を新築し、沼津永住の念願を果たした。建物は、木造2階建て79坪で全11室あり、牧水が夢に描いていたとおりのものであった。牧水は、千本松原を愛したように、この居宅を非常に愛していたが、この家には、わずか3年暮らしただけで、昭和3年(1928年)の秋、43年の短い生涯をこの地に閉じている。この歌碑は歌人若山牧水(本名 繁)が、明治18年(1885年)宮崎県に生まれ、旧制延岡中学時代から短歌に親しみ、早稲田大学在学中に中國路を旅し、この「幾山河」の歌を作った。24歳のときに出版した歌集「別離」が歌壇に認められ一躍世に出た牧水は、大正9年(1920年)夏、一家を挙げて沼津に移住してきた。(沼津市ホームページ参照)

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f9 1/1250秒 9mm ISO12800 )
011_231114049 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 11.ホテル時之栖
時之栖にはいくつもの宿泊施設がある。車で時之栖のエリア内に入って来ると、右側に「御殿場高原ホテル」というのがあった。私たちは「ホテル時之栖」というところに泊まった。建物は少し古いが、家族で泊まれるような大きな部屋だった。ドアを開けて正面の窓からは富士山の全容が見られる。このほかにも「スローライフヴィラ」とか「ブルーベリーロッジ」という宿泊施設もあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 9mm ISO125 )
012_231114056 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 12.富士山の雄姿
ここから富士山は北西の方向にあるが、麓の右側に御殿場市街、山中湖があり、正面には自衛隊の演習場がある。ここからは1707年に大噴火した宝永山の火口跡がはっきりと見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
013_231114068 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 13.「光のトンネル」 -1
ホテルに着いた時間は3時前だった。イルミネーションは4時半から順次点灯するという。部屋で少し休んでから、夕食までの時間、そのイルミネーションで飾られる園内をブラブラした。イルミネーションの点灯が始まっている「光のトンネル」というまっすぐなプロムナードを御殿場高原ホテル側から歩いてみた。隣接するサッカーグラウンドが100m位あるので、それから推し測ると200m前後の長さがあり、それが6っのゾーンに分けられている。 

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO320 )
014_231114071 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 14.「メッセージホレスト」
富士山の恵みの水をイメージしたプラスティックで作った「しずく」に願いを書き、電飾された木に吊るしていく。いわば、絵馬のアイデアだ。「お金ほしい」と書かれた直接的な願いもあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 22mm ISO2000 )
015_231114094 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 15.夕闇の中の富士山
「メッセージホレスト」から出てくると、暮れていく空に富士山が見えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/160秒 23mm ISO3200 )
016_231114103 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 16.「光のトンネル」 -2
時刻は5時20分、「光のトンネル」は人の流れも多くなり、イルミネーションも輝く。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1600 )
017_231114112 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 17.「光のトンネル」 -3
パンフレットには「1日、1年で楽しめる富士山の様々な光、色、表情に出会え、春夏秋冬の美しさが光と音のショーとして来場者を包み込む日本唯一のプレミアムなトンネルです。」とあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO1600 )
018_231114119 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 18.「さくらSQUARE」
そろそろ夕食にしようと食事ができるエリアへ戻ってきた。こんな屋台の店も出ていて、外で食べることもできる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/640秒 31mm ISO3200 )
019_231114123 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 19.GKB
GKBとは御殿場高原ビールという地ビールのことだ。今宵の夕食はこの地ビールレストラン「グランドテーブル」を予約してくださっていた。御殿場高原ビールは、 地ビールの黎明期である1995年より製造を続けている古参のビールで、このレストランに併設されている醸造所で製造されている。レストランの建物は、この写真の光が当たっている建物の右側に入口があるが、中に入ると天井が高く開放感のある大きな空間があった。予約した時間より少々早めであったが、喉も乾いたので、始めることにした。ピルスナー、ヴァイツェン、ヴァイツェンボック、シュバルツの各種ビールが小さなグラスに注がれたセットもあった。御殿場コシヒカリラガーというのも飲んでみたが、私は飲みなれたラガーの方を好む。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.3 1/1000秒 14mm ISO2500 )
020_231114129 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 20.「初夢の橋」 -1
食事を終え、良い気分になって夜風にあたりながら外を歩く。目の前にライトアップされた大きなフクロウのような姿があった。何だろうと思って傍に行ってみると、「初夢の橋」と題する「一冨士・二鷹・三茄子」を配した作品だった。この橋は2017年7月15日に開通したそうだ。橋は幅は15m、長さ25m、高さ3.5mだそうだ。とすると大きな鳥のオブジェはフクロウではなくタカなのだ。明日の朝、見てみたい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/800秒 9mm ISO3200 )
021_231114134 X900 御殿場 時之栖 G7X.jpg 21.「初夢の橋」 -2
横にまわると、こちらが正面で、「初夢の橋」を見ることが出来た。橋の向こう側見える輝くツリーはX'Masツリーではなくランタンツリーと名付けられていた。パンフレットには「天空に広がる無数のランタンのパノラマを振りかえれば夜の富士山を浮かび上がらせる絶好スポットです。」と解説されていた。写真の右側に食事をしてきたGKBのレストランが見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 18mm ISO3200 )

2023年10月 2日

信州 夏の高原のチョウと花 ⑥ 終 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

再び「入笠すずらん山野草公園」の一番端、八ヶ岳展望台へ来ている。この周辺でもう少しクジャクチョウなどを撮っていきたい。
 マツムシソウにはクジャクチョウが多い。コオニユリにはまた、キアゲハが吸蜜に来るのを期待する。
 この日は、チョウの種類こそ多くはなかったが、久しぶりにクジャクチョウをたっぷり撮影できたし、スジボソヤマキチョウの良い写真が撮れ、楽しむことが出来、充実感があった。
 チョウと花とは切っても切れない。写真にタイトルを付けるにしても、「花に止まるチョウ」ではなく「マツムシソウにきたクジャクチョウ」としたい。今回は花の写真も撮り、PictureThisで検索もしてみた。一遍には覚えきれないが、これからも学んでいきたい。
 午後2時、そろそろゴンドラに乗って下る時間になった。帰りも安全運転で無理をせず、休憩をとりながら走りたい。午後3時に富士見パノラマリゾートの駐車場を出発した。中央道は工事渋滞が2か所あり、圏央道から東名に入り、厚木―横浜町田、そして最後の保土ヶ谷バイパスが混雑し、4時間かかってしまったが、無事自宅に帰着した。

000_230822704xm2 X700 入笠山 キアゲハ コオニユリ RX10M4.jpg
コオニユリに来たキアゲハ 2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

104_230822639t X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 104.マツムシソウとクジャクチョウ -21
マツムシソウが咲くところでは午後になってもクジャクチョウが多く翔んでいた。裏が真っ黒なところへ赤い翅表が見え、精悍な感じがする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 193mm ISO320 ) 露出補正 なし
105_230822643x X900 〇入笠山 クジャク RX10M4.jpg 105.マツムシソウとクジャクチョウ -22
マツムシソウの頭花は4-7cmで、小さな花が集まっている。その小さな花に口吻を入れて吸蜜している。マツムシソウの雄しべは4本、花糸は淡青色、葯は淡紫色、花粉は白色。雌しべは1本、柱頭は頭状。外側から内側に咲き進むそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 198mm ISO125 ) 露出補正 なし
106_230822747 X900 ◎入笠山 富士見パノラマリゾート G7X.jpg 106.マツムシソウとクジャクチョウ -23
視界に2〜3頭のクジャクチョウが目に入る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
107_230822646x X900 入笠山 ウラギン♂ RX10M4.jpg 107.ウラギンヒョウモンとマツムシソウ
ウラギンヒョウモンはマツムシソウにも来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 147mm ISO500 ) 露出補正 なし
108_230822652x X900 入笠山 クジャク撮る人 RX10M4.jpg 108.クジャクチョウを撮る人
マツムシソウで吸蜜するクジャクチョウを草の上に横たわって撮っている愛好者もおられた。レンズの先には別の個体がいた。私の場合、あのような姿勢になると起き上がるのが容易ではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 50mm ISO250 ) 露出補正 なし
109_23082266tx X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 109.マツムシソウとクジャクチョウ -24
隣に咲くヤマハハコに止まるクジャクチョウを一度見たが、やはりマツムシソウの方が好きなようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし
110_2308220133 X900 入笠山 クジャクZ50 Z105mc.jpg 110.マツムシソウとクジャクチョウ -25
マツムシソウとヤマハハコ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO160 ) 露出補正 なし
109_23082266tx X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 111.ミドリヒョウモン♂ -3
このフジバカマ(PictureThis ではヘンプアグリモニー)にいたミドリヒョウモンは比較的破損していなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 219mm ISO250 ) 露出補正 なし
112_230822680 X900 入笠山 ミドリ♀ アキノキリンソウ RX10M4.jpg 112.ミドリヒョウモン♀がアキノキリンソウに
きれいな♀の個体だった。アキノキリンソウによく似合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 132mm ISO1250 ) 露出補正 なし
113_230822688tx X900 入笠山 ヤマトスジグロ RX10M4.jpg 113.ヤマトスジグロシロチョウ
スジグロシロチョウか、ヤマトスジグロシロチョウか迷ったが、後者と同定した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
114_230822692x X900 入笠山 サラシナショウマ RX10M4.jpg 114.サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻)
上高地ではサカハチチョウが吸蜜していたこの花を見たが、ここでは群落になって咲いていた。和名サラシナショウマは、若芽を茹でて、水にさらして山菜として食したことに由来するのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 128mm ISO500 ) 露出補正 なし
115_230822694x X900 入笠山 ホソバエゾリンドウ RX10M4.jpg 115.ホソバエゾリンドウ(細葉蝦夷竜胆)
wikipediaによれば、エゾリンドウという種もあり、それはこのホソバエゾリンドウの変種で学名をGentiana triflora var. japonica という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 37mm ISO1250 ) 露出補正 なし
116_230822698x X900 入笠山 ヒメキマダラヒカゲ ヘンプアグリアモニー RX10M4.jpg 116.ヒヨドリバナに来たヒメキマダラヒカゲ
PictureThisではヘンプアグリモニーと同定された。ヒヨドリバナ属にもフジバカマをはじめ、いろいろな種があるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
117_230822699 X900 入笠山 キアゲハ RX10M4.jpg 117.コオニユリとキアゲハ
先ほどもこのコオニユリに来たキアゲハを撮った。必ず、また来てると思い、狙っていると翔んできてくれた。先ほどのとは違う個体で、尾状突起も切れていない。このショットは、顔が花に隠れてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
118_230822709s X900 入笠山 ミドリヒョウモン RX10M4.jpg 118.ミドリヒョウモン♂ -4
ミドリヒョウモンの破損のないきれいな個体が葉っぱの上に静止して、翅を開いていた。ミドリヒョウモンは、信州の高原では最もポピュラーな種である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
119_230822714x X900 入笠山 ヤマユリ RX10M4.jpg 119.八ヶ岳を背景に咲くヤマユリ
このヤマユリも一株にたくさんの花を付けていて、見事に咲いていた。wikipediaによれば、「山地に生える日本特産のユリで、夏に咲く花は大型で白く、山中でもよく目立ち、強い芳香を放つ。鱗茎は食用のユリ根になり、別名リョウリユリともよばれている。」と解説されている。ただし、山地に生えるユリがヤマユリの語源であるようだが、ヤマユリは舞岡公園などの平地でも咲く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 43mm ISO160 ) 露出補正 なし
120_230822716 入笠山 X900 クジャク RX10M4.jpg 120.クジャクチョウ翔び立つ
ヤマハハコで吸蜜していたと思われるクジャクチョウが花を離れた。そろそろ、ゴンドラの山頂駅へ向かう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 147mm ISO160 ) 露出補正 なし
121_230822752 X900 〇入笠山 帰路 G7X.jpg 121.下りのゴンドラ
午後2時半、まだまだ日は高く、降りる人も少ない。籠に乗るのは一人である。自転車を載せてしtから上がってくる人もいる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし

2023年9月28日

信州 夏の高原のチョウと花 ⑤ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

午後1時近くなった。あと1時間くらい粘ってみようと思う。午前中もスジボソヤマキチョウが遠くで元気よく飛ぶ姿を見ていたが、一輪のアザミ(ノハラアザミと思ったが、PictureThisでは、キリシウム・リブラレと同定された)のお陰で撮影チャンスに恵まれた。きれいな♂の開翅シーンが撮影できた。
 まだまだ、クジャクチョウもマツムシソウに来ている。この日は天候に恵まれ、昨年のリベンジが果たせた。

000_230822561mx X700 〇入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg
アザミの花にアプローチをするスジボソヤマキチョウ♂ 
2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

086_230822527 X900 入笠山 アキノキリンソウ RX10M4.jpg 86.咲き始めのアキノキリンソウ
wikipediaによれば、アキノキリンソウは高さは70[〜80cm程度となり、8〜11月に総状の黄色い花を多数つけると記されている。午前中にたくさんの花を付けた本種を見たが、この株はまだ、これからである。たくさんの蕾を付けている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 129mm ISO250 ) 露出補正 なし
087_230822536x X900 入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 87.スジボソヤマキチョウ♂ -1
スジボソヤマキチョウの♂が飛んでいた。これは撮ってやろうと思い、追跡を始める。やがて一輪のアザミの花に静止した。慎重に近づく。このチョウは花に止まるときは翅を閉じる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
088_230822539mt X900 入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 88.スジボソヤマキチョウ♂ -2
トリミングした。このアザミは、あとでPictureThisで検索したところ、キリシウム・リブラレ( Cirsium rivulare)と同定された。別名プラム・シスル(plume thistle)やブルック・シスル(brook thistle)とも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
089_230822542tmx X900 入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 89.スジボソヤマキチョウ♂ -3
レモンイエローが鮮やかである。この花が気に入ったらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
090_2308220112 X900 入笠山 ウラギン ヒヨドリバナ Z50 Z105mc.jpg 90.ウラギンヒョウモン♀とヒヨドリバナ
破損はなく、鱗粉も落ちていないきれいな個体だった。♀が多く翔んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO140 ) 露出補正 なし
091_230822549tmx X900 入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 91.スジボソヤマキチョウ♂ -4
花から離れて翅を開いたところを撮りたいのだが、位置は換えるがこの花から離れようとしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
092_230822551 X900 △入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 92.スジボソヤマキチョウ♂ -5
2分ほど経って、やっと花から離れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
093_230822552x X900 △入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 93.スジボソヤマキチョウ♂ -6
そのまま、右の方へ翔んで行ったが少しピントが外れてしまった。表側のレモン・イエローが見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
094_230822565mx X900 〇入笠山 スジボソヤマキ・ノアザミ RX10M4.jpg 94.スジボソヤマキチョウ♂ -7
一回りして再びアザミの花に戻ってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
095_230822602x X900 〇入笠山 スジボソヤマキ RX10M4.jpg 95.スジボソヤマキチョウ♂ -8
アザミの花のどの蜜腺にアプローチしようか考えているようにホバリングをしているところが撮れた。ピントもまずまずだったし、今回の一番気に入ったショットになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
096_230822574x X900入笠山 ミドリヒョウモン RX10M4.jpg 96.ミドリヒョウモン♂ -2
ミドリヒョウモンは♂も元気に翔んでいるが、破損が有ったり、鱗粉がとれている個体が多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
097_230822614 X900 入笠山 ヒメキマダラヒカゲ RX10M4.jpg 97.ヒメキマダラヒカゲ -3
ヒメキマダラヒカゲはヒヨドリバナが好きだ。これは♀のようである。新鮮な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
098_230822620x X900 入笠山 赤トンボ RX10M4.jpg 98.アキアカネ
Googleの「レンズ」で検索したら、アキアカネだった。wikipediaによると、「赤とんぼとは、通常はトンボ科アカネ属に属するトンボを総称して呼ぶが、狭義には秋に平地に群を成して出現するアキアカネ(Sympetrumfrequens)のみを指すことがある。」とあった。6月頃に羽化する 、夏の間は高い山に登って避暑し、秋が近づくと里に降りてくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
099_230822624 X900 入笠山 カンッパニュラ・ラティフォリア RX10M4.jpg 99.カンパニュラ・ラテフォリア PictureThisで検索すると、カンパニュラ・ラテフォリア(Campanula latifolia)とあった。カンパニュラ  は、キキョウ科ホタルブクロ属でキキョウやホタルブクロの仲間らしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1250秒 9mm ISO110 ) 露出補正 なし
100_2308220120 X900 入笠山 ハタザオギキョウ Z50 Z105mc.jpg 100.ハタザオギキョウ(旗竿桔梗)
これもホタルブクロ属の植物である。wikipediaで検索してみると、学名を Campanula rapunculoides L.といい、栽培種という区分に入っていた。前種とは葉で区別することが出来た。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO450 ) 露出補正 なし
101_230822628 X900 入笠山 ハンカイソウ RX10M4.jpg 101.ハンカイソウ(樊噲草) -2
マルバダケブキ、ハンゴンソウ、オタカラコウ、ツワブキと夏の高原にはよく似通った黄色い花が多くみられる。この写真はPictureThisでハンカイソウでと判定されたが、このメタカラコウ、オタカラコウ、マルバダケブキは、キク科のメタカラコウ属である。ツワブキは同じくキク科のツワブキ属、ハンゴンソウは気温属である。また、オオハンゴンソウというのは、キク科のオオハンゴンソウ属だそうだ。PictureThisに頼らなければ判定できない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1250秒 13mm ISO320 ) 露出補正 なし
102_2308220122 X900 入笠山 シモツケ Z50 Z105mc.jpg 102.シモツケ(下野)
バラ科シモツケ属に分類される落葉低木で、 和名のシモツケは最初に下野国、現在の栃木県で発見されたことに由来するそうだ。蕾が開き切っていないためか色濃く見える。この花にチョウが来ているのは見たことがない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO280 ) 露出補正 なし
103_230822632x X900 入笠山 アメリカ・シモツケソウ RX10M4.jpg 103.アメリカシモツケソウ
シモツケ(Spiraea japonica)と思ったが、PictureThisde 改めて検索したところ、これは花穂が大きい大型のシモツケソウで園芸用に人気があるアメリカシモツケソウ(Filipendula rubra)というそうだ。同じバラ科だが、前者はシモツケ属、後者はシモツケソウ属だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし

2023年9月24日

信州 夏の高原のチョウと花 ④ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

ゴンドラ山頂駅から「入笠スズラン山野草公園」へ入るところにCafeがある。そこで一休みした。
 富士見パノラマリゾートは、現在、長野県富士見町が東急リゾートサービスと提携して運用管理されているが、スキーシーズン以外のグリーンシーズンの来場者誘致のために、2010年ごろからこの「ゴンドラ山頂駅」近くに「入笠スズラン山野草公園」の整備が始まったようだ。その計画は見事的中し、ウィンターシーズンの来場者が横ばいなのに反し、グリーンシーズンの来園者は倍増している。
 コロナ禍の中、2020年8月初めに「入笠すずらん山野草公園」に行ったときは、その花の多さ、そして、チョウの数の多さにびっくりした。入笠山一帯で見られるほとんどのチョウがそこに集約されているようだった。一度、5月下旬から6月初めに行ってみたいと思う。  

000_230822354tx 入笠山 クジャク RX10M4.jpg
クジャクチョウ  八ヶ岳連峰と富士見町を背景にして 
2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

067_230822433tx X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 67.マツムシソウとクジャクチョウ -19
クジャクチョウを撮り続ける。クジャクチョウの裏面は一見"まっ黒"に見えるが、細かな微妙な縞模様がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 118mm ISO250 ) 露出補正 なし
068_230822436 X800 △入笠山 クジャク RX10M4.jpg 68.マツムシソウとクジャクチョウ -20
翅を立てて花に止まっていたこのチョウが、鳥に襲われた時に、パッと翅を開くと鳥は驚いて怯むと聞いたことがある。翅の色の赤と前翅の目玉模様がそうさせるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
069_230822451x X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 69.マツムシソウとウラギンヒョウモン -3
ウラギンヒョウモンが活発に翔び回っては、マツムシソウに止まる。裏面が見られるとギンボシヒョウモンと区別が付けやすい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 178mm ISO500 ) 露出補正 なし
070_230822456x X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 70.マツムシソウとウラギンヒョウモン -4
前の写真と同じシーン。この写真を撮ったあと、「入笠スズラン山野草公園」の入り口にあるCafeでコーヒーを飲んで一休みした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 178mm ISO400 ) 露出補正 なし
071_230822094 X900 入笠山 クサレダマ Z50 Z105mc.jpg 71.クサレダマ(草連玉)
30分ほど休憩して第2ラウンドを開始した。このクサレダマは、箱根湿性花園にも生育している。wikipediaによれば、サクラソウ科オカトラノオ属の多年草。和名はマメ科のレダマに似て、草本であることに由来する。別名、イオウソウ(硫黄草)という。夏は黄色い花が多く咲き、目立つ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
072_230822464x X900 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 72.ノハラアザミで吸蜜するウラギンヒョウモン♂
前翅に2本の性標が見えるので♂だ。この個体は破損はほとんどないが、鱗粉が落ちてきている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
073_230822099x X900 入笠山 ヒメキマダラ・ヒヨドリバナ Z50 Z105mc.jpg 73.ヒメキマダラヒカゲ -1
ヒヨドリソウにヒメキマダラヒカゲがいた。♀のようだ。ヒヨドリソウがあれば、アサギマダラが翔んでいても良いところだが、今回は1頭も見ることがなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
074_230822468 X900 入笠山 ヤマユリ RX10M4.jpg 74.ヤマユリ -2
1株にこんなにたくさんの花を付けたヤマユリを初めて見た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 178mm ISO250 ) 露出補正 なし
075_230822478mx X900 入笠山 ヒメキマダラヒカゲ RX10M4.jpg 75.ヒメキマダラヒカゲ -2
73の写真とは違う個体だが、これもヒヨドリソウに来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
076_230822482 X900 入笠山 サワギキョウ RX10M4.jpg 76.サワギキョウ(沢桔梗)
姿の良い美しい花であるが、全体に毒性の強いアルカロイドを持つ有毒植物だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 73mm ISO200 ) 露出補正 なし
077_2308220108 X900 入笠山 ノハラフウロ Z50 Z105mc.jpg 77.ノハラフウロ(野原風露) -2
PictureThisで検索すると、これはノハラフウロ(Geranium pratense)と同定された。フウロソウ属(風露草属、学名 Geranium)は、フウロソウ科に分類される多年生草本植物の属の名称で、 420種以上が確認されている。アサマフウロとか、ハクサンフウロかと思っていたが、どうやらそんな簡単なものではなさそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
078_230822487tx X900 入笠山 ギンボシ カルドゥウス・デフロラッス RX10M4.jpg 78.ギンボシヒョウモン -3
これも♀のようだ。♂の前翅の性標はウラギンヒョウモンに比べて、不明瞭であるが、前翅頂の黒い縁の様子から♀と思われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
079_230822500tx X900 入笠山 ギンボシ カルドゥウス・デフロラッス RX10M4.jpg 79.ギンボシヒョウモン -4
止まっている花はノアザミと思ったが、PictureThisではカルドゥウス・デフロラッスと提示された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
080_230822509tmx X900 入笠山 ギンボシ カルドゥウス・デフロラッス RX10M4.jpg 80.ギンボシヒョウモン -5
前の写真と同じ個体である。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
081_230822517x X900 入笠山 コオニユリ RX10M4.jpg 81.コオニユリ(小鬼百合)
オレンジ色がひときわ目立つ。クルマユリに似ているが、クルマユリは葉が放射状に輪生し、コオニユリは葉が交互につく。 雄蕊の色がクルマユリはオレンジなのに対し、コオニユリは茶色に近い色をしている。 クルマユリはスマートな姿だが、コオニユリは頑丈そうだとの説明がネットにあった。雄蕊が全く茶色に近く見えた。 この花はチョウが好きな花だ。待っているときっとキアゲハが来ると思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
082_230822512tx X900 入笠山 キアゲハ・コオニユリ RX10M4.jpg 82.コオニユリにキアゲハ
3分ほど待っていると、思った通りキアゲハがやってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 143mm ISO125 ) 露出補正 なし
083_230822519 X900 入笠山 ヘンプアグリモニー RX10M4.jpg 83.ヘンプグリモニー
フジバカマと思ったが、PictureThisではヘンプアグリモニー(Eupatorium cannabinum)とあった。フジバカマ(藤袴)は学名をEupatorium japonicumという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 135mm ISO640 ) 露出補正 なし
084_230822521mx X900 入笠山 ギンボシ・ヘンプアグリモニー RX10M4.jpg 84.ギンボシヒョウモン -6
そのヘンプアグリモニーにギンボシヒョウモンが来た。♂のように思うが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 136mm ISO500 ) 露出補正 なし
085_230822523x X900 入笠山 ギンボシ・ヘンプアグリモニー RX10M4.jpg 85.ギンボシヒョウモン -7
前の写真と同じシーン。少し引いて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 136mm ISO800 ) 露出補正 なし

2023年9月20日

信州 夏の高原のチョウと花 ③ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

スマホでの撮影を含めて、チョウの写真を撮る人は何人かいたが、ネットを振っている人はいない。
 入笠山は春から秋にかけて約150種類もの山野草を楽しむことができる花の宝庫である。平成26年にはユネスコエコパーク(生物圏保存地域)にも登録されている。

000_230822025 X700 入笠山 ホソバエゾリンドウ Z50 Z105mc.jpg
ホソバエゾリンドウ 2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

045_230822338x X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 45.マツムシソウとクジャクチョウ -15
八ヶ岳連峰が眺められる「入笠すずらん山野草公園」の展望台付近で、もう少し撮影を続けた。マツムシソウが沢山咲いている。何回か行った池の平湿原にもマツムシソウが多い。そこでは今頃だとベニヒカゲが多いが、ここではベニヒカゲは見られなかった。しかし、何年も前のことだが、入笠山に登った時はその登山道でベニヒカゲを目撃している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1250秒 20mm ISO160 ) 露出補正 なし
046_230822064 X900 △入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 46.マツムシソウとクジャクチョウ -16
吸蜜していたクジャクチョウが離れていった。クジャクチョウにもピントが合っていれば最高だが、ピントはマツムシソウに合ったままだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO110 ) 露出補正 なし
047_230822342 X900 入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 47.ギンボシヒョウモン -1
ギンボシヒョウモンもマツムシソウが好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 201mm ISO200 ) 露出補正 なし
048_230822344t X900 入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 48.ギンボシヒョウモン -2
前の写真と同じ個体。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
049_230822069tm X900 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 49.マツムシソウとクジャクチョウ -17
マツムシソウはマツムシソウ科マツムシソウ属の越年草。北海道、本州、四国、九州に分布する日本の固有種で、山地の草原に生育する。(wikipedia)

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
050_230822075t X900 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 50.マツムシソウとクジャクチョウ -18
背景がきれいにぼけてくれた。wikipediaによれば、マツムシソウは、葉を出して冬を越し、花を付けてから枯れる冬型一年草(越年草)だが、高地では枯れずに2年目の葉を出す多年草である。マツムシ(スズムシ)が鳴くころに咲くことが和名の由来であるとする説がある。薬草として皮膚病などに用いられることもある。日本の31の各都道府県で減少傾向にあり、各々のレッドリストに指定されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
051_230822077 X900 入笠山 モンキ Z50 Z105mc.jpg 51.モンキチョウ♂ -1
モンキチョウもマツムシソウに来る。モンキチョウは高山から平地まで、北海道から沖縄県まで日本全国に生息する凄いチョウだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
052_230822078tm X900  入笠山 モンキ Z50 Z105mc.jpg 52.モンキチョウ♂ -2
トリミングした。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
053_230822348tm X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 53.クジャクチョウ開翅
Sony RX10M4 の焦点距離200mmで撮った。トリミングしているが、シャープで、背景もきれいにぼけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 203mm ISO400 ) 露出補正 なし
054_230822080 X800 入笠山 セイヨウノコギリソウ Z50 Z105mc.jpg 54.セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)
ヤマハハコと思ったが、葉の付き方が違った。セイヨウノコギリソウは、ヨーロッパ原産のキク科ノコギリソウ属に分類される多年草の1種。写真には写っていないが、たくさんのギザギザの葉がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
055_230822353tx X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 55.マツムシソウとクジャクチョウ -15
このような背景でクジャクチョウの写真を撮りたかった。広角で被写体に近づく。絞り込んで背景がもっとクリアになればなお望むところだった。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
056_230822362x X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 56.マツムシソウとクジャクチョウ -16
前の写真と同じシーンである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1250秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
057_230822083 X800 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 57.マツムシソウとクジャクチョウ -17
マクロレンズで撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
058_230822091 X800 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 58.マツムシソウとクジャクチョウ -18
同じくマクロレンズで撮影。度どの個体も羽化したてのようなきれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
059_230822092 X800 入笠山 キキョウ Z50 Z105mc.jpg 59.キキョウ(桔梗)
舞岡公園に咲くキキョウに比べ、少し色が濃いような気がする。園芸品種には白色や桃色の花をつけるものや、鉢植え向きの草丈が低いもの、二重咲きになる品種やつぼみの状態のままほとんど開かないものなどがあるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
060_230822382m X800 入笠山マンシュウキスゲ RX10M4.jpg 60.マンシュウキスゲ(満州黄菅)
PictureThisで検索したら、マンシュウキスゲと同定された。マンシュウキスゲの花は夕方に開花し、翌日の午後までには萎んでしまう。 Hemerocallis属(和名 ワスレグサ属)で他には、ゼンティカ(ニッコウキスゲ)やユウスゲがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 53mm ISO320 ) 露出補正 なし
061_230822385 X800 入笠山 アンタカラコウ RX10M4.jpg 61.ハンカイソウ(樊噲草)
PictureThisで調べてみるとハンカイソウと回答された。キク科メタカラコウ属の多年草とのこと。さっき、ギンボシヒョウモンが吸蜜していたトウゲブキもメタカラコウ属である。wikipediaでハンカイソウを検索すると、トウゲブキ(エゾタカラコウ)にある総苞の基部と、花柄の基部の苞はないと記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 65mm ISO320 ) 露出補正 なし
062_230822392x X800 入笠山 クジャク・アキノキリンソウ RX10M4.jpg 62.アキノキリンソウに来ていたクジャクチョウ
始めて、マツムシソウ以外の花でクジャクチョウが吸蜜していた。気に入った1枚になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 218mm ISO200 ) 露出補正 なし
063_230822399 X800 入笠山 ヤマユリ RX10M4.jpg 63.ヤマユリ(山百合)
1株にたくさんの花を付けていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 218mm ISO200 ) 露出補正 なし
064_230822093 X800 入笠山 ヤマハハコ Z50 Z105mc.jpg 64.ヤマハハコ(山母子)
今年の8月9日に、立山の室堂平でも見てきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
065_230822405s X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 65.マツムシソウとウラギンヒョウモン -1
きれいな個体だった。翅の色を見ると♂のようだが、♂の特徴である前翅にある2本の性標ははっきりしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 192mm ISO320 ) 露出補正 なし
066_230822414x X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 66.マツムシソウとウラギンヒョウモン -2
前の写真と同じ個体。傷のないきれいな個体だった。さて、そろそろ、いったんゴンドラ駅の方へ戻って、Cafe でコーヒーを飲みながら一休みし、海老名SAで買ってきたメロンパンを食べようと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 172mm ISO320 ) 露出補正 なし

2023年9月 8日

上高地のチョウ ⑦ 終 2023年8月8日-10日 立山黒部アルペンルートとトロッコ電車・上高地3日間

チョウは種類は少ないが、3週間前に比べると状況は良い。コムラサキ、キベリタテハ、サカハチチョウの夏型などを撮る。1時間半ほど撮影して、上高地ビジターセンターで待っていてくれたかみさんと合流し、昼食もしていないので、バスターミナルで何か食べようと思う。レストランもあったが、混雑は避けて、売店で、カレーパンとメンチコロッケ、それに冷たいビールを買い求めて、2人でベンチで食べた。そのメンチコロッケがとても美味しかった。
 帰りは中央本線の茅野から「あずさ」に乗る。バスは午後1時に上高地を出発、14時40分に茅野駅に着き、15:18分発の「あずさ38号」に乗る。指定席は満席だそうだ。この列車の停車駅は、茅野の次が甲府で、その次が八王子だった。早い。17時09分八王子発の横浜線で東神奈川で降り、タクシーに乗って、7時前に自宅に着いた。

000_230810560 X700 ◎上高地 小梨平 キベリタテハ RX10M4.jpg
日陰に憩うキベリタテハ 2023年8月10日 長野県上高地 小梨平キャンプ場付近

110_230810546x X800 ◎上高地 小梨平 サカハチ RX10M4.jpg 110.サカハチチョウ夏型 サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻)
奥さんを上高地ビジターセンターに置き去りにして、一人で小梨平キャンプ場の周辺を歩く。時々ミドリヒョウモンが飛んでくるが、落ち着いて吸蜜する花もない。この辺りはコヒョウモンが多いところだが、時期的に少し遅いのだろうか、姿がない。1本のサラシナショウマの花が咲いていた。久しぶりに見るサカハチチョウの夏型が吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1/500秒 196mm ISO1000 ) 露出補正 なし
111_230810549 X800 上高地 小梨平 RX10M4.jpg 111.小梨平キャンプ場
日本アルプス観光株式会社 「上高地 森のリゾート小梨」が運営管理する小梨平キャンプ場は、ビジターセンターから明神池の方に行った梓川左岸一帯にある。「小梨平キャンプ場の歴史」で検索してみたところ、毎日新聞によれば、「世界大恐慌など昭和初期の不景気にあえいでいた鉄道省は1932(昭和7)年夏、増収を狙い、観光地化し始めていた上高地(長野県松本市)の小梨平(こなしだいら)で大型キャンプを企画した。 登山に無縁だった都会人がキャンプファイアやダンスで大騒ぎし、その前から入っていた大学や旧制高校の山岳部学生らが憤慨。「山を汚すな」とテントを襲撃した。」ということがあったらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO200 ) 露出補正 なし
112_230810551 X800 ◎上高地 小梨平 RX10M4.jpg 112.馬の背とロバの耳
ビジターセンターにある図解を参照すると、奥穂高岳(3,190m)とジャンダルム(3,163m)の間にある、右側の岩峰が馬の背で、左側がロバの耳である。さらに左に行くとジャンダルムがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 203mm ISO100 ) 露出補正 なし
113_230810553 X800 ◎上高地 小梨平 RX10M4.jpg 113.快晴の穂高連峰< こんなにクリアな穂高連峰を見たのは初めてだった。岩肌を登っているクライマーが見えるようだ。左からジャンダルム、ロバの耳、馬の背、そして奥穂高岳から前穂高岳に連なる吊り尾根の姿は、これぞ穂高連峰である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 70mm ISO100 ) 露出補正 なし
114_230810630 X800 〇上高地 キベリ D5300 TAMRON 90.jpg 114.キベリタテハ -1
ビジターセンターに戻ってきた。その前をスーツと通り過ぎたチョウがいた。キベリタテハだ。しばらくして、建物の影に静止した。昨年8月30日にバスで富士山5合目へ上がった。その時にキベリタテハに逢ったのは、久しぶりだった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
シャッタスピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし
115_230810635 X800 〇上高地 サカハチ D5300 TAMRON 90.jpg 115.サカハチチョウ夏型 -2
ヒヨドリバナにサカハチチョウが来ていた。かっては5月ごろ、アオバセセリや、ウスバシロチョウを撮りに近郊を歩くとよくサカハチチョウの春型が現れたが、最近はしばらく見たことがなかった。さらに夏型は、その黒地の模様が粋で、好きなチョウの一つであったが、それも見かけることが少なかった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f5.0 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
116_230810568 X800 ◎上高地 小梨平 キベリタテハ RX10M4.jpg 116.キベリタテハ -2
先ほどのキベリタテハはしばらく傍にいてくれた。中学生のころ、キベリタテハやクジャクチョウに憧れて信州に来ていた。力強く、美しい蝶だと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 117mm ISO2000 ) 露出補正 なし
117_230810574 X800 ◎上高地 小梨平 サカハチ RX10M4.jpg 117.サカハチチョウ夏型 -3
ヒヨドリバナに来ていたサカハチチョウは、まだ吸蜜を続けている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 119mm ISO100 ) 露出補正 なし
118_230810578 X800 ◎上高地 小梨平 キベリ RX10M4.jpg 118.キベリタテハ -3
キベリタテハはこういう岩の上によく止まる。渓流の岩の上に止まったところを、背景を入れて撮ることが出来ればうれしいのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 210mm ISO100 ) 露出補正 なし
119_230810581m X800 ◎上高地 小梨平 キベリ RX10M4.jpg 119.キベリタテハ -4
外縁部の金色の縁取り、その内側の青い斑点、そして内側のビロードのような暗赤色は芸術作品のようである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 210mm ISO100 ) 露出補正 なし
120_230810584x X800 ◎上高地 小梨平 キベリ RX10M4.jpg 120.キベリタテハ -5
今日は快晴であるが、さすが上高地の空気は澄んでいて涼しい。キベリタテハも日光浴を楽しんでいるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 45mm ISO160 ) 露出補正 なし
121_230810638 X800 ◎上高地 サカハチ D5300 TAMRON 90.jpg 121.サカハチチョウ夏型 -4
サカハチチョウの裏面後翅の白帯は春型に比べて太い。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
122_230810590 X800 ◎上高地 小梨平 サカハチ  RX10M4.jpg 122.サカハチチョウ夏型 -5
サカハチチョウは周囲に2〜3頭いた。キベリタテハとサカハチチョウの夏型のきれいな個体に会えたのは収穫だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 213mm ISO2000 ) 露出補正 なし
123_230810640 X800 ◎上高地 サカハチ D5300 TAMRON 90.jpg 123.サカハチチョウ夏型 -6
吸蜜に飽きたのか、日陰の岩で一休みしている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし
124_230810602x X800 ◎上高地 小梨平 サカハチ  RX10M4.jpg 124.サカハチチョウ夏型 -7
外縁部を縁取りする橙色の点線で、翅表の黒を引き締めている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
125_230810606 X800 上高地  RX10M4.jpg 125.河童橋と焼岳
キベリタテハとサカハチチョウの夏型が撮れたことに満足し、ビジネスセンターに戻り、待たせていたかみさんと、バスセンターへ向かう。河童橋の上は写真を撮る人でいっぱいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 50mm ISO100 ) 露出補正 なし
126_230810610  X800 〇上高地 RX10M4.jpg 126.ヘリコプターが飛ぶ
ジャンダルムとロバの耳を背景に搬送用のヘリコプターが飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 128mm ISO100 ) 露出補正 なし
127_230810614  X800 上高地 RX10M4.jpg 127.もう一度、ジャンダルム・ロバの耳・馬の背・奥穂高岳
河童橋の傍からもう一度、ジャンダルム・ロバの耳・馬の背・奥穂高岳を眺めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 73mm ISO100 ) 露出補正 なし
128_230810617  X800 上高地 RX10M4.jpg 128.そして振り返って焼岳を
正午になった。少し、雲が出てきた。河原で遊ぶ人がいる梓川は大正池の方に流れる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
129_230810272 X800 上高地バスセンター G7X.jpg 129.バスセンターの賑わい
何か食べようと思いながらバスセンターに戻ってきた。凄い賑わいである。これでは食べる処もいっぱいだろうと、売店でカレーパンとメンチコロッケ、それにビールを買い求め、日陰になっているベンチを探し座って食べる。これが美味しかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
130_230810278 X800 〇上高地バスセンター G7X.jpg 130.バスセンターに並ぶバス
多くのバスが駐車している。我々が乗るアルピコ交通のバスは最前列にいてくれた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
131_230810282 X800 〇上高地バスセンター 明神岳 G7X.jpg 131.六百山の横顔
バスセンターから吊り尾根の右の方を見ると、ゴリラが目を閉じた優しい横顔のような山肌の山が見える。上高地の南にある霞沢岳の前山のような存在の六百山(2,470m)の肩だ。これで、今夏2度目の上高地ともお別れであるが、短い時間ながら満足して、12時50分、バスに乗り込む。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/640秒 35mm ISO125 ) 露出補正 なし