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2009年8月 9日

月山と鳥海山山麓 その3

 日本海に面した「象潟シーサイドホテル」で昼食をとった後、再び鳥海山山麓へ向かい、鳥海山の伏流水を抱える「獅子ヶ鼻湿原」を約2時間かけて散策をした。2人のガイドさんが付いてくれて説明をしてくれた。
 午後3時半にバスに戻り、帰路に着いた。国道7号線から今ツアーで4度目の山形自動車道を通り、東北自動車道で郡山に着いたのが8時過ぎ、新幹線で東京駅に着いたのは夜10時を過ぎていた。
ヒヨドリバナとオオウラギンスジヒョウモン:クリックすると大きな写真になります 8.ヒヨドリバナとオオウラギンスジヒョウモン
歩き始めて、森の中の道に入る手前の開けたところに、ヒヨドリバナが一群となって咲いていた。そこに数頭のヒョウモンたちが吸蜜にきている。ガイドさんが先導する一行と離れてしまうので、あまりじっくりと撮ってはいられない。戻ってきたときに再度狙ってみよう。ウラギンスジヒョウモンとオオウラギンスジヒョウモンは同定が難しい。また、メスグロヒョウモンの♂も同じように見える。

Nikon D300 Σ17mm-70mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
クルマユリ:クリックすると大きな写真になります 9.クルマユリ
私は花の写真は旨く取れないが、路傍に可愛らしいクルマユリが咲いていたので撮った。暗いと思ったので絞りを少し開いたが、それでもASAは1100に上がっていた。

Nikon D300 Σ17mm-70mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F4.2 1/125秒 ASA1100 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
鳥海マリモ(1):クリックすると大きな写真になります 10.鳥海マリモ(1)
ここ獅子ヶ鼻湿原は「鳥海マリモ」と「奇形のブナ」が売りである。鳥海マリモは阿寒湖のマリモとは違うようだ。伏流水の激しい水流が密生するコケを球状に絡めて「鳥海マリモ」を形成するという。ヒラウロコゴケ、ハンデルソロイゴケなど、学術上でも注目される貴重なコケがほとばしる流れの中に群生する。

Nikon D300 Σ17mm-70mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/125秒 ASA900 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
鳥海マリモ(2):クリックすると大きな写真になります 11.鳥海マリモ(2)
前の写真とほぼ同じところであるが、落ち葉が溜まってしまって美しさを損ねている。

Nikon D300 Σ17mm-70mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F4.5 1/125秒 ASA640 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
奇形ブナ 「燭台」:クリックすると大きな写真になります 12.奇形ブナ 「燭台」
「燭台」と名が付けられたブナの奇形。横に伸びた奇形の幹がローソク台に似ているところからこの名がある。また、ニンフ(森の妖精)が座れるような形になっているところから別名「ニンフの腰掛」とも呼ばれている。

Nikon D300 Σ17mm-70mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/60秒 ASA1600 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
炭焼き釜:クリックすると大きな写真になります 13.炭焼き釜
奇形のブナは100本以上はあるという。なぜ、ブナの奇形がこの森にこんなに沢山あるのか。病気説のほかに「炭焼き説」がある。ブナは、明治の中ごろまではもっぱら蒔や炭の材料で、かって炭焼きが行われたこの地域では、深い雪の上に出た幹を伐って利用した。これを何年も繰り返すうち、その周囲がコブになって盛り上がった・・・ということらしい。奇形のブナは地上2?3mのところにコブがあるのも頷ける。コブから上にはまっすぐに何本かに分かれて幹が伸びている。

Nikon D300 Σ17mm-70mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/50秒 ASA1600 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
奇形ブナ 「あがりこ大王」:クリックすると大きな写真になります 14.奇形ブナ 「あがりこ大王」
「あがりこ」はこのあたりの方言で、"芽が上がる"ことに由来する。このひときわ大きな「あがりこ大王」は樹齢おおよそ三百年。

Nikon D300 Σ17mm-70mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F4 1/125秒 ASA500 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
再びオオウラギンスジヒョウモン:クリックすると大きな写真になります 15.再びオオウラギンスジヒョウモン
再び、森へ入るときに通ったヒヨドリバナの咲くところに戻ってきた。多くのヒョウモンたちが花から花へと飛び回っているが、オオウラギンスジヒョウモンとミドリヒョウモンの2種だけのようだ。

Nikon D300 Σ17mm-70mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/160秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
ミドリヒョウモン:クリックすると大きな写真になります 16.ミドリヒョウモン
こちらはミドリヒョウモン。すこし擦れて新鮮さがうすれてきている。

Nikon D300 Σ17mm-70mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
庄内平野:クリックすると大きな写真になります 17.庄内平野
午後4時半、バスは庄内平野の中を走る。広々として緑が美しい。このあと、しばし眠り込んでしまった。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 )

2009年8月 7日

月山と鳥海山山麓 その2

 第1日目は、月山から蔵王温泉へ戻り、一泊した。街はスキーシーズンではない為か、ひっそりとしている。宿での夕食は山形牛のしゃぶしゃぶと山形名物の芋煮で、特に芋煮は旨かった。
 さて、第2日目は朝8時に蔵王温泉を出発し、昨日も通った山形自動車道を月山を通り越して、秋田県の象潟方面へ。まずは鳥海山山麓の元滝伏流水へ向った。
車窓から眺めた鳥海山:クリックすると大きな写真になります 1.車窓から眺めた鳥海山
山形自動車道を走るバスの中から鳥海山(2236m)を撮った。雲はかかているが山頂が見える。鳥海山は山形県と秋田県の県境にあり、日本海に面している。今日は庄内地方は天気が良い。バスの窓ガラスに色がついているため、青味ががって写った。ソフトで青味を減じている。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F4.1 1/800秒 )
最上川:クリックすると大きな写真になります 2.最上川
山形自動車道は酒田の近くで最上川を渡る。バスの車窓から。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F4.1 1/500秒 )
ミスジチョウ:クリックすると大きな写真になります 3.ミスジチョウ
日本海に沿って走る国道7号線を象潟の手前で右に入り、まず、鳥海山の伏流水が滝になっている元滝に行った。今回の旅行で初めての蝶の写真。○○ミスジという名のつく蝶には、舞岡公園で良く見るコミスジのほか、ミスジチョウ、オオミスジ、ホシミスジがいる。これはミズジチョウ。だいぶ鳥についばまれて傷んでいるが、仕方ない。慌てたのでF11のままで撮ってしまった。

Nikon D300 Σ17mm-70mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F11 1/200秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準  トリミング
元滝伏流水:クリックすると大きな写真になります 4.元滝伏流水
それほど大きな滝ではないが、横に広がりのある美しい滝だった。

Nikon D300 Σ17mm-70mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 ASA450 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
メスグロヒョウモン♀:クリックすると大きな写真になります 5.メスグロヒョウモン♀
元滝を見物して、駐車場に戻ってくると、脇のハルジオンの花にメスグロヒョウモンの♀が吸蜜に来ていた。♂はミドリヒョウモンなどと同じオレンジ色をしている。

Nikon D300 Σ17mm-70mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1600秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
陸羽本線:クリックすると大きな写真になります 6.陸羽本線
元滝を後にして、日本海に面して建っている「象潟シーサイドホテル」で昼食となったが、そこへ向う途中、陸羽本線の踏み切りで待たされた。特急列車でも来るのかと待ち構えていたら、なんと貨物列車だった。しかし、今時の貨物列車の機関車はかっこいい。赤い車体の横腹に「Red Thunder」 と記されていた。

Nikon D300 Σ17mm-70mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1600秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準 色補正
日本海:クリックすると大きな写真になります 7.日本海
昼食をとった「象潟シーサイドホテル」の前は日本海だった。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F4.1 1/640秒 )