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2018年1月 6日

2泊3日の京都紅葉狩り(5) 鞍馬 12月5日

貴船口駅より一駅乗って、12時11分に叡山電車の終点である鞍馬に着いた。観光客は多くない。ホームの周囲にはまだ紅葉が少し残っていた。
 そろそろ昼飯にしようと駅前にある、食事が出来そうな店を探した。駅舎を出て、すぐ右側にあった「かどや」という店に入った。土産物屋さんの奥が食堂になっている。私は無性にカレーうどんが食べたくなって注文した。かみさんはニシンそばだ。味も悪くなかったうえに、店の女性の京都らしい?丁寧な応対に救われた。
?  食べ終わって、鞍馬寺へ登る。鞍馬寺が運行している寺の敷地内のケーブルカーで、途中の多宝塔まで行く。32人乗りのケーブルカーはすいていた。多宝塔から参道を20分ほど登って、鞍馬寺の本殿金堂へ着く。さらに、そこから奥の院への道があり、その道が、貴船神社へと通じていたのだ。
 同じ道を、同じように戻って、鞍馬駅から叡山電車に乗った。この日はもう一か所、実相院へ行こうと思う。

119.叡山電車終点 鞍馬駅
? 貴船口からは3分ほどで鞍馬に着いた。紅葉はまだ、少し残っていた。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
? プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 24mm ISO400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
120.鞍馬駅構内
? 鞍馬駅待合室では壁面を利用し、幕末から明治中頃にかけて活躍 した??最後の天才浮世絵師 月岡芳年のミニギャラリー「月岡芳年と義経展」が開催中だった。壁一面に鞍馬山、天狗と少年時代の義経ゆかりの躍動感溢れた遠近法を駆使した絵画が展示され、観光客を源平の時代へと誘う趣向だ。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
? プログラムオートで撮影 (f4 1/250秒 24mm ISO2200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
121.鞍馬駅 駅舎??
? 駅舎の外に出て、駅舎を眺める。なかなか渋い佇まいだ。この駅は1929年(昭和4年)12月20日に開業した。第1回近畿の駅百選に選定されているという。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
? プログラムオートで撮影 (f4 1/250秒 31mm ISO400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
122.開通当時の車両
? 叡山電鉄の前身である京都電灯と鞍馬電鉄の両社が昭和3年鞍馬線の開通に備えて共通設計した車両で、昭和4年8月に就役した。以来、平成6年11月に引退するまで65年間、217万km余りを走行したと説明板にあった。デナ21形という。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
? プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 24mm ISO250) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
123.天狗のオブジェ??
? 駅前に天狗のオブジェがあった。wikipediaによれば、天狗は、日本の民間信仰において伝承される神や妖怪ともいわれる伝説上の生き物。一般的に山伏の服装で赤ら顔で鼻が高く、翼があり空中を飛翔するとされる。俗に人を魔道に導く魔物とされているという。では、鞍馬の天狗とは、鞍馬山の奥の僧正が谷に住むと伝えられる大天狗だそうだ。 別名、鞍馬山僧正坊。 牛若丸に剣術を教えたという伝説で知られる。また、鞍馬天狗とは、大佛次郎の時代小説シリーズであり、作中で主人公が 名乗る剣士の名である。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
? プログラムオートで撮影 (f5.6 1/250秒 32mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
124.「かどや」????
? 食事をしようと思い、駅前の「かどや」という店に入った。私達はテーブル席で食べたが、写真のような、小上がりの座敷があり、しばらくして、6?7人の女性グループが入ってきて、占拠した。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
??? プログラムオートで撮影 (f4.5 1/125秒 32mm ISO3200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
125.鞍馬寺
??? 鞍馬寺の参道に向かう。正面に石段があり、仁王門が見えた。鞍馬寺は、1949年まで天台宗に属したが以降独立して鞍馬弘教総本山となっている。鞍馬は牛若丸(源義経)が修行をした地として著名であり、能の「鞍馬天狗」でも知られる。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??? プログラムオートで撮影 (f4.8 1/250秒 50mm ISO400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
126.歓喜院・修養道場
??? 仁王門へ上がる石段の手前の左側に、大きな建物があった。旅館かと思ったが、それらしき看板はない。近づいてみると、玄関に鞍馬山修養道場と歓喜院の看板が掛けられていた。この建物は、廃絶した山内の十院九坊をひとつに結集するために昭和39年に建てられた。聖観音像を奉安し、慈愛の心の場として、写経・法話ならびに書道・華道・茶道・水墨画によって心を磨く修養道場ともなっているそうだ。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??? プログラムオートで撮影 (f4.8 1/250秒 50mm ISO400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
127.仁王門(山門)
??? 仁王門は1891年(明治24年)焼失し、1911年(明治44年)再建されたそうだ。左側の扉は寿永のころ(1182?4)のものという。両側に立つ仁王尊像は運慶の嫡男、湛運の柵と伝えられているそうだ。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??? プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO250) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
128.仁王門の扁額??
??? 仁王門は三間一戸の楼門で朱塗りの軸部と白壁とが美しい。楼門正面に掲げられ、ちょっと独特な字体で「鞍馬寺」と書かれた扁額が目をひいた。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
??? プログラムオートで撮影 (f4.8 1/250秒 56mm ISO1100) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
129.ケーブルカー
??? 仁王門をくぐりぬけて右側にある普明殿がケーブルカーの乗り場(山門駅)になっていた。このケーブルカーは宗教法人鞍馬寺が運行している。全長191mで高低差89mで、単線で行き違い設備はない。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
????? プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 38mm ISO400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
130.多宝塔
????? ケーブルカーは2分で多宝塔駅に到着した。標高364mにある多宝塔は、以前は本殿東側にあり江戸時代後期に焼失したが、ケーブル開通後の昭和35年に現在地に再建された。尊天三尊像(毘沙門天・千手菩薩・護法魔王)が祀られているそうだ。毘沙門天はケーブル工事中に発見されたという。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
????? プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 38mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
131.多宝塔のモミジ
????? 多宝塔から本殿へと参道を登り始める。多宝塔の裏側には1本だけだったけど、モミジの紅葉が残っていた。ケーブルを利用しないと、仁王門から、西側にある九十九折参道を上がることになるが、その場合、本殿まで30分はかかるようだった。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
??????? プログラムオートで撮影 (f7.1 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
132.多宝塔から本殿への参道
??????? 献灯された朱塗りの灯篭がある参道を弥勒堂、翼の弁財天社へと歩く。少々の登りだ。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??????? プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 38mm ISO1000)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
133.本殿金堂
??????? 多宝塔から10分ほどで、本殿金堂に着いた。ここがこの日のゴールである。鞍馬寺のHPによれば、宇宙の大霊、尊天のお働きを象徴する千手観音菩薩・毘沙門天王・護法魔王尊(脇侍、役行者・遮那王尊)を奉安する中心道場。御本尊は秘仏で、60年に一度、丙寅の年に開扉されるそうだ。本殿の地下は、宝殿で信徒の清浄髪が厳かに祀られているという。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??????? プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 22mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
134.金剛床
??????? 本殿金堂前の金剛床は、宇宙のエネルギーである尊天の波動が果てしなく広がる星曼荼羅を模し、内奥に宇宙の力を蔵する人間が宇宙そのものである尊天と一体化する修行の場となっている。六亡星が中心にある。ここに立ち、願うと、さらに強力な願いとして、届くという。パワースポットとして人気があるとか。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??????? プログラムオートで撮影 (f8 1/250秒 22mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
135.阿吽の虎 「吽」??
??????? 狛犬ならぬ「阿吽」の虎は、本尊毘沙門天のお使いである神獣という。毘沙門天の出現が、寅の月、寅の日、寅の刻とされていることによるそうだ。五十音が「あ」から始まり、「ん」で終わることから「阿吽」は、宇宙の全てを包含すると言われている。口を閉じている方が「吽」。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
??????? プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 24mm ISO250) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
136.阿吽の虎 「阿」
??????? こちらは本殿に向かって右側の「阿」の虎。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??????? プログラムオートで撮影 (f4 1/250秒 31mm ISO500) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
137.本坊
??????? 本殿の西側に、鞍馬寺寺務所や鞍馬弘教宗務本庁が置かれている本坊がある。その本坊の障子の掃除されている方がいた。何か懐かしさがあった。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
????????? プログラムオートで撮影 (f5.3 1/250秒 92mm ISO720) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
138.奥の院参道
????????? 本坊と本殿の間から、牛若丸が天狗に剣術を 習ったという伝説の場所、僧正ガ谷を経て魔王殿に至る奥の院参道が始る。行かなかったが、本殿から西の貴船神社へ抜ける山道の途中、奇岩の上にある小堂が奥の院魔王殿で、650万年前に金星から地球に降り立ったという魔王尊を祀っている。現在の建物は1945年(昭和20年)の焼失後の再建。標高435mのところだそうだ。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
????????? プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 24mm ISO2500) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
139.比叡山展望所
????????? 本殿の前には「翔雲臺」と呼ばれる展望所があり、比叡山を遠望することができる。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
??????????? プログラムオートで撮影 (f8 1/250秒 24mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
140.ケーブルカーの車両
??????????? 本殿へ上がってきた道を引き返し、多宝塔から下りのケーブルカーに乗った。ケーブルカーは昭和32年(1957)1月1日に営業開始されたが、この車両は2016年5月に造られた4代目の新しい車両だそうだ。宗教法人鞍馬寺が運営している。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??????????? プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO1250) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
141.鞍馬駅の紅葉
??????????? 降りてきて、鞍馬駅までたどり着いたが、ここの紅葉が一番きれいだった。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
??????????? プログラムオートで撮影 (f7.1 1/250秒 52mm ISO200)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
142.「きらら」??
??????????? 出町柳行の電車に乗って発車を待っていると、「きらら」が入ってきた。1台遅らせて、「きらら」に乗るかと考えたが、眺めるだけにしておいた。
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Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
????????????? プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO250) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
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2014年9月27日

足利から渡良瀬渓谷沿いに日光へ 9月11日?12日 (2)雨の鑁阿寺(ばんなじ) 9/11


 足利でもう一つ見ておくべきところがある。それは足利学校と隣り合わせにある鑁阿寺である。鑁阿寺は詳しくは金剛山 仁王院 法華坊 鑁阿寺(こんごうさん におういん ほっけぼう ばんなじ)といい建久7年(1196年)に創建された。開基は足利義兼だ。鑁阿寺はもともとは足利氏の館であり、現在でも、四方に門を設け、寺の境内の周りには土塁と堀がめぐっており、鎌倉時代前後の武士の館の面影が残されている。

  足利学校の入徳門を出て、すぐ右に曲がる。突き当りを右に曲がると正面に鑁阿寺の楼門が見える。入徳門を出て、楼門までの道は趣のある街並みになっている。
  ところが、その途中で雨が急に激しくなった。軒先を借りてしばし雨宿りをする。しばらくすれば止むだろうと思っていた雨も、止む様子がなく、足利学校でお借りした小さなビニール傘で楼門に向けて歩いた。カメラが濡れる。
  雨の中、史跡足利氏宅跡として国の史跡に指定されている鑁阿寺を歩いたが、雨宿りする時間のほうが長かったようだ。

1.鑁阿寺への道
鑁阿寺への石畳の道が雨に濡れている。見えるのは鑁阿寺の楼門である。鑁阿寺の方形の境内には東西南北に門があり、楼門は南門にあたる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 140mm ISO720 ) 露出補正 なし
鑁阿寺への道;クリックすると大きな写真になります。
2.街並み
少々雨が強くなってきた。鑁阿寺への道の軒先で雨宿りをさせてもらう。風情のある街並みだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 27mm ISO1600 ) 露出補正 なし
街並み;クリックすると大きな写真になります。
3.征夷大将軍足利尊氏公像
鑁阿寺は史跡足利氏宅跡として国の史跡に指定されている。12世紀の半ばに足利氏の祖で、源義康の孫にあたる足利義康が同地に居館(足利氏館)を構えたとされる。鑁阿寺の開基、足利義兼は、足利氏の第2代当主。平安時代末期から鎌倉時代前期の武将で鎌倉幕府の御家人であった。足利氏の第8代当主である足利尊氏は、鎌倉時代後期から南北朝時代の武将で室町幕府の初代征夷大将軍(在職:1338年 - 1358年)だ。足利将軍家としての祖である。延元3年/暦応元年(1338年)、尊氏は光明天皇から征夷大将軍に任じられ、室町幕府が名実ともに成立した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 90mm ISO2500 ) 露出補正 なし
征夷大将軍足利尊氏公像;クリックすると大きな写真になります。
4.楼門と屋根付きの反橋
雨の中、鑁阿寺の南門である楼門にたどり着いた。堀の向こうに門があるが、堀には屋根つきの反橋がかけられている。建てられた札に、楼門は、仁王門または山門といい、建久7年(1196年)に創建されているが、室町時代に兵火にあい、永禄7年(1564年)、足利幕府13代将軍 足利義輝のときに再建されている。また、反橋は俗に太鼓橋とも言われ、江戸時代安政年間に再修されている・・・と記されていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/200秒 90mm ISO6400 ) 露出補正 なし
楼門と屋根付きの反橋;クリックすると大きな写真になります。
5.楼門正面
楼門の左右の仁王尊像は、楼門の建物より古く鎌倉時代の運慶の作と言われているそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 42mm ISO3600 ) 露出補正 なし
楼門正面;クリックすると大きな写真になります。
6.本堂への石畳
本堂は室町幕府初代将軍足利尊氏の父・貞氏(さだうじ)が正安元年(1299年)に再建したもので、鎌倉時代の禅宗様建築は全国的にも類例が少ないために、平成25年(2013年)8月に国宝に指定された。入母屋造、本瓦葺き。正安元年(1299年)の建立(再建)だが、応永14年から永享4年(1407 - 1432年)に大規模な改造が行われ、この時に柱をすべて入れ替え、正面に向拝を付した。(Wikipediaによる)

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 60mm ISO2200 ) 露出補正 なし
本堂への石畳;クリックすると大きな写真になります。
7.多宝塔
本堂への道の右側に多宝塔があった。開祖足利義兼の創建と言われているが、現在のものは再建で、相輪の宝珠を調査したところ寛永6年(1629年)の銘が発見されている。多宝塔の右側には樹齢約550年の大銀杏があった。天然記念物に指定されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 32mm ISO4000 ) 露出補正 なし
多宝塔;クリックすると大きな写真になります。
8.本堂から楼門を見る
雨が降り続く。楼門で雨宿りをする人が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 56mm ISO1400 ) 露出補正 なし
本堂から楼門を見る;クリックすると大きな写真になります。
9.賓頭盧尊者(ビンズルソンシャ)
本堂の前にあった。「このお像は賓頭盧尊者です。通称 おびんずる様 といい、みなさまの足腰身体の悪いところを信心を受けて直してくれる仏様です。」と張り紙されていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/80秒 24mm ISO6400 ) 露出補正 なし
賓頭盧尊者(ビンズルソンシャ);クリックすると大きな写真になります。
10.本堂の脇に置かれていた電気おみくじ機
200円を入れると獅子がおみくじを引いてきてくれる仕掛けである。国宝となった本堂とは違和感がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 24mm ISO4000 ) 露出補正 なし
本堂の脇に置かれていた電気おみくじ機;クリックすると大きな写真になります。
11.経堂
開基足利義兼が妻の供養のため一切経会を衆する道場として鎌倉時代に創建したといわれるが、現在の建物は応永14年(1407年)関東管領足利満兼により再建された。堂内に八角の輪蔵(経棚)があり、一切経二千余巻を蔵するが、経棚は江戸時代宝永年間の大修繕のものとされる・・・と記されている。昭和59年国重要文化財に指定された。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 40mm ISO1100 ) 露出補正 なし
経堂;クリックすると大きな写真になります。
12.中御堂(不動堂)
開基足利義兼の創建とされるが、文禄元年(1592年)生実御所国朝の再修による。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 32mm ISO1600 ) 露出補正 なし
中御堂(不動堂);クリックすると大きな写真になります。
13.鑁阿寺本坊の表門
「解説林」と書かれた扁額が掲げられている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 70mm ISO1600 ) 露出補正 なし
鑁阿寺本坊の表門;クリックすると大きな写真になります。
14.堀のカルガモ
雨が降る鑁阿寺の堀にカルガモが泳いでいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 70mm ISO1600 ) 露出補正 なし
堀のカルガモ;クリックすると大きな写真になります。
15.北門(薬医門)
鑁阿寺はずっと雨の中の散策だった。鑁阿寺には東西南北と4っの門がある。鑁阿寺を離れる際、友人のご主人が足利学校の駐車場から車を回してきてくださった。鑁阿寺の東門で乗せていただく。北門の前で少し止まっていただいてこの写真を撮った。北門はちょうど本堂の後ろ側にある。開基足利義兼の子、足利義氏は父の建てた鑁阿寺維持にため、堀の外に十二の支院(塔中十二坊)を鎌倉時代に建て、その筆頭(頭塔)を千手院とした。この門は先手院(現在の足利幼稚園)の門であり、弘化2年39世臥学頭來昌上人の再建である。・・・薬医門としては規模雄大にして、典型的な江戸末期の形式を有している。・・・と案内札に書かれている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 48mm ISO3600 ) 露出補正 なし
北門(薬医門);クリックすると大きな写真になります。
16.香雲堂本店
以前、香雲堂本店の足利銘菓「古印最中」を、今回も一緒に旅行している友人の奥様から、初めてただいて食べた時、とても美味しいと思い、その後、時々通販で買い求めている。東京、横浜では売っている店がない。足利に来たのでその本店に寄ってみた。お土産に買った「古印最中」はずっしりと重たい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 34mm ISO500 ) 露出補正 なし
香雲堂本店;クリックすると大きな写真になります。


 訪れた地点については、奥日光旅行地図を参照ください。