初夏のような保土ヶ谷公園 ② チョウも飛び出す 2024年2月20日 横浜市保土ヶ谷区
今年の保土ヶ谷公園梅まつりは、この週の土曜日、2月24日に開催された。この暖かさで梅も満開になることだろう。河津桜はすでにほぼ満開であった。
越冬中だったキタテハ、キタキチョウが飛んでいた。
河津桜と子供たち 2024年2月20日 県立保土ヶ谷公園
YAMAKOの写真集です。蝶の写真を中心に、旅行したときに撮って気に入った写真を簡単なメッセージとともに掲載しています。
2024年3月29日
今年の保土ヶ谷公園梅まつりは、この週の土曜日、2月24日に開催された。この暖かさで梅も満開になることだろう。河津桜はすでにほぼ満開であった。
越冬中だったキタテハ、キタキチョウが飛んでいた。
河津桜と子供たち 2024年2月20日 県立保土ヶ谷公園
2024年2月 5日
先般、Kさんご夫妻とみなとみらいで忘年会をした折に、帰り道の新港中央広場で、「ヨルノヨ2023」というイルミネーションイベントが行われている「Yキューブ」という会場があった。後でネットで調べてみると、「ヨルノヨ2023」は11月27日から開催されているのを知った。会場はその「Yキューブ」だけではなく、山下公園や、横浜港大さん橋国際客船ターミナルで行われている。大さん橋のプロジェクションマッピングを見てみたいと思い、12月20日に行ってみたのだ。
午後5時から開始されるので、早めのバスで行くことにした。ところが乗ったバスが、いつも桜木町方面へ行くときに乗る101系統ではない32系統という日本大通り・神奈川県庁往きのバスが来たので、これは好都合と思い乗ったところ、その系統のバスは、保土ヶ谷駅東口に出て、住宅街のある久保町、岩井町などを回っていくルートだった。ひと山超えて、黄金町、阪東橋、横浜橋、曙町、長者町を経由し、関内駅へ出て、やっと終点の県庁前に着いたのは夕方5時少し前だった。50分もかかってしまった。おかげで見たことのない横浜を知ることが出来た。
大さん橋まで歩き、国際客船ターミナルの屋上に上がった。一番先端の方にあるサーチライトが光るところを目当てに、良い場所を探したが、すでに写真を撮ろうと来ている人たちに占拠されてしまっていた。
展望台になっている屋上を歩き回り、6時半過ぎまでプロジェクションマッピングのいくつかのパターンを撮った。国際客船ターミナルの屋上は「クジラの背」と言われている。その「クジラの背」に投影されるクジラが泳ぐ絵も見ることが出来た。
屋上展望台「クジラの背」のプロジェクションマッピング
2023年12月20日 横浜市中区 横浜港大さん橋国際客船ターミナル
2024年1月24日
昨年の12月13日、良い天気だった。保土ヶ谷公園の銀杏並木と、辻広場あたりの紅葉も良いころだと思い行ってきた。いつもはバスに乗っていくのだが、この日は杖を突く奥さんを乗せて、マイカーで行った。駐車場は十分広い。
駐車場に車を入れ、まずバス通りのイチョウ坂と呼ばれている銀杏並木を見に行く。見頃のときで、散策路は銀杏の落ち葉で埋め尽くされていた。
この日は光の筋を表現できるクロスフィルターを試してみた。光源に対して光の筋が、例えば上下左右の4方向に写し込める。太陽に向けて撮ると、その効果が出た。
バス通りから、辻広場の紅葉を見て、下池、上池へと歩いた。辻広場の紅葉はきれいだった。11月8日に来た時は河津桜が咲いていて驚いたが、この日はそのサクランボを初めて見た。
上池ではカワセミがいた。
辻広場のカエデの紅葉 2023年12月13日 横浜市保土ヶ谷区 県立保土ヶ谷公園
2023年12月20日
秋の撮影対象はヤマトシジミなど小さなシジミチョウが多いので、しばらく使っていなかったClose-up レンズを付けて撮ってみようと思った。Kenko のClose-up 1 をSony RX10M4 に付けて近所を歩いた。
ところが、いつもの小さな公園の小さな花畑は、植え替えの作業が行われていた。これで今秋のここでの撮影は出来なくなった。
さて、Close-up レンズは撮影距離が限られるので、被写体が遠くにあるとピントが外れてしまう。Close-upレンズは、近づける距離によって3種類あるが、私が所持しているClose-up NO.1は撮影距離が約33cm〜100cmである。1m以上離れるとピントが合わない。使ってみると不自由であった。
いつもの小さな公園のセンニチコウは抜かれてしまったので、今年はもうクロマダラソテツシジミには会えないと思っていたが、思いがけず少し離れたところで見つけた。
Close-up レンズを付けて撮ったクロマダラソテツシジミ 2023年10月30日 横浜市保土ヶ谷区
2023年12月17日
舞岡公園の様子を見に行ってきた。今年の最後の舞岡公園散策になる。
ちょっと「もみじ休憩所」に寄ってから、いつものように南門から公園に入る。長久保の池を左に曲がってみると、フジバカマが咲いていた。アサギマダラでもいないかと見たが、キタテハの秋型が吸蜜に来ていただけだった。熊のように冬眠前にしっかり栄養を摂るのだろうか? 路傍に咲く小さな花を見ながら、古民家へ歩く。クサギには実が成っていた。今年は花の時期を逃してしまい、黒いアゲハたちに会うことが出来なかった。古民家の裏庭へ入るところに柑橘系の樹があり、大きな黄色い実が成っている。橙(ダイダイ)かと思っていたが、どうやらレモンらしい。母屋の裏の縁側に座って庭を眺める。少ないがここにもフジバカマが咲いている。ここにはアカタテハが来ることがあるので、待ってみたが姿を現さなかった。
瓜久保の家へと歩く。右側の谷戸の稲田では稲穂が黄色く色づいて穂を垂れていた。畦道にコセンダングサが咲くが、そこにはウラナミシジミが来ていた。
谷戸の反対側の宮田池に行ってみた。ここにはヤナギの木があり、コムラサキが発生している。近くに熟した実を付けたカキの木があり、コムラサキが吸汁に来ていないかと目を凝らしたが、いたのはキタテハだけだった。
10月15日(日)まで行われていた「案山子まつり」の案山子はまだ残されていた。舞岡公園ホームページに人気投票結果が発表されていて、 出展数 38体、 総投票数 1,462票、 1位 は益虫隊長カマキリダー!!(175 票)、2位は 舞岡スターマン(124 票)、3位 スーパーマリおこめ(121 票)だったそうだ。
帰り道で久しぶりにヒメアカタテハを見た。
谷戸に咲くコセンダングサにいたウラナミシジミ♂ 2023年10月28日 横浜市戸塚区舞岡公園
2023年12月 9日
先週に比べ、昨日の日曜日から天気は悪くないが気温が少し低い。小さな公園の花畑に来るチョウの数も少なくなった。センイチコウの花に来るのはヤマトシジミがほとんどで、ウラナミシジミも少ない。背の高いヒャクニチソウの花には、時折、ツマグロヒョウモンは来るが、イチモンジセセリ、チャバネセセリしかいないようだ。
22日、23日の2日間は、この公園ではクロマダラソテツシジミは見られなかった。
追記 自宅から、南に1kmほどのところに家内の姉が入居する施設があるが、その施設の前の家に立派なソテツの木が植えられているのを知っていた。21日の日曜日に家内を車に乗せ、義姉の顔を見に行った。面会を終えて外に出てきたところ、そのソテツの木に小さなシジミチョウがちらちらと飛ぶのが見えた。Canon PowerShot G7X を持っていたがソテツは住宅の塀の中なので、距離がある。ダメでもともとと思い、ズームを37mm、精いっぱい(35mm換算で100mm)に伸ばして撮ってみた。モニターで拡大して見るとまさしくクロマダラソテツシジミだった。
一面ブルーになったヤマトシジミ♂ 2023年11月23日 横浜市保土ヶ谷区峰岡公園
2023年12月 1日
今年の神奈川県でのクロマダラソテツシジミの発生状況をネットで調べていたところ、ムシャククロツバメシジミが昨年、今年と神奈川県の秦野市で発生しているという記述を偶然に見つけた。恥ずかしながら、ムシャククロツバメシジミというのは初めて知るチョウである。さっそく「フィールドガイド 日本のチョウ」で確認したところ、2012年4月に発刊された初版には記載がなかった。買い求めておいた2019年1月発刊の「増補改訂版」には、2013年10月上旬に、名古屋市内で確認され、それ以降同市内にて発生が継続していると掲載されていた。
神奈川県のタウンニュースに「葛葉緑地に外来種の蝶」という記事が載っていて、それによると、自然観察施設「くずはの家」がある葛葉緑地の河原で2022年11月9日、外来種の蝶「ムシャククロツバメシジミ」が確認されたと記されていた。時季的にも見られる可能性はあると思い、東名高速を利用して、秦野市の現地へ行ってみたところ1頭だけだったが、見ることが出来た。ムシャククロツバメシジミは、中国や台湾に生息し、大きさは2〜2.5cmほどで、雌雄とも翅の表面は黒色、裏面は薄褐色に黒色の紋がある。「ムシャク」とは台湾の地名「霧社」のことだという。
セイタカアワダチソウで吸蜜するムシャククロツバメシジミ 2023年10月17日 神奈川県秦野市
2023年11月15日
10月3日に2年ぶりにクロマダラソテツシジミを見つけてから、何も予定がない日は、カメラをもって家から徒歩5分の公園に出かけるのが日課になってきた。この日も暖かく、最高気温は24℃になった。
2016年3月に購入した Canon PowerShot G7X は今までは、スナップ撮影や、レンズが明るいので室内での撮影に利用することが多かった。旅行の時は必ず携行している。いままでこのカメラでチョウを撮るときは広角で、被写体に接近して撮りたい時だけだったが、過日、このカメラで公園の花壇に来るチョウの撮影を試みてみた。近距離でフォーカスが合いやすいようにマクロに設定して、1mくらい離れた被写体を撮ってみた。望遠側にズームしていくと、デジタルズーム域に入るあたりでピントが合ってくれることを知った。これなら使えるかなと思い、その練習をしておこうとこの日はそのG7Xのみを携行した。
コンデジで撮ったアオスジアゲハ 2023年10月12日 横浜市保土ヶ谷区峰岡公園
2023年10月22日
前回記したように、近くの峰岡公園で、ヒャクニチソウとセンニチコウが咲いているので、そこに来るチョウをCanon G7X 撮ってみようと試みた。もちろん、今までもこのカメラでチョウの写真を撮ったことはあったが、あまり良い結果を得ることはなかった。近接撮影ではピントが合わせ難いのだ。
Canon G7X の焦点距離は8.8mm~36.8mmである。今まで、このカメラでは、背景を取り込んで広角で撮りたい時に焦点距離8.8mm側で撮るのがほとんどだったが、この日は、はじめからマクロ設定にして、最短撮影距離だけではなく、最長焦点距離の36.mm(35mm版100mm相当)まで試みてみた。
ところが、いつもはプログラムオートでシャッタースピードが1/500秒より遅くはならないように設定していて、この日もその設定になっていると確認せずにお撮影していったところ、シャッタースピード優先オートにダイアルが移動していて、なんとそのシャッタースピードは1/50秒になってしまっていた。お粗末な大失策である。手振れ、被写体振れの山となってしまった。
何とか見られる写真を載せてみる。
ヒャクニチソウに見たツマグロヒョウモン♂ 2023年10月2日 横浜市保土ヶ谷区
2023年10月15日
暑かった今年の夏も、ようやっと朝夕の気温が下がってきた。
明神台公園のキバナコスモスも咲いているだろうと思い、そこに集まるツマグロヒョウモンやアゲハを、Z18-140mmのレンズで撮ろうと行ってみた。
ところが、例年咲いているキバナコスモスは、きれいに刈り取られてしまっていた。公園を管理する保土ケ谷土木事務所によって雑草刈りが行われ、その際にキバナコスモスも刈られたのだと思う。毎年、大きな美しい花を咲かせるフヨウは健在で、今年も今が盛りと咲いている。また、ヤマハギの木は花が咲き、ウラナミシジミが吸蜜、そして産卵に来ていた。
フヨウの花 2023年9月26日 横浜市保土ヶ谷区明神台公園
1.星川杉山神社 保土ヶ谷公園の駐車場に車を入れ、園内を散歩するという奥さんと別行動で、明神台公園で1時間ほど写真を撮ることにする。杉山神社に参拝して、参道を歩いて鳥居を抜け、明神台公園のキバナコスモスが咲くところへ行った。wikipediaによると、杉山神社の祭神は日本武尊で、創建時期は不明であるが、貞観11年(869年)に編纂された『続日本後紀』に記載のある「枌山神社」や延長5年(927年)に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「武蔵国都筑郡唯一の式内社」とされる杉山神社の論社の一つとなっている。論社とは、似たような名の神社が二つ以上あって、どれが「延喜式」に記されている神社か決定し難いものをいう。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/500秒 46mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
2.ヤマハギで吸蜜するウラナミシジミ -1 キバナコスモスに来るチョウを撮るのが目的だったが、先にも記したようにキバナコスモスは1本残らず刈り取られてしまっていた。周りにあった1~2本のヤマハギと、たくさんのフヨウは元気だった。そのヤマハギの花にウラナミシジミが3~4頭絡んでいた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし | |
3.ウラナミシジミ産卵 ヤマハギはウラナミシジミの食草にもなる。♀が尾端を曲げて産卵姿勢をとっていた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO160 ) 露出補正 なし | |
4.ヒマワリ 児童公園の花壇には背丈は低いが大輪のヒマワリが咲いていた。黄色い花弁に囲まれた舌状花の中に、茶色に見える小さな管状花という花の集まりがある。拡大して見るとやがて種になる小さな花が開花していた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/500秒 115mm ISO280 ) 露出補正 なし | |
5.チャバネセセリ その小さな管状花に、チャバネセセリが口吻を入れて吸蜜していた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
6.イチモンジセセリ 後翅を見ると、これはイチモンジだった。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.0 1/640秒 115mm ISO500 ) 露出補正 なし | |
7.キジバト(雉鳩) ヤマバトとも呼ばれる。市街地でもふつうに見られる。この写真のキジバトは、どの個体も同じ羽の模様をしている。だが、街で多く見られ、地面や道路上を歩いて餌を拾っている見慣れた鳩(ドバト)は、それぞれ違った羽の装いをしている。なぜだろうと思った。そのドバトと呼ばれるハトは、もともとカワラバト(河原鳩)と呼ばれるヨーロッパを中心に分布していた種類だそうだ。写真のキジバトはみな同じ羽の模様であるのに、ドバトは明治時代以降、カワラバトから長年にわたって品種改良された伝書鳩が欧米より輸入され、新聞社などで利用された。また軍部でも日清戦争や日露戦争、第一次世界大戦から本格的に伝書鳩の研究を開始し、第二次世界大戦では多くの伝書鳩が使われた。家禽時代に様々な品種が作られたことから、現在国内で見られるドバトも様々な羽装を呈するが、種としては一つである。家禽化されたカワラバトのうち再野生化した個体を狭義のドバトとする場合もあるそうだが、「日本鳥類目録 改訂第7版」での表記は「カワラバト(ドバト)」となっている。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO560 ) 露出補正 なし | |
8.ヤマハギで吸蜜するウラナミシジミ -2 別のヤマハギの木にもウラナミシジミがいた。これはきれいな個体だった。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 ) 露出補正 なし | |
9.ヤマハギで吸蜜するウラナミシジミ -3 そこへもう1頭のウラナミシジミが絡んできていた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO800 ) 露出補正 なし |