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2012年12月28日

帷子川(かたびらがわ)の水鳥たち


 私の自宅のそばを帷子川という二級河川が流れている。帷子川は横浜市旭区若葉台近辺の湧水を水源として、相鉄線沿線の星川、天王町付近を流れ、横浜港に注いでいる。自宅から相鉄線星川駅に出るにはこの帷子川を渡る。先日から気になっていたのだが、今年はいつもの年より、水鳥が多く、今まで見なかった鳥たちも来ているような気がする。
  12月26日、快晴、しかし風があり、寒い日であったが、午前10時過ぎから昼前まで、Nikon COOLPIX P90 を携えて、星川から天王町まで川沿いに歩いてみた。
  私は鳥のことはよくわからない。鳥たちを熱心に撮っておられる Atelier Shuhei Weblog の師匠に教えていただいた。

1.「帷子川観察マップ」
10年も住んでいて今まであまり気に留めることもなかったが、保土ヶ谷区役所・消防署の前から、星川駅の改札口に上がる入口へ通じる道の帷子川にかかる橋の手前に、「帷子川観察マップ」という案内板が立てられている。この橋を渡って川の向こう側の岸を川下にあたる天王町のほうへ歩いて行ってみようと思う。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 8.2mm ISO 64 ) 露出補正 なし
「帷子川観察マップ」;クリックすると大きな写真になります
2.オナガガモ
名前がわからなかったので Atelier Shuhei Weblog のオーナーに教えていただいた。大阪堺ではあまり見ることのない鳥だそうだ。なかなか気品がある。これは♂のようで、♂の尾が長いのでこの名があるという。ユーラシア大陸の北部と北アメリカ北部の寒帯から亜寒帯にかけての地域で繁殖し、日本全国に冬鳥として多数渡来するという。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/147秒 110.4mm ISO 400 ) 露出補正 なし
オナガガモ;クリックすると大きな写真になります
3.カルガモ
有名なカルガモだが、わからなかった。はじめはオナガガモの♀かなと思っていた。くちばしが黄色いので区別できる。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/299秒 110.4mm ISO 400 ) 露出補正 なし
カルガモ;クリックすると大きな写真になります
4.帷子小学校の前
次の橋まで来ると、そのまま、河畔を進むことができず、一旦横浜ビジネスパークのほうへ折れる。右側に小学校があり、その左手のマンションのところから再び河畔へ出る。マンションの入り口にこんなかわいらしい鳥たちがとまっている柵があった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/80秒 6.6mm ISO 66 ) 露出補正 なし
帷子小学校の前;クリックすると大きな写真になります
5.キンクロハジロ雌雄
上が♀で、したが♂。とても数が多かった。日本では冬季に九州以北に越冬のため飛来するとのこと。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 110.4mm ISO 89 ) 露出補正 なし
キンクロハジロ;クリックすると大きな写真になります
6.ホシハジロ
自分でネットで調べたところ、ヒドリガモかなと思っていた。しかし、ホシハジロだと教えていただいた。改めてネットで検索してみるとお腹の白い部分が異なるのではっきり区別できた。この鳥も日本には冬鳥として全土に渡来し越冬する。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/180秒 110.4mm ISO 96 ) 露出補正 なし
ホシハジロ;クリックすると大きな写真になります
7.ハクセキレイ
この鳥はよく見る。先日、葉山国際カンツリー倶楽部でゴルフをしたときなど4?5羽ほどが飛び交っていた。私にはハクセキレイとセグロセキレイは区別が付けにくい。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/320秒 110.4mm ISO 64 ) 露出補正 なし
ハクセキレイ;クリックすると大きな写真になります
8.ユリカモメ
カモメはいつも海にいるように思っていたが、この鳥も渡り鳥なのだ。ユーラシア大陸北部やイギリス、アイスランドなどで繁殖し、冬は南下しヨーロッパ、アフリカ、インド、東南アジアへ渡り越冬するという。日本では冬鳥として、北海道から南西諸島まで広く渡来し、小型のカモメ類の大半が本種であるという。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/237秒 110.4mm ISO 64 ) 露出補正 なし
ユリカモメ;クリックすると大きな写真になります
9.カワウ
天王町の近くまで来ると、カワウが日向ぼっこをしていた。カワウは渡り鳥ではなく、日本で繁殖するようだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/200秒 110.4mm ISO 64 ) 露出補正 なし
カワウ;クリックすると大きな写真になります
10.キンクロハジロ
この日は本当に多くのキンクロハジロを見ることができた。帷子川は清流とはいかないが、川の水はきれいになっているように思え、特に横浜港の潮が引いているときは川底が見えるほどだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/200秒 110.4mm ISO 400 ) 露出補正 なし
キンクロハジロ;クリックすると大きな写真になります
11.川沿いの公園
行きに歩いたのと反対側の河畔を再び星川のほうへもどってきた。河畔には高層集合住宅が立ち並んでいるが、その一角に写真のような遊び場がある。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/200秒 16.9mm ISO 64 ) 露出補正 なし
川沿いの公園;クリックすると大きな写真になります
12.オナガガモ♂
星川のほうへもどってくるとまたオナガガモの姿が多くなった。ちょっと羽を広げて見せてくれたが、美しい鳥だ。食用にもなるらしいが、カモに比べると味は落ちるそうだ。この日、鳥の写真の多くはP90ズーム望遠端の110.4mmで撮ったが、これは35mm版にすると624mm相当になる。手振れを少なくするように、できるだけ柵などで体を支えるようにして撮った。水鳥たちの数が多いので写真は撮り放題といったところ。とても楽しい1時間半だった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 110.4mm ISO 400 ) 露出補正 なし
オナガガモ♂;クリックすると大きな写真になります
13.鯉
帷子川には大きな鯉がたくさん泳いでいる。橋の上から顔を出して覗いていると、餌をくれると思うのだろうか、たくさん集まってくる。ほとんどが黒い鯉だが、こんな見事な色の鯉もいた。大きさは1mもあるかと思えるほど大きい。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/85秒 51.8mm ISO 81 ) 露出補正 なし
鯉;クリックすると大きな写真になります


2012年3月 9日

舞岡公園冬景色 その2 2月20日


 瓜久保からは、さらに前田の丘というところを越えて舞岡ふるさとの森への散策路もあるが、そこへは行かずに、再び瓜久保の家がある休憩所までも戻り、元来た道を辿る。途中、左へ入って谷戸を渡り、舞岡町小川アメニティと呼ばれている道にでて、右へ進む。ときどきカワセミが見られ、いつも三脚が立ち並ぶ宮田池には、今日は撮影者が少なかった。
今回 Nikon COOLPIX P90 で野鳥を撮る機会があったが、35mm版換算624mm は、
  1. 被写体が明るいこと。開放でF5.0なので、そこで少なくとも1/200秒より早いシャッターが切れること。
  2. ズームの望遠端、すなわち110.4mm(35mm版換算624mm)にズームしてからAFしようとすると、経験上、なかなか合焦しない。一旦、50mmくらいで合焦させてから、被写体をAF枠に置いたまま、改めて望遠端にズームして、シャッターボタン半押しするとうまく合焦することがあった。
  3. 被写体までの距離は少なくとも2mないと合焦しない。すなわち望遠端での最短撮影距離は2mということ。・・・
といった条件で使用できた。旨く行った時には比較的シャープな絵が得られる。ここぞという時に、合焦させられず、撮り逃がすことも多い。

14.望遠レンズ
かっぱ池でも大きなレンズを付けたカメラで何かを狙っている人がいた。500mmか600mmの望遠レンズのように見える。とても高価なレンズだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/76秒 37.7mm ISO180 ) 露出補正 なし
望遠レンズ;クリックすると大きな写真になります
15.車止め
ここは瓜久保の休憩所の前。左の舞岡駅方面からの車道はここで車止めとなる。ここから後ろの舞岡方面への路上も駐車禁止の立て札があるが、駐車している車が絶えない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/150秒 5.9mm ISO64 ) 露出補正 なし
車止め;クリックすると大きな写真になります
16.舞岡町小川アメニティ
ここから、谷戸の反対側の小川がある道を歩いて、宮田池の方へいく。夏も涼しげな道である。しかし、ここを左へ、舞岡駅の方へ歩いたことはない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/91秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 なし
舞岡町小川アメニティ;クリックすると大きな写真になります
17.ヒヨドリ -1
再び谷戸を渡って、北門に戻り、きざはしの池に来た。ここは撮影者が多い。私もその中に加わり、何かいないかと思っていると3mくらいのところにヒヨドリが止まって、木の実をついばみ始めた。珍しくない鳥はほかの撮影者は見向きもしない。トリミングはしていない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/150秒 85.6mm ISO87 ) 露出補正 なし
ヒヨドリ -1;クリックすると大きな写真になります
18.持久戦
このかたのは望遠レンズではなく、スコープだろうか。携行した椅子に座って、持久戦での撮影のようだ。時刻は正午になろうとしている。荷物から「おにぎり」を取り出し、腹ごしらえをされていた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/76秒 16.9mm ISO66 ) 露出補正 なし
持久戦;クリックすると大きな写真になります
19.メジロ -1
3?4mのところにメジロが来た。AFで、望遠端でピントを合わせようとするとなかなか合焦しない。一旦ズームを中ほどまで戻して、合焦させ、再び望遠端にズームし、再度シャッターボタンを半押しすると合焦しやすいようだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/171秒 110.4mm ISO102 ) 露出補正 なし
メジロ -1;クリックすると大きな写真になります
20.メジロ -2
さらに近くの枝に止まって、こっちを向いてくれた。トリミングなしでこの大きさで撮れた。とても可愛らしい。これ以上近くなるとマクロでも望遠端では合焦しなくなる。望遠端でのマクロ撮影は被写体までの距離2mが最短撮影距離のようだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/124秒 110.4mm ISO198 ) 露出補正 なし
メジロ -2;クリックすると大きな写真になります
21.ヒヨドリ -2
また、ヒヨドリが来た。なかなかいい顔をしていると思う。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/170秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 なし
ヒヨドリ -2;クリックすると大きな写真になります
22.スダジイ
南の丘というところに大きなスタジイの木が生えていた。3年ほど前になるだろうか、「移植したスダジイの養生のため当面の間立ち入り禁止」という札が立ち、南の丘の尾根道は通れなくなっていた。スダジイは南の丘の西側を通る「横浜藤沢線」という都市計画道路の建設工事で引越しとなったのだ。このかつて鎌倉古道のシンボルだったスダジイ(いわゆる椎の木)は見事な高さ15mの大木。移植工事費用378万円は市の予算で賄われたそうだ。立ち入り禁止で閉ざされた金網の扉の脇から覗くと、元生えていたところから30mくらい奥に移植されたスダジイは健在だった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/280秒 7.3mm ISO64 ) 露出補正 なし
スダジイ;クリックすると大きな写真になります
23.俺はそっちへは行きたくない
南門を出て、駐車場へ向かう。駐車場から道路を渡って舞岡公園に入る「ばらのまる橋」というのがある。ここで可愛い犬を連れたご婦人とあったが、愛犬は足を踏ん張って動かない。どうやら、飼い主が行く方向は犬の行きたくない方向らしい。その格好が可愛いので「1枚撮らせてください」といってシャッターを切った。この犬は、カメラを向けると必ず目をそらしてしまうと、飼い主のご婦人が言っておられた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/252秒 18.8mm ISO64 ) 露出補正 なし
俺はそっちへは行きたくない;クリックすると大きな写真になります