検索結果: Studio YAMAKO

Studio YAMAKOで“休暇村日光湯元”タグの付いているブログ記事

2014年9月30日

足利から渡良瀬渓谷沿いに日光へ 9月11日~12日 (3)織姫神社/ココ・ファーム/草木ダム→日光湯元へ 9/11


 雨の鑁阿寺を見て、香雲堂本店で「古印最中」を買って、次に足利の中心地の西側にある織姫神社をお参りした。渡良瀬川を見渡せる高台にあり、3人は車で上がって駐車場へ行ったが、私は境内まで229段の石段を上がっていった。幸いこのころには雨も小降りになっていた。
  昼食はココ・ファームというワイナリーでしようと決めていた。ココ・ファームの生い立ちは、1950年代、栃木県足利市の特殊学級の中学生たちとその担任教師(川田昇)によって山の急斜面に葡萄畑が開墾されたことに始まる。

 1969年、この葡萄畑の麓で、社会福祉法人・指定障害者支援施設こころみ学園がスタートした。社会福祉法人には葡萄をワインにするための果実酒製造免許が下付されないため、1984年有限会社樺崎産業(後のココ・ファーム・ワイナリー)が設立され、酒類製造免許を取得したという。有限会社ココ・ファーム・ワイナリーは、知的障害を持った人たちをはじめ、みんながいきいきと力を発揮できることを目的としていてつくられた会社である。聞くところによると、2000年に開催された九州沖縄サミットでは首里城での晩餐会の「乾杯」に同社のスパークリングワイン 「のぼ・ドゥミセック」が、 また記憶に新しい2008年洞爺湖サミットの公式晩餐会でも同社の赤ワイン 「風のルージュ」が使用される等、その高い品質で栃木はもちろん全国的にも知られる素晴らしい ワイナリーとなった。
  食事を楽しんだ後、足利から北関東自動車道へ入り、次の太田薮塚で下り、渡良瀬渓谷沿いの国道122号線を行き、途中、草木ダムで一休みし、日光清滝に出て、いろは坂から中禅寺湖畔へ上がった。

1.織姫神社の登り口
織姫神社の登り口の前で車から降ろしてもらった。3人はそのまま上にある駐車場まで行く。そして、境内まで229段あるという石段を登り始めた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f8 1/250秒 18mm ISO1000 ) 露出補正 なし
織姫神社の登り口;クリックすると大きな写真になります。
2.織姫神社 参道
参道になっている階段の途中で一息入れ、登ってきたところを見下ろしてみる。階段の石畳は雨に洗われてきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f9 1/250秒 27mm ISO1400 ) 露出補正 なし
織姫神社 参道;クリックすると大きな写真になります。
3.織姫神社 境内
織姫神社社殿は昭和12年に建築された鉄筋コンクリート造りで、中央に拝殿、その両側に翼廊を配する形は日本古来の寝殿造り建築をモデルにしている。当時の神社建築は木造が主流であったが、設計者である小林福太郎(1882年~1938年)は鉄筋コンクリートを用いて木造の意匠を再現した。織姫神社は織物を中心とした足利の産業を信仰面から支えてきた存在であり、足利市の近代化を語る上で欠かせない貴重な文化遺産である。・・・と説明されていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f9 1/250秒 30mm ISO720 ) 露出補正 なし
織姫神社 境内;クリックすると大きな写真になります。
4.織姫神社 境内からの眺め -1
織姫神社の中腹にある境内からは、渡良瀬川と足利の街が眺められた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/250秒 35mm ISO280 ) 露出補正 なし
織姫神社 境内からの眺め -1;クリックすると大きな写真になります。
5.織姫神社 境内からの眺め -2
鉄道橋のように見えるが、鉄道は川の向こうに東武、手前にJRが走っている。橋は渡良瀬橋と言い、橋を渡って左に行くと東武鉄道の足利市駅だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/250秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
織姫神社 境内からの眺め -2;クリックすると大きな写真になります。
6.ココ・ファーム・ワイナリー
織姫神社を後にして、車で10分ほど北の方へ走って、本日の次の目的であったココ・ファーム・ワイナリーに着いた。さっそく、Cafeに入り、案内されて、雨が止んだテラス席に座った。ランチコースを注文し、デキャンタで白ワインを注文した。グラスには2013の文字が見えるが、ワインは樽で10年以上蓄えられたものだという。少し、発泡性を感じるさわやかなワインだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/320秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
ココ・ファーム・ワイナリー;クリックすると大きな写真になります。
7.急斜面のブドウ畑でカラスを追う人
Cafeのテラス席から見える急斜面に造られたブドウ畑のほうから、「ジャン、ジャン、ジャン」とドラのような音が聞こえてきた。見ると、人がブドウ畑のてっぺん近くに立って、何かを打ち鳴らしていた。聞いてみると、カラスを追っているのだという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
急斜面のブドウ畑でカラスを追う人;クリックすると大きな写真になります。
8.ココ・ファームの Cafe
Cafeの屋内のテーブルと、テラス席からは、ブドウ畑を見ながら食事ができるようになっている。Cafeでのみ飲める自家製の特別ワインがあるというが、それが私たちが飲んだワインだったのだろうか。ワイン・ショップもあったので、今晩、食後に飲む赤ワインを1本購入した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/250秒 22mm ISO2500 ) 露出補正 なし
ココ・ファームの Cafe;クリックすると大きな写真になります。
9.草木ダム
ココ・ファームでの食事を終えて、ワインを飲まないで我慢していただいた、友人のご主人に運転をしていただき、渡良瀬渓谷沿いの国道122号線を足尾銅山のほうへ進む。有名な富弘美術館の少し手前に草木ダムとダム湖があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/250秒 18mm ISO640 ) 露出補正 なし
草木ダム;クリックすると大きな写真になります。
10.草木ダム 噴水
対岸近く、ダム湖の湖上で噴水が吹き上がった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/250秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
草木ダム 噴水;クリックすると大きな写真になります。
11.木になるイチゴのような実
イチゴのような大きさ、形、色をした実がなっている木があった。後日、調べてみたところ、どうやらヤマボウシのようだ。ヤマボウシは6月に舞岡公園で白い花を咲かせていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/250秒 18mm ISO640 ) 露出補正 なし
木になるイチゴのような実;クリックすると大きな写真になります。
12.竜頭の滝
国道122号線はわたらせ渓谷鉄道に沿って走るが、並走するところはなく、列車を見ることはなかった。沿線には富弘美術館、足尾銅山などがあるが今回は割愛し、そのまま日光の清滝に出て、国道120号線のいろは坂を中禅寺湖へ上った。車の数は少なかった。国道120号線が中禅寺湖を離れると、竜頭の滝の上に出た。車を停められたので湯川にかかる橋から中禅寺湖を眺める。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/250秒 34mm ISO1800 ) 露出補正 なし
竜頭の滝;クリックすると大きな写真になります。
13.竜頭の滝の上流
橋から上流も、狭い谷にようになっていて、水量も多い。紅葉の頃はきれいだと思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/200秒 26mm ISO6400 ) 露出補正 なし
竜頭の滝の上流;クリックすると大きな写真になります。
14.湯元温泉到着
午後4時半ごろに湯元温泉に到着した。今宵の宿である「休暇村日光湯元」にチェックインしたあと、風呂を浴びる前に、周囲を散歩した。「休暇村日光湯元」は1994年に全面改築されたが、その設計を担当したのは2005年に亡くなられた建築家の清家清さんであることを知った。その頃の作品では、八景島シーパラダイスや鎌倉プリンスがある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/70秒 8mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
湯元温泉到着;クリックすると大きな写真になります。
15.湯ノ湖と大きなサギ
湯ノ湖畔に出るころには、少し暗くなってきていた。湖の奥の方に白い大きなサギが倒れた木に止まっている。アオサギだと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 92mm ISO800 ) 露出補正 -1.7段
湯ノ湖と大きなサギ;クリックすると大きな写真になります。
16.湯ノ湖を渡るサギ
しばらくすると、その大きなサギはゆっくりと羽ばたいて、湖面を対岸に向け飛んで行った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 92mm ISO800 ) 露出補正 -1.7段
湯ノ湖を渡るサギ;クリックすると大きな写真になります。
17.マガモ
湯ノ湖には鴨もいた。カルガモだと思っていた。しかし、くちばしの先だけではなく、全体が黄色っぽい。顔の模様、特に目の周りにカルガモの特徴がないので、マガモの♀だと思う。また、マガモの非繁殖期のオスはメスとよく似た羽色(エクリプス)になるそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/120秒 44mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マガモ;クリックすると大きな写真になります。
18.暮れゆく湯ノ湖
空に浮かぶ雲の色が茜色に染まってきた。男体山が湖面に映る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/680秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
暮れゆく湯ノ湖;クリックすると大きな写真になります。
19.スキー場のリフト
湯ノ湖の湖畔を離れて、背後の山のほうを歩いてみた。そこにはスキー場があり、今の季節には使われていないリフトがあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/85秒 66mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
スキー場のリフト;クリックすると大きな写真になります。
20.シカ
ゲレンデとなっている草地の上には、シカの糞がいっぱい落ちていて気を付けて歩かないと踏んでしまう。遠くにシカを見つけた。数頭が群れになっていて、こちらを見ているシカがいる。やがてキューンという甲高い鳴き声が聞こえたかと思うと、一斉に林の中に駆け込んでいった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/150秒 103mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
シカ;クリックすると大きな写真になります。
21.近づく秋
葉を赤く染めはじめたカエデの木があった。秋はすぐそこまで来ている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/52秒 21mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
近づく秋;クリックすると大きな写真になります。
22.休暇村日光湯元
小一時間の散歩を終え、今宵の宿へ戻ってきた。時間は5時半を少し回ったところで、7時からの夕食までの時間、ゆっくりと温泉に浸かった。露天風呂が良かった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/60秒 16mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
休暇村日光湯元;クリックすると大きな写真になります。


 訪れた地点については、奥日光旅行地図を参照ください。

2014年9月21日

足利から渡良瀬渓谷沿いに日光へ 9月11日~12日 (1)足利学校 9/11


 年に一、二度、一緒に旅行をしている友人ご夫妻と奥日光湯元温泉に行った。第1日目は、足利学校、鑁阿寺(ばんなじ)など、足利を観光する。そのまま、渡良瀬渓谷を日光へ出て、いろは坂から中禅寺湖へ上がり、奥日光湯元に一泊するドライブ旅行だ。宿泊は休暇村日光湯元。

 2日目は、赤沼から低公害バスに乗り、千手ヶ浜、小田代ヶ原を巡る。
 気がかりは天候だったが、天気予報の通り、1日目の9月11日は不安定な天気で、足利では短時間ではあったが、強い雨に襲われた。しかし、2日目は快晴。とてもさわやかな日になったのだ。

 夏に比べるとこの時期は観光客は少なく、ゆっくりと楽しむことができた。
  しかし、この旅行で、ひとつ失敗をしてしまっていた。今回はほとんどをD5300で撮ったが、絞り優先オートで、いつもの通りf6.3に設定していたのだが、足利で雨に降られたりして、カメラを拭きながらの撮影となった時に無意識にコマンドダイアルに触れてしまい、f6.3からf7.1へ、さらにf10、f11と動かしてしまっていた。2日目もf11になったままなのに気がつかず、最後はf14で撮っていた。まったくの初歩的で、不注意なミスだ。 撮影では、インフォ画面を確認せずにファインダーを覗いてしまっている。ファインダー内にもf値は表示されるのだが、構図を作るのに夢中になり、見ていない。気を付けなくてはいけない。風景の写真では多少絞り込まれても、ISO感度が上がることがあるのを除けば、それほど問題は感じなかったが、蝶の撮影は、たとえばf14で撮るとボケがきれいにならない。反面、被写界深度が深くなって、蝶全体がシャープに撮れるということもあった。

 足利ではまず、一番の目的であった日本最古の学校、国指定史跡である足利学校へ行った。足利学校の創建については、奈良時代、平安時代などの説があるが、歴史が明らかになるのは、室町時代の上杉憲実が現在国宝に指定されている書籍を寄進し、庠主(しょうしゅ)(学長)制度を設けるなどして学校を再興したころからだそうだ。天文18年(1549年)にはフランシスコ・ザビエルにより、日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学と世界に紹介され、「学徒三千」と言われるほどになったとパンフレットに書かれている。
方丈で小学生だろうか、子供たちが論語の素読をしていたのが印象に残った。

1.入徳門
足利学校へはこの入徳門から入る。門をくぐると右手に受付がある。入場券には「日本最古の学校 足利学校入学証」と書かれていた。入学金@420円を納め中に入る。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 45mm ISO1000 ) 露出補正 なし
入徳門;クリックすると大きな写真になります。
2.學校門
入徳門からまっすぐに學校門が見える。「學校」と掲額された足利学校の象徴的な史跡だ。寛文8年(1668年)の創建だそうだ。足利学校のシンボルとして今に継承されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 66mm ISO640 ) 露出補正 なし
學校門;クリックすると大きな写真になります。
3.孔子像
學校門に向かって歩いていくと左側に孔子の像があった。この孔子の像はどこかで見たことがあると思った。思い出した。2011年1月に、湯島天神から御茶ノ水のニコライ堂へ歩いたが、そのときに寄った湯島聖堂で見たのだった。湯島聖堂にも入徳門がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 27mm ISO500 ) 露出補正 なし
孔子像;クリックすると大きな写真になります。
4.正一位霊験稲荷社
孔子像の先、左側に稲荷社があった。正一位霊験稲荷社といい、縁起が書かれた説明札には、「足利学校第七世庠主 玉崗瑞與(ぎょこうずいよ)(九華)が書いた天文23年(1554年)9月の棟札に、足利学校の鎮守である稲荷大明神が、年代が古く神体・社殿ともに破損しているので、あらたに神体を造立し、社殿を造営し、八幡大菩薩を合せ祀ったとあるから、稲荷社の創建は天文23年(1554年)よりかなり時代がさかのぼると思われる。(中略)社殿は天文23年(1554年)創建当時のものと思われるが、明和9年(1772年)あらたに梅や竜などの彫刻を社殿にとりつけた。(攻略)・・・」と記されていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 45mm ISO800 ) 露出補正 なし
正一位霊験稲荷社;クリックすると大きな写真になります。
5.學校門
學校門は寛文8年(1668年)の創建だそうだ。足利学校のシンボルとして江戸、明治、大正、昭和そして平成へと継承されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 32mm ISO1000 ) 露出補正 なし
學校門;クリックすると大きな写真になります。
6.杏壇門
學校門を抜けると正面に杏壇門が見え、その奥に孔子廟が見える。杏壇門は學校門と同じく寛文8年(1668年)の創建。明治25年(1892年)に、街の大火の飛び火により、屋根門扉が焼け、堂30年代に再建したものだそうだ。杏壇とは孔子が弟子たちを教えたところに、杏の木が植えられていたことに由来するのだそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO560 ) 露出補正 なし
杏壇門;クリックすると大きな写真になります。
7.杏壇門の扉
杏壇門の左右の扉には彫刻が施されていた。どのような意味があるのかはわからない。湯島聖堂にも杏壇門があった。その扉にはどんな彫刻がなされていたかは覚えていない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO640 ) 露出補正 なし
杏壇門の扉;クリックすると大きな写真になります。
8.孔子廟
寛文8年(1668年)、徳川幕府4代将軍家綱の時に造営されたもので、中国明時代の聖廟を模したものと伝えれている。孔子廟(聖廟)は大成殿という。湯島聖堂の大成殿は元禄時代、5代将軍徳川綱吉によって建てられた孔子廟である。孔子の座像がある中は暗く、絞りはf7.1に動いてしまっていたが、それはともかくとして、ISOは6400、1/60秒のシャッタースピードになっていた。D5300のISO6400はこんな時に助けられる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/60秒 18mm ISO6400 ) 露出補正 なし
孔子廟;クリックすると大きな写真になります。
9.方丈で勉強する子供たち
孔子廟から一旦杏壇門を外に出て、左手に行くと、方丈があるが、子供たちの論語の素読の声が聞こえてきた。方丈とは学生の講義や学習、学校行事や接客のための座敷として使用されたところだそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 62mm ISO1250 ) 露出補正 なし
方丈で勉強する子供たち;クリックすると大きな写真になります。
10. 庫裡
方丈に続いて庫裡がある。ここはいわば学校の台所で、食事など日常生活が行われたところだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 18mm ISO450 ) 露出補正 なし
 庫裡;クリックすると大きな写真になります。
11.宥座の器
庫裡の前に「宥座の器」というのがあった。宥座(ゆうざ)とは、常に身近に置いて戒めとするという意味で、孔子の説いた「中庸」ということを教えるものだそうだ。壺状の器に水が入っておらず空の時は傾き、ちょうど良いときはまっすぐに立ち、水をいっぱいに入れるとひっくり返ってこぼれてしまう。孔子は、「いっぱいに満ちて覆らないものは無い。」と慢心や無理を戒めた。これは館林市在住で、鍛金の伝統技法の伝承に努め、平成11年に国の「現代の名工」に選ばれている針生清司さんから平成24年4月21日に寄贈されたそうだ。最近のものである。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 23mm ISO1250 ) 露出補正 なし
宥座の器;クリックすると大きな写真になります。
12.論語の素読
先ほどの子供たちである。方丈と庫裡から書院へ渡る廊下から撮った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 27mm ISO5000 ) 露出補正 なし
論語の素読;クリックすると大きな写真になります。
13.方丈の縁から眺める北庭園
方丈の後ろ側にある縁から、北庭園を眺めることができる。方丈、書院から鑑賞するように作られている。形式は方丈の表にあった南庭園と同じく築山泉水庭だ。向こうに見えるのは孔子廟だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 24mm ISO1600 ) 露出補正 なし
方丈の縁から眺める北庭園;クリックすると大きな写真になります。
14.書院
庠主の書斎である。庠主の接客や学生の個人教授が行われたところという。座敷飾り(床、棚、付書院)の付く上の間(向こう側)と次の間(手前)からなる座敷、縁側、雪隠で構成されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/60秒 22mm ISO6400 ) 露出補正 なし
書院;クリックすると大きな写真になります。
15.庫裡にあったかまど
大きな釜だ。これで学生たちの飯を炊いたのだろう。庫裡から外に出ようとするとポツンポツンと雨が降ってきた。書院の案内をしてくれた女性がビニール傘を全員分貸してくださった。後で駐車場で返せばよいという。ありがたい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/100秒 32mm ISO6400 ) 露出補正 なし
庫裡にあったかまど;クリックすると大きな写真になります。
16.旧遺蹟図書館
書院を見学したあと、衆寮、木小屋、土蔵などを見て、孔子廟の裏を通って進むと、歴代庠主の墓が並んでいた。明治2年に足利学校が藩校になるまで、430年間にわたり、23代の庠主がいた。庠主の墓は全部で17基あり、そのうち8基には文字が刻まれていて、誰の墓かわかるが、残りの9基は不明とのこと。そこから學校門へ戻る途中にこの旧遺蹟図書館があった。足利学校が廃校になった以降、明治36年(1903年)に遺蹟図書館が開設され、書物を継承し現在に引き継がれている。この建物は大正4年(1915年)に建てられたもので、市重要文化財に指定されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 30mm ISO3200 ) 露出補正 なし
旧遺蹟図書館
17.學校門を退出
學校門を出て、振り返ると杏壇門、そして孔子廟が見える。眺めが良かった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 30mm ISO2200 ) 露出補正 なし
學校門を退出;クリックすると大きな写真になります。
18.學校門の眺め
學校門を構図を変えて撮った。足利学校のシンボルである。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 35mm ISO1100 ) 露出補正 なし
學校門の眺め;クリックすると大きな写真になります。