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2016年11月 5日

犬山、郡上八幡、白川郷、飛騨高山 古い町並みを歩く 10月17日~18日 (3) 白川郷 10月18日

10月18日、ひるがの高原の郡上高原ホテルで迎えた朝は、わずかながら晴れ間ものぞき、天候の好転が期待できた。
 ところがR158、R156を白川郷へ走る途中で雨が降り始めた。時折、強く降る。午前9時に白川郷の「せせらぎ公園駐車場」に着いたときは、散策に傘が必要だった。
​  ご承知のとおり、白川郷は​1995年12月9日にユネスコの世界遺産に登録され、日本では6件目の世界遺産となった。
 ここ白川郷へは2005年の雪深い2月に来たことがある。その時も時間がなく、また、足元も悪かったので、集落全体を見下ろせる展望台には行っていない。今回は展望台へぜひ行きたいと思っていたが、徒歩では往復1時間以上かかり、シャトルバスも展望台の近くの萩町バス停からしか出ていないというので断念せざるを得なかった。
 白川郷の野外博物館になっている「合掌造り 民家園」に入り、そのあと、庄川にかかる「であい橋」を渡って、本通りの向こう側にある明善寺や、この集落に現存する大きな合掌造りである長瀬家、神田家を見た。最も大きな合掌造りである国重要文化財の和田家には行けなかった。
  バスは10時半に白川郷を出発し、途中高速道路で日本で3番目に長いというトンネルを抜けて、東海北陸道を飛騨高山へ向かった。

42.ひるがの高原の朝
朝食を済ませ7時半にホテルの前に出てみた。朝の空気が気持ちよい。前に見える白山連峰の前衛の山が朝日に輝き、その下には雲海が広がっている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​320​秒 175mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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43.巨大迷路
ホテルの背後はスキー場のゲレンデが広がり、ホテルの前にはこの巨大迷路が作られていた。また、すぐ傍には「デイリー郡上カントリー倶楽部」というゴルフ場もある。ハイキングコースもあり、蝶もいそうだ。夏に訪ねてみたいところだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/​250​秒 44mm ISO900​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.郡上高原の紅葉
ホテルのパンフレットには標高1,200mとある。紅葉も始まっている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/​250​秒 44mm ISO2500 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
45.せせらぎ公園
9時、バスは白川郷の「せせらぎ公園駐車場」に到着した。まだあまりバスは来ていない。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8 1/​250​秒 50mm ISO500 ​) 露出補正​ ​なし
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46.庄川に架かる「であい橋」​​
駐車場の前を庄川が流れる。左手に見えるのが白川郷の「萩町合掌造り集落」へ行く「であい橋」だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/​250​秒 44mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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47.「合掌造り 民家園」​​​​
団体割引\550で「合掌造り 民家園」に入った。園内には県重要文化財指定の9棟をはじめ全26棟の合掌造りがあり、水車小屋、神社、寺本堂などがかってのままに移築されている。これは板倉にあった東屋荘松屋を移築し、「かたりべの館」とし、合掌造りを説明している。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​40​秒 18mm ISO3200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
48.公開されている合掌造り​​
ちょっと記憶が定かではないが、ここは中野義盛家だったと思う。大家族が想起できる広いスペースだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​40​秒 18mm ISO3200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.白川郷に現存するもっとも古い民家 -1
山下陽朗家の母屋と記されている。ここから3km離れた白川村島から移築された。現存する合焦づくりは19世紀の建築が多く、この山下陽朗家の母屋のような18世紀(江戸時代中頃)に建てられた合掌造りは貴重だとのこと。他の合掌造りとは外観が大きく異なり、合焦の妻面(三角形になっている面)を板壁ではなく、細い丸太を立て、萱で塞いでいる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO500 ​) 露出補正​ ​なし
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50.白川郷に現存するもっとも古い民家 -2​​
同じく山下陽朗家の母屋を脇から撮った。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO640 ​) 露出補正​ ​なし
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51.東しな家の屋根​​​​
大きな茅葺の屋根に草が生えていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/​250​秒 44mm ISO280 ​) 露出補正​ ​なし
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52.茶室 梅香庵
この茶室はいつ頃建てられものだろうか。合掌造り家屋は、江戸中期から昭和初期まで建てられ、古い建物で築300年と言われているが。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 22mm ISO320 ​) 露出補正​ ​なし
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53.東しな家
県指定重要文化財の東しな家の母屋。先祖は代々、加須良の「蓮受寺(浄土真宗)」の番僧(主僧の補助をする僧)であったと伝えられる。建物は、江戸末期に火災で焼失し、その後再建されたそうだ。東しな家主屋は、白川村加須良からここ白川村荻町の「合掌造り民家園」に移築された。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO360 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
54.黄葉​​
この日は小雨模様で鮮やかな色は出ないが、合掌造りを背景に木々が色づき始めていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/​250​秒 44mm ISO400 ​) 露出補正​ ​なし
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55.東しな家の大きな屋根
​​ 合掌造りの家としては中規模だそうだが、大きな屋根が立派だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
​​ プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 21mm ISO125 ) 露出補正 なし
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56.柿
​​ 大きな柿の実がなっていた。柿の葉は病気になることが多く、黒いシミなどを良く見るが、この柿の葉はとてもきれいだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
​​ プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/50秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
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57.「であい橋」
民家園を出た。これからこの「であい橋」を渡って、集落の方へ行ってみることにする。橋の長さは107m。駐車場から集落に行く時はみこの橋を渡っていくことになる。周囲と調和したいい橋だ。川を横断する橋というのは一般的に中央付近を一番高くして両岸に向かって下っていくものなのだが、この吊床板形式の場合は逆になっている。両岸の橋台で床板に埋められたPCケーブルを引っ張って固定しているので中央付近は吊り下がった状態になるのだそうだ。平成5年(1993年)完成。2003年に土木学会デザイン賞を受賞しているとのこと。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 38mm ISO320 ​) 露出補正​ ​なし
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58.庄川
「であい橋」の手前から庄川の上流方向を見る。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 38mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
59.明善寺の鐘楼門と本堂​​
2005年の2月に来たときは雪景色の中にこの鐘楼門を見た。この明善寺は延享(えんきょう)5年(1748)創立の浄土真宗のお寺だ。本堂、鐘楼門、庫裡ともに茅葺きで全国的にも珍しい。後ろに見える本堂は、約260年前(江戸時代)飛騨高山国分寺の塔建立にゆかりの棟梁大工により木積され (延人足9,191人の記録)数年を要して建てられたそうだ。厳選された良材の総欅(けやき)を用い、長い年月を経ても 劣化や割れ目がないという。鐘楼門は明善寺創建時に造られた飛騨匠(ひだのたくみ)の作で、良材の総欅造り(そうけやきづくり) 寄棟造りの二階建て。上層屋根裏は御光垂木(ごこうたるき)の優美な茅葺き構造で一階に板庇(いたびさし)をつけた珍しい建物だそうだ。合掌造りの本堂と調和するように設計されているという。また、写真にはないが、5階建ての江戸時代に建てられた庫裏は白川村最大の合掌造りで、今は明善寺郷土館として古い農機具や民具などをが展示されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 22mm ISO500 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
60.生活感のある風景​​​​
白川郷は観光客ばかりで、テーマパークのようなところだが、こんな生活感のある風景もある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO220 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
61.長瀬家
添乗さんから、集落にある民家の中で見ておくとよいと勧められた長瀬家に行った。白川郷最大級の5階建ての合掌造りで、長瀬家五代目当主民之助が建造し、明治23年に完成した。約11mの1本柱が屋根の勾配の上から下までを貫き、大きな屋根を作っている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/​250​秒 26mm ISO450 ​) 露出補正​ ​なし
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62.長瀬家の居間​​
合掌造りの中をしっかり見たかった。入館券300円をお支払いし、1階から見学していく。260年続く旧家の長瀬家は初代から三代目までが漢方医であり、中でも加賀藩の藩医であった三代目善作は前田家に大いに引き立てられ、約500年前の作といわれる壮麗な仏壇のほか、蔵一棟を譲り受け、今に伝えられているという。その仏壇も見ることができた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/60秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
63.長瀬家の階上​​
記憶ではここは多分2階だった思う。2階は使用人の寝所などであるが、いろいろな生活用品が展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/60秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
64.長瀬家の合掌材
約60度の急勾配の屋根を作る約11mの1本柱が屋根の勾配の上から下までを貫く。柱材には樹齢150年以上の檜が用いられている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/60秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
65.長瀬家3階からの眺め
通りからは見られないこんな風景があった。各階からその上の階に上がる階段は細くて急で、手すりにつかまって上がる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
66.長瀬家の屋根裏
屋根裏まで上がってみた。合掌材が手のひらを組むように合わせられている。合掌造りの結束材として使われるのは、良くたわむ性質を持つ「ねそ」(マンサク)で、それを生木で使う。材が乾燥すればするほど締まっていく。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/8秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
67.神田家
バスの添乗員さんから長瀬家とともに名前があがったのが神田家と和田家だった。だんだんバスへ戻らなくてはならない時間が迫ってきたが、神田家は長瀬家のすぐそばにあったので外観だけは見ることができた。和田家から分家して居を構えたのが、この神田家の始まりで、ここで酒造業を興したという。1850年ころの建築と推定されるが、間取りの発達や小屋組み(合掌木)の大工の手跡(書き残した文字)の多さから、合掌造り家屋のなかでも完成度は非常に高いといわれる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 35mm ISO320 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
68.神田家の妻面
​​ 見上げると大きさを感じる合掌造りだった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.3 1/​250​秒 78mm ISO320 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
69.のどかな風景​​
​​ 雨も上がってきた。のどかな風景であるが、今の世は、合掌造り家屋で生活するには不便と思う。明治時代中期に当たる19世紀末頃が最も合掌造り集落が多かった時期と考えられており、一帯にはおよそ1850棟が存在していたとされる。「荻町集落の自然環境を守る会」では、合掌造り家屋について「売らない、貸さない、壊さない」の三原則を掲げ、保存活動を行っているそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 35mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
70.庄川の流れ​​
​​​​ バスへの集合時間10時25分が近づいてきた。戻らなくてはならない。「であい橋」を渡りながら庄川の流れを撮る。紅葉が始まっていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250​秒 66mm ISO220 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
71.バス駐車場
​​​​​​ 着いたときに比べ駐車場のバスが増えていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250​秒 38mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
72.飛騨トンネル​​
​​​​​​ 白川郷を出発し高山へ向かったバスは、東海北陸自動車道で長いトンネルに入った。全長は10,710mで道路トンネルとしては山手トンネル、関越トンネルに次ぐ日本国内3位、世界でも12位の長さだという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​60​秒 300mm ISO3200 ​) 露出補正​ ​なし
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2016年10月29日

犬山、郡上八幡、白川郷、飛騨高山 古い町並みを歩く 10月17日~18日 (1) 城下町犬山 10月17日 

クラブツーリズムという旅行者の「白川郷・飛騨高山・郡上八幡、城下町犬山 美濃・飛騨路ハイライト」という1泊2日のバスツアーに参加した。飛騨牛・篠島シラスなど5食&海鮮土産付きで@¥22.9Kというお手軽なツアーである。

  バスは横須賀そして金沢文庫からの参加者を乗せて、横浜駅東口に来た。 8時に横浜駅東口を出発して、国道16号線バイパスの横浜町田インターから東名高速に入る。海老名から新東名に入り、駿河湾沼津SAで最初の休憩、そこを出発して三ケ日JCTから再び東名に戻り、見合PAで二度目の休憩となった。少し雨が降っていた空も、ここで青空がでてきた。バスの中で見合SAで積み込まれたシラス弁当を食べたが、これはなかなか美味しかった。東名高速を小牧で下りて、城下町の愛知県犬山に着いたのは午後1時だった。

  最初の下車地である城下町犬山到着前に、車中で犬山城を見学したい人が募られた。見て回る時間はトータルで約1時間しかなく、犬山城を見学してしまうと城下町が見られない。今回は古い町並みが見たかったので、犬山城は町から遠望することで、見学を割愛することにした。

1.新東名駿河湾沼津SA
走行中はずっと雨が降っていた。バスの運転手さんが、駿河湾沼津SAのトイレに近いところにバスを止めてくれたので、ほとんどぬれずに済んだ。コーヒーミルで作る自販機で朝のコーヒーを仕入れ、車内で飲む。旨かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2.三光稲荷神社
犬山城への上り口には、この三光稲荷神社と針綱神社が並んで建っている。創建時代は不明だが、かっては三狐山(三光山)に鎮座し、犬山城主織田信康の保護を受けていたという。江戸時代以降はその犬山城主成瀬氏の守護神とのこと。神仏習合で三光寺とも称していたが、明治時代初期の神仏分離により三光稲荷神社となったそうだ。犬山猿田彦神社ともいう。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f10 1/​400​秒 32mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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3​.針綱神社
針綱神社延喜式神名帳所載の式内社という。太古より犬山の峰(現在の犬山城天守閣付近)に鎮座し、濃尾の総鎮守であったという。創建年は不明だが、延喜式に記載されていることから1000年以上この犬山の地に鎮座してることになる。天文6年(1537年)犬山城築城に際し、白山平(現在地より東方にある山)に遷座、その後の慶長11年(1606年)市内名栗町に遷座されており、明治維新の後の明治15年(1882年)に現在の場所に再び遷座されたそうだ。山車が町を引き回される犬山祭は針綱神社の祭礼である。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f11 1/​500​秒 35mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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4.「からくり展示館」
からくり人形に興味があったので、「からくり展示館]」に入ってみることにする。犬山祭では愛知県の有形民俗文化財に指定されている3層の車山13輌が城下町に繰り出し、笛や太鼓に合わせてからくり人形が披露される。山車に乗せられる奉納からくりの出し物は、住民の信仰や能楽の一部からとられたものなどがあり、当初は素人の手作りだったが、次第にからくり人形専門の細工師によって作られるようになり、演技も巧妙になった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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5.からくり人形 「茶運び人形」
からくり展示館では有名な「茶運び人形」の実物が見られた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​80秒 20mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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6.からくり人形 「石橋獅子」
説明書きには能楽の「石橋獅子」を題材にしているとある。文殊菩薩の前で唐子が牡丹の花を手に踊り戯れている。花代に花を挿すと開いた花の中から獅子が飛び出し、頭と尾を振り跳ね回る。それを眺めていた文殊菩薩が軍配を手に唐子を褒め称え長寿を祝って舞を終える。」と記されていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​60秒 18mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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7.からくり人形の構造​​
からくり人形の骨格が置かれていて、入場者は自由に動かしてみることができる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​40秒 18mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.「城とまちミュージアム」​​
「からくり展示館」の前にあった「城とまちミュージアム」に入った。入場料は「からくり展示館]」で払った100円で共用というのは安い。犬山城と城下町の大模型が館内中央に置かれ、入場者の目を引く。両国の「江戸東京博物館」に「寛永の町人地」という江戸の街並みの模型があったが、それに勝るとも劣らない。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.3 1/​100秒 78mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.犬山城と城下町の大模型 部分​​
模型に見る犬山城からまっすぐに伸びる本町通りを進む山車が目に鮮やかだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​80秒 ​300​​​​​​​mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.犬山城の模型​​​​
​​犬山城と城下町の大模型の一番上手に犬山城がある。城の北側には木曽川が流れる。犬山城見学を選択していれば、天守から木曽川が眺められた。ちょっと残念だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8 1/​125秒 ​56​​​​​​​mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.山車の模型​​
「城とまちミュージアム」に​​​​​​​​​は山車の模型があった。犬山祭の山車は13両あるそうだ。​​​

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​25秒 ​38​​​​​​​mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.犬山城天守閣
​​ 「城とまちミュージアム」を出て、本町通りを振り返ると犬山城の天守閣が見えた。​​

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​500秒 ​300mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.本町通りから犬山城、針綱神社を望む
​​​​ 北へまっすぐに伸びる本町通りの先には針綱神社が見え、その左側の小高いところに犬山城天守閣の南面が望める。晴れ間が出て、日が差してきた。 ​​

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​320秒 ​161mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.城下町の古い町並み​​
​​​​ ​犬山は江戸時代の風情が残る城下町だ。2009年には、この写真にある、城下町のメインストリート本町通りの電線を地中に埋める工事が完了したそうだ。現在も古い町並みを守る努力が行われている。 ​​

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/​250秒 ​46mm ISO2​50​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.観光客で賑わう本町通り
この日は観光客はそれほど多くはなかったが、人々は本町通りを散策する。針綱神社の大きな鳥居と犬山城の天守が城下町の風情を醸し出す。​

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​320秒 ​102mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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16.「どんでん館」​​
本町通りの一番奥に「どんでん館」というのがあった。ちょっと入ってみる。「どんでん」とは歌舞伎で舞台転換することを言い、大道具を90度後ろへ倒し、底面を立てて次の場面に展開することを「どんでん返し」と言ったことに由来するそうだ。犬山祭で車山を方向転換することを「どんでん返し」という。「どんでん返し」は犬山祭のハイライトである。「どんでん館」には犬山祭で引かれる13両の山車のうち4輌が展示されていた。奉納からくり人形は3層になった山車の一番上の層に据えられる。その下の中層は「中山」と呼ばれて最上層のからくりを動かす層となっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/25秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
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17.犬山祭の山車
「どんでん館」の2階に上がって、上から山車を見てみた。これは鍛冶屋町、中本町の山車だ。山車の一番下の層はお囃子所だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/20秒 11mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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18.登録有形文化財 旧磯部家住宅
江戸期の建築様式を持つ木造家屋。主屋は幕末に建てられたと伝え​られている。緩やかなふくらみのある「起り屋根(むくりやね)」は犬山市内の町家で唯一現存しており、正面は2階建て、裏は平屋の「バンコ2階」と呼ばれる造りになっている。バンコ2階とは正面側2階に天井高の低い部屋を配し、 壁を挟んで背面側を小屋裏とする造りで、犬山ではバンコ2階というそうだ。旧磯部家住宅は国宝犬山城大手門から延びる本町通りにあり、江戸期から呉服商を営んできたそうだ。敷地は間口が狭く、奥行きが広い「ウナギの寝床」のようで、中庭、裏座敷、土蔵などもある。「ウナギの寝床」には町衆の知恵であり、江戸期の税金は間口の広さで決まっていたからだそうだ。敷地は間口6.8m、奥行き約58m、面積691㎡(209坪)。江戸時代から「柏屋」の屋号で手広く呉服商を営んでいた磯部家は、太平洋戦争後、呉服商から製茶、販売業に転じ、後に生活の本拠は他に移し、この建物は商品倉庫とされたという。平成17年2月9日、国の登録有形文化財に登録されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
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