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2015年3月30日

石垣島・竹富島で撮った蝶 3月9日~11日 (2) 於茂登岳山麓の林道② 3月9日


 入口から林道を1.5~2km進んだところで折り返し、車のところまで戻る。 "キチョウ"が飛んでいた、石垣島にいるのはミナミキチョウとタイワンキチョウだ。両者の同定はきわめて難しい。
 午後1時、昼食にする。最初に行こうと思っていたところは、あいにくお休みだった。ここでは不意に休んでしまうらしい。仕方なく走っていると食事処があった。イタリアンの店だ。パスタのランチを食べる。
  1時間ほど休んで、次に案内されたところは、名蔵ダムの近くで親水広場というところだった。台風のためか荒れた感じがしたが、草が覆いかぶさっている小道を広場の方へ歩く。途中、シークゥワーサーの木があり、花が咲き始めていた。ここにミカドアゲハも来るという。残念ながら、吸蜜に来ていたのはイシガキチョウ、ジャコウアゲハだった。広場ではいっとき日が差すことがあり、そんなとき、ナミエシロチョウが飛び回る。

 最後に「ホリイコシジミでも探してみましょう」と県立青少年の家へ連れて行っていただいた。残念ながらホリイコシジミを探し出すことはできなかった。
 こうして、初日に予定していた昆虫観察ガイドさんとの同行を終了した。お蔭さまで、コンディションがあまり良くないにもかかわらず、初めて見る蝶を含めて15種以上の蝶を撮影できた。
  林道は暗いが手振れを恐れ、D5300では、シャッタースピードの下限を1/250秒にして、絞り優先f5.6で撮っている。変動するのはISO感度だ。

;クリックすると大きな写真になります。 21.ミナミキチョウ -1
ガイドさんによると、ミナミキチョウとタイワンキチョウとを斑紋で区別するのは難しいという。撮影した画像をモニターで見ていただいた。これはミナミキチョウだろうとのこと。後翅外縁がやや角ばるのがミナミキチョウだそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/240秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.ミナミキチョウ -2
これは外縁がやや角張っているのが分かる。後翅外縁の下辺がまっすぐになる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 23.タイワンキチョウ
これはタイワンキチョウのようだ。後翅外縁が円みをおびている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO2200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 24.クロアゲハ♂ -1
♀に比べると後翅の赤い紋は、内地にいるクロアゲハとあまり変わりはないが、尾状突起が短い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 25.ヤクシマツリシジミ -1
擦れているが初めて撮る蝶だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO900 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 26.ヤエヤマカラスアゲハ♂ -1
今回、撮りたいと思っていた蝶のひとつだ。以前、多摩動物公園の昆虫園で初めて見たとき、普段見ているカラスアゲハに比べ、輝くような美しさだったのを記憶している。まずは裏面から。沖縄本島にはオキナワカラスアゲハが生息するが、石垣島にはヤエヤマカラスアゲハのみが生息する。裏面前翅の白い帯がカラスアゲハ、オキナワカラスアゲハに比べて巾が広い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 75mm ISO1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 27.ヤエヤマカラスアゲハ♂ -2 開翅してくれた。しかし暗くて輝きが見られない。カラスアゲハに比べて、黄色みを帯びた緑色で後翅の内室から前縁に掛けての鮮やかな青がきれいだ。内地でカラスアゲハを見慣れていると、この色は一瞬♀と思う。しかし、前翅には性標が見られ、♂だとわかる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 75mm ISO1100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 28.ジャコウアゲハ♂ -1
腹部と後翅外縁の紅色は、内地産の本種より鮮やかだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 29.ジャコウアゲハ♂ -2
開翅。これは内地で普段見ているジャコウアゲハとあまり変わりはない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 30.ジャコウアゲハ♂ -3
裏面。腹部の紅色は、より発達しているように思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO2000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 31.ジャコウアゲハ♂ -4
前の写真と同じ個体。前翅はより円みを帯びているように見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO1400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 32.タイワンクロボシシジミ -1
南西諸島では最も普通種の一つだそうだ。この日目撃したタイワンクロボシシジミはみんな擦れてしまっていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 33.ヒメウラナミシジミ♀ -3
やっときれいな個体に会えた。♀の裏面は黄色みを帯び、渋い金色にさえ見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
150330_034.jpg 34.アマミウラナミシジミ
これもヒメウラナミシジミかと思っていたが、帰ってきてから写真をみると少し感じは違うし、尾状突起もあるように見える。ファイルを送ってガイドさんに見ていただいたところ、アマミウラナミシジミとのことだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 130mm ISO720 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 35.イシガケチョウ -2
シークゥワーサーの花に来ていた。ちょっと日が差すと蝶の動きは活発になる。蝶までの距離がありすぎた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/450秒 185mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 36.ルリタテハ
ルリタテハは2頭いた。いずれも新鮮な個体で瑠璃色の帯が、いつも見ているルリタテハに比べ鮮やかで太いように見えた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 185mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 37.イシガキチョウ -3
シークゥワーサーの花も写し撮ることができた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 185mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 38.リュウキュウミスジ
何頭か目撃したがなかなか撮れなかった。これも頭上の少々高いところ。コミスジととてもよく似ているが、コミスジは八重山諸島には生息していない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/450秒 185mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 39.ウスイロコノマチョウ -3
♀のようだ。ここでは1年中見られるようだが、裏面の眼状紋が未発達で、いわゆる秋型のようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/70秒 185mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 40.ウスイロコノマチョウ -4
ウスイロコノマチョウは舞岡公園や裏高尾で出会ったクロコノマチョウと良く似ているが、ウスイロは九州以北には産しない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 41.ヤクシマルリシジミ -2
完全ではないが前の写真の個体よりは擦れていない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 42.ジャコウアゲハ♂ -5
この日はジャコウアゲハを多く見た。肩から首、頭のところまで紅色である。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 43.ジャコウアゲハ♂ -6
関東で見るジャコウアゲハは前翅がもっと細長いように思う。後翅の赤い紋もこちらのジャコウアゲハの方がより鮮やかだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 44.クロアゲハ♂ -2
きれいな個体のクロアゲハだった。尾状突起は確かに短い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 45.ヒメウラナミシジミ♀ -4
きれいな個体だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 111mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 46.チャバネセセリ
何か珍しいセセリチョウかと思ったが、単なるチャバネセセリだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/120秒 167mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 47.ヒメウラナミシジミ♀ -5
止まったところは良くないが比較的きれいな♀の開翅シーンだ。薄日が当たっている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 48.タイワンクロボシシジミ -2
この日、タイワンクロボシシジミのきれいな個体を撮ることができなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO350 ) 露出補正 なし


2015年3月16日

一人旅 石垣島・竹富島そして那覇 3月9日~12日 (1) 3月9日 石垣島の林道を歩く


 石垣島へ蝶の写真を撮りに行きたかった。毎年、1月に出かけていたGuam島へのゴルフ・ツアーは、昨年10回目を終え、一応一段落となったが、その仲間は今年は沖縄へ行くという。ゴルフと蝶なら蝶になびいてしまう私は、今年の沖縄ゴルフ・ツアー参加を失礼して、石垣島へ行こうと決心した。

 コースは10年前に行った時と同じように、石垣島、竹富島、そして那覇を巡ることにするが、いつ行こうかと迷っていた。しかし、早目に決めておかないと溜まったマイレージを利用しての予約が難しくなる。そこで、気温も上がり、蝶も飛ぶであろう3月9日~12日の3泊4日と決め、ひとりで出かけることにした。
 飛行機の予約もし、ホテルも予約した。初日に石垣島の蝶の多いポイントを案内していただく昆虫観察ガイドさんのアポイントメントも取った。3日目に使う予定のレンタカーも予約し、準備万端整えて、その日が来るのを待っていた。だが、日を追って進む週間天気予報を見ていると、3月の9日~12日は雨こそ降っても小雨程度のようだが、晴れる日がなく曇りの日が続き、蝶の活動にもっとも影響する気温は20℃以上にならないという予報である。いまさら、日程変更はできず、予報が外れることを祈るよりほかなかった。
  しかし、最近の天気予報はとても良く当たる。4日間、天気予報の通りの天候となってしまった。 蝶の写真はあとでまとめることにして、まず、今回の一人旅の概要を日を追ってとどめておきたいと思う。

 3月9日、搭乗機は朝6時30分羽田発のJTA071便である。遅くとも6時に羽田空港に着こうと思うと、横浜YCATからバスに乗るとして、相鉄線星川の始発ではぎりぎりになる。はたしてタクシーは捉まるだろうか。危ないと思い、前の日にタクシー会社に電話して、5時前に自宅前に来てもらうことにした。これは正解だったようで、その時間に国道16号線を走っているタクシーを全く見なかった。
 午前10時に、2年前にオープンしたという新石垣空港に到着した。到着ロビーで今日ご案内いただく昆虫観察ガイドさんの携帯に電話をする。無事合流することができた。

 悪い天気予報の中では、まずまずの初日だった。それでも朝は雨が降っていたようで路面が濡れている。ガイドさんの車に同乗させていただき、まず、真栄里林道へ向かう。時折薄日が差すこともともあり、そんな時は蝶たちが飛び出す。しかし、気温は低く、林道を歩いても汗ひとつかかない。
 この日は夕方5時まで、真栄里林道、親水広場、バンナ公園、県立青少年の家を案内していただいた。お陰様で約20種の蝶を撮影することができた。

 ホテルは西表島や竹富島へ行くフェリーが発着する離島フェリーターミナルに近い。夕食がてら石垣の街を歩いてみた。

1.機内から見えた富士山
B737-400の機内アナウンスで、右下に富士山が見えるという。席は右側だったが、通路側を予約していた。窓ガラスも汚れている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.石垣島の主峰 於茂登岳
どこをどのように走ったかわからないが、真栄里林道の入り口に着いた。いつものようにD5300を首に掛け、HS50を右手に持つ。石垣島の主峰と言っても海抜526mだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/850秒 16mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.真栄里林道
2005年5月8日にも、ここ真栄里林道に来ている。その時は今日ご案内いただいているガイドさんの奥様に案内していただいた。その日はイシガキチョウが2頭、3頭と集まり、ヤエヤマイチモンジやアオタテハモドキが路上に開翅して止まっていた。今日はヤエヤマカラスアゲハ、クロアゲハ♀、ジャコウアゲハなど黒いアゲハたちが飛んでいる。コノハチョウには2回出会った。しかし、写真を撮ることができなかった。きれいな個体のミカドアゲハを撮れたのは収穫だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 13mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
4.ギランイヌビワ
大きな木だ。ギランイヌビワと教えていただいた。林野庁のページによると、八重山諸島の石灰岩地域の林内に生育し、高さ15m以上の常緑の大木になり、大木になると根元に板根を作るそうだ。幹に多数の球形の実を付けるという。ギランは台湾の地名「宜蘭」から付いたという。石垣島は台湾の目と鼻の先にある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/105秒 16mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
5.パイナップル畑
林道が開けたところにはパイナップル畑があった。産業になっているのかなと気になって、帰ってきてからネットで調べてみた。石垣島のパイナップル産業の歴史は、1866年石垣島沖で座礁したオランダ船から、川平湾に漂着したパイナップルの苗が沖縄に伝来した最初とされている。1938年には石垣市に缶詰工場も建設され、県外移出が始まった。しかし、第二次世界大戦で壊滅的な打撃を受ける。戦後、石垣島では1946年から、沖縄本島では1952年から栽培が再開された。その後パインアップル生産は急増し、1960年には、サトウキビと並ぶ二大基幹作物として、沖縄の経済を支えるまでに成長したという。しかし、パイン缶詰の需要低迷・安価な外国産パイナップル缶詰の価格攻勢等の影響を受け、かつ1990年には沖縄のパイン生産の需要の大半を占める、パイン缶詰の輸入が自由化されてしまった。沖縄県のパイナップル産業は大きな打撃を受けたという。それから長い時が経ち、ここにきてまた石垣島のパインナップルが脚光を浴びている。石垣島のパイナップルはここ十数年で、格段に美味しくなったという。もともと石垣島の土壌はその栽培に適しているという事もあり、新しい品種のパイナップルもでてきて、石垣島ブランドのパイナップルは美味しいと本土でも人気になって来たそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.アオミオカタニシ
緑色のカタツムリがいると思ったら、アオミオカタニシというタニシだと教えていただいた。この緑色は殻ではなく本体(外套膜)の色で、殻は白色を呈した半透明だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.親水広場
真栄里林道の片道約1.5kmを往復し、午後1時を過ぎたころ、昼食にすることにした。しゃれたイタリアンのスナックだった。昼食後、どこを走ったかわからないが名蔵ダムの傍の親水広場というところへ連れて行っていただいた。シークヮーサーの花にミカドアゲハが来ていることがあり、コノハチョウも見ることがあるという。イシガキチョウやリュウキュウミスジがいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/450秒 5mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.アサヒナキマダラセセリは採集禁止
於茂登岳の上の方で5月になるとアサヒナキマダラセセリが発生する。生息地は極めて限られており、西表島と石垣島だけに産する。レッドデータ・ブックでは絶滅危惧Ⅱ類となっている。ガイドさんの話によると、採集禁止の取り締まりは厳しく、実際に違反者も捕まっているらしい。親水公園でも県外の採集者が捕まったとのことだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 35mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.コウシュウモダマ
明後日(11日)に那覇へ移動する前に寄ろうと思っているバンナ公園を回ってみていただいた。コウシュウモダマという木があった。大きな豆だ。実(房)の長さは80cm~120cmになり、中には9個~13個の種子が入っているという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/75秒 37mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.石垣牛
今回の旅では「石垣牛」食べるのが楽しみだった。ステーキにしようか、焼肉にしようか迷ったが、ホテルで聞いてみたら、「焼肉金牛さんが良い」と教えてくれた。"ひとり焼肉"だ。隣の席に座った地元の男性たちの話し言葉は、カンムリワシ具志堅用高だった。懐かしいオリオンビールの生を傍らに、石垣牛のカルビ、ロースはとっても旨かった。明日は寒くても、曇っていても竹富島へ行こう。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 12500秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。