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Studio YAMAKOで“アルプバッハ”が含まれるブログ記事

2015年3月 8日

蝶 自選年間ベスト10 (​5​) 2007年


 蝶 自選年間ベスト10​ は(2)200​6​年 をアップしてから​、(3)1999年以前、(4)2000年~2004年 と遡っていたが、今回は2007年分に戻す。​ ​ ​2007年は7月7月4日~13日に旅行会社のツアーに参加して、オーストリアのチロルから、北イタリアのドロミテを旅行した​​。
 ザルツブルグに入り、ハルシュタットやシャーフベルク登山鉄道を巡り、インスブルックに泊まって、チロルの山をトレッキングした。そして、ドロミテ街道をコルティナ・ダンペッツォへ行き、最後はベニスというコースだったが、今までのツアーの中で最も印象に残る旅行だった。

 ​この年、​国内では余り​撮影​に出かけることはなく、8月の終わりに、浅間山系の池の平湿原へベニヒカゲを求めて行った程度であった。あとは、自宅から車で30分ほどで行ける舞岡公園を歩くことが多かった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ツマグロヒョウモン 2007年5月9日 横浜市舞岡公園
5月の連休のころになるとツマグロヒョウモンが元気に飛び始める。関東ではすっかり普通種になってしまったツマグロヒョウモン​だが、小学生のころ高尾山の尾根道で初めてネットに入れた時は手が震えた​。​なかなか見栄えのする蝶だ。​舞岡公園でもハルジオンの花に良く吸蜜にくる。

Nikon D100 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ウラゴマダラシジミ 2007年5月29日 横浜市舞岡公園
5月の終わり頃から舞岡公園では6種の平地産ゼフィルスが見られるようになる。今まで見てきたのは擦れたウラゴマダラシジミ​だったがこの時初めてきれいな個体に会え、しかも開翅してくれた。​

Nikon D100 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.モンキチョウの仲間 フィールドモンキチョウ? 2007年7月7日
2007年7月4日~13日、「ザルツカンマーグート、チロル、ドロミテ 3大ハイキング」というツアーに参加した。インスブルックの近く、チロルにある、世界一美しい村と言われるアルプバッハに寄った時に撮った。この写真はこうして翅を閉じて止まっていると日本で見るモンキチョウとまったく変わらない。しかし、飛翔したときに翅表が見えると、オレンジ色だったりする。記憶が薄いが多分このモンキチョウも表はオレンジ色だったと思う。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F7.1 1/800秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.クモマベニヒカゲの仲間 Eribia Ligea ? 2007年7月8日
​ツアーのコースに​チロル地方のゼーフェルドの郊外にある村でジャム作りを体験するという時間があった。私はエスケープして蝶の写真を撮っていた。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.クモマベニヒカゲの仲間 Eribia Ligea ? 裏面 2007年7月8日 チロル ゼーフェルド郊外
上と同じ種のようだが、違う個体である。裏面は日本にいるクモマベニヒカゲとは少し違う。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.コヒョウモンモドキの仲間 2007年7月8日 チロル ゼーフェルド郊外 
調べてみると Mellicta asteria という蝶の♀のようだ。黄色い花と、ぺんぺん草との構図が良かったかなと思っている。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.シジミチョウの一種 2007年7月10日 ドロミテ トレチーメ付近
ドロミテのアウロンツォ小屋の近くで撮った。この数時間前には雪が降っていた。気温が低く、蝶は飛ぶことが出来ない。凍えているようだ。

Nikon D100 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/320秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ジャノメチョウ 2007年7月25日 横浜市舞岡公園
舞岡公園ではこの時まで、ジャノメチョウを見たことはなかった。百合の花とジャノメチョウ・・・こんな取り合わせはまたとないと思う。

Nikon D100 Tokina 100mm F2.8D macro
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ベニヒカゲ​♀​ 2007年8月24日 長野県池の平湿原
早朝に家を出て、小諸の先から高峰高原に上がり、池の平湿原に入った。マツムシソウも最盛期だった。

Nikon D100 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.ヒメキマダラヒカゲ 2007年8月24日 長野県池の平湿原
湿原への取り付きとなる林道には、ヒメキマダラヒカゲが多かった。コンデジで近寄って撮って、その環境の雰囲気を出したかった。

Canon PowerShot A620 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 7.3mm ISOオート )


2010年12月 2日

トルコ旅行 その8 トルコ絨毯


 11月3日、午前10時45分、バスはギョレメの谷を見下ろす展望台に着いた。その向こうにアルジェス山(3916m)が望める。ここで、みなさんしばし写真を撮ったりしていた。
 次に20分ほどバスに乗って、トルコ絨毯の店に案内された。何人かの人が購入された。しかし、はじめから買う気のない者にとっては、滞在時間1時間半は長過ぎた。
 私たち夫婦の前に座ったベテランらしいトルコ人の店員さんに、我々が横浜から来たというと「横浜大好きです」と巧みな日本語で売り込みが始まった。気の毒だが我々には今回は買う気がない。ひとしきり会話を楽しんだ。

72.アルジェス山
展望台からは眼下に奇岩の連なりを見ることができた。そして、遠くに富士山より少し高いアルジェス山(3916m)が見える。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 170mm ISO400 ) 露出補正 なし
アルジェス山;クリックすると大きな写真になります
73.展望台の売店
ドンドルマと呼ばれるアイスクリームを実演即売していた。ドンドルマとはトルコ語で「凍らせたもの」の意味で、トルコでは各種アイスクリーム、氷菓全般を指すらしい。一般的なアイスクリームに似ているが、粘りがあることが特徴で、粘りを出すためにサーレップというトルコ山岳部に自生するラン科ハクサンチドリ属の植物などの塊根を乾燥して粉砕した粉を湯に溶かし、成分を抽出した液を加えているという。ご遠慮申し上げた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 36mm ISO400 ) 露出補正 なし
展望台の売店;クリックすると大きな写真になります
74.トルコ絨毯店
バスに乗ってトルコ絨毯の店に着いた。中に入るとトルコ石の店や、皮製品の店と同じように、ここでもジョークを交えて日本語を操る男性が説明をしてくれた。まずは織り手の娘さん達が仕事をしている部屋に案内された。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO2800 ) 露出補正 なし
トルコ絨毯店;クリックすると大きな写真になります
75.繭から絹糸を
次に、ベテラン(らしい?)が最高級絨毯の原料となる絹糸を紡ぐ部屋に案内された。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO640 ) 露出補正 なし
繭から絹糸を;クリックすると大きな写真になります
76.展示販売
いよいよ展示販売の大広間に。靴を脱いで絨毯を踏んでみろという。次から次と大きなサイズの絨毯が床に拡げられた。絨緞の素材は、人口繊維から始まって、羊毛、絹とある。羊毛にもいろいろな種類があるが、さらに、断然、素材として優れているのが絹だという。もちろん値段も高価である。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO1240 ) 露出補正 なし
展示販売;クリックすると大きな写真になります
77.ヘレケ
ヘレケ絨毯は世界で最も高品質で芸術性の高いものだと言われている。シルクのヘレケ絨毯の場合、1平方センチメートルの中に100~120もの結び目があり、強度や品質の良さだけでなく絵画のように繊細な模様が芸術作品として評価されているという。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 32mm ISO800 ) 露出補正 なし
ヘレケ;クリックすると大きな写真になります
78.オレンジ色のモンキチョウ
トルコ絨毯店の1時間半を終え、外に出る。塀沿いに花が咲いていたので何かいないかと見に行った。すると、オレンジ色の蝶が花に止まった。翅を閉じて止まるモンキチョウの仲間だった。一瞬翅を開いたところをシャッターを切るが、残念ながらピントは外れてしまった。日本で見るモンキチョウに比べ濃いオレンジ色で、2007年にオーストリアを旅行したときにアルプバッハで見たモンキチョウに似ていた。

上:Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 2000mm ISO800 ) 露出補正 なし
下:Nikon D5000 NIKKOR VR 18-55mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/4000秒 200mm ISO800 ) 露出補正 なし
オレンジ色のモンキチョウ;クリックすると大きな写真になります
(追記:2011/1/14)撮影データのNIKKOR VR 18-55mmとあったのは、NIKKOR VR 18-200mmが正しいので訂正しました。

2010年1月27日

キアゲハの切手 3/3

 今回、キアゲハの切手の発行国を調べていくと、その国の名前は聞いたことがあってもどこに位置するかが分らない国がたくさんあった。また、特に第二次大戦後、多くの国々が独立していて新しい国名になっていたり、同じ地域でありながら国名が変わっている国も多かった。勉強させてもらった。国名についてはウィキペディア(Wikipedia)を参考にさせていただいた。

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  1. モルドバ 1993年発行 東ヨーロッパの内陸国、西はルーマニアに接する。1991年ソ連崩壊後独立
  2. モンゴル 1963年発行 北にロシア、南に中国に挟まれる。おなじみ白鵬や朝青龍両横綱の母国。この切手は古いほうに属する。
  3. モンゴル 1992年発行
  4. モンゴル 1994年発行 シンガポール切手展の記念切手で狗(イヌ)年と漢字が入っている。
  5. ロシア ヤクチア自治共和国 1992年以降はサハ共和国という。とすれば、この切手はそれ以前に発行された。ロシア連邦を構成する共和国
  6. ユーゴスラビア 1964年発行 1929年から2003年まで存在したユーゴスラビアは、その6つの構成共和国が現在はそれぞれ独立し、スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、マケドニアとなっている。一昨年、このうち4か国を訪れた。この切手の発行も古い。好きな切手の1枚である。
  7. ヨルダン 1992年発行 イスラエルとも接する中東、西アジアに位置する立憲君主国家である。
  8. ヨルダン 1992年発行 前者の小型シートで、地色と文言が異なる。

    100126_001.jpg

  9. ラオス 1991年発行 ラオスは東南アジアの内陸国で中華人民共和国、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、タイと国境を接する。 10年に1回日本で開催される国際切手展の記念切手。
  10. ラオス 1996年発行
  11. ラトビア 1996年発行 1918年第一次世界大戦で独立したが、1940年にソ連に併合、そして1991年にソ連から独立を回復した。バルト海に面する北東ヨーロッパ
  12. リベリア 西アフリカに位置する共和制国家。現在のアフリカの中ではエチオピアに次いで古い国である。
  13. ルーマニア 1960年発行 国名の由来は「ローマ人の国」。この切手の発行も古い。
  14. ルーマニア 1985年発行
  15. ルクセンブルク 2005年発行 ベルギー、オランダと併せてベネルクス3国と呼ばれる小国のひとつ。
  16. レバノン 1965年 西アジア、中東に位置する共和制国家。この切手の発行は古く、趣が感じられる。

    100126_002.jpg

  17. 赤道ギニア 1984年発行 名前のとおり赤道直下の国。写真によるお粗末な切手で、しかもアフリカには関係ない蝶が並んでいる。
  18. 赤道ギニア 1984年発行 こちらはパステル画。国外のエイジェントに制作を任せ、郵趣家を対象に外貨獲得の手段としている。
  19. 東ドイツ 1964年発行 1949年にドイツ連邦共和国(西ドイツ)建国を受け、翌10月にドイツ民主共和国(東ドイツ)の建国が宣言され、分断されていたドイツは、1990年に東ドイツが西ドイツに吸収される形で、41年ぶりに統一された。この切手はドイツらしい切手と思う。
  20. 北ベトナム 1976年発行 1975年4月30日にベトナム戦争は終わった。そして1976年に南北ベトナムが再統一されたが、この切手の発行はその直前のようだ。
  21. 北朝鮮 2000年発行 1945年の降伏文書調印により正式に日本の朝鮮半島統治は終了する。そして、終戦直後から、北緯38度線以南をアメリカに、38度線以北をソ連に占領され、1948年に韓国と北朝鮮の両国ができた。
以上、2005年くらいまでに発行になったものはカバーしたと思うが、これ以降も、たくさんの蝶切手、いくつかのキアゲハの切手が発行されていると思う。しかし、前にも述べたとおり、特に小型シートに見られるような、郵趣家目当ての、外国のエージェントに制作を任せたようなお粗末な切手が各国から多発され、厭気がさし、蒐集をやめてしまった。しかし、なかにはすぐれた切手もあり、良いものだけは手に入れておきたいとも思う。

さて、私が外国で撮ったキアゲハの写真は、オーストリアのアルプバッハとクロアチアのドブロクニクのものがある。ヨーロッパのPapilio machaon と日本のPapilio machaon は違う亜種であろうとは思うが、同じPapilio machaon である。

オーストリア チロル アルプバッハ のキアゲハ:クリックすると大きな写真になります 1.オーストリア チロル アルプバッハ のキアゲハ 2007年7月7日


Nikon D100 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/750秒 ISO400 露出補正なし )
クロアチア ドブロクニク のキアゲハ:クリックすると大きな写真になります 2.クロアチア ドブロクニク のキアゲハ 2008年7月20日

Nikon D300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 70mm ISO400 露出補正なし )
横浜市舞岡公園 のキアゲハ :クリックすると大きな写真になります 3.横浜市舞岡公園 のキアゲハ 2007年10月5日

Nikon D100 Tokina macro 100mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 ISO400 露出補正なし )
藤島武二画伯の「蝶」:クリックすると大きな写真になります 最後になったが、この「キアゲハの切手」 1/3 で日本からはまだキアゲハを描いた切手は発行されていないと述べたが、実はあった。1966年に発行された藤島武二画伯の「蝶」が原画の切手趣味週間の切手で、右上に紛れもなくキアゲハが描かれている。

2007年7月30日

墺・伊 旅行 第9回

ハイリンゲンブルートから山岳道路を戻り、この日の宿泊地であるインスブルックへ行く途中、ヨーロッパで一番花の美しい村に選ばれたことのあるアルプバッハに寄った。午後5時半だというのにまだ陽が高い。

クリックすると大きな写真になります1.なにやら賑やかである。村の入り口で改札口が設けられている。今日はたまたま年に一度の村のお祭りとのこと。ママさんコーラスも楽しそう。

Nikon D100 NIKKOR VR18mm-200mm
クリックすると大きな写真になります2.若い人たちもとっても楽しそうだ。模擬店も出て、私もビールを一杯2ユーロで飲んだ。

Nikon D100 NIKKOR VR18mm-200mm
クリックすると大きな写真になります3.家のベランダにも花が一杯植えられている。その花にヨーロッパキアゲハが来た。日本で見るキアゲハとほとんど変わりはない。ヨーロッパでは大型の蝶が少ないのでキアゲハは珍重されると聞く。距離があるのでズームを200mmいっぱいにして、手振れ防止を作動させて撮った。

Nikon D100 NIKKOR VR18mm-200mm
クリックすると大きな写真になります4.村の入り口にも花の植え込みがある。そこに白い蝶が集まっていた。どうやら2種類入るらしい。これは日本のスジグロシロチョウの仲間。モンシロチョウの仲間もいた。これも200mmで撮影。

Nikon D100 NIKKOR VR18mm-200mm
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