検索結果: Studio YAMAKO

このブログを検索

大文字小文字を区別する 正規表現

Studio YAMAKOで“稲荷山”が含まれるブログ記事

2014年6月15日

高野山と京都 5/21~24 3泊4日 (3)伏見稲荷 5月23日


 京都は何回か訪れているが、まだまだ見ていないところがたくさんある。この日は東福寺、伏見稲荷、平等院をJR奈良線に乗って廻ろうと考えていた。しかし、娘たちは東福寺と平等院はすでに行っているので、伏見稲荷だけ付き合うという。
 伏見稲荷はそれほど遠くないので、ホテルからタクシーを利用する。
 伏見稲荷に着いたのは、9時を少し過ぎたころだった。既に参道には人が多い。特に中学生と思われる修学旅行の生徒たちで溢れていた。修学旅行生は、タクシーに分乗してやってくる。タクシーの運転手さん達は、それぞれその乗客である4人の生徒を案内して歩く。このシーズンは何百台というタクシーが、その契約をしているらしい。それでも市中にはタクシーがたくさん走っている。京都のタクシーの初乗り料金は、消費税8%込みで1.7kmまで620円と安い。小泉政権の時に規制緩和で台数が増えたとドライバーは嘆く。MKとクローバーの評判が良いようだ。
 伏見稲荷の参拝を終えた後、娘たち夫婦と別れた。伏見の酒蔵へいくという。
  私たちは、稲荷駅からJR奈良線に乗り、宇治へ行く。平等院をみて、東福寺へと戻る。東福寺からは、待っていたタクシーに乗ってホテルに戻った。
 娘たち夫婦もホテルに帰ってきた。今宵の夕食は、八坂の塔の近くにあるイタリアンの「イル・ギオットーネ」というところだった。ともに5月生まれの自分の誕生日と、私の誕生日のお祝いをしてくれるそうだ。

37.伏見稲荷 表参道
JR奈良線の稲荷駅から、まっすぐ伏見稲荷大社への参道がある。正面に見えるのは楼門という。その背後は標高223mの稲荷山で、稲荷山全域が伏見稲荷の領域である。まだ9時20分だが、修学旅行の生徒たちが大勢来ている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/480秒 27.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
伏見稲荷 表参道;クリックすると大きな写真になります。
38.一番鳥居
JR奈良線の稲荷駅を出たすぐのところに一番鳥居がある。伏見稲荷の赤い鳥居はここから始まる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8.0 1/800秒 9.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
一番鳥居;クリックすると大きな写真になります。
39.楼門
楼門は檜皮葺の入母屋造りで天正17年(1589年)に建立された。昭和48年(1973年)に楼門解体修理が行われた祭、当時の墨書が発見され、伏見稲荷大社の中では本殿の次に古い建築であることが判明した。楼門の両側には、精悍な雰囲気のお狐様がいる。狛犬と同じように魔よけの意味を持っているので、やはり同じように阿吽(あうん)の対になっている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8.0 1/800秒 9.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
楼門;クリックすると大きな写真になります。
40.本殿
本殿は、応仁の乱で消失した後、明応八年(1499年)に再建された。重要文化財に指定されている。本殿は撮影禁止である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/900秒 7.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
本殿;クリックすると大きな写真になります。
41.千本鳥居の始まり
本殿の奥から千本鳥居と呼ばれている鳥居が続く。稲荷山には信者から奉納された鳥居が約1万基あり、特にこのあたりの千本鳥居と呼ばれる所は狭い間隔で多数建てられている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/80秒 6.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
千本鳥居の始まり;クリックすると大きな写真になります。
42.二手に分かれた鳥居の道
奥社奉拝所へと続く千本鳥居は途中で二手に分かれるが、どちらを行っても、奥社奉拝所にたどり着く。奥社奉拝所は稲荷山を遥拝するところで、一ノ峰(上之社神蹟 末広大神)、二ノ峰(中之社神蹟 青木大神)、三ノ峰(下之社神蹟 白菊大神)という稲荷山三ケ峰はちょうどこの社殿の背後に位置している。ここから稲荷山に入るが、これから先は異世界なのだそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/58秒 4.4mm ISO800 ) 露出補正 なし
二手に分かれた鳥居の道;クリックすると大きな写真になります。
43.奥社奉拝所から熊鷹社へ
千本鳥居は、一応、奥社奉拝所までだが、それから先も鳥居は続く。ただ、奥社奉拝所から先は上がる人が少ない。摂末社の一つである熊鷹社まで上がることにする。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/140秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
奥社奉拝所から熊鷹社へ;クリックすると大きな写真になります。
44.新池と熊鷹社
やがて熊鷹社に着いた。熊鷹社は伏見稲荷の山をめぐる参道の新池のほとりに立つ。池に向かって拍手し、反射して返ってきた「こだま」の音の近さで願い事が早く叶うか遅くなるかを占い、また、「こだま」の方角を探すと家出人や失踪者が見つかると言い伝えられているそうだ。池の左側に見える社が熊鷹社である。これ以上、上に上がるのはやめにした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/160秒 11.1mm ISO250 ) 露出補正 なし
新池と熊鷹社;クリックすると大きな写真になります。
45.鳥居の奉納
鳥居を奉納する習わしは江戸時代に始まったそうだ。上がってくる側には、奉納という文字しか見えないが、下る側から見ると、奉納した人の名や年月日、あるいは何々記念といったようなことが記されているのが見える。「平成26年2月1日建之 開局55周年記念 株式会社テレビ朝日」と書かれた少し大きめの真新しい鳥居もあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/45秒 15.5mm ISO800 ) 露出補正 なし
鳥居の奉納;クリックすると大きな写真になります。
46.狐の咥え物
熊鷹社のある新池から、上がってきたときと違う道を八島ヶ池のほうへ下りてくる。本殿に出る手前に橋があり、その手前の両側に、何かを咥えた狐がいた。何を咥えているのだろうか? どうやら鍵(穀物を納める米倉の鍵)のようだ。反対側の狐は玉(穀霊を象徴する玉)のようなものを咥えている。狛犬と同様に社殿に向かって右(上座)が口を開いた「阿(あ)」であり、左(下座)が口を閉じた「吽(うん)」だそうだ。鍵や玉のほかにも鎌や稲穂を咥えた狐もいて、いくつかのバリエーションがあるようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/160秒 7.9mm ISO250 ) 露出補正 なし
狐の咥え物;クリックすると大きな写真になります。
47.鳥居に願い事
神社では絵馬に願い事を書いて架けるが、ここでは赤い鳥居に願い事を書いて架ける。外国人観光客であろう、英文字で書かれたものもあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
鳥居に願い事;クリックすると大きな写真になります。
48.裏参道
お札やお守り、そしておみくじなどが売られている社務所の前を通って、京阪電車の伏見稲荷駅に近い裏参道を歩く。土産物屋が並ぶ。娘たちとはここで別れた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
裏参道;クリックすると大きな写真になります。
49.JR稲荷駅前から表参道を見る -1
どこから来たのだろうか、若い3人の御嬢さんが表参道を歩いてくる。お稲荷さんはショート・パンツでもお参りさせてもらえる。寛大だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 20.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
JR稲荷駅前から表参道を見る -1;クリックすると大きな写真になります。
50.JR稲荷駅前から表参道を見る -2
表参道をベビー・カーに赤ちゃんを乗せたお母さんが横切る。近所に住んでいる人なのだろう。ここは京都駅からわずか二駅、2.7km とごく近いところなのだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/340秒 37.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
JR稲荷駅前から表参道を見る -2;クリックすると大きな写真になります。
51.JR奈良駅改札口
時間は10時半。10:42発の電車で宇治へ行くことにする。次は平等院だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/180秒 5.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
JR奈良駅改札口;クリックすると大きな写真になります。


2010年3月12日

鎌倉 梅散策 2/2


2月24日鎌倉梅散策の主たる目的は瑞泉寺の梅であったが、いまひとつ感動を得られなかった。瑞泉寺の梅を見た後、金沢街道へ出て、東のほうへ向かい、杉本観音、報国寺、浄妙寺を見てきた。杉本観音の苔の階段、報国寺の竹林は良かった。
10.杉本寺の苔の階段
杉本寺は鎌倉幕府が成立する500年も前の奈良時代に行基という僧が開いた鎌倉最古の寺という。この行基は奈良の大仏造営への貢献や社会事業などでも知られているとのこと。仁王門から観音堂へ続く階段は、苔に覆われていて見事である。この階段は通行止めになっていて観音堂へは脇の路から上がった。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 34mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
杉本寺の苔の階段:クリックすると大きな写真になります
11.杉本寺観音堂
宗派は天台宗である。本尊は十一面観音像三体で重要文化財になっている。また、坂東三十三観音霊場の第一番札所で、8月1日の縁日は参拝者で賑わうらしい。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 19mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
杉本寺観音堂:クリックすると大きな写真になります
12.杉本寺仁王門
立派な仁王門があった。屋根の茅の葺き替えは10年に1回ほど行われ、最近では平成21年に行われたようだ。参拝記念の千社札がたくさん張られている。落書きよりは形になっていると思うが。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
杉本寺仁王門:クリックすると大きな写真になります
13.報国寺鐘楼
報国寺は臨済宗の建長寺派で、仏乗禅師により開山され、1334年に建立されている。足利、上杉両家の菩提寺として栄えたという。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 34mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
報国寺鐘楼:クリックすると大きな写真になります
14.報国寺の竹林
この竹林の庭に入るのに入園料がいる。どうしようか考えたか、入ってみることにした。予備知識なしであったが、入ってよかった。立派な孟宗竹の竹林である。歩行者が手を添えるところが、磨かれていた。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F3.3 1/125秒 29mm ISO1100 ) 露出補正 -0.7段
報国寺の竹林:クリックすると大きな写真になります
15.旧華頂宮邸
報国寺から300mほど奥に旧華頂宮邸があった。昭和4年に華頂博信侯爵邸として建てられた。神奈川県にある洋風住宅建築として最大規模であるという。訪れる人は少なく、ひっそりとしてた。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 24mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
旧華頂宮邸:クリックすると大きな写真になります
16.旧華頂宮邸の中庭
建物の脇から中庭に入ることができた。広い。芝生が緑になる春は奇麗だろうなと思う。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 19mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
旧華頂宮邸の中庭:クリックすると大きな写真になります
17.浄妙寺
再び報国寺へ戻り、金沢街道をさらに東へ進むと左側に浄妙寺の入口があった。ここでも拝観料を支払い山門を中に入ると正面に本堂があった。浄妙寺は臨済宗建長寺派の禅宗寺院。山号は稲荷(とうか)山。詳名は「稲荷山浄妙廣利禅寺」というらしい。本尊は釈迦如来。開基(創立者)は足利義兼で1188年に創建された。開山(初代住持)は退耕行勇(たいこうぎょうゆう)。鎌倉五山の第五位。鎌倉三十三観音第9番という。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 34mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
浄妙寺:クリックすると大きな写真になります
18.浄妙寺 茶室
本堂の左側に茶室があった。天正年間(1573年~1592年)に建てられた茶室で、現在の茶室は平成3年に復興したものとのこと。庭を眺めながら抹茶を楽しむこともできる。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 45mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
浄妙寺 茶室:クリックすると大きな写真になります
19.浄妙寺 山門
浄妙寺の山門を本堂側から見たところ。山門から本堂への石畳の両側に梅の木が植えられていた。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
浄妙寺 山門:クリックすると大きな写真になります
20.おまけ
だいぶ前だったが、TV番組で普通の家で食べさせるあなご丼が紹介された。家内がそれを覚えていて、「ここだ!」と声をあげた。今日の散策は浄妙寺で終わりにし、杉本寺のそばまで戻り、この「左可井」であなご丼を食べることにした。あなご丼は1,200円、添えられた玉子焼きも旨かった。食後、杉本寺でバスに乗り鎌倉駅に戻った。

Nikon D300 Σ17-70mm F2.8-4.5G macro
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 26mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
「左可井」であなご丼:クリックすると大きな写真になります