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Studio YAMAKOで“本牧市民公園”が含まれるブログ記事

2011年12月20日

本牧市民公園から横浜市電保存館へ 12月4日


 12月4日 三渓園の散策を終え、車を停めた本牧市民公園の駐車場へ戻ってきた。本牧市民公園の片隅におかれている蒸気機関車を見た後、JR根岸駅に近い磯子区滝頭にある横浜市電保存館に寄ってみた。ここも18台ある駐車場は満杯で、臨時駐車場の方へまわされた。さすがに今日は日曜日、子供連れの来場者が多かった。ここには昭和47年3月31日で廃止された横浜市電の当時の車両や、鉄道模型のあるパノラマ、そして横浜市電の歴史を語るパネルなどが展示されている。

1.D51516
本牧市民公園の片隅にはデゴイチの愛称のある蒸気機関車D51が据えられていて、子供たちが機関室へ立ち入ることができるようになっている。D51は主に貨物輸送のために用いられ、太平洋戦争中に大量生産されたこともあって、その所属両数は総数1,115両に達しており、ディーゼル機関車や電気機関車などを含めた日本の機関車一形式の両数では最大を記録したそうだ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 50mm ISO400 ) 露出補正 なし
D51516;クリックすると大きな写真になります
2.機関士の気分
遊びに来ていた子どもたちは次々に機関室へ上がり、なにかのレバーを握っては機関士になった気分になっていた。機関室の様子や、想像するその操縦の技術はIT時代の今とは隔世の感がある。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.8 1/125秒 22mm ISO1000 ) 露出補正 なし
機関士の気分;クリックすると大きな写真になります
3.同い年のD51
このD51516は、昭和16年に大宮工場で製造された。私と同い年である。国有鉄道の大宮工場で同年2両製造された内の1台だ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
同い年のD51;クリックすると大きな写真になります
4.横浜市電保存館入口
1904年(明治37年)7月15日 横浜電気鉄道により、神奈川 - 大江橋間が開業したが、1921年(大正10年)4月1日 横浜市がその横浜電気鉄道を買収して横浜市電となった。ここ横浜市電保存館は所和47年に横浜市電が全面廃止された翌年の1973年(昭和48年)8月25日に、滝頭車両工場跡に開館し、まず市電の車両7両と部品、備品を保存展示された。その後、滝頭車両工場跡地に建てられた市営住宅の建設のため一時閉館されたが、1983年(昭和58年)8月13日に、その市営住宅の1階に再開館された。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 40mm ISO400 ) 露出補正 なし
横浜市電保存館入口;クリックすると大きな写真になります
5.横浜市電のパノラマ模型
21世紀の横浜を背景に地下鉄、私鉄、JRのOゲージとHOゲージの車両が縦横に走っているほか、昭和30年代の横浜を背景に市電の模型車両も走っている。なかなか見ごたえのある模型だった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/60秒 90mm ISO3200 ) 露出補正 なし
横浜市電のパノラマ模型;クリックすると大きな写真になります
6.Oゲージ鉄道模型
亡くなられた吉村栄という方が、およそ40年をかけて製作、収集された鉄道模型(Oゲージ)のコレクションが展示されている。蒸気機関車43両をはじめとする各種車両は、全国でも例を見ない規模のものだそうで、「子供たちに夢を」という故人の遺志により、横浜市に寄贈されたものとのこと。ここに展示してあるコレクションはその一部だそうだ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 32mm ISO900 ) 露出補正 なし
Oゲージ鉄道模型;クリックすると大きな写真になります
7.世界の路面電車の展示パネル
私の好きな外国の路面電車の展示パネルもあった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.8 1/125秒 24mm ISO500 ) 露出補正 なし
世界の路面電車の展示パネル;クリックすると大きな写真になります
8.実車展示 1600型
奥行きの長い展示場には7両の実車が展示されていた。路線番号の⑦は、八幡橋から桜木町駅前、横浜駅前を通って中央市場までの路線だったようだ。この車両は1600型で800型代替として昭和32年、当局工場で製作した最後の新車とのこと。後部乗降口を中央よりに移したバス型配置で、出入口を大きくとり、4枚折戸が採用されている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 18mm ISO500 ) 露出補正 なし
実車展示 1600型;クリックすると大きな写真になります
9.実車展示 1100型
この車両は1100型。昭和11年に新式中型ボギー車として5両購入された。バンパー面から流線型となっている車両は当局唯一のもの。当初はロマンスシートとロングシートを設け、鋼製振止式のつり皮を採用するなどモダンな車両であったようだ。昭和42年ワンマン車に改造され市電全廃まで活躍した。⑥は磯子区の葦名橋から桜木町駅方面を走っていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 32mm ISO500 ) 露出補正 なし
実車展示 1100型;クリックすると大きな写真になります
10.実車展示 1000型車内
これは⑩の路線番号板が掛けられた1007号車の車内である。⑩は桜木町と弘明寺間の路線だった。この1000型は昭和3年に震災復興事業により20両購入された。 昭和44年全廃されている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
111220_010.jpg


2011年12月16日

紅葉の三渓園 12月4日


 三渓園へは今年の6月に行っている。その時に紅葉のころはきれいだろうなと思ったので、再び12月4日に出かけた。9時開園である。9時15分ごろ、付近に到着したが、三渓園の駐車場から車の列ができている。係りの方が来て、すでに満車であるので、三渓園の反対側の入口、すなわち南門の近くに本牧市民公園の大きな駐車場があるので、そこに停めて、南門から入園してほしいと説明があった。私たちの前に並んでいた車は次々とそちらへ向かう。私たちも従った。本牧市民公園の駐車場は大きな駐車場だった。公園内にある「上海横浜友好園」を眺めながら、南門から三渓園に入った。横浜市民で65歳以上は入園無料だった。
  横浜の生糸商で茶人でもある原富太郎氏がつくった三渓園は、明治39年に開園し、周辺一帯は閑静な住宅地としても開けていった。名称の三渓園は原の号である三渓に由来する。三渓園に隣接して、本牧市民公園も整備され、一帯は市民の文化レクリエーションの地として親しまれている。

1.上海横浜友好園
本牧市民公園は昭和43年に終了した本牧埠頭関連造成用地の海面埋立てにより、それまで海であったところに、庭球場、運動広場、池などの施設を整備し、昭和44年に公開されました。 「上海横浜友好園」は平成元年に横浜市と上海市の友好都市締結15周年を記念してつくられたとのこと。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F14 1/800秒 20mm ISO400 ) 露出補正 なし
上海横浜友好園;クリックすると大きな写真になります
2.上海横浜友好園 湖心亭
「上海横浜友好園」は横浜市が上海市に寄贈した「横浜上海友好園」のお返しとして上海市から提案、整備されたもので、中国江南様式による庭園だそうだ。 上海市の木、花のハクモクレンに因んで命名された玉蘭庁を中心に、庭院、曲橋で結ばれ、六角形の二重屋根が特徴的な湖心亭からもう一つの出入口の竹門などが池の中に巧みに配置され、背景となっている三溪園の緑と崖が独特の雰囲気を醸し出している。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 42mm ISO400 ) 露出補正 なし
上海横浜友好園 湖心亭;クリックすると大きな写真になります
3.海岸門
三渓園の南門から入って左に中国梅林を見ながら進むと左手に海岸門がある。海岸門から先は内苑になる。原三渓家族が住んでいた内苑は非公開であったが、昭和33年に公開された。海岸門の手前のモミジが色鮮やかで、カメラを持った多くの人たちが撮っていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/420秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
海岸門;クリックすると大きな写真になります
4.旧天瑞寺寿塔覆堂の銀杏
海岸門をくぐって少し進むと右手に旧天瑞寺寿塔覆堂が見える。この堂は、豊臣秀吉が母のために建てた寿塔を覆うための建物で、現在、秀吉が建てたものと確認できる数少ないものだそうだ。 その屋根に傍に立つイチョウの黄色い葉が落ちていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 44mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧天瑞寺寿塔覆堂の銀杏;クリックすると大きな写真になります
5.旧天瑞寺寿塔覆堂 裏側
ここは旧天瑞寺寿塔覆堂の裏側。先ほどのイチョウの落ち葉が地面を覆っている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧天瑞寺寿塔覆堂 裏側;クリックすると大きな写真になります
6.旧天瑞寺寿塔覆堂 表側
旧天瑞寺寿塔覆堂の表側に回る。天正16年(1588)、豊臣秀吉は母・大政所の病気平癒を祈って京都の大徳寺山内に塔頭・天瑞寺を創建した。そして母のさらなる長寿を祈願して、同寺内に寿塔(生前に建てる墓塔)を建て、これを覆堂内に納めたという。天瑞寺は明治7年に廃寺となり、この覆堂は大徳寺内の瑞光寺、黄梅院を経て、明治35年に三渓園に移築されたとのこと。墓塔は総高9.65尺の石造宝塔で、現在も竜翔寺(旧天瑞寺)の境内に残されているとのこと。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧天瑞寺寿塔覆堂 表側;クリックすると大きな写真になります
7.旧天瑞寺寿塔覆堂の手水鉢
旧天瑞寺寿塔覆堂の前にあった手水鉢にモミジが写り込んで鮮やかな色になっていた。内苑には、これとは別に有名な「瓢箪文手水鉢」という周囲に瓢箪の文様がある、豊臣秀吉が愛用したという手水鉢がある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧天瑞寺寿塔覆堂の手水鉢;クリックすると大きな写真になります
8.茶会 月華殿
この日は、内苑のいくつかの建物で横濱茶道連盟による茶会が行われていた。ここ月華殿は初代徳川家康により、京都伏見城内に建てられたものといわれており、 1918年(大正7年)に春草廬と共にこの地に移築されたとのこと。原三溪が建てた金毛窟とつながっている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 40mm ISO400 ) 露出補正 なし
茶会 月華殿;クリックすると大きな写真になります
9.旧燈明寺三重塔
池の周りを巡ってみたが、紅葉はほとんど見るべきところがなく、それではと、正門から池越しに見える旧燈明寺三重塔へ上ってみた。残念ながらここの紅葉も大したことはなかった。旧燈明寺三重塔は1457年(康正3年)建築された重要文化財で、園内のほぼ全域から、その姿を見ることができる。 三溪園には、1914年(大正3年)に移築されたと書かれている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
旧燈明寺三重塔;クリックすると大きな写真になります
10.初音茶屋
三重塔から降りてきて、角を曲がると真っ赤に染まったモミジが見えてきた。ここは「初音茶屋」という。茶屋の真ん中には囲炉裏が有る。案内板には、かって三渓園を訪れたインドのノーベル賞文学者「タゴール」や「芥川龍之介」によって書きしるされた茶屋とされている。芥川は、大正4年(1915)の初秋、ここでの印象を「ひとはかり うく香煎や 白湯の秋」と俳句に残している。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 34mm ISO400 ) 露出補正 なし
初音茶屋;クリックすると大きな写真になります
11.内苑側から見た海岸門
期待した紅葉は旧天瑞寺寿塔覆堂、初音茶屋、そしてここ海岸門といくつかのところに限られた。内苑側から、海岸門をくぐって、右へ曲がり、南門から再び本牧市民公園の駐車場へと戻った。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 34mm ISO400 ) 露出補正 なし
内苑側から見た海岸門;クリックすると大きな写真になります