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Atelierで“ミソハギ”が含まれるブログ記事

2016年6月29日

隠居の訪花:花博記念公園鶴見緑地、咲くやこの花館

住んでいるところが、大阪堺なので、鶴見緑地にある植物園温室「咲くやこの花館」がローカル局ニュースで良く取り上げられる。しばらくご無沙汰ので気になっていた。
 咲くやこの花館は基本的には温室なので、京都府立植物園や「花の文化園」でも、同じような植物が生育されている。 温室の中は、蘭などお馴染みの(といって名前の分からない植物ばかりだが)熱帯植物が生育しているが、温室の続きには、イベントに備えてハスが生育されていたり、イングリッシュガーデンの芝生があったりする。
 温室を後にして、跡地の中心にある大池という池をぐるっと一周してみることにした。歩いてみて分かったのだが、26年前1990年に、この地で開催された「国際花と緑の博覧会」の各国のパビリオン跡が残っているのだ。40代の終わりに、これらのパビリオンを巡った記憶が蘇ってきた。特に、その当時の茶室が保存されている日本庭園跡地は、そのままの雰囲気である。これらの跡地の保存は、府が助成したり、ボランティアの方々が力をつくしているようだ。
 老年とくに男性の方々の憩いの場になっているようだが、絵の同好会がキャンバスを広げていたり、ツアーとおぼしき団体が花を巡っていたりしていた。自宅から車で30分ほどのところにあるので、また訪問したいと思っている。

;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
睡蓮
咲くやこの花館の開館は10時である。それを待つ間、温室前の池に咲いている睡蓮を撮った。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
169mm 絞り優先AE 1/200s f13.0 ISO160 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
睡蓮
同じく温室前の池で。睡蓮と蓮との差異は、このサイトに詳しい。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
219.0mm 絞り優先AE 1/250s f13.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
熱帯睡蓮
温室入り口からすぐに小さな池がある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mm 絞り優先AE 1/250s f13.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
熱帯睡蓮
葉に切り込みがある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
136.0mm 絞り優先AE 1/750s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
熱帯睡蓮
花の色はいろいろあるようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
136.0mm 絞り優先AE 1/750s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
熱帯睡蓮
立て札には、ニンファエア・ギガンティア とあった。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
128.0mm 絞り優先AE 1/500s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
ソブラリア・フサントレウカ
中南米に自生する地生ランということである。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
72.0mm 絞り優先AE 1/90s f8.0 ISO320 露出補正 0
160617_015.jpg 2016/6/17 咲くやこの花館
デンドロニュームの一種?
蘭科の植物は沢山ある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
58.0mm 絞り優先AE 1/350s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
カンガルー・ポー
オーストラリア南西部が原産。「ポー」というのは「脚」という意味。細かい毛に覆われた花がカンガルーの脚に見えることから名前が付きました。という案内板が出ていました。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
48.0mm 絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
キンシャチ(金鯱)
黄金色に輝く棘に覆われ、現地では大きくなると直径は1mを超える。この姿を金の樽にみたて英名(Golden Barrel Cactus)がつけられた。と立て札にはある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
67.0mm 絞り優先AE 1/350s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
コマクサ
高山帯の砂礫地に生える。自生のものは、高山に登らないと見られないらしい。名前は、花のかたちが馬の顔に似ていることから。 とボタニックガーデンにはある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
67.0mm 絞り優先AE 1/350s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
リーガルリリー
ササユリ的だが、葉がちがうようだ。中国の中南部、四川省で1903年に発見されたそうだ
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
47.0mm 絞り優先AE 1/90s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
トックリワタノキ
確かに木の幹は徳利型をしている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
47.0mm 絞り優先AE 1/90s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
トックリワタノキの綿
この綿の中に種があって風で吹き飛ばされるらしい。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
157.0mm 絞り優先AE 1/200s f8.0 ISO400 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
ヘリコニア・ロストラタ
英名:ザリガニのハサミ((Lobster claws)。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
47.0mm 絞り優先AE 1/90s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
ハマベマンテマ
学名は Silene maritima。娘が母の日に家内に贈った寄せ植えの中に、同じものがあった。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
77.0mm 絞り優先AE 1/125s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
蓮(青菱紅蓮:せいりょうこうれん)
蓮のイベントに備えて大きな壺に咲いていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
77.0mm 絞り優先AE 1/125s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
蓮(宝石花)
咲いている蓮はまだ少なかった。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
77.0mm 絞り優先AE 1/125s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
パビリオン中国跡
大池に面した位置に中国パビリオン跡がある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
77.0mm 絞り優先AE 1/125s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
オーストリア館?跡地
アジサイが咲いていた。後で植えられたものだろう。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
77.0mm 絞り優先AE 1/125s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
ホシミスジ
あちらこちらでヒラヒラしていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO250 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
ベニシジミ
ここでも、ハルジオンなどの雑草が生えている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO400 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
アオサギ
日本庭園近くには、アオサギがたくさんいた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/1000s f8.0 ISO100 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
アオサギの群れ
一羽づつは適当に距離をおいているが、数えただけで13羽が同じ場所にいた。基本的には、アオサギは集団で過ごすらしい。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
132.0mm 絞り優先AE 1/200s f8.0 ISO100 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
ミソハギと睡蓮
日本庭園裏の睡蓮の池。スマホのカメラは焦点深度が深い。
SONY SO-04E
4.1mm プログラムオート 1/500s f2.4 ISO40 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
日本庭園茶室「むらさ亭」
申し込むと利用できるようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
24.0mm 絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO250 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
人工の滝
花博時のものが残されている。樹々は大きくなっているようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
24.0mm 絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO160 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
香りのバラの実
バラ園の花は終わっていたが、このような実が残っていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
43.0mm 絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO125 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
風車の丘
マリーゴルドが一面に植えられていた。季節によって変わるらしい。秋にはコスモスになるようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
38.0mm 絞り優先AE 1/500s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
写生教室?
自然体験観察園でキャンバスを広げられていた。
SONY SO-04E
4.1mm プログラムオート 1/320s f2.4 ISO40 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
半夏生
我が家の庭にも生えているが、繁殖力は強いようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
39.0mm 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
公園内雨水マンホール
1990年の花博の時に作ったようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
39.0mm 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7


2014年8月19日

隠居の散策:立秋といえど 酷暑の泉北ニュータウン


 24節気72候の立秋3候 蒙霧升降( ふかききりまとう) になったが、ここ堺南区は酷暑である。近畿地方北部は、豪雨に見舞われて様々な被害も出ているようだが。天候不順や暑さにかまけて、しばらく歩くことがおろそかになっていた。

 久しく歩いていない、栂地区の北部を訪れてみた。この時期、野鳥は全く期待できない。和田川にアオサギが1羽佇んでいるほか、ハクセキレイが3羽飛び交っているだけだった。

酷暑:和田川で見た鳥
 
アオサギ:和田川;クリックすると大きな写真になります。 アオサギ:和田川
2014/8/17
Fujifilm HS50EXR
110.8mm 1/640s f/5.6 ISO400
ハクセキレイ:和田川;クリックすると大きな写真になります。 ハクセキレイ:和田川
2014/8/17
Fujifilm HS50EXR
133.4mm 1/500s f/5.6 ISO400


 野々井の田んぼの畦道を歩く。1ヶ月前に散策した時に見つけた「クボタ鉄コーティング実証圃場」を通りかかると雑草がたくさん生えている。隣の普通の田んぼには、雑草は一本もない。実験はあまりうまくいっていないようだ。
 田んぼを囲む畦の水場をみると大きなタニシがたくさんおり、中にはひげを伸ばしてゆっくり動いているものもある。ネットで検索してみると、ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)らしい。これも稲にとっては外敵らしい。稲作もいろいろたいへんなのだ。

野々井の実験圃場
 
「クボタ鉄コーティング実証圃場」;クリックすると大きな写真になります。 「クボタ鉄コーティング実証圃場」
2014/7/11
SONY NEX-7+18-200mm
24.0mm 1/250s f/8.0 ISO100
「クボタ鉄コーティング実証圃場」;クリックすると大きな写真になります。 「クボタ鉄コーティング実証圃場」
2014/8/17
SONY NEX-7+18-200mm
88.0mm 1/125s f/6.3 ISO100
ジャンボタニシ;クリックすると大きな写真になります。 ジャンボタニシ
2014/8/17
SONY NEX-7+18-200mm
155.0mm 1/30s f/6.3 ISO100
ジャンボタニシ;クリックすると大きな写真になります。 ジャンボタニシ
2014/8/17
Fujifilm HS50EXR
26.0mm 1/200s f/8.0 ISO400


 この暑い時には、トンボが元気である。あまり珍しいトンボは飛んでいないが、この時期は繁殖期にあたるのか連結し交尾をするシオカラトンボとギンヤンマを観察することができた。
 今から60年も前の小学生の頃、家の裏の田んぼで、夏休み中連結したギンヤンマを追いかけまわしていたことを夢のなかの出来事のように思い出した。
 日陰を求めて、公園のベンチに座ると、クマゼミとアブラゼミの合唱である。何故か、小さいころのセミ取りの記憶が蘇ってこない。クマゼミは、高嶺の花だったようにおもう。昆虫の世界も、徐々に変化しているのだろう。

酷暑:観察したトンボ・蝉
 
シオカラトンボ♂;クリックすると大きな写真になります。 シオカラトンボ♂
2014/8/17
Fujifilm HS50EXR
92.0mm 1/420s f/5.6 ISO400
シオカラトンボ♀;クリックすると大きな写真になります。 シオカラトンボ♀
2014/8/17
Fujifilm HS50EXR
110.8mm 1/320s f/5.6 ISO400
シオカラトンボ交尾;クリックすると大きな写真になります。 シオカラトンボ交尾
2014/8/17
Fujifilm HS50EXR
160.5mm 1/210s f/5.6 ISO400
ガガブタの葉で交尾するギンヤンマ;クリックすると大きな写真になります。 ガガブタの葉で交尾するギンヤンマ
2014/8/17
Fujifilm HS50EXR
185.0mm 1/850s f/5.6 ISO400
クマゼミ:桃山台公園;クリックすると大きな写真になります。 クマゼミ:桃山台公園
2014/8/17
Fujifilm HS50EXR
110.8mm 1/550s f/5.6 ISO400
アブラゼミ:桃山台公園;クリックすると大きな写真になります。 アブラゼミ:桃山台公園
2014/8/17
SONY NEX-7+18-200mm
200.0mm 1/25s f/6.3 ISO100


 この暑い時期でも、花は咲いている。今盛りの花は、百日紅である。多くの家々の庭先にも白・紅の、中には青い花をさかせている。我が家の庭の薄いピンクの花には、カナブンなど多くの虫がやってくるが、この花には蝶はこないようだ。

酷暑に咲く花
 
ヒレタゴボウ;クリックすると大きな写真になります。 ヒレタゴボウ
2014/8/17
SONY NEX-7+18-200mm
47.0mm 1/200s f/5.0 ISO100
ミソハギ;クリックすると大きな写真になります。 ミソハギ
2014/8/17
SONY NEX-7+18-200mm
41.0mm 1/200s f/5.0 ISO100
ツユクサ;クリックすると大きな写真になります。 ツユクサ
2014/8/17
SONY NEX-7+18-200mm
170.0mm 1/125s f/6.3 ISO100
オシロイバナ;クリックすると大きな写真になります。 オシロイバナ
2014/8/17
SONY NEX-7+18-200mm
87.0mm 1/100s f/6.3 ISO100
ヤナギハナガサ;クリックすると大きな写真になります。 ヤナギハナガサ
2014/8/17
SONY NEX-7+18-200mm
159.0mm 1/320s f/6.3 ISO100
百日紅;クリックすると大きな写真になります。 百日紅
2014/8/17
SONY NEX-7+18-200mm
85.0mm 1/500s f/6.3 ISO100
クリスマスローズの花;クリックすると大きな写真になります。 クリスマスローズの花
2014/8/17
SONY NEX-7+18-200mm
86.0mm 1/50s f/6.3 ISO100
オクラの花;クリックすると大きな写真になります。 オクラの花
2014/8/17
Fujifilm HS50EXR
95.6mm 1/1400s f/8.0 ISO400


 花が咲いておれば、蝶がくるようだ。耕作放棄地に咲くヤナギハナガサには、ツマグロヒョウモンとシジミ蝶がやってきた。例によって、あまり見かけないシジミチョウを YAMAKO さんに同定してもらうとウラナミシジミということであった。この時期に、ウラナミシジミを見るということはとても珍しいらしい。

酷暑:観察した蝶
 
コミスジ コミスジ
2014/8/17
Fujifilm HS50EXR
73.7mm 1/850s f/5.0 ISO400
ヤマトシジミ;クリックすると大きな写真になります。 ヤマトシジミ
2014/8/17
Fujifilm HS50EXR
110.8mm 1/680s f/8.0 ISO400
ツマグロヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります。 ツマグロヒョウモン♂
2014/8/17
Fujifilm HS50EXR
99.2mm 1/1100s f/8.0 ISO400
ウラナミシジミ;クリックすると大きな写真になります。 ウラナミシジミ
2014/8/17
Fujifilm HS50EXR
138.4mm 1/800s f/6.4 ISO400


2011年9月10日

隠居の温泉旅行:白馬を中心にのんびりと(2)黒部ダムと大王わさび農場・アルプスあずみの公園


 9月2日、台風12号はまだ四国沖を極めてゆっくりと北上している。長野県北部は雨こそ降らないがどんよりと曇ったままである。

黒部ダム;クリックすると大きな写真になります 台風が近づいてこないうちに、まだ行ったことのなかった黒部ダムに行ってみることにした。白馬からは国道147号を南に下がり、大町温泉から関電トロリーバスの乗り場である扇沢駅まで緑の濃い山道を登る。一時間くらいで到着する。扇沢駅からは、トロリーバスでダムまで行くしか方法はない。工事用に難工事のすえくり貫いたトンネルは、今観光トンネルとなっており、16分でダムに着く。扇沢の駐車場は無料(トロリーバス乗り場に近いところに有料がある)だが、黒部ダムまでは大人一人往復 2500円である。聞くところによると、富山からのルートでは、片道 1万円くらいかかるらしい。

 ダムでは、ときおり雨が強く振り風が強いあいにくの天気であった。この時節には、ダムの放水は常時行われている。ダムの全景と放水が展望できる場所への階段は、強風のために通行止めになっていた。早々に扇沢の駐車場まで引き返し、台風の接近で天候が荒れないうちに、安曇野にある【大王わさび農場】と【国営のアルプスあずみの公園】に行くことにした。携帯していたスマホ Xperia acro の GPS機能で調べると、扇沢から大王わさび農場までは、1時間くらいである。

天ざる;クリックすると大きな写真になります NHK の朝ドラ【おひさま】の舞台である安曇野の池田町・松川町が作っている「そば処 つるつるまっぷ」を頼りに、せっかくだからと蕎麦の店を探した。ナビにセットした店は、もうひとつの雰囲気だったので、近くの小さいながら落ち着いた雰囲気の【そばの家 鬼無里】で蕎麦を食した。ここの主人は、白馬に近い面白い地名の鬼無里というところに住んでいたらしい。翌々日、戸隠の森林植物園からの帰り道に山越えの道を選んだが、鬼無里(きなさ)はこの山道の途中にある山里である。

 NHK の朝ドラ【おひさま】の撮影セットなどが置いてある【大王わさび農場】は、平日で天気が悪いのにもかかわらず多くの人出である。
 わさびはシロチョウ類の食草なのかモンシロチョウなどの白い蝶が多く飛んでいた。
空はどんより曇っているのに、蒸し暑く歩きまわって喉が乾いた。本場わさびソフトクリームは、わさびの味はあまりしなかったが、乾いたのどには美味しかった。
大王わさび農場;クリックすると大きな写真になりますスジグロシロチョウ;クリックすると大きな写真になりますハクセキレイ;クリックすると大きな写真になりますアサマイチモンジ;クリックすると大きな写真になります
大王わさび農場の疎水
安曇野大王わさび農場
2011/9/2
スジグロシロチョウ
安曇野大王わさび農場
2011/9/2
ハクセキレイ
安曇野大王わさび農場
2011/9/2
アサマイチモンジ
安曇野大王わさび農場
2011/9/2


 この大王わさび農場から車で20分ほどのところに、【国営アルプスあずみの公園】という公園がある。こちらもTV で放映があったのだが、ガラガラである。ときおり雨がぱらつく 雲模様で、残念ながら期待の北アルプス連峰は見えない。
 公園は手入れが行き届いており、花檀の花には沢山の蝶が飛来していた。展望テラスで雨宿りしていると人工の小さな池に、小鳥がやってきている。逆光でよく見えないが、撮った写真を後日トリミングしてみるとキセキレイとハクセキレイであった。
ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になりますキセキレイ;クリックすると大きな写真になりますハクセキレイ;クリックすると大きな写真になりますミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります
ミソハギの花に、ジャノメチョウ
アルプスあずみの公園
2011/9/2
キセキレイ
アルプスあずみの公園
2011/9/2
ハクセキレイ
アルプスあずみの公園
2011/9/2
オトコエシに、ミドリヒョウモン
アルプスあずみの公園
2011/9/2


2011年7月25日

隠居の探鳥・蝶ウォーク:キタテハは フウセントウワタ 白き花 

クマゼミ;クリックすると大きな写真になります
 土用一の丑の日の翌々日7月23日、久しく歩いていない自宅から南の美木多上地区を歩いてみることにした。鳥はあまり期待できないが、蝶には会えるかもしれない。

 散策の出発点である自宅からすぐ近くの児童公園では、クマゼミが大合唱している。このブログのためキーボードに向かっている今も、窓の外ではクマゼミがかしましい。いつもの夏である。

  多くの蝶が観察できる美木多上地区の田んぼの畦をたどると、青い花を房状につけた草にシジミチョウとセセリチョウ、それにハチが蜜を吸いにきている。この花の名前をネットなどでサーチしてみたがよく分からない。このようなときは、いつも【K'sBookshelf】の【この花の名は?掲示板】にお世話になる。投稿して30分も立たないうちに、setton8 さんという方が、次のように教えてくれた。
 萼の付属片(付属体)が開いているように見えるので、ミソハギ科のミソハギ ↓ ではないかと思います。が、ミソハギとエゾミソハギの雑種のメミソハギがよく似ているので、そちらの可能性もあります。
http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/misohagi.html   ↑ の説明文中の『エゾミソハギ』や『メミソハギ』をクリックするとそのページに飛びます。

 この掲示板では、この日に撮ったキタテハが留まった白い花の名前も、サボテンさんという方がフウセントウワタだと教えてくれた。ネットの世界では、新しい知識を獲得するのがずいぶん楽になった。でも、古希になっても、まだまだずいぶん知らないことだらけである。

ベニシジミ;クリックすると大きな写真になりますヤマトシジミ;クリックすると大きな写真になりますイチモンジセセリ;クリックすると大きな写真になりますサトキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります
ベニシジミ:檜尾(堺)
2011/7/23
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO360 1/750s F6.3
ヤマトシジミ:ヤマトシジミ(堺)
花:メミソハギ
2011/7/23
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO560 1/750s F6.3
トリミング
イチモンジセセリ:美木多上(堺)
花:メミソハギ
2011/7/23
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO900 1/750s F6.3
トリミング
サトキマダラヒカゲ:美木多上(堺)
2011/7/23
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 210mm
(35mm相当 315mm)
ISO3200 1/750s F6.3
レタッチ
ツバメシジミ;クリックすると大きな写真になりますツバメシジミ;クリックすると大きな写真になりますアゲハチョウ;クリックすると大きな写真になりますキタテハ;クリックすると大きな写真になります
ツバメシジミ♀:美木多上(堺)
2011/7/23
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO280 1/750s F6.3
トリミング
ツバメシジミ♂:美木多上(堺)
2011/7/23
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO280 1/750s F6.3
トリミング
アゲハチョウ:美木多上(堺)
花:ヤブガラシ
2011/7/23
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 50mm
(35mm相当 75mm)
ISO200 1/750s F6.7
キタテハ:檜尾(堺)
花:フウセントウワタ
2011/7/23
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 50mm
(35mm相当 75mm)
ISO360 1/750s F4.5
トリミング


 この時期の鳥の種類は限られている。カワラバトがいてもあまり仔細に見たことはないが、雑草を刈り取った跡に真っ黒の羽をしたカワラバトがいる。このようにカラスのようなカワラバト(ドバト)はあまり見たことがない。二級河川の和田川では、カルガモが水浴びをしていたり、護岸のコンクリートの上でツバメがおしゃべりをしているようだ。アオサギは、暑い中、直立不動を崩さないが、この川で餌をくわえたのは見たことがない。それにしても、あの賑やかなオオヨシキリはどこに行ってしまったのだろう。
黒いカワラバト;クリックすると大きな写真になります水浴びをするカルガモ;クリックすると大きな写真になりますツバメ;クリックすると大きな写真になりますアオサギ;クリックすると大きな写真になります
黒いカワラバト:美木多上(堺)
2011/7/23
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO450 1/750s F6.3
水浴びをするカルガモ:美木多上(堺)
2011/7/23
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO400 1/750s F6.3
ツバメ:美木多上(堺)
2011/7/23
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO450 1/750s F6.3
トリミング
アオサギ:檜尾(堺)
2011/7/23
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO220 1/750s F6.3