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2014年11月16日

隠居のドライブ:紅葉で有名な丹波路の寺社を訪ねる(3)但馬 養父神社


 高源寺からは、北近畿豊岡自動車道に遠坂ICから入り、現在の終点である氷ノ山・八鹿ICで下りた。昼過ぎになったので、ICちかくにある、Hütte Hachiの帰りにはよく昼食に寄る Cafe de Manmaでスパゲティ・ランチをとることにした。この Cafe は、若夫婦が切り盛りしている。奥さんが12月末に出産予定だそうで、若いお嬢さんが手伝っていた。

 ヒュッテでの冬に向けての準備作業はすぐに終わり、パートナーが用意してくれた寄せ鍋をつつきながらの焼酎のお湯割りに、すっかりごきげんになってしまった。
 朝方かなり降っていた雨も小降りになり、氷ノ山の中腹には白い靄がたなびいて幻想的であった。いつも世話になっている民宿に挨拶にいくと、昨年旦那さんを亡くされた奥さんが、近くの畑で採った大根を漬物にする作業をしていた。おみやげに貰った大きな丸大根をおでんにして食べた。柔らかく甘みがあって美味かった。

 小雨が降ったりやんだりしていたが、NaviCon にブックマークしていた、いつもは通り過ぎる兵庫県養父にある養父神社をカーナビに bluetooth で送信した。場所をナビの地図で確認すると山陰本線の養父駅に近いようだ。
 この神社は、普段は参拝する人もあまりいないのかちゃんとした駐車場はない。紅葉の季節に合わせたのか、砂利を敷いたにわか作りの駐車場に車を駐めて、少し急な坂を登ると社務所から本殿にわたる橋の両側は、楓が紅く色づいていた。
 本殿に参拝していると、列車が通り過ぎる音がする。神社の石垣の下すぐは、小さな道を挟んで山陰本線の線路が足元に見える。鉄ちゃんにはたまらない撮影ポイントだろう。スマホで、養父駅の発着時刻表を見ると一時間に一本くらいしか発着する列車はないようだが、10分ほど待てば城崎行きの普通列車が通るようなので、構図を考えて、シャッターを連写設定にして待ってみた。
 養父駅を出て城崎に向かう普通列車が近づいてくる音がしたので、紅葉した楓の下を通るようにシャッターを切ってみたが、結果としては思い描いたような写真は撮れなかった。このような写真は慣れが必要なようだ。
 山陰本線は、城崎までは電化していることは、鉄ちゃんの孫と北近畿タンゴ鉄道を乗りに行った時に知った。。

但馬 養父神社の紅葉など
氷ノ山にかかった靄:鉢伏(兵庫);クリックすると大きな写真になります。 氷ノ山にかかった靄:鉢伏(兵庫)
2014/11/6
FUJIFILM FinePix HS50
9.2mm(35mm換算52mm)
1/900s f5.6 ISO200
渡り橋脇の紅葉:養父神社(兵庫);クリックすると大きな写真になります。 渡り橋脇の紅葉:養父神社(兵庫)
2014/11/6
FUJIFILM FinePix HS50
4.4mm(35mm換算25mm)
1/500s f2.8 ISO400
本殿:養父神社(兵庫);クリックすると大きな写真になります。141106_004.jpg 本殿:養父神社(兵庫)
2014/11/6
FUJIFILM FinePix HS50
4.4mm(35mm換算25mm)
1/500s f2.8 ISO400
神社の南境内:養父神社(兵庫);クリックすると大きな写真になります。 神社の南境内:養父神社(兵庫)
2014/11/6
FUJIFILM FinePix HS50
5.2mm(35mm換算30mm)
1/160s f3.2 ISO200
>神社には、土俵もある:養父神社(兵庫);クリックすると大きな写真になります。 神社には、土俵もある:養父神社(兵庫)
2014/11/6
FUJIFILM FinePix HS50
8.1mm(35mm換算46mm)
1/160s f3.6 ISO250
境内の紅葉:養父神社(兵庫);クリックすると大きな写真になります。 境内の紅葉:養父神社(兵庫)
2014/11/6
FUJIFILM FinePix HS50
8.1mm(35mm換算46mm)
1/160s f3.6 ISO250
141106_014.jpg この構図で列車が来るはずだったが:養父神社(兵庫)
2014/11/6
FUJIFILM FinePix HS50
7.3mm(35mm換算41mm)
1/500s f3.2 ISO250
楓の下を列車が:養父神社(兵庫);クリックすると大きな写真になります。 楓の下を列車が:養父神社(兵庫)
2014/11/6
FUJIFILM FinePix HS50
14.4mm(35mm換算81mm)
1/500s f4.0 ISO400

2013年10月19日

隠居の旅:鉄ちゃんの孫に付き合う、北近畿タンゴ鉄道


 毎日新聞の記者が北近畿タンゴ鉄道を乗車した紀行記を掲載したことをきっかけに、家内が6年生の鉄ちゃんの孫に、一度乗せてやると約束してしまっていた。
 この第三セクターの鉄道会社は、日本で一番赤字が大きいらしい。そのため利用促進策として、列車デザイナーとして有名な水戸岡鋭治さんに依頼して、観光用の車両を造った。たった2両の「あかまつ」「あおまつ」という車両である。これが人気になって、夏休み中は予約(指定車両には予約が必要)でいっぱいになった。いろいろな都合でのびのびとなり、ようやく10月の連休に、予約がとれた。

 列車に乗り、天の橋立で少し観光をするだけなら、日帰りのコースで行ける。コースは、新大阪=特急こうのとり(自由席)⇒山陰本線豊岡⇒北近畿タンゴ鉄道=指定車あかまつ⇒天の橋立(観光)⇒宮津⇒福知山=特急こうのとり(自由席)⇒大阪 という予定を立てた。
 北近畿タンゴ鉄道の【あかまつ】の予約は、近くのショッピングタウンにある JTB でとったが、そんな予約は慣れていないらしく時間がかかった。料金は、大人・子供関係なしに一人300円である。それに、 JTB で予約すると手数料として、525円取られる。

 3連休の最後の日10月14日、始発の新大阪から特急こうのとりに乗る。始発のせいか、自由席でも空いていたが、大阪駅では満員になった。が、指定席を覗くとガラガラであった。
 孫は、駅弁を買ったり、新大阪駅に発着する列車に夢中でコンデジを向けていた。列車の名前は、すべてわかっていて教えてくれる。
 特急こうのとりは、新大阪=城崎を走っている。山陰本線には随分長い間乗っていない。城崎まで電化されているとは知らなかった。

 北近畿タンゴ鉄道宮津線の始発駅豊岡は、極めて質素な駅である。ここに、お目当ての「あかまつ」と「あおまつ」が連結して停まっている。「あかまつ」が定数制限の指定車で、「あおまつ」は自由席である。車内は、鉄ちゃんとおぼしき男の子を含むファミリーで満席である。鉄道マニアらしき人に話を聞くと今日10月14日は、新橋から横浜を結んだ路線が開業したことにちなんで鉄道記念日ということである。この鉄道記念日の前後にわたってかなりの割引となる記念切符が発売されているという。今日はそれを使って、普通車でやって来たらしい。我々は降車自由の一日乗り放題券を求めた。
 列車は、いくつかのトンネルやカーブが多い線路を結構なスピードで走っていく。「あかまつ」号は、各駅停車である。

北近畿タンゴ鉄道路線地図 map-131014.JPG


 三連休最後の快晴とあって、天の橋立はいっぱいの人である。中洲の松林をあるく時間的余裕はないので、駅から5分ほどで乗れるケーブルカーで「天の橋立ビュウランド」というところに登った。10年以上も前に車で来た時には、中洲の松林を歩いて対岸のロープウエイで見晴台まで登ったが、南側からの眺めもなかなかであった。帰りは、ケーブルカーに並行しているリフトで降りた。

 天の橋立駅から一駅となりの宮津まで普通列車に乗り、宮津で福知山行き特急「たんごリレー号」に乗車する。この特急は、2両編成で一両は指定席である。自由席は超満員である。福知山までの約40分は、つり革もない列車で立ちん坊であった。
 福知山では、「特急こうのとり」と接続しており、こちらは比較的空いていた。すっかり日が暮れた大阪駅で、孫が食べたいというラーメン屋「一風堂」を孫の先導とスマホナビで探し当て、待ち行列に加わった。家族と何回か来ているらしい。豚骨スープのラーメンと少し小さめの餃子でのビールは腹にしみた。

特急こうのとり:豊岡駅;クリックすると大きな写真になります。 あおまつ車両:豊岡駅にて;クリックすると大きな写真になります。 あかまつ車両:豊岡駅にて;クリックすると大きな写真になります。 あかまつ車両車内;クリックすると大きな写真になります。
特急こうのとり:豊岡駅にて
2013/10/14
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
55mm(35mm換算82mm)
絞り優先オート 1/60s F8.0 ISO160 露出補正 0
あおまつ車両:豊岡駅にて
2013/10/14
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
18mm(35mm換算27mm)
絞り優先オート 1/100s F8.0 ISO200 露出補正 0
あかまつ車両:豊岡駅にて
2013/10/14
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
20mm(35mm換算30mm)
絞り優先オート 1/100s F8.0 ISO100 露出補正 +0.7
あかまつ車両車内
2013/10/14
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
18mm(35mm換算27mm)
絞り優先オート 1/60s F8.0 ISO200 露出補正 +0.7
あかまつ車両車内;クリックすると大きな写真になります。 車内掲示の路線図;クリックすると大きな写真になります。 路線は単線である;クリックすると大きな写真になります。 快晴の天の橋立;クリックすると大きな写真になります。
あかまつ車両車内
2013/10/14
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
29mm(35mm換算43mm)
絞り優先オート 1/60s F8.0 ISO320 露出補正 +0.7
車内掲示の路線図
2013/10/14
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
200mm(35mm換算300mm)
絞り優先オート 1/320s F8.0 ISO1600 露出補正 0
路線は単線である
2013/10/14
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
18mm(35mm換算27mm)
絞り優先オート 1/60s F8.0 ISO500 露出補正 0
快晴の天の橋立
2013/10/14
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
33mm(35mm換算49mm)
絞り優先オート 1/160s F8.0 ISO100 露出補正 +0.3
 

2007年9月20日

第2回和泉の国ジャズストリート

 昨年、和泉市の市制50年を記念して、「和泉の国ジャズストリート」なるイベントがも催された。和泉の新しい住宅地に居を構えるML仲間に誘われて、彼のご家族と共に半日を楽しんだことは、昨年の同時期のエントリーに書いている。市制50周年の記念イベントだったので続けて開催されるかどうか疑問だったが、音楽好きのボランティアが奮闘したのか今年も昨年よりも大きな規模で開催された。
070916_1.jpg 天気は昨年と同じように曇天で蒸し暑いが、雨はパラパラと降った程度であった。仲間と待ち合わせた泉北高速鉄道の南ターミナル和泉中央駅では、ファニーカンパニー・ジャズ・オーケストラというアマチュアのビッグバンドがスタンダード・ナンバーを演奏していた。サックス4,トランペット3、エレキベースギター、アコースティック・ベース、エレクトーンなどアンプを介して大音響である。聴衆は、このバンドをぐるっと囲んでいるだが、よほどJazz好きなのかお爺さんが一人、輪の中で椅子を持ち出して聞き入っていた。アンコールが終わったところで、昨年なかなか上手いバンドがきていたエッテルム・フィノンに歩いた。途中、ルージュ・トマトというベーカリーカフェやモーンというケーキ屋の店の駐車場広場で演奏の準備が行われていた。
070916_2.jpg エッテルム・フィノンでは、ピザやフライドチキンなどの軽食やビールなどの飲み物がオール500円で提供されている。暑い中を歩いてきたのでビールで喉を潤すころに、不動裕子クインテットなるボーカル、ピアノ、ドラムスが女性でとアコースティック・ベースとアルトサックスが男性の若いメンバーの演奏が始まった。ドラムスが女性というバンドは珍しい。まだ、できたばかりのバンドらしいが、アルトサックスを吹く倉都翔平くんは馬力があった。この、「和泉の国ジャズストリート」への出演料は安い(あるいはただ)らしく、チップを求めていた。いろいろと場所を変えるのも面倒なので桃山学院カンタベリーホールの公演まで、ここで落ち着くことにした。070916_3.jpg しばらくして、TONE Quartet というピアノとビブラフォンが女性、アコースティック・ベースとドラムスが男性のバンドの演奏が始まった。このバンド関谷友加里さんのピアノが素晴らしい。Caravan などお馴染みのテーマでの improvisation をかぶりつきで楽しんだ。ただ、ピアノの設置場所(方向)が悪く、ステージの隅っこで壁に向かって弾いているので背中しか見えない。
 次のステージは、MD where is Philly? Trio という男性3人のバンドである。このトリオには、drums がいない。それで、バンド・リーダの大井戸良久が好きな Drum Artist で有名な Philly Joe Jones はどこにいるの?とバンド名を付けたとのことである。大井戸良久のトランペットもボーカルもしっとりした味がある。よい drums が見つかって今度は Quartet で聴けることを楽しみにしたいものだ。
 

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