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Atelierで“ヒメキマダラセセリ”が含まれるブログ記事

2017年7月22日

隠居のドライブ:山小屋 Hütte Hachi を起点に浦富海岸島めぐり遊覧船(1)

近くに住む娘家族が、海の日の連休を利用して、山小屋に一泊して鳥取砂丘へ行きたいと言ってきた。オーナーとして、山小屋へは一緒に行くことにした。
 渋滞予測が出ている中国自動車道の宝塚東トンネルの混雑を避けるために、朝は5時30分に出発。それでも、6時半近くなった宝塚では、3KMの渋滞になった。早く出かけたおかげで、渋滞はそれだけで、あとはスムーズに流れた。
 夕飯の焼肉用の野菜は、途中の道の駅「まほろば」の産直売り場で手に入れる予定だったが、8時半開店のだいぶ前だった。こんなに早く、この道の駅についたのは初めてだった。
 いつものように、途中の羽渕精肉店で但馬肉を求めて小屋についたのは、10時前だった。来年には解体することにしている山小屋のデッキの床板は、雪害を避けるためにこの冬から外したままにしていた。一行の中では一番背が高くなった高1の孫にも手伝ってもらって、BBQができるように野ざらしにしていた床板をはめた。谷風が渡るデッキの上で飲むビールは格別だ。
 カレーライスで昼食を済ませた午後、虫取りに汗をかいた孫達は父親に連れられて、車で20分ほどのところにある日帰り温泉に出かけた。
 デッキの下に咲くオカトラノオやヒメジョオンに、スジグロシロチョウやヒョウモン蝶がやってきた。カメラを手に、近くを散策する。夜になると鹿が跋扈するというゲレンデは、以前はこの時期にはススキに覆われていたのに、今はそのような背の高い草は鹿の食事なっているらしく、背の低い草が生える草原になっている。
 ヒヨドリバナも、鹿が食するらしいが、ゲレンデのあちこちに花を咲かせていて、そこにいろいろな蝶が吸蜜していた。

;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 大久保(養父市)
スジグロシロチョウ
小屋のデッキの下には、オカトラノオとヒメジョオンが繁茂している。このオカトラノオに、スジグロシロチョウが吸蜜に来ていた。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
230.0mm TV 1/800s f/6.3 ISO640 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 大久保(養父市)
オオシオカラトンボ♀
上と同じ場所の枯れ枝に、オオシオカラトンボが留まっていた。シオカラトンボと思っていたが、よく調べるとオオシオカラトンボのようだ。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
200.0mm TV 1/800s f/6.3 ISO6400 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 大久保(養父市)
ドクダミ
この薬草を鹿が食べるかどうかは、ネットでサーチしてみると食べる・食べないの記載が半々のように思うが、少なくとも、このあたりでは食べてはいないようだ。以前は生い茂っていたススキなど背の高い草は食草となっているようで、ゲレンデは背の低い草が繁茂する草原となっている。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
140.0mm TV 1/800s f/6.3 ISO500 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 大久保(養父市)
ウツボグサ
靭(うつぼ)とは矢を入れて、腰に付けて持ち歩く鎌倉、室町時代の筒型の容器のこと。名前の由来は花が落ちた花序の様子がうつぼ(靭)に似ているかららしい。鹿の食事対象ではないらしい。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
160.0mm TV 1/640s f/6.3 ISO1600 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 大久保(養父市)
ツバメシジミ
こんな田舎に来ても、ツバメシジミが健在だ。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
300.0mm crop TV 1/640s f/6.3 ISO320 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/7/15 大久保(養父市)
ウラギンヒョウモン
オカトラノオが好きなようだ。ウッドデッキから撮影した。ヒョウモンチョウの同定は難しいので、YAMAKOさんに助力を仰いだ。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
280.0mm crop TV 1/640s f/6.3 ISO6400 EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/7/15 大久保(養父市)
キアゲハ
ゲレンデのヒヨドリバナは鹿の食事の対象ではないらしく、そこここに花をつけている。この花に、アゲハやヒョウモンチョウが吸蜜に来ていた。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
200.0mm TV 1/750s f/6.7 ISO1000 EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/7/15 大久保(養父市)
ヒメキマダラセセリ
ヒヨドリバナには、小さな蝶もやってきていた。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
110.0mm TV 1/750s f/5.6 ISO500 EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/7/15 大久保(養父市)
オオウラギンスジヒョウモン
あちこちのヒヨドリバナでは、何頭ものヒョウモンチョウが吸蜜をしていた。裏翅の白い斑点が、ウラギンヒョウモンより少ない。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
300.0mm crop TV 1/750s f/6.7 ISO500 EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/7/15 大久保(養父市)
ウラギンヒョウモン
足元のオカトラノオに、ヒョウモン蝶が飛んできた。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
230.0mm TV 1/750s f/6.7 ISO2000 EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/7/15 大久保(養父市)
キタキチョウ
オカトラノオには、キタキチョウもやってきた。

SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm macro
230.0mm TV 1/750s f/6.7 ISO2000 EV 0


2011年9月11日

隠居の温泉旅行:白馬を中心にのんびりと(3)白馬ジャンプ競技場・栂池自然園


 9月3日、ノロノロ台風12号は10時ころようやく四国高知県東部に上陸したとのことである。長野県北部は、昨日と同じように雲が厚いどんよりした天気である。この分では、信州に滞在中は、好天に恵まれることはなさそうである。

大出の吊り橋;クリックすると大きな写真になります大出の吊り橋;クリックすると大きな写真になります 今日は近場の観光施設を回って、外湯めぐりでもしてみようということにした。観光パンフレットをみるとホテル近くの白馬大出地区にある吊り橋が、どうもスポットらしい。天気が良ければ、添付のスクリーンショットのように、白馬連峰が見えるはずだが、あいにくの天候で雲だけだった。


ジャンプ台展望テラス;クリックすると大きな写真になりますラージヒルスタート;クリックすると大きな写真になります 翌日一足早く列車で帰る娘の切符を買いに「白馬駅」によってから、長野オリンピックの時に造られたジャンプ台に行ってみた。ジャンプ台では、リフトとエレベータに乗り継いでスタート地点に登ることができる。ただ、ラージヒルのスタート台へは、下が透けて見える金網の急な階段を50段ほど登らなければならない。これには足がすくんだ。ほうほうの体でスタート台まで上がると白馬村が一望できる。天候が良ければ、きっと良い眺望だろうと少し残念である。
 ジャンプ台は、プラスティック素材を敷いて夏でも飛べるようにしてある。この日も、高校生らしき2人がノーマルヒルを飛んでいた。

 ここから、どこに行こうかと迷ったが、雨が降っていないうちに栂池自然園に行ってみることにした。台風12号の状況では、天候の回復は望めない。
 ジャンプ台から栂池高原のゴンドラ乗り場までは、スマホXperia acro で検索してみると30分足らずで、そんなに遠くはない。自然園までは、栂池パノラマウエィという4人乗りくらいのゴンドラリフトと大型ロープウェイを乗り継いで上がる。自然園への入園料込で往復3300円であるが、ジャンプ台のリフト券があると一割くらい安かった。ただ、天気の良い時と悪い時では価値が違うだろうから、悪天割引もあったらいいのにと思ってしまう。この栂池パノラマウエィについては、Studio YAMAKO さんの【雨の栂池自然園 7月28日】に詳しい。
 ゴンドラがどんどん上がるに連れて、雲の中をつっきっていくのか、全く視界がきかなくなった。自然園駅についたときは、雲の上にでたのか、少しは回りは見えるようになった。自然園駅から少し歩くとビジターセンターや栂池山荘、栂池ヒュッテがある。簡単な食事はここでできる。ビジターセンターからは木道が敷設されており、一部はバリアフリーとなっている。ワタスゲ湿原あたりまで行って、ぐるっと回って帰ってきた。天気が良ければ、もう少し歩いてみたかったのだが。
 ゴンドラ駅の終点で、一枚100円で売っていた、現在咲いている36種の花のA4写真集で、見たことのない花の名前を求めた。期待した鳥は、一羽のみ霧の中で姿を見せてくれたが、シルエットだけの写真では同定することが出来なかった。ホオジロの一種ではないかと思われる。
蝶も、ロープウエイの山上駅近くのシロヨメナに吸蜜していたヒカゲチョウのみであった。 帰り際に、栂池ヒュッテで飲んだホットコーヒーは、霧の中の散策疲れを癒してくれた。
ヤチトリカブト;クリックすると大きな写真になりますホオジロ??;クリックすると大きな写真になりますワタスゲ湿原あたりヒメキマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります
ヤチトリカブトとシロヨメナ
栂池自然園
2011/9/3
ホオジロ??
栂池自然園
2011/9/3
ワタスゲ湿原あたり:防滴ビニールカバーでケラレをおこしている
栂池自然園
2011/9/3
シロヨメナにヒメキマダラセセリ
栂池自然園
2011/9/3


 観光案内では、白馬村に外湯がいくつかあることが紹介されている。地図に山麓にあるとされている「おびなたの湯」に車を走らせたが、川のほとりにあるほったて小屋のような施設である。景観ももう一つである。次に「第一郷の湯」というのも訪ねてみたが、町のスーパー銭湯のような雰囲気であった。結局、八方尾根が見える見晴らし良いホテルの温泉が一番良さそうだった。そういえば、ホテルの温泉も、昼間は一般に開放していて結構お客さんがあるようだ。このあたりの温泉では景色がいいところなのかもしれない。