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Atelierで“ホームトレード”が含まれるブログ記事

2010年3月22日

隠居の野鳥撮影:SIGMA APO120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM をゲット

 早朝の探鳥ウォーキングには、NikonD70 に Nikkor 18-200mm VR(Vibration Reduction) レンズをつけてぶら下げていく。それまでは、少しでも望遠と Tamron 28-300mm をつけていたが、場合によっては、手ぶれ補正機能がついた Nikkor のほうがピンボケが少ないように思えたからである。撮った写真は、ほとんどの場合あとでトリミングするから、手ぶれしていないことのほうが重要である。

 だが、被写体まで距離があるといくらトリミングしても、いい写真にはならない。といって、デジスコセットを持ち歩くことは困難である。そこで、手持ち撮影ができる、年金生活者でも何とか手の出るレンズはないかと物色していた。無理してでも、Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80-400mm F4.5-5.6D とも思ったが、カメラ通の Studio YAMAKO のオーナーに相談すると約半額の SIGMA APO120-400mm F4.5-5.6 DG OS(Optical Stabilizer) HSM はどうだと薦められた。これなら、少し前のホームトレードで得たわずかばかりのもうけでなんとかなる。思い切って、ネットで注文した。

 カメラにセットして持つと重量は 2kg 以上になるので、ずっしりと重い。
他のレンズとはどれぐらいの差があるのかと、 D70 にそれぞれのレンズをつけて比べてみた。比べたのは、次の三つのレンズである。
  • SIGMA APO120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM
  • TAMRON AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO
  • AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
SIGMA APO 400mm:クリックすると大きな写真になりますSIGMA APO 300mm:クリックすると大きな写真になりますTAMRON AF 300mm:クリックすると大きな写真になりますNikkor ED 200mm:クリックすると大きな写真になります
SIGMA 120-400mm
焦点距離:400mm
F5.6 1/250
SIGMA 120-400mm
焦点距離:300mm
F5.6 1/320
TAMRON 28-300mm
焦点距離:300mm
F6.3 1/160
Nikkor ED 18-200mm
焦点距離:200mm
F5.6 1/250

Nikkor 18-200mm でのトリミング写真:クリックすると大きな写真になりますいずれも、NikonD70 の設定は、 ISO 400 、画像の大きさは L (3008x2000pix)、画質は fine としている。掲載している写真は、800x532pix に縮小表示している。
 ちなみに、Nikkor18-200mm で撮った写真をトリミングして、300mm で撮った写真程度に拡大にしたのが、右の写真である。被写体(梅の木にぶら下げた飾りの小鳥籠)までの距離は約7mであるが、光量が十分あり、この程度のシャッタースピードで撮れれば、Web に掲載する写真としてはいずれも問題ないようである。しかし、トリミングするにしても、もともとの写真が、シャープで大きい方がいいのに決まっている。野鳥撮影の楽しみが増えた。

2010年1月21日

年金生活者の e-Tax 確定申告体験:3年目(平成21年分)

 年が越えて、そろそろ確定申告の時節になってきた。昨年、リタイアした友人が、今年から e-Tax で申告するという。資料整理などで早くから準備されていたようで、還付申告をすでにしたという。(1月9日)

 ようやく、企業年金(1月13日)や日本年金機構から厚生年金の源泉徴収票が届いた(1月19日)ので、国税庁の「平成21年分確定申告特集」のページを開いた。昨年気づかなかった項目もあるので、ネットで調べたことを備忘録的に記録しておきたい。

 結論的に言えば、昨年に比べれば、 e-Tax ソフトなしでできるように改善されており、やりやすくなっている。e-Tax での申告の流れは、今年は次のような案内が作成コーナーにある。初めてe-Tax 申告した一昨年に、[3]の項目は済んでいるので、このステップは自動的にジャンプする。

 申告書作成には、やはり「平成21年分 確定申告書等作成コーナー」から始めるのがいいようだ。

eTax_21_18.JPG
 この確定申告書等作成コーナーで、「申告書の作成の開始」→ e-Tax を選ぶと 税務署への提出方法の選択 画面となるので、 e-Tax を選択する。すると、今年から「電子申告を行う際の確認事項(準備編)」というページが出る。ここでの重要点は、チェック項目2番目の 電子証明書を取得している。※有効期限は取得後3年 である。
  1. 公的個人認証サービスで電子証明書の期限を確認する
     「電子証明書の有効期限は取得後3年」とは知らなかった。 e-Tax ではインターネットで書類を送信するためには、
    1. そのデータの作成者が誰であるのか
    2. 送信されたデータが改ざんされていないこと
    を照明するために、私の場合、一昨年に大阪府の公的個人認証サービスで電子証明書を取得している。住民基本台帳カード(ICカード)を取得したときと同時期である。ICカードの有効期限はカードを見れば分かるが、10年である。
     ただ、電子証明書は形になったものはなく、ICカードに記録されている。有効期限は、利用者クライアントソフトで確認できるとある。
     この利用者クライアントソフトとは、公的個人認証サービス(英字略称:JPKI)利用者ソフトのことであり、一度でも e-Tax を試みた方は、パソコン上の「すべてのプログラム」を開ければ、「公的個人認証サービス」の項が見つかるので、そこにある「JPKI利用者ソフト」がそれである。
     最新のバージョンは、Ver 2.3 となっており、公的個人認証サービスポータルサイトからダウンロードできる。
     ICカードをカードリーダーに挿入してUSB接続し、「JPKI利用者ソフト」を起動すると、次のポップアップ画面が出てくる。 JPKI_1.JPG  この画面で、 ICカードに格納されている電子証明書を確認するために、「自分の証明書」というボタンをクリックすると、パスワードが要求されるので、メモしていた住民基本台帳カード(ICカード)と同時に作った電子証明書用のパスワード(多分、どちらも同じにしていると思う)を入力すると、下のように画面が現れて、電子証明書を作った年月日と有効期間を確認できる。私の場合、来年の申告時には、更新が必要なようだ。電子証明書の更新は、e-Taxソフトから行えるようだ。JPKI_2.JPG
  2. JPKI利用者ソフトをJava実行環境へ登録する
     私もそうだったのだが、JPKI利用者ソフトで「自分の証明書」というボタンをクリックすると "Javaの実行環境の取得に失敗したためJPKI利用者ソフトを起動できません" というメッセージが出て、それ以上進めなくなることがある。
     この場合、Java実行環境(Java Runtime Environment:JRE) を再度インストールした方がよいと思われる。JRE は、サン・マイクロシステムズ株式会社の公式サイトから、ダウンロードできる。最新のバージョンは、Version 6 Update 17 である。私の環境(WindowsXP SP2) で JPKI ver2.3 は、この最新バージョンで動作している。
  3. 電子申告作成コーナーでの入力
    準備が整うと以下の画面となるので、私の場合、③の「電子証明書の登録が済んでいる方」をクリックすると住所などの入力画面となる。郵便番号を入れると、所轄の税務署が表示されるようになっている。
    eTax_21_0.JPG
    次のページで「所得税の確定申告」を選ぶと、下のように、今年から「年金所得の方」という選択肢があるので、これをクリックする。
    eTax_21_02.JPG
    次のページで、提出方法の選択ボタンがあるので、「電子申告により税務署に提出する」を選択する。また、その下に生年月日欄に入力し次のページにいくとようやく 所得・所得控除等入力 画面となる。この画面とか入力方法は昨年度同じである。
     年金生活者の場合、所得は公的年金等の項目であり、「所得から差し引かれる金額」は多大の金額を納めている国民健康保険などの社会保険料控除や生命保険料控除・医療費控除などである。私の場合、メタボ治療や歯医者にかかった費用は軽く10万円は超えている。
     それに分離課税で申告しているホームトレードで得た少しばかりの株式の譲渡所得等も入力する必要がある。
     入力終了ボタンをクリックすると、私の場合、還付金の金額がポップアップ画面に表示された。
     所得・所得控除等の入力を終えると、次のような送信する申告の確認画面が出てくる。
    eTax_21_2.JPG
  4. 税務署に e-Tax 送信する
     念のために、印刷をして申告内容を確認し、次のページをクリックすると、送信準備の画面が現れ、利用者識別番号の入力などが求められる。また、ICカードの接続などが求められ、これらを処理して「送信」ボタンをクリックする。
     昨年は、この後が上手くいかず、仕方なく e-Tax ソフトに切り替えたが、今年はすんなりと受信した旨の応答があり、下のような受信通知が返ってきた。
    eTax_21_8.JPG
    更に、次ページへのクリックなどをしていくと、下のような「平成21年分の申告書等送信票」が確認できる。右下の提出区分では、作った申告書及び証憑は「電子」又は「提出省略」のところにチェックが入っている。また、その票の下の方には、「この送信票のみを税務署に提出する必要はありません。」とある。確か、昨年は送信票を郵送しなければならないと理解したのだが。これで、一切が電子的な送信で申告が済んでしまう。
    eTax_21_9.JPG

  5. 受信通知の内容を確認する。
     電子申告のトップページにいくと、「申告内容の確認コーナー( e-Tax )」という欄があり、ここにある「メッセージボックスの確認」をクリックすると、利用者識別番号などの入力を求められるが、「メッセージボックスの一覧表示」から審査結果が表示され、メールボタンをクリックすると下のようなメール詳細で、還付税金が確認できる。
     昨年の実績では、2月10日に指定口座に振り込まれていた。返ってくるものはありがたいが、6月にくる市民税の通知が恐ろしい。
    eTax_21_17.JPG



(追記:2010/2/13)2月12日日付て、下のような「国税還付金振込通知書」が届けられた。指定した銀行口座を確認すると同日付で、還付金が振り込まれていた。
なお、このようなときにはメールで知らせてくれるが、「メッセージボックスの確認」をしたが、メールは届いていなかった。 kanpusho.png 

2009年1月25日

年金生活者の e-Tax 確定申告体験(2年目)

 昨年はじめて e-Tax を利用して確定申告をした。
 今年20年度の申告内容は、昨年と同じように、国民年金、企業年金、わずかばかりのホームトレードに関する申告(特定口座は、源泉課税をしていない)、主としてメタボ治療と歯科にかかった費用の医療費控除である。
 1月20日過ぎに証券会社から送られてきた「特定口座年間取引報告書」を最後に、国民年金・企業年金の源泉徴収票、生命保険料控除証明書、国民健康保険の支払い証明書が集まった。蓄めておいた病院・医院・歯科医・薬局などの領収書は、家内が集計してくれた。 医療費控除の明細には、かかった病院・医院・歯科・薬局などごとに入力するので、集計をするときに区分しておいた方がよい。
 それに、住民基本台帳カードと1年に1回このときしか使わない IC カードリーダーを USB 接続した。

 これだけ準備して、ネット上で確定申告に取りかかると昨年と違って今年はわりあいすんなりといったが、少しつまずいた部分もあるので、来年のために記録しておこうと思う。

 私が自分の申告行った行った方法は、以下のようである。
 掲載したスクリーンショットは、クリックすると大きくなります。クリックすると大きくなります
  1. 国税庁の確定申告のページにアクセスする。e-Tax のページにいくと自動的に右のスクリーンショットに示す「平成20年分確定申告特集」のページにジャンプする。






  2. クリックすると大きくなります
  3. 「確定申告書等作成コーナーへ」をクリックすると出てくる「作成再開」をさらにクリックすると「平成20年分作成コーナーの確定申告書等の読込画面表示の案内がでてくるので、「所得税の確定申告」を選択すると右のスクリーンショットのような「確定申告書データ読込」画面が出てくるので、保存ファイル名右の参照ボタンをクリックして、昨年保存しておいた19年の所得申告データ(拡張子 .data のファイル)を指定して読み込む。(私の場合、昨年のデータをどこにしまい込んだかを探すのに少々時間を要した。)読み込むと読込項目の選択画面がでてくるので、昨年と変化はないので、そのまま読み込んだ。

  4. クリックすると大きくなります
  5. 先のページの下の方に、提出方法を選択する項目があるので、「電子申告により税務署に提出する。」を選択し、「保存データ読込」ボタンをクリックすると「申告書B」の様式が表示される。
     配偶者や扶養家族については昨年と変化がないから、昨年と同じ条件で配偶者控除などの額が既に記入されている。
     申告すべき項目(収入金額等:公的年金等、所得から差し引かれる金額:医療費控除・生命保険料控除、右下の申告所得第三表にある所得金額:株式の譲渡所得等)をクリックするとそれぞれ個別のフォームが用意されているので、用意した書類をもとに金額を入力する。金額以外の項目は昨年のデータにもとづいて記入されており、入力が至極簡易になっている。
     税金の計算の部分に「電子証明書等特別控除」という項目があるが、私の場合昨年5000円を取得しているので今年は該当しない。
    クリックすると大きくなります 昨年、ホームトレードしていた株式の一社が上場廃止になってしまった。この場合、証券会社に申請すれば次年度には持ち越しができないが、当年度の損失としてしてもらえる証明書がもらえる。(証券会社から送られてきたこの書類は、税務署に郵送しなければならない。)申告所得第三表にある所得金額:株式の譲渡所得等をクリックしたときに出てくる画面「株式等の譲渡所得等(取引区分の選択)」に、「特定管理株式が価値を失った場合の特例の適用がある。」という項目があるので、これをチェックしておくと、順序を追って入力が必要な様式を表示してくれる。これらを順次入力していくと申告書第三表の所得金額を自動的に計算して表示してくれる。



  6. クリックすると大きくなります
  7. 「申告書B」を入力し終えると、地方税に関する項目、住所・氏名などを入力する画面が出てくるので、これらを入力して確認し、データ保存を指示通りに終えると「送信準備(利用者識別番号等の入力)」画面が表示されるので、「利用者識別番号」(昨年度に取得していた)を入力し、同じ画面の下の方にある「送信方法の選択」で「当コーナーから直接送信する」「作成した所得税申告書のみを送信する」をチェックして、指示通り IC カードリーダに住民基本台帳カードをセットして、暗証番号(住民基本台帳カードの暗証番号と利用者識別番号の暗証番号)などを入力して送信する。ところが、これが何度繰り返しても送信エラーになる。昨年も同じところでつまずいた。
  8. 昨年を思い出して、先ほどの画面の「送信方法の選択」で「電子申告用データを保存して e-Taxソフト等を利用して送信する」に切り替えた。すると「電子申告用データの保存」ボタンがあらわれるので、これをクリックして、「20年所得電子神告用データ.xtx」と表示される拡張子が .xtx となるファイルを保存する。表示されるファイル名の申告という字が神告になっているのはびっくりするが。
  9. 昨年インストールしていたe-Tax ソフトを立ち上げると最新のバージョンかどうかの確認ポップアップがでるので、指示通り最新にバージョンアップする。
     「利用者選択」→「作成済みファイルを選択」で自分のファイル(拡張子は .ncc となっている)を選択し OK とする。
    クリックすると大きくなります 次に、左メニューから「作成」→「申告・申請等」を選んで出る画面で「組み込み」ボタンをクリックすると、右スクリーンショットのように 組み込みするファイルを選択するポップアップがでるので、参照ボタンを使って上で保存した、「20年所得電子神告用データ.xtx」ファイルを指定し、適切な名前をつけて(なんでもよい)OK する。
  10. 次に、左メニューの「電子署名」→「電子署名」を選択すると組み込んだファイルが表示されるので、それをクリックして下の署名ボタンをクリックするとでてくる指示通りに「住民基本台帳カード」をICカードリーダーにセットするなどして、電子署名を行う。これは、上の 4. で書いたと同じ行為であるので、上の 4. での電子署名とは重複している。 
  11. クリックすると大きくなります次に、左メニューの「送信」で先ほどのファイルを送信して上手くいくとメッセージボックスに、右のような内容を持つ受信通知が届く。
     確定申告は、2月16日から3月16日までであるが、e-Tax では、1月19日から受け付けてくれているようだ。




  12. クリックすると大きくなります
  13. ただ、税務署への書類郵送は全くなくなったわけではなく、「送信票兼送付書等印刷」画面の「印刷画面の表示」で右のように表示されるように、申告書等送信票と、私の場合「金融商品取引業者から交付された価値喪失株式に係る証明書」とを郵送しなければならない。



 昨年は初めてだったので、ずいぶん時間がかかったのだが、今年は2時間ほどで終えることができた。おかげで、いくばくかの税金が還付される。
 ただ、この確定申告をすることによって、ずいぶん多くの国民健康保険料を支払っており、源泉徴収されているとはいえ多額の税金も払っていることがよくわかる。6月にくる市民税の通知も恐ろしい。
 サラーリーマン時代は、会社に任しておいたら全てやってくれていたのに年金生活に入ってからは自分でしなければならない。少々理解を要するが、このような e-Tax 制度は簡便でありがたいと思っている。


クリックすると大きな写真になります(追記:2009/2/12)
税務署から還付金振込通知書が、2009年2月12日にシールを貼ったはがきで届いた。ネットで振込口座を確認すると、2月10日に振り込まれていた。普通には、皆さんまだ申告もされていないからずいぶん早い話である。