年金生活者の e-Tax 確定申告体験(2年目)
昨年はじめて e-Tax を利用して確定申告をした。
今年20年度の申告内容は、昨年と同じように、国民年金、企業年金、わずかばかりのホームトレードに関する申告(特定口座は、源泉課税をしていない)、主としてメタボ治療と歯科にかかった費用の医療費控除である。
1月20日過ぎに証券会社から送られてきた「特定口座年間取引報告書」を最後に、国民年金・企業年金の源泉徴収票、生命保険料控除証明書、国民健康保険の支払い証明書が集まった。蓄めておいた病院・医院・歯科医・薬局などの領収書は、家内が集計してくれた。 医療費控除の明細には、かかった病院・医院・歯科・薬局などごとに入力するので、集計をするときに区分しておいた方がよい。
それに、住民基本台帳カードと1年に1回このときしか使わない IC カードリーダーを USB 接続した。
これだけ準備して、ネット上で確定申告に取りかかると昨年と違って今年はわりあいすんなりといったが、少しつまずいた部分もあるので、来年のために記録しておこうと思う。
私が自分の申告行った行った方法は、以下のようである。
掲載したスクリーンショットは、クリックすると大きくなります。
昨年は初めてだったので、ずいぶん時間がかかったのだが、今年は2時間ほどで終えることができた。おかげで、いくばくかの税金が還付される。
ただ、この確定申告をすることによって、ずいぶん多くの国民健康保険料を支払っており、源泉徴収されているとはいえ多額の税金も払っていることがよくわかる。6月にくる市民税の通知も恐ろしい。
サラーリーマン時代は、会社に任しておいたら全てやってくれていたのに年金生活に入ってからは自分でしなければならない。少々理解を要するが、このような e-Tax 制度は簡便でありがたいと思っている。
(追記:2009/2/12)
税務署から還付金振込通知書が、2009年2月12日にシールを貼ったはがきで届いた。ネットで振込口座を確認すると、2月10日に振り込まれていた。普通には、皆さんまだ申告もされていないからずいぶん早い話である。
今年20年度の申告内容は、昨年と同じように、国民年金、企業年金、わずかばかりのホームトレードに関する申告(特定口座は、源泉課税をしていない)、主としてメタボ治療と歯科にかかった費用の医療費控除である。
1月20日過ぎに証券会社から送られてきた「特定口座年間取引報告書」を最後に、国民年金・企業年金の源泉徴収票、生命保険料控除証明書、国民健康保険の支払い証明書が集まった。蓄めておいた病院・医院・歯科医・薬局などの領収書は、家内が集計してくれた。 医療費控除の明細には、かかった病院・医院・歯科・薬局などごとに入力するので、集計をするときに区分しておいた方がよい。
それに、住民基本台帳カードと1年に1回このときしか使わない IC カードリーダーを USB 接続した。
これだけ準備して、ネット上で確定申告に取りかかると昨年と違って今年はわりあいすんなりといったが、少しつまずいた部分もあるので、来年のために記録しておこうと思う。
私が自分の申告行った行った方法は、以下のようである。
掲載したスクリーンショットは、クリックすると大きくなります。
- 国税庁の確定申告のページにアクセスする。e-Tax のページにいくと自動的に右のスクリーンショットに示す「平成20年分確定申告特集」のページにジャンプする。
- 「確定申告書等作成コーナーへ」をクリックすると出てくる「作成再開」をさらにクリックすると「平成20年分作成コーナーの確定申告書等の読込画面表示の案内がでてくるので、「所得税の確定申告」を選択すると右のスクリーンショットのような「確定申告書データ読込」画面が出てくるので、保存ファイル名右の参照ボタンをクリックして、昨年保存しておいた19年の所得申告データ(拡張子 .data のファイル)を指定して読み込む。(私の場合、昨年のデータをどこにしまい込んだかを探すのに少々時間を要した。)読み込むと読込項目の選択画面がでてくるので、昨年と変化はないので、そのまま読み込んだ。
- 先のページの下の方に、提出方法を選択する項目があるので、「電子申告により税務署に提出する。」を選択し、「保存データ読込」ボタンをクリックすると「申告書B」の様式が表示される。
配偶者や扶養家族については昨年と変化がないから、昨年と同じ条件で配偶者控除などの額が既に記入されている。
申告すべき項目(収入金額等:公的年金等、所得から差し引かれる金額:医療費控除・生命保険料控除、右下の申告所得第三表にある所得金額:株式の譲渡所得等)をクリックするとそれぞれ個別のフォームが用意されているので、用意した書類をもとに金額を入力する。金額以外の項目は昨年のデータにもとづいて記入されており、入力が至極簡易になっている。
税金の計算の部分に「電子証明書等特別控除」という項目があるが、私の場合昨年5000円を取得しているので今年は該当しない。
昨年、ホームトレードしていた株式の一社が上場廃止になってしまった。この場合、証券会社に申請すれば次年度には持ち越しができないが、当年度の損失としてしてもらえる証明書がもらえる。(証券会社から送られてきたこの書類は、税務署に郵送しなければならない。)申告所得第三表にある所得金額:株式の譲渡所得等をクリックしたときに出てくる画面「株式等の譲渡所得等(取引区分の選択)」に、「特定管理株式が価値を失った場合の特例の適用がある。」という項目があるので、これをチェックしておくと、順序を追って入力が必要な様式を表示してくれる。これらを順次入力していくと申告書第三表の所得金額を自動的に計算して表示してくれる。 - 「申告書B」を入力し終えると、地方税に関する項目、住所・氏名などを入力する画面が出てくるので、これらを入力して確認し、データ保存を指示通りに終えると「送信準備(利用者識別番号等の入力)」画面が表示されるので、「利用者識別番号」(昨年度に取得していた)を入力し、同じ画面の下の方にある「送信方法の選択」で「当コーナーから直接送信する」「作成した所得税申告書のみを送信する」をチェックして、指示通り IC カードリーダに住民基本台帳カードをセットして、暗証番号(住民基本台帳カードの暗証番号と利用者識別番号の暗証番号)などを入力して送信する。ところが、これが何度繰り返しても送信エラーになる。昨年も同じところでつまずいた。
- 昨年を思い出して、先ほどの画面の「送信方法の選択」で「電子申告用データを保存して e-Taxソフト等を利用して送信する」に切り替えた。すると「電子申告用データの保存」ボタンがあらわれるので、これをクリックして、「20年所得電子神告用データ.xtx」と表示される拡張子が .xtx となるファイルを保存する。表示されるファイル名の申告という字が神告になっているのはびっくりするが。
- 昨年インストールしていたe-Tax ソフトを立ち上げると最新のバージョンかどうかの確認ポップアップがでるので、指示通り最新にバージョンアップする。
「利用者選択」→「作成済みファイルを選択」で自分のファイル(拡張子は .ncc となっている)を選択し OK とする。
次に、左メニューから「作成」→「申告・申請等」を選んで出る画面で「組み込み」ボタンをクリックすると、右スクリーンショットのように 組み込みするファイルを選択するポップアップがでるので、参照ボタンを使って上で保存した、「20年所得電子神告用データ.xtx」ファイルを指定し、適切な名前をつけて(なんでもよい)OK する。 - 次に、左メニューの「電子署名」→「電子署名」を選択すると組み込んだファイルが表示されるので、それをクリックして下の署名ボタンをクリックするとでてくる指示通りに「住民基本台帳カード」をICカードリーダーにセットするなどして、電子署名を行う。これは、上の 4. で書いたと同じ行為であるので、上の 4. での電子署名とは重複している。
- 次に、左メニューの「送信」で先ほどのファイルを送信して上手くいくとメッセージボックスに、右のような内容を持つ受信通知が届く。
確定申告は、2月16日から3月16日までであるが、e-Tax では、1月19日から受け付けてくれているようだ。 - ただ、税務署への書類郵送は全くなくなったわけではなく、「送信票兼送付書等印刷」画面の「印刷画面の表示」で右のように表示されるように、申告書等送信票と、私の場合「金融商品取引業者から交付された価値喪失株式に係る証明書」とを郵送しなければならない。
昨年は初めてだったので、ずいぶん時間がかかったのだが、今年は2時間ほどで終えることができた。おかげで、いくばくかの税金が還付される。
ただ、この確定申告をすることによって、ずいぶん多くの国民健康保険料を支払っており、源泉徴収されているとはいえ多額の税金も払っていることがよくわかる。6月にくる市民税の通知も恐ろしい。
サラーリーマン時代は、会社に任しておいたら全てやってくれていたのに年金生活に入ってからは自分でしなければならない。少々理解を要するが、このような e-Tax 制度は簡便でありがたいと思っている。
(追記:2009/2/12)
税務署から還付金振込通知書が、2009年2月12日にシールを貼ったはがきで届いた。ネットで振込口座を確認すると、2月10日に振り込まれていた。普通には、皆さんまだ申告もされていないからずいぶん早い話である。
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