隠居の旅:久しぶりの山小屋Hütte Hachi
兵庫県養父市の古くからある小さなゲレンデの中腹に建っている Hütte Hachi の様子を雪が溶けたら見に行ってみたいと思っていたが、坐骨神経痛を発症して、ようやく癒えたのがゴールデンウィーク開けだった。パートナーを誘って出かけたのは、5月も終わりに近い、25・26日だった。
何かとお世話になっている民宿のおばさんの話だと、この冬はすごい積雪だったそうで、雪下ろしを何回もお願いしたとのことだった。幸い傾斜のきつい片流れ屋根になっている Hütte Hachi は、雪はすべて滑り落ちたらしく無事だった。
45年ちかく使ってきた小屋も、そろそろ終活をしなければならないと、その相談が今回の目的だった。パートナーも私も歳をとって、ちょっとしたメンテナンス作業も億劫になってきた。今後も維持していくには、誰かが面倒見なければならない。孫どもを連れて行ってやりたいと思っても、親たちは生活が忙しくなかなか休みが取れない生活をしているので、我々のようなわけにはいかないだろう。
今回は、小屋の始末についての話が終わってしまうと、特段する作業もなかった。パートナーはゲレンデでまだ芽を出しているワラビ採りをしていた。娘さんが好きなそうなんだ。私は、 Sony NEX-7 にアダプターを介して新しく手に入れた Sigma 18-300mm を取り付けたカメラを首からぶら下げて、被写体を探した。YAMAKOさんの写真に刺激されたのだが、YAMAKOさんのように、なかなかうまく扱えない。
翌朝、帰宅前に、この3月に、北近畿豊岡自動車道が「八鹿氷ノ山IC」から「日高神鍋高原IC」に延伸された区間を走りに行ってみることにした。国道9号線の村岡町から482号線で神鍋高原を通って、「日高神鍋高原IC」に回るコースである。
山小屋Hütte Hachiを開設してから45年の間に、道路はどんどん良くなった。その間には車の性能も良くなっているから、昔に比べればアクセスはずいぶん楽になっているのだが、肝心の運転手がポンコツになってきた。
この482号線沿いに、植村直己冒険館があるのに気がついた。以前から、少しは気にかかっていたので、立ち寄った。パートナーも私も、冬山登山の経験もないから、ただただ彼の行動に驚愕の連続であった。
2017//5/25 大久保(養父市) カキドウシ 山小屋Hütte Hachi前の草地に生えている。近くの野原は、鹿が跋扈しているらしく、背丈の高い植物はほとんど新芽が食べられるらしく、草原は背の高い草は無いので一見綺麗である。農作物を植えているところは、ネットで囲いがしてある。鹿は角が引っかかるので、ネットが苦手らしい。イノシシには、有効では無いようだが。 SONY NEX-7+Sigma 18-300mm 150.0mm crop AE 1/250s f/6.3 ISO100 EV 0 |
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2017//5/25 大久保(養父市) ウスバカゲロウ トンボと思って撮ったのだが、どうも違うようだ。似た種には、トンボ(蜻蛉)、カゲロウ(蜉蝣)、ウスバカゲロウと分かれるようだ。 SONY NEX-7+Sigma 18-300mm 100.0mm crop AE 1/200s f/6.3 ISO100 EV 0 |
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2017//5/25 大久保(養父市) シオヤトンボ♀ シオカラトンボより少し小型だった。 SONY NEX-7+Sigma 18-300mm 100.0mm crop AE 1/160s f/5.6 ISO320 EV +0.3 |
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2017//5/25 大久保(養父市) アサヒナカワトンボ ネットでいろいろ調べてみると無色翅型(羽化後の若い固体)と思われる。 SONY NEX-7+Sigma 18-300mm 200.0mm crop AE 1/320s f/6.3 ISO125 EV +0.3 |
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2017//5/26 大久保(養父市) 氷ノ山頂上 小さく三角形に見えているのは、頂上の避難小屋である。雲ひとつないいい天気だった。 SONY NEX-7+Sigma 18-300mm 300.0mm AE 1/500s f/7.1 ISO100 EV 0 |
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2017//5/26 大久保(養父市) タニウツギ この時期、あちこちで満開となっていた。期待した蝶はやってこない。 SONY NEX-7+Sigma 18-300mm 26.0mm AE 1/100s f/5.0 ISO100 EV +0.3 |
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2017//5/26 大久保(養父市) オドリコソウ シソ科の野草である。そういえば、葉がシソに似ている。 SONY NEX-7+Sigma 18-300mm 55.0mm AE 1/100s f/5.0 ISO400 EV +0.3 |
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2017//5/26 大久保(養父市) シロオビアワフキ 朝、農道を散歩しているとしろい綿のような泡がまとわりついている木の枝が何本かあった。撮った写真を後で調べてみると一般的にアワムシといってその中に幼虫がいるらしい。気をつけてみていると草の茎にも絡まっている。 SONY NEX-7+Sigma 18-300mm 100.0mm AE 1/160s f/5.6 ISO320 EV 0 |
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2017//5/26 大久保(養父市) 早朝の農道 朝、起き抜けに山小屋を抜け出し、農道を散策する。林の中では、姿は見えないが 小鳥たちがさえずっている。 SONY NEX-7+Sigma 18-300mm 30.0mm AE 1/60s f/4.5 ISO400 EV 0 |
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2017//5/26 大久保(養父市) 大久保ゲレンデから高丸方面の眺望 40年以上同じ風景だ。懐かしさがこみ上げる。 SONY NEX-7+Sigma 18-300mm 18.0mm AE 1/250s f/8.0 ISO100 EV 0 |
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2017//5/26 東鉢伏(養父市) 葛畑の棚田 鉢伏高原から9号線に出る道に、別宮の大カツラという名所がある。その前に広がる。氷ノ山は残念ながら雲をかぶっていた。このような写真を撮るチャンスも最後かもしれない。 SONY NEX-7+Sigma 18-300mm 18.0mm AE 1/80s f/11.0 ISO100 EV 0 |
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2017//5/26 東鉢伏(養父市) ホオジロ この別宮の大カツラあたりには、野鳥も姿をあらわす。 SONY NEX-7+Sigma 18-300mm 300.0mm crop AE 1/500s f/6.3 ISO800 EV -0.7 |
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2017//5/26 東鉢伏(養父市) タニウツギ ピンクのキレイなタニウツギも咲いていた。 SONY NEX-7+Sigma 18-300mm 30.0mm AE 1/160s f/5.6 ISO100 EV 0 |
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2017//5/26 東鉢伏(養父市) ウスバシロチョウ 小さな公園でヒラヒラしていた。 SONY NEX-7+Sigma 18-300mm 180.0mm AE 1/320s f/6.3 ISO125 EV 0 |
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2017//5/26 植村直己冒険館(豊岡市) Nikon F2ウエムラスペシャル 世界の冒険に帯同したカメラ。チタン製のレンズフードがひしゃげていた。そのようにして撮った写真が、冒険旅行の糧になっていたのだろう。 SONY NEX-7+Sigma 18-300mm 180.0mm AE 1/320s f/6.3 ISO125 EV 0 |
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