隠居の花見:須磨浦公園
50年近くも前の大学時代に教育キャンプ場でカウンセラーをしていた同期の仲間とは、1年に一回くらい旅行をしている。今年は、東日本大震災が起こったので旅行を楽しむ気にもならないなということで、昨年吉野にいったと同じように、ランチ&花見をしようということになった。
食事は舞子ビラで済ませ、須磨浦公園で花見をしようという計画である。
明石大橋がすぐそばに望める舞子ビラは、ロケーションは抜群であるが桜はない。私の住んでいる堺からは大阪湾を挟んで向かい側となり、電車で行くと2時間近くかかる。結婚式場となる教会が立つホテルの中庭に降り立つと、淡路島へかかる大橋が手入れの行き届いた芝生の向こうによく見える。
和会席のランチをして、山陽電鉄舞子から須磨浦公園まで神戸方面に戻ると、駅からすぐに桜並木である。平日ではあるが、快晴の天気に誘われて、そぞろ歩きの熟年夫婦が大勢いたり、花の下での宴も開かれている。
明石にすむ仲間の一人が、ワイン一本とチーズ・干しぶどうなどを用意してくれた。桜の下で、飲むボージョレ・ヌーボーは格別に喉にしみた。
この須磨浦公園は、JR山陽線、国道2号線(海側)と山陽電鉄(山側)とに挟まれた細長い地域である。JR山陽線にはひっきりなしに列車が走る。電気機関車「桃太郎」に引っ張られた貨物列車も宴の間に何本か走った。鉄男くんの孫たちを連れてくれば、きっと喜ぶだろう。
舞子ビラから明石大橋を望む | 桜の向こうに山陽電鉄が:須磨浦公園 | 桜の向こうにJR山陽線:須磨浦公園 | 桜の向こうにJR山陽貨物列車:桃太郎は撮りそこねた |
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