2012年6月 7日

隠居の探鳥・蝶ウォーク:蝶たちは アカメヤナギに 集いおり


 5月19日に、オオヨシキリの写真を撮って以来歩いていなかった栂北部地区を久しぶりに訪れてみた。昨年の探鳥日誌を覗いてみても、めぼしい鳥はいなかったようだから、鳥にはあまり期待せずに蝶や野の花にも目を向けて歩いて見ることにした。

 野々井の畑に入ると、いつもうるさくオオヨシキリが啼いている萱の茂みとは別に、湿地に10本ほど生えている葦の茂みでも啼いているのに気がついた。それも、葦の穂先で啼いており、ずいぶん近寄っても、まだ留まって ギョシギョシ チカチカと啼いていた。

 昨年の探鳥日誌では、ちいさな池である摺鉢池で、カイツブリの親子を観察しているので、久しぶりに回って見ることにした。親子ではなかったが、幼鳥が1羽潜水の練習をしているようだった。鳥は、その他にはアオサギが1羽池の端の高い樹木に羽を休めているだけだった。

 
オオヨシキリ;クリックすると大きな写真になります ムクドリの群れ;クリックすると大きな写真になります モズ;クリックすると大きな写真になります カイツブリ幼鳥;クリックすると大きな写真になります
オオヨシキリ:野々井(堺)
2012/6/3
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO720 F6.3)
露出補正 なし
ムクドリの群れ:野々井(堺)
2012/6/3
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO140 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
モズ:野々井(堺)
2012/6/3
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO1250 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
カイツブリ幼鳥:摺鉢池(堺)
2012/6/3
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO450 F9.0)
露出補正 なし
トリミング


 それでも、いつもの撮影ポイントに向かうと、水際から生えている樹木に蝶々や虫がやってきているのを見つけた。あまり見慣れない蝶たちである。撮った写真を例によって、YAMAKO さんに判別してもらうと、コムラサキ、ゴマダラチョウ、ヒオドシチョウといったあまり会えない蝶が混じっているとのことである。 それで、蝶たちが集まっている、この木が気になった。最近利用させてもらっている【このきなんのき掲示板】に投稿して尋ねてみると、クブクブさん、みかんさんという方が、アカメヤナギではないかと教えてくれた。食草としてのアカメヤナギをネットサーチしてみると、コムラサキの食草としてアカメヤナギは有名なようである。この時期の樹液に、蝶だけでなく、スズメバチなどもやってくるということである。そういえば、ケブケブさんが、投稿した写真に写っているハチはモンスズズメバチだと教えてくれた。

ツバメシジミ;クリックすると大きな写真になります コミスジ;クリックすると大きな写真になります キタテハ;クリックすると大きな写真になります ウラギンシジミ;クリックすると大きな写真になります
ツバメシジミ:大森(堺)
2012/6/3
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 380mm
(35mm相当570mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO800 F6.3)
露出補正 なし
コミスジ:摺鉢池(堺)
2012/6/3
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO180 F9.0)
露出補正 なし
トリミング
キタテハ:アカメヤナギ:摺鉢池(堺)
2012/6/3
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO500 F9.0)
露出補正 なし
トリミング
ウラギンシジミ:アカメヤナギ:摺鉢池(堺)
2012/6/3
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO220 F9.0)
露出補正 なし
トリミング

ゴマダラチョウ;クリックすると大きな写真になります コムラサキとモンスズズメバチ;クリックすると大きな写真になります コムラサキ;クリックすると大きな写真になります ヒオドシチョウ;クリックすると大きな写真になります
ゴマダラチョウ:アカメヤナギ:摺鉢池(堺)
2012/6/3
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 460mm
(35mm相当690mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO900 F9.0)
露出補正 なし
コムラサキとモンスズズメバチ:アカメヤナギ:摺鉢池(堺)
2012/6/3
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO400 F9.0)
露出補正 なし
トリミング
コムラサキ:アカメヤナギ:摺鉢池(堺)
2012/6/3
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO900 F9.0)
露出補正 なし
トリミング
ヒオドシチョウ:アカメヤナギ:摺鉢池(堺)
2012/6/3
Nikon D7000
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当750mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO320 F9.0)
露出補正 なし
トリミング


詳細は、【探鳥日誌(current)】を参照ください。

コメント

yamakoさん

コメントありがとうございます。

オオヨシキリは、久しぶりに自分でも納得の写真が撮れました。D7000の連写機能に助けられています。それと、レンズが重たいので、シャッター速度は早くないと、手ぶれを起こしてしまいます。あまり動かない被写体でも、シャッター優先の方がいいのかなと思っています。

コムラサキなど蝶は、ビギナーズラックみたいなものですね。
食草をもう少し勉強しておいたほうがよさそうです。

n-shuheiさん
オオヨシキリの写真は素晴らしいですね。背景のボケの色が、オオヨシキリを引きたてています。鳴き声もきれいに録れていて脱帽です。
また、‘いることはいるけど滅多に会えない’蝶たちに一挙に会えましたね。私はこの時季のヒオドシチョウなどは、10年近く出会っていません。私の住む横浜では移入種のアカボシゴマダラに圧されてか、ゴマダラチョウを見る機会が少なくなりました。コムラサキも北海道や、信州では普通種ですが、平地ではなかなか会えません。素晴らしい一日でしたね。私は、偶に安価な70mm-300mmズームを使うことがありますが、平素は100mmマクロで、それ以上の望遠玉は持っていません。樹上に止まる、あるいは離れたところの樹液に来ている蝶を撮るのに300mm程度の単焦点レンズが欲しくなりました。 yamako 

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