隠居の自然散策:松尾寺地区の春
ソメイヨシノが散るようになって、いい天気が続いた。1月に行ったきりの松尾寺へ足を運んでみることにした。境内の桜は終わってしまっただろうが、松尾寺地区の谷戸には、蝶が飛び始めているかもしれない。
松尾寺境内から整備が進んでいる松尾寺公園へたどる散策路には、シャガやミツバツツジが咲いていたり、コゴミ(ゼンマイかもしれない)が頭をもたげていたりする。
公園には、白い小さな花をブラシ状にたわわにつけた樹木があった。撮った写真を自宅で確認するとイヌザクラのようである。小さな花をアップで見てみると確かに桜の形をしている。その脇に、枝から緑色の房(花)が沢山ぶら下がっている。ネットでサーチしてみるとアベマキか、クヌギの花らしい。枝の細部などの写真を撮っていないので、判別はむつかしい。秋になれば、たくさんのどんぐりがなっていると思う。
松尾寺公園から谷戸の畑作地に降りてくると、畑の畦にはタンポポはもちろんのことウマノアシガタやノゲシがたくさん黄色い花をつけていた。
この時期、タンポポの花盛りであるが、このような同じ地区でも場所によっては、西洋タンポポと日本タンポポとが咲いている。西洋と日本タンポポの区分は、花をひっくり返してみると判別がつくが、日本タンポポのなかの区分は難しい。このあたりの日本タンポポは、関西タンポポと思うのだが。タンポポの区別については、次のページが詳しい。
タンポポの見分け方
期待した蝶は、モンシロチョウは数多く飛んでいたが、それ以外はまだあまり飛んでいなくて、ルリタテハとベニシジミにそれぞれ1頭出会っただけだった。
野鳥はといえば、ウグイスの囀りはアチラコチラで聞こえるが、ヒヨドリとハシブトガラスが目立つだけだった。ここでもキジの啼き声が聞こえたが、姿は現さなかった。
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