隠居の探鳥ウォーク:ギョシギョシと ヨシキリ鳴きて 夏近し
もう5月になってしまった。緑の日、曇りがちで風が強いが、久しぶりに近所の散策に出かけた。鳥の姿は、極めて少ない。蝶は飛んでいないかと思ったが、こちらも皆目姿を見かけない。
昨年の探鳥日誌を見ると、夏鳥のオオヨシキリがやってきているようだ。いつも飛んできている野々井地区の小さな葦の茂みに近づくと、おなじみのギョシギョシという鳴き声が聞こえてきた。ウグイス・ヒバリ・ケリとの4重奏である。ウグイスも、根本が緑色になってきている同じ葦の茂みにいるようだが、どちらも姿が見えない。
この時期に目立つのは、ケリがけたたましく啼いて空を飛び回ることである。Wikipedia には、つぎのような記載がある。
繁殖期は3月から7月。抱卵は3月初旬から中旬に始まり、抱卵・ヒナ養育それぞれ約1ヶ月ほどかかる。クラッチサイズは4卵で、時には3卵、稀に1卵-5卵が確認される。
巣は水田内や畦などの地面に藁を敷き作る。よって農作業による影響が著しく大きい。繁殖期中は時にテリトリーを変えるなどして最大3回営巣を試みる。非常に警戒心が強く、テリトリーにトビやカラス、人間などの外敵が近付くと、鳴きながら激しく威嚇し、追い払う。
ということは、どこかに巣があるようだが、見つけることはできなかった。巣は水田内や畦などの地面に藁を敷き作る。よって農作業による影響が著しく大きい。繁殖期中は時にテリトリーを変えるなどして最大3回営巣を試みる。非常に警戒心が強く、テリトリーにトビやカラス、人間などの外敵が近付くと、鳴きながら激しく威嚇し、追い払う。
ケリ以外には、ツバメが飛び回っている。ヒバリも囀っているが、畑の土に似た保護色で視力の衰えた目ではなかなか見つけにくい。緑色したカワラヒワも、伸びてきた畦の緑の中で、餌を探している。みんな生きるための術を身に着けているのだ。
足元に目を移すと、いろいろな野草が花を咲かせている。レンゲやシロツメクサくらいなら名前が分かるが、あとは分からない。ネットでサーチしてみて名前が分かる場合もあるが、花の種類は野鳥なんかに比べて圧倒的に多いから、探すのが大変である。このようなときには、【この花の名は?掲示板】にお世話になる。今回も、3種の野草を掲示して教えを乞うと、トーリスG という方が即座に教えてくれた。
水鳥がすっかりいなくなった荒池では、蓮の花が咲き始めていた。
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