2010年1月16日

隠居の野鳥撮影:泉北ニュータウンの冬鳥

どんぐり 毎日ウォーキングをしている友に薦められた mont-bell のトレッキング・シューズを思い切って買った。少しは歩かないとメタボによくない。
 履き心地を試すために、近くの公園を歩いてみた。もちろん、野鳥撮影のロケハン( Location Hunting ) も兼ねている。近所に、泉北ニュータウンを造成したとき造ったと思われる遊水池(正式には、調整池らしいが)が4つほどあるが、Google Map でみても名前がついていない。この池を巡り歩くのが適当な散策である。開発されてから、40年以上も経つと池の周りは当初に植えられた樹々も大きくなって、コナラのドングリがたくさん落ちていたりする。
 これらの遊水池には、冬になるとカモ類が訪れてくる。双眼鏡を首からぶら下げて、池面に浮かぶカモやさえずりがする樹々の梢に鳥の姿を追い求めながら歩く。泉北高速鉄道栂・美木多駅に隣接する西原公園の北にある遊水池では釣りは禁止になっているはずだが、何人かの太公望が自分で作った特設の台の上で寒風にさらされながらウキを凝視している。ということは、多少魚もいるのだろう。

 1日目、双眼鏡をぶら下げ、コンデジをジャンパーのポケットに入れて、池の周りの散策路を歩く。細いワイアで絞めたり緩めたりできるトレッキング・シューズの履き心地は極めてよい。
 さえずりが甲高いヒヨドリやムクドリが多いが、そんな中、池の端の立木にあまり見かけない小鳥が留まった。双眼鏡で覗くとどうやらジョウビダキの♀らしい。コンデジでは撮れない。
 しばらく歩くと、カワセミらしきシルエットが目に入った。双眼鏡を向けるまもなく飛び立っていった。

 2日目、今度は Nikon D70 に Tamron 300mm をつけて、少し荷物になるが双眼鏡と同じように首からぶら下げた。
 桃山台公園の調整池には、キンクロハジロやコガモらしき水鳥が泳いでいるが、 Tamron 300mm では無理なようだ。
 昨日カワセミを見かけた西原公園の北端にある調整池のジョウビタキが留まっていたポイントに行ったが、しばらく待っても今日は見られない。
 池端の雑木林を歩いていくと数羽の小鳥がチョコチョコと動き回っている。胸のネクタイ模様は、シジュウカラである。
 その側で、木をせわしく叩く音がする。見上げるとコゲラが桜の枝をつついている。この鳥は警戒心が薄いのか、シャッター音をさせながら近づいても木をつつく動きを止めようとはしない。
 池の東側から西側に移ってしばらく行くと、池岸から池面すれすれに青い鳥が飛び立った。カワセミと思うが、しばらく待っても戻ってこなかった。
 池の中の立木に、ムクドリ大の鳥が留まっている。撮った写真を帰って調べてみると、どうやらツグミらしい。
 池面に浮かぶカモを双眼鏡で覗いてみるとお尻のあたりが黄色く、今までに見たことのない種である。これも帰って調べてみると、コガモの♂らしい。
シジュウカラ:クリックすると大きな写真になりますコゲラ:クリックすると大きな写真になりますツグミ:クリックすると大きな写真になりますコガモ♂:クリックすると大きな写真になります
シジュウカラ
Nikon D70
Tamron28-300mm
ISO640: F6.3 1/320
300mm(35mm換算450mm)
トリミング
コゲラ
Nikon D70
Tamron28-300mm
ISO640: F6.3 1/250
300mm(35mm換算450mm)
レタッチ トリミング
ツグミ
Nikon D70
Tamron28-300mm
ISO640: F6.3 1/320
300mm(35mm換算450mm)
レタッチ トリミング
コガモ♂
Nikon D70
Tamron28-300mm
ISO640: F6.3 1/500
210mm(35mm換算315mm)
レタッチ トリミング

 2日間、トレッキング・シューズの履き心地を見るのと野鳥撮影のロケハンとは、思わぬ収穫となった。こんどは、デジスコセット持参で歩いて見たいと思っている。

トラックバック

» 隠居のデジスコ:泉北ニュータウンの冬鳥 from Atelier
 1月の中頃に、NikonD70 に Tamron28-300mm をつけて、近... 続きを読む

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)