お彼岸が過ぎたが、暖かくなったり、風が強く寒かったりの日が続いている。雨が続くこともあったりして、なかなか探鳥ウォークができないでいる。
それでも、この時期は季節が移っていることが、そこここに感じられる。お彼岸の3月19日、堺自然ふるさと村へいってみると、デジスコなどを三脚に据えた同年代のバードウォッチャーが数人、ルリビタキやジョウビタキなどを狙っていた。が、皆さん空振りのようであった。この道の先輩諸氏からは、近辺の鳥情報は色々と教えてもらったが、私のファイルに残っている鳥は、
アオジとキセキレイのみであった。
いつもの小さな小川沿いの路から離れて、小さい丘に登ってみると早咲きの彼岸桜が咲いていた。このふるさと村で春先によく見かける
コバノミツバツツジは、まだ蕾が固いようであった。
駐車場へ帰り道、足元をふと見ると羽のすり切れた見慣れない蝶が、転がっている石に留まっている。今年になって初めて見る蝶である。Studio YAMAKO のオーナーに教えを乞うと、以下のようなに教えてくれた。
送っていただいた写真の蝶はテングチョウです。成虫で越冬しますので、春先に良く見かけます。
堺自然ふるさと村:3月19日
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彼岸桜:堺自然ふるさと村 2012/3/19 Nikon D7000 ΣAPO50-500mm 116mm (35mm相当174mm) シャッター優先オート (1/800s ISO250 F5.3) 露出補正 なし シャドウ+レタッチ |
テングチョウ:堺自然ふるさと村 2012/3/19 Nikon D7000 ΣAPO50-500mm 500mm (35mm相当750mm) シャッター優先オート (1/800s ISO400 F6.3) 露出補正 なし |
アオジ:堺自然ふるさと村 2012/3/19 Nikon D7000 ΣAPO50-500mm 500mm (35mm相当750mm) シャッター優先オート (1/800s ISO400 F6.3) 露出補正 なし トリミング |
キセキレイ:堺自然ふるさと村 2012/3/19 Nikon D7000 ΣAPO50-500mm 500mm (35mm相当750mm) シャッター優先オート (1/800s ISO1600 F6.3) 露出補正 なし トリミング |
3月21日、川床の洗掘工事が終わってコンクリート・ブロックが敷き詰められた和田川・大森から南にたどった。この川には、野鳥の姿を望むのは無理である。
ただ、檜尾から南の和田川は雑草が茂ったままであり、川面をすれすれに飛ぶ姿は一瞬カワセミか思ってしまうが、よく見ると色の地味な
イソシギが岩の上で尾羽を上下にせわしく動かしていたりする。
川横の民家の庭先にある緑の枝が伸びてきた樹木には、
モズが2羽飛んできて留まっていたりする。この鳥はあまりセカセカとは動かないので、ファインダーに収めやすい。
先日、シロハラがきていた住宅街の中にある明治池のヌルデの実の房には、今度は
ツグミとヒヨドリが啄みにきていた。
泉北ニュータウン栂南部地区:3月21日
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イソシギ:和田川・檜尾(堺) 2012/3/21 Nikon D7000 ΣAPO50-500mm 500mm (35mm相当750mm) シャッター優先オート (1/800s ISO720 F5.3) 露出補正 なし トリミング |
モズ:美木多上(堺) 2012/3/21 Nikon D7000 ΣAPO50-500mm 500mm (35mm相当750mm) シャッター優先オート (1/800s ISO450 F6.3) 露出補正 なし トリミング |
ツグミ:明治池(堺) 2012/3/21 Nikon D7000 ΣAPO50-500mm 500mm (35mm相当750mm) シャッター優先オート (1/800s ISO2800 F6.3) 露出補正 なし トリミング |
ヒヨドリ:明治池(堺) 2012/3/21 Nikon D7000 ΣAPO50-500mm 500mm (35mm相当750mm) シャッター優先オート (1/800s ISO1800 F6.3) 露出補正 なし トリミング |
3月25日日曜日、今度は泉北ニュータウン栂地区の北部を歩いてみた。気象情報では、春一番とは言っていなかったが、風速3m以上の強い風が吹いている。鳥の姿は少ない。野々井地区の農道を歩いているとウグイスのホーホケキョに混じって、
ケリの鋭い鳴き声とヒバリのさえずりが風にかき消されるが、聞こえてくる。ヒバリのさえずりは、先日(3月10日)も聞いたのだが姿を見つけることが出来なかった。今回は、さえずりをたよりに畦道を辿っていくと、一羽が中空に風に逆らって飛び上がってさえずった。その降りたあたりに目を凝らすと、3羽の
ヒバリがもつれている。どうやら、縄張り争いをしているらしかった。カメラのセットをプログラム・オートにしていたために、ヒバリたちの諍いをカメラに収めることができなかった。
水鳥はまだ北へ帰っていないかと確かめにいくと、数は少し減っているように思われた。キンクロハジロは、さかんに潜水を繰り返して餌を探しているようであった。
泉北ニュータウン栂北部地区:3月25日
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ヒバリ:野々井(堺) 2012/3/25 Nikon D7000 ΣAPO50-500mm 500mm (35mm相当750mm) プログラムオート (1/125s ISO100 F6.3) 露出補正 なし トリミング |
ヒバリ:野々井(堺) 2012/3/5 Nikon D7000 ΣAPO50-500mm 500mm (35mm相当750mm) プログラムオート (1/160s ISO100 F6.3) 露出補正 なし トリミング |
ケリ:野々井(堺) 2012/3/25 Nikon D7000 ΣAPO50-500mm 500mm (35mm相当750mm) シャッター優先オート (1/1000s ISO360 F6.3) 露出補正 なし トリミング |
バン:尾美濃池(堺) 2012/3/25 Nikon D7000 ΣAPO50-500mm 500mm (35mm相当750mm) シャッター優先オート (1/1000s ISO640 F6.3) 露出補正 なし トリミング |
詳細は、
探鳥・蝶ウォーク日誌(from 2011/10/31~ )をご覧下さい。
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