隠居のケイタイ:録音した野鳥のさえずりを着信音にする
DeAGOSTINI 社から出版されている【週刊野鳥の世界】を購入している。
最近配布のあった号のなかに、スズメ目ウグイス科に属するムシクイ類の識別資料として、鳴き声で識別というリストが提供されている。リストに、2次元バーコードが印刷されており、これをケイタイのバーコード認識で取り込むと音源へのURL が表示される。このURLへ接続すると6種類あるムシクイ類のさえずりがダウンロードできる。
ダウンロードしたさえずりは、ケイタイの電話やメールの着信音に設定できる。これに、ヒントを得て、自分で録音した野鳥のさえずりを着信音にする試みを行ったみた。少し手こずったが、先日鉢ヶ峯で録音したホオジロのさえずり MP3 ファイルを着信音に設定したので、備忘録として残しておこうと思う。
方法はいろいろとあるようだが、私は試行錯誤をしながら次の順序で行った。
この方法で行うためには、事前準備として、フリーソフト【着もと】をダウンロードしておく必要がある。この【着もと】というソフトは、NTT DoCoMo社製のFOMA携帯電話における「iモーション」ファイル(.3gpファイル)を,着信音に設定できる「着モーション」ファイルに変更するソフトである。
ダウンロードできるファイルは、拡張子が、.7z の圧縮ファイルになっており、これを解凍するには WinZip が必要である。
また、Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージをインストールしておかねばならない。
そのうえで、以下の順序で行った。
- 着信音にしたいmp3ファイルを用意する。私は、ブログに載せるために、SoundEngine で増幅など編集したファイルを使った。
- 美人女性の顔写真が Faviocn になっているフリーソフト【着もと】を実行すると、次のような画面となるので、着信音にしたいファイルが入ったディレクトリ、フォルダーを指定してファイルを表示する。
- 着信音にしたいファイルを右クリックすると、下のようにセレクトボックスが表示されるので、【着もと化】を選択すると、少し時間がかかるが「iモーション」ファイル(.3gpファイル)への変換が行われる。
- 変換後のファイルは、同じフォルダーに次のように表示される。 FOMA向けの着モーションのファイルは500KB以下のファイルサイズでなければならないが、この時に確認ができる。(.3gpファイル)は、MP3 の50%弱となるようなので、事前に SoundEngine などで調整をしておきたい。
- この着モーションのファイルを FTP ソフト(私の場合、FFFTP)で、Web サーバーにアップロードする。私の場合、契約しているレンタルサーバーがあるので、そこへアップロードした。
yahooブリーフケースなどでインターネット上に着うたデータファイルをUPすることもできるそうだが、私は試していない。 - ケイタイで、UP したファイルのURL を【iMode】⇒【インターネット】⇒【URL入力】でインプットして接続すれば、ケイタイの画面に【iモーション取得中】とでてファイルがダウンロードされるので、これを【データBOX】 に保存する。
- ケイタイで【メニュー】⇒【設定】⇒【発着信通話】⇒【着信設定】⇒【電話着信】または【メール着信】⇒【着信完了音】を選択すると【データBOX】が表示されるので、【iモーション】⇒【iモード】にあるダウンロードしたファイルを選択すればよい。
これを応用すれば、"電話ですよ!"、"メールがつきました!"といった孫の声を MP3レコーダーで録音し、ケイタイの着信音にすれば孫好きの老人にはいいかもしれない。待ち受け画像に孫の写真を貼っているひとはたくさんいるのだから。
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