隠居の散策:和泉松尾寺近辺
オフラインでも時々会って食事をしたりする和泉に住むメルトモNWさんは、四季を通じて和泉市の松尾寺を中心に散策している。珍しいことがあると、メールで教えてくれる。
夏本番を迎えている7月27日(土)の午後に、松尾寺近くの溜池でコウノトリ三羽と出会ったという。証拠として、コンデジで撮ったという写真を送ってくれた。昨年秋に、同じ和泉市の溜池に六羽も飛来しているという新聞記事を見て、どこかで出会わないかと期待していたところである。松尾寺なら、車で20分ほどでいける
追記(2013/7/30):そのNWさんから、つぎのようなメールが入った。
コウノトリ湿地ネットの事務局の方からのメール連絡では、私が見かけた内の1羽は足環から個体識別番号J0049のコウノトリのようです。(屋外繁殖の2012年5月22日生まれで一年前に巣立ちした♀)
他の2羽は足環の色が判別できません。
兵庫県立コウノトリの郷公園のHPの放鳥情報や個体識別が掲載されています。
http://www.stork.u-hyogo.ac.jp/index.php
他の2羽は足環の色が判別できません。
兵庫県立コウノトリの郷公園のHPの放鳥情報や個体識別が掲載されています。
http://www.stork.u-hyogo.ac.jp/index.php
翌朝、詳しい場所を聞くために電話したところ、その日も散策に出かけるという。松尾寺の駐車場で落ち合うことにした。
日曜日といえども、酷暑の朝8時過ぎでは、駐車場に車は1台しか駐っていない。彼がいつも歩くコースを案内してもらった。松尾寺近辺は、和泉市が松尾寺公園として整備中である。寺の裏の緩やかな坂道は、樹々が茂って緑のトンネルを作ってくれていて、通る風が涼しい。道端には夏の草花が咲いている。花の名前に詳しい彼が名前を教えてくれたが、撮った写真を整理するときにはすっかり忘れていた。
松尾寺公園の散策路から抜けて、農道を辿って行くと、コウノトリを見かけたという内田池につく。この地方では雨があまり降らなかったせいか、農業用の溜池らしく、水が干上がってきて池底がかなりの部分で見えている。いつもは釣り人が多いらしいが、この日は誰も居ない。水深が浅くなったために、餌をついばみ易くなっているのだろうが、期待したコウノトリの姿はない。奥の方にアオサギが1羽見えたが、すぐにいなくなった。
松尾寺の本堂に帰る道すがら、畑に咲いている花の名前を、畑にきていた農婦に聞いてみると、オクラの花だという。初めて見る。自宅では食べきれないから、持って行けという。ありがたくいただいてきた。
松尾寺は天台宗のお寺であるが、この山内に宝瓶院という天台宗の末寺がある。土塀がのこっていたりして、なかなか風情がある。境内には大きなくすのきが日陰を作っている。この寺から、少し坂道を登って、100段ほどの石段を上がると、山門があり、すぐに松尾寺の本堂につく。
まだ里山の自然も残っていたり、古くからの寺院があるなど、この散策コースはなかなかいい。これからも季節を変えて、訪れたいものだ。
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