2010年12月30日

隠居の探鳥ウォーク:寒風の泉北ニュータウン栂地区


 2010年も残すのはあと3日となった。最近は雨が降ったり、白内障手術の術後受診などで探鳥ウォークに出かける機会が少ない。曇り空で寒風は吹いているが、家でじっとしているより歩いたほうが体にいい。
Kestrel4000 Wind Chill(体感温度)は、5℃を指している。特にさえぎる物のない田んぼの畦道は、風に吹きさらしとなる。ウィンドパーカーのフードをスッポリかぶって双眼鏡を首からぶら下げてる姿は、どう見ても不審者である。寒いせいか、犬の散歩をしている人も少ない。

 野鳥の姿も少ない。二級河川の和田川には、わずかにコガモが2羽泳いでいるだけだった。ホオジロのすみかとなっている畑の横にある葦原にも鳥の姿は見えない。農家の庭先に植わっている柿の実をツグミが啄んでいた。
 先日ジョウビダキを見かけた荒池という蓮の花が咲く小さな池畔にアオサギとともにカワセミが飛ぶのをみかけたが、どこかに姿を隠してしまった。そばで年末の片付けだろうか掃除をしていた民家のご主人は、この池にはカワセミが一羽住みついているという。また、チャンスがあるだろう。

 水鳥よりも、樹々の芽などを狙いにくる小鳥たちの方が多そうなので、いつもの道から外れて、冬休みで人影のない中学校と高校のグランドに面した小さな公園に回ってみた。梢の枝あたりに、スズメ大ではあるがスズメではなさそうな小鳥が飛び回っている。カメラのファインダーをのぞくと背の羽(風切羽)が黄色い。カワラヒワの群れである。公園を離れようとすると、スズメより少し大きめの鳥が、梢に留まった。撮った写真を図鑑などで調べてみると、シメのようである。他にも確認ができなかったが、エナガらしき小さな鳥もきていたように思う。この公園は、探鳥ウォークのコースに入れた方がよさそうだ。

 いつもの池に回ってみると、いつものカモが活動をやめて浮かんでいた。ただ、少数のホシハジロが餌をもとめて潜水を繰り返していた。
 どの池に、どれくらい水鳥がいたかは、右メニューにある【探鳥日誌】に記録している。

柿の実を啄むツグミ;クリックすると大きな写真になりますカワラヒワ;クリックすると大きな写真になりますシメ;クリックすると大きな写真になりますモズ;クリックすると大きな写真になります
柿の実を啄むツグミ:野々井(堺)
12/29/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/200s F5.6
トリミング
カワラヒワ:カナリア公園(堺)
12/29/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/640s F6.3
トリミング
シメ:カナリア公園(堺)
12/29/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/640s F5.6
トリミング・レタッチ
モズ:三木閉(堺)
12/29/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/400s F5.6
トリミング


   
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