隠居の探鳥ウォーク:寒中の大阪狭山池
1月連休の真ん中の日、天気もいいので家内が野鳥を見に狭山池でも行こうかと言い出したので乗ることにした。早い昼食を済まして、車で15分ほどの池に向かってみると、休みといっても寒いのでこの時期には来る人も少ないだろうと思ったが、駐車場はほぼ満杯であった。池の周りのウォーキングや散策で、老人に混じって若いファミリーもきているようであった。
池の北西から反時計回りに歩いて見ることにした。まず目についたのは、池の沖合に立っている祠(龍神社というらしいが)で羽を広げて休んでいるカワウたちであった。柵が設置されていて水際までは近づけないが、オオバンが岸近くの草をついばんでいた。なぜかこの池には、オオバンが多く生息していて、赤い嘴をしたバンを見かけたのは一羽だけだった。
南のほうに歩いていくと、池の中央部あたりで見かけない白っぽい水鳥が、双眼鏡で確認すると10羽が群れて、首をすくめて休んでいた。あとでよくよく確認してみると、以前にも見かけたことのあるカンムリカイツブリであった。
池の南部には、西除川という小さな川が流れこんでいるが、この河口付近でカモ類が群れになって飛翔を繰り返している。私のように望遠カメラを構えた人が、同じ場所腕その飛翔を連写していた。カモの飛翔の芸術的写真を狙っているのかもしれない。私の観察した限りでは、カモ類はヒドリガモとハシビロガモの2種であった。
池の南部にある葦の茂みあたりにホオジロ類を期待したが、いたのはスズメで、他は岸の枯れ草をヒバリ一羽が歩いているだけであった。昨年1月23日に来たときは、モズ・ホオジロ・ツグミが観察されたのだが。
写真を撮りながら池を一周すると、1時間15分ほどのウォーキングである。度々、訪れるのも楽しいかもしれない。
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