隠居の探鳥・蝶ウォーク:氷ノ山山麓大久保、夏の野鳥・蝶たち
パートナと気になっていた箇所の修繕をするために、兵庫県氷ノ山山麓大久保にある山小屋に出かけた。この時期には、林間学校や吹奏楽部などの合宿などで、スキーシーズン以外はひっそりした村が賑わう。この日も、観光バスが何台も坂道を登ってきた。
作業の合間に、小屋の周りにくる蝶たちにカメラを向けてみた。小屋の北側に造ったウッドデッキのすぐ近くに、高さ5mほどのノリウツギの木があり、ガクアジサイのような白い花がたくさん咲いている。よく見ると、この花の蜜を吸いに、ミドリヒョウモンとサカハチチョウがやってきている。特にミドリヒョウモンの数が多い。
足元に目をやると、トラノオの白い花に、スジグロシロチョウが、次から次に吸蜜にくる。
早朝、ゲレンデの茂みを歩いてみると葉陰に、黄色と黒の斑模様の翅を広げる蛾が留まった。ネットで調べるとキンモンガというらしい。
(追記:2012/7 /27)YAMAKOさんに指摘していだき、イチモンジチョウと記載していた蝶はサカハチチョウ夏型であることが判明しましたので、訂正しました。
小屋に向かう途中にトイレ休憩でいつも停まる近畿北部自動車道のいっぷく茶屋に5月頃にはツバメが巣をつくる。今回も停まったら雛が4羽巣にとどまって親が運んでくる餌を待っていた。残念ながら、カメラの設定を間違って撮れなかった。カメラの設定確認は、常にこころがけねばならない。
昼間は山奥といえども暑いが、朝晩は涼しくなる。早朝に小屋を抜けだして、鳥の姿を求めた。が、さえずりはあまり聞こえてこない。空には、ひつじ雲が広がっている。
林道の脇には、どくだみの白い花が群落になって咲いている。
ハチ高原に登る林道の上を通っている電線に、ホオジロが虫を咥えて留まった。すぐ近くの杉の幼木に、ホオジロの幼鳥がいたから、餌を運んでいたのだろうか。
小屋のウッドデッキから見えるもみの樹の遠くの梢に留まった鳥を撮ったが、大トリミングしてみるとどうやらカワラヒワらしい。山小屋で見かけるのは、はじめてである。
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