隠居の探鳥ウォーク:オシドリは 添いて浮かびぬ 雛のごと
先日、初めてルリビタキの雌を観察して、瑠璃色の羽をしているという雄にも会いたくて、堺自然ふるさと村に行って見ることにした。先日は、9時前でも開門していたが、今回は駐車場の入口に鎖がしてあった。それで、法道寺の池に回ってみた。
前回は、水鳥の姿が見え無かった奥の池にはマガモが姿を見せていた。距離がかなりあるので、双眼鏡で観察しているとマガモとは異なる赤っぽい水鳥も混じっている。Σ50-500mmを筒一杯伸ばしても、樹木の下の池面で暗いこともあり、判別は難しかったが、オシドリのように思われた。かろうじて、記録されている写真をトリミングして見ると、やはりオシドリの夫婦だった。傍らには、エクリプスと思われるマガモも写っている。オシドリは毎年奈良県の十津川には多く飛来するということだが、昨夏の水害でずいぶん数が減ったというが、いちど行ってみたいと思っていたところだった。今回、撮れた写真は、居たという証拠写真ぐらいの意味しかないので、いちど近くで撮ってみたいと思っている。
ウグイスも盛んにさえずっていたが、姿は見つけることはできなかった。エナガが高い樹木の枝に出始めた新芽をつっつきに飛び回っていたが。
9時になったので、堺自然ふるさと村に車を駐めて、前回と同様に、このふるさと村の境界のようになっている西側の小さな川沿いに登っていった。昨日来の強い雨で、枯葉が積もった小径はぬかるんでいる。一羽のキセキレイが、早く写真を撮れと言わんばかりに、小川の上に張り出している、芽吹きを待つ小枝に留まってくれた。
他には、メジロやエナガが、忙しく飛び回っていた。あまり聞きなれないさえずりが聞こえてきたので、録音をしてみたが、どのような鳥のさえずりかよく分からない。ケラ類の鳥が木をつついている音も録音されているのだが。(堺自然ふるさと村での録音)
入り口に引き返し、今度は東側の小径を奥へと歩いて行ってみたが、こちらもシジュウカラのさえずり以外は、鳥の姿は少なかった。
どうも、2月の終わりになって雨がかなり降ったぐらいから、鳥の姿が減ってきたように思う。水鳥も北へ帰るようになってくると、蝶の季節に変わってくるのもかもしれない。
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