隠居の探鳥・蝶ウォーク:ジョウビダキ カチカチ啼きて 冬近し
もう一週間もすれば、立冬である。TVでは、白鳥など冬鳥の到来が報じられるようになった。
家内が、自宅すぐうえの電線にオレンジ色のお腹をした鳥を見つけて、教えてくれた。大急ぎで、Σ50-500mmをつけたままにしているNikon D90 を持ちだした。3枚ばかり撮った写真を見ると、ジョウビタキのようだ。ジョウビタキは、冬鳥である。先日購入した【鳴き声と羽でわかる 野鳥図鑑】には、ジョウビタキの説明は次のようになっている。
冬鳥として日本全国に飛来する。黒い顔ときれいな橙色のコントラストがとても美しい。警戒心が薄く、人がいるところから数メートルの場所に降り立つこともある。街中でもよく見られ、冬鳥の中ではとても人気がある。カチカチという鳴き声が、火打石を叩いているように聞こえることから「火叩き」と呼ばれ、「ヒタキ」と名がついた。現在のヒタキ科の語源となった鳥。しかし、実際はヒタキの仲間ではない。
翌々日10月の末日に、久しぶりに二級河川の和田川を南に上がってみた。川沿いに歩き出してすぐに、 約 20m 向こうの川岸の冊にジョウビタキが 2羽留まっているのを見つけた。レンズをいっぱいに伸ばしてシャッターを押していると、2羽がじゃれ合うように、こちら岸に飛んできて、数メートル先の冊の上に留まった。何枚かの写真を納めて、前回のエントリーに書いたように、スマホに収納したさえずりを確認すると間違いなくジョウビタキである。
少し上流に上がったところで、カルガモに混じってそれより小さいカモが泳いでいる。どうやらコガモらしく、雄はエクリプスのようだ。特徴ある雄の姿になるのはもうすこし後になるのかもしれない。それより、5日前の10月26日に、摺鉢池でハシビロガモを確認した。冬は確実に近づいている。
モズは冬鳥ではないが、夏場は山地に行くようだ。このごろになって姿を多く見かけるようになった。
朝夕は気温がひくなったといっても、太陽が昇ると蝶が飛ぶような気温となる。ただ、アゲハチョウ類は見かけなくなった。モンシロチョウとキチョウ、ヤマトシジミは、年中飛んでいるようだ。
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