隠居の探鳥ウォーク:子連れカルガモに遭遇
ヒバリのさえずりが賑やかになってきたので、以前によく聴いた泉北ニュータウンの南部に隣接する鉢ヶ峰地区にヒバリの姿を求めて、今回は車を走らせた。歩いて行くには少し遠い。鉢ヶ峰地区には観光農園があり、車も駐めやすい。
ここは、専業農家と日曜農家とがいり混ざっているようである。日曜日で天気もいいので、朝8時前というのに多くの人たちが農作業をしている。野鳥の姿も濃い。農道を歩くとケリの甲高い声とヒバリのさえずりの間に、ウグイスの鳴き声が混ざるなどいい音風景である。
用心深いヒバリだが、ここのヒバリは比較的近くまで近寄らせてくれる。スズメに似て地味な茶色なので畑にとけ込んでみつけにくいが。それに新しい発見がある。ヒバリは空中でさえずるものと思っていたが、地上でもさえずっている。だが、ケリやかなり多く見かけたカワラヒワは近寄らせてくれず、うまく撮ることはできなかった。デジスコで遠くから狙った方が良さそうだ。
田植えの準備だろうか耕耘機を使っている畑から続いて小高いなだらかな丘になっている。農道を登ってみると、一番高いところ(Kestrel4000 の測定では標高は 88m だった)から南側に、堺市立の農業公園であるハーベストの丘がすぐ裏手に見える。北側には、泉北ニュータウン栂地区方面が一望できる。
この高台から下をみると小さなため池が見える。このあたりには良く来ていたが、歩き回ったことがなかったので気づかなかった。柵の周りの雑草は刈り取られていて遊歩道になっており、池に突き出たテラスもある。落ち葉を踏みながら歩いていると、すぐ近くの岸辺からカルガモの親子連れが驚いて、池の中央に向かって泳ぎだした。生まれたばかりと思われるヒナが10匹いる。このような光景はTV などでみたことはあるが、生では初めてである。
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