隠居の散策:初夏の野の花など
この時期は、鳥の姿は少ない。その中で、田植え時に目立つのは、苗を植えたばかりの田んぼの水面スレスレに飛び交うツバメである。だが、このようなツバメの飛翔写真を撮ることはほとんど不可能である。しかし、電線に留まっていることも多い。
「八王子・日野カワセミ会」というサイトに、ツバメQ&Aというページがある。そのQ31に次のようなQ&Aがある。
Q31 ツバメはなぜ電線に止まるのですか。
A31 はっきりした理由は分からないが、①空中での生活が多いので足が弱く電線の太さが止まり易い。②障害物のない周りの開けた電線は、餌となる昆虫が見つけやすい等が考えられる。古くは枯れ木や葦などに止まっていたと想像されます。
A31 はっきりした理由は分からないが、①空中での生活が多いので足が弱く電線の太さが止まり易い。②障害物のない周りの開けた電線は、餌となる昆虫が見つけやすい等が考えられる。古くは枯れ木や葦などに止まっていたと想像されます。
電線に留まるツバメ:大庭寺(堺) 左:♀、右:♂、後ろ向き:幼鳥でしょうか。 2014/6/9 Fujifilm HS50EXR 133.4mm 1/280s f/5.6 ISO200 |
電線に留まるツバメ:大庭寺(堺) 2014/6/9 Fujifilm HS50EXR 133.4mm 1/280s f/5.6 ISO200 |
蝶の姿は増えてきた。見かけないシジミチョウが雑草に翅を閉じたまま留まっている。いつまでも、開かない。撮った写真を YAMAKO さんに尋ねてみると、ムラサキシジミということであった。図鑑で見ると開翅したところは鮮やかな紫青色である。次回には、開翅したところに会って見たいものだ。
追記(2014/6/15):YAMAKOさんに間違いを指摘していただいた。ヤマトシジミとしていたのはルリシジミで、コミスジとしていたのは、ホシミスジということである。図鑑「日本のチョウ」には、ホシミスジは"ユキヤナギやコデマリなどの植栽によって、大阪周辺では都市部の公園や人家周辺でも見られるようになった。"とある。ここ泉北ニュータウンには、ユキヤナギが数多く植栽されている。
野の花の種類は多い。散策するたびに新しい発見がある。新しく見つけた花は、ニュータウンにのいろいろな工事をした時に持ち込まれた土から、帰化植物が生息している可能性もある。畑に園芸種の花卉も栽培されているから、これらが野生化したのかもしれない。
フィールドガイド 日本のチョウ: 日本産全種がフィールド写真で検索可能
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