2009年8月13日

隠居のデジスコ:アオサギは格好の練習台

 液晶画面に見つけた鳥の姿を素早く導入するために、デジスコのセットに追加発注した照準器(デジスコドットコム:DOS-CS1) と液晶フード(デジスコドットコム:HD-2027W)が届いた。また、最広角側で写すとケラレがでるカプラーを TA4+3 から TA4 に変更した。
 実際に使ってみたいと思ったが、今の時期、練習台となるような被写体を見つけるのは難しい。前回カプラーなどを忘れて空振りに終わった仁徳御陵に行ってみることにした。隣接する大仙公園ではなく、御陵の周囲を歩いてみたが水かさの増えている掘には、野鳥は全く見あたらない。歩道そばの草むらにハクセキレイを見かけたが、デジスコをセットしている間に姿が見えなくなった。動きの速いこのような鳥は、ビギナーには難しい。

 堀端は諦めて、前回アオサギとマガモを見かけた堺市博物館の横にある池に行ってみることにした。途中、見かけたハトとカラスで照準器を使う練習をしてみた。照準器がなかったときに比べるとはるかにやりやすいが、ハトもカラスもチョコマカと動き回るので液晶画面の真ん中に収めるのは結構難しい。
 博物館への途中、緑陰将棋に夢中の老人たちの向こう古墳の堀にアオサギがじっととまって餌を狙っている。これは格好の練習台である。20m ほど離れた草地に三脚を立てて、照準器の赤い光点をアオサギの頭あたりに合わせた。だが、液晶フードから覗いたモニターに映るアオサギは少しずれている。照準器の設定には、もう少しの慣れが必要である。
 カプラーを変更したので、最広角側のケラレはなくなった。

 博物館近くの池に流れ込む小さな流れにハクセキレイがチョコチョコと動き回っていた。この被写体の動きは速いから、液晶画面に取り込むのは難しい。ハクセキレイがどのように動くかを予測してあらかじめピントを置いておく、いわゆる「ピン置き」をする必要があるのかもしれない。結局、あまりよい写真は撮れないうちに、飛び去ってしまった。
 目当ての池には、野鳥らしき影は見あたらなかった。まあ、それでも練習相手の被写体に会えたので満足だった。
カラス:クリックすると大きな写真になりますアオサギ:広角側;クリックすると大きな写真になりますアオサギ(テレ側):クリックすると大きな写真になりますハクセキレイ:クリックすると大きな写真になります
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO250 F2.8 1/40 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F5.6 1/160 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 -0.7
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F4.5 1/250 17.2mm
 (35mm版換算3006mm)
 露出補正 -0.7
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/25 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 -0.7
 トリミング
  

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コメント

>yamako さん
コメントありがとうございます。

ハクセキレイを撮るときは、ISO を上げて、露出補正もプラス側にすべきでしたね。細かい設定がすぐにできるように、訓練する必要があります。数をこなすことだと思っていますが、暑いです。

2枚のアオサギの写真はピンとも良いし、露出もいいですね。ハクセキレイはすこし暗かったので1/25秒になり、ぶれてしまいました。yamako

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