隠居の旅:奥飛騨の露天風呂を巡る (1)下呂温泉
露天風呂研究会(略してロテ研)なる集まりがある。年一回、某情報システム研究会の東京・名古屋・大阪で役員をしていた(している)皆さんとの懇親旅行に、そのような名前が付いている。いつも露天風呂に入ることと地酒などを楽しむことがメインである。
毎回熱心に世話してくれる幹事さんがいて、下見までしてもらっている。今回は奥飛騨温泉郷で露天風呂に入ることがメインであるが、バスを借りきってやってきた東京組と名古屋・大阪組とは高山で集合し、一泊する。
翌日は、名古屋・大阪組も東京組のバスに便乗し、世界文化遺産の白川郷を観光し、その後奥飛騨温泉郷にある【槍の郷】という宿に、宿泊する。
翌3日目、天気が良ければ新穂高ロープウェイで西穂高まで上がり、北アルプスの絶景を見る予定である。ところが、3日目は朝から本降りとなって、ロープウェイは諦め、日帰り入浴を提供している露天風呂を巡ることになった。雨のお陰で、研究会本来の味を満喫することになった。
一日目、大阪・名古屋組は、高山本線で高山を目指したが、幹事の計らいで、途中【下呂】に下車し、下呂の風呂を楽しむ計画をしてくれた。
日本三名泉の一つと言われる下呂温泉には、沢山の温泉旅館があり、1200円で、「湯めぐり手形」を手に入れれば、これらの温泉のうち3箇所に入浴できるシステムになっている。ただし、ほとんどの旅館は午後の限られた時間となっている。午前に入れるのは、【白鷺の湯】などの温泉施設である。
名古屋駅を8時30分すぎに出発し、下呂に着いたのは10時過ぎであったから、まず白鷺の湯に入浴した。さほど広くない檜の内湯のみであるが、飛騨川を見下ろしながらの朝湯は贅沢である。
昼食は、【ひさご】というそばやで、しめじなどのきのこがいっぱい入った「きのこそば」を食した。幹事のおすすめ、第二の湯は、【湯之島館】という昭和天皇が泊まられたことのあるという老舗旅館の露天風呂である。この湯に歩いていく途中で、下呂温泉を一望できる温泉寺を参詣していこうという。
玄関から曲がりくねった廊下を伝って辿り着く露天風呂は老舗旅館の湯というだけあって、きれいな庭園の中にある池という感じである。9月になったとはいえ昼下がりの強い日差しを浴びながらの露天風呂もなかなか乙なものである。
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