隠居の天体観測:金星の太陽面通過
デジスコで、金環日食を撮影しようとした試みが失敗したことは、以前のブログに記録した。その時レンズ・カバーが融けてレンズが完全に開かなくなったデジカメ Lumix DSC-W300 の修理ができあがってきたので、再度太陽撮影に挑戦して見ることにした。
そのときに割った Kenko PRO ND100000 は、テープを貼るなどして、太陽の光が直接入らないようにした。なんとも不細工な装置になったが、デジカメ用フードを通して覗いてみると太陽の円い面を捉えているようである。
朝7時台は、雲がかかって太陽は顔をのぞかせなかったが、8時過ぎになって、薄い雲を通して確認できるようになった。8時5分、9時の位置に金星が確認できる。時刻9時12分ころには、雲は完全になくなり、9時40分位の位置に、金星は上がってきた。黒点も2つ見られるようである。
食の最大になるといわれる10時30分のときの太陽の位置は、デジスコをほぼ真上近くに傾けなければならない。そのような角度で太陽をとらえるのは、至難の業となり、太陽を直視する危険性もました。待っている間に雑用も入ってしまったりして、その後の撮影はできなかった。
日食用グラスも、NDフィルターも生きている間に、また使うことはないだろう。考えてみれば贅沢な遊びであった。まあ、堺市泉北ニュータウンで撮影した金星太陽面通過の記念写真くらいにはなるだろう。
太陽撮影用デジスコ なんとも不細工になった |
2012年6月6日 午前8時5分 |
2012年6月6日 午前9時13分 |
金星通過後 午後3時36分 |
コメント
yamakoさん
コメントありがとうございます。
NDフィルターが、なんとか使えてほっとしています。
まあ、二度と太陽の写真を撮るようなことはないでしょうね。
Posted by n_shuhei at 2012年6月13日 19:18
n-shuhei さん
大成功、おめでとうございます。高価なNDフィルターに投資をした甲斐がありましたね。
Posted by yamako at 2012年6月13日 15:54
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