2013年6月25日

隠居の散策:ガガブタや スイレン横に ひっそりと


 梅雨の日曜日、雲行きが怪しいが近くの田んぼに出かけた。田植えはすんだばかりである。この田んぼの周りに点在する萱の茂みで、ギョシギョシと大きい声だがあまり綺麗ではないさえずりをするオオヨシキリ狙いである。
 携帯したカメラは、Coolpix P510 といつものセット NikonD7000+sigma APO50-500mm である。P510 は合焦の習熟を目指すためである。
 オオヨシキリは、普通には萱の茂みに姿を隠していて、時たま、すすきの穂や近くの樹の枝に姿をあらわす。そのようなときに、素早くファインダーに収めるには、速写用ストラップにぶら下げたD7000 のセットでないと無理である。首からぶら下げたP510 では、枝やすすきに留まる鳥に合焦は極めて困難である。

 カルガモがよく来ていた小さな溜池の荒池は、この時期からスイレンが咲き出すが、その横に準絶滅危惧種といわれるガガブタが白い花を数輪咲かせている。
 D7000とP510 の両方で同じ被写体を撮り比較してみると、花の同定などをするときに記録的に撮るときには、P510 の方が全体像が鮮明でいいと思われるが、花だけを引き立たせる(背景をぼかす)には、D7000 の方が向いていることを学習できた。

梅雨の池
ガガブタ:荒池 ガガブタ:荒池;クリックすると大きな写真になります スイレン:荒池;クリックすると大きな写真になります スイレン:荒池;クリックすると大きな写真になります
ガガブタ:荒池(堺)
2013/6/23
Nikon D7000+シグマ 50-500mm
500mm(35mm換算750mm)
シャッター優先オート
1/1000s F6.3 ISO500
露出補正 なし
ピンボケ?
ガガブタ:荒池(堺)
2013/6/23
Nikon Collpix P510
180mm(35mm換算1000mm)
シャッター優先オート
1/500s F5.9 ISO200
露出補正 -0.3
こういう写真は、P510の方がきれい
スイレン:荒池(堺)
2013/6/23
Nikon D7000+シグマ 50-500mm
500mm(35mm換算750mm)
シャッター優先オート
1/1000s F6.3 ISO1100
露出補正 なし
スイレン:荒池(堺)
2013/6/23
Nikon Collpix P510
160mm(35mm換算900mm)
シャッター優先オート
1/500s F5.9 ISO200
露出補正 -0.3
背景の葉がこちらの方が鮮明である


 上記の花を撮った時の現象は蝶を撮っても同じであるが、蝶を撮るときには背景がぼけた方がいい時が多いので、イチデジの方がいいと思われる。それも、明るいレンズで絞って撮れば、その効果はより大きくなると思われるので、私が持っているレンズでは F2.8 の105mm 単焦点レンズで撮るのがいいのだろう。ただし、望遠を携行するときに同時に持って歩くことは物理的に困難である。的を何かに絞らざるを得ない。すべてを満たしてくれるカメラなんてないのだ。

梅雨どきの蝶
ツバメシジミ:野々井;クリックすると大きな写真になります ツバメシジミ:野々井;クリックすると大きな写真になります ヤナギハナガサにモンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります イヌビユにモンシロチョウ:野々井;クリックすると大きな写真になります
ツバメシジミ:野々井(堺)
2013/6/23
Nikon D7000+シグマ 50-500mm
340mm(35mm換算510mm)
シャッター優先オート
1/640s F6.3 ISO1100
露出補正 -1
ツバメシジミ:野々井(堺)
2013/6/23
Nikon Collpix P510
40.1mm(35mm換算225mm)
シャッター優先オート
1/500s F4.6 ISO640
露出補正 なし
トリミング
左と同じ個体である
ヤナギハナガサにモンシロチョウ:野々井(堺)
2013/6/23
Nikon D7000+シグマ 50-500mm
240mm(35mm換算360mm)
シャッター優先オート
1/640s F6.0 ISO280
露出補正 -1
トリミング
イヌビユにモンシロチョウ:野々井(堺)
2013/6/23
Nikon Collpix P510
133.7mm(35mm換算750mm)
シャッター優先オート
1/500s F5.1 ISO180
露出補正 なし
トリミング
アオビユにベニシジミ:野々井;クリックすると大きな写真になります カタバミにヤマトシジミ:野々井;クリックすると大きな写真になります ヤブガラシにアオスジアゲハ:野々井;クリックすると大きな写真になります 寄せ植えにヤマトシジミ:自宅
アオビユにベニシジミ:野々井(堺)
2013/6/23
Nikon D7000+シグマ 50-500mm
200mm(35mm換算435mm)
シャッター優先オート
1/1000s F6.3 ISO640
露出補正 -1
カタバミにヤマトシジミ:野々井(堺)
2013/6/23
Nikon Collpix P510
53.5mm(35mm換算300mm)
シャッター優先オート
1/500s F4.8 ISO280
露出補正 なし
ヤブガラシにアオスジアゲハ:野々井(堺)
2013/6/23
Nikon D7000+シグマ 50-500mm
500mm(35mm換算750mm)
シャッター優先オート
1/1000s F6.3 ISO2200
露出補正 なし
ディスタンスが生きた
寄せ植えにヤマトシジミ:自宅(堺)
2013/6/23
スマホSO-02c
4.1mm(35mm換算750mm)
シャッター優先オート
1/250s F2.4 ISO80
露出補正 なし
トリミング
スマホの接写は難しい


 鳥は、オオヨシキリの他にはアオサギ、ムクドリを見かけたぐらいである。田植え前の田んぼにはケリがひなを育ていた(と思われる)が、それも今は姿がない。

オオヨシキリ
アオサギ:大森;クリックすると大きな写真になります オオヨシキリ:野々井 オオヨシキリ:野々井;クリックすると大きな写真になります オオヨシキリ:野々井;クリックすると大きな写真になります
アオサギ:大森(堺)
2013/6/23
Nikon Collpix P510
124.8mm(35mm換算700mm)
シャッター優先オート
1/500s F5.0 ISO250
露出補正 なし
P510 でも、動きが小さい鳥は撮れる。
オオヨシキリ:野々井(堺)
2013/6/23
Nikon D7000+シグマ 50-500mm
500mm(35mm換算750mm)
シャッター優先オート
1/1000s F6.3 ISO640
露出補正 +1
トリミング
オオヨシキリ:野々井(堺)
2013/6/23
Nikon D7000+シグマ 50-500mm
420mm(35mm換算630mm)
シャッター優先オート
1/1000s F6.3 ISO360
露出補正 +1
トリミング
オオヨシキリ:野々井(堺)
2013/6/23
Nikon D7000+シグマ 50-500mm
500mm(35mm換算750mm)
シャッター優先オート
1/1000s F6.3 ISO1250
露出補正 なし
トリミング
このような状況では、P510 では鳥にまず合焦しない


 

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