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2009年10月 3日

隠居のJazz:第4回和泉の国ジャズストリートを楽しむ

 今年も、昨年に続いて9月の終わりの日曜日に「和泉の国ジャズストリート」が開催された。資金難で開催が危ぶまれながら、4年目になった。
 泉北高速鉄道のターミナル和泉中央駅付近は、今年になって大型の電気店やホームセンターなどができて急速に発展している。エコカーで競い合っているホンダとトヨタの販売店も隣同士にあり、どちらもこのイベントに会場を提供している。

和泉の国ジャズストリート・ビデオ:クリックすると始まります。 大阪トヨペットでは、13:00 からビッグバンドの演奏とそのあとにカントリーの楽団の演奏が予定されている。続いてニューオリンズ・ジャズのバンドと続くようだ。ホンダ泉州でのプログラムは、ヒュージョンとゴスペルが多い。楽団の割り当ては、本部で決めているのだろうか。
毎年一緒に聴いている友と緑ヶ丘自治会館で落ち合うことになっているので、和泉シティプラザ経由で歩くことにした。その自治会館近くの桃山学院大学のカンタベリー・ホールで 大塚善章カルテット&中本マリ の有料公演があるのだ。

 和泉シティプラザを通りかかると、軽快なカントリーソング スワニー川が流れている。歌っているのはジョニーという女性だが、マンドリンを弾いているジャンボ奥谷さん、ベースのSUNさんは昨年、サザーン・フレーバーという楽団でブルーグラスを演奏していた。カントリー好きのアーティストが、このようなイベントがあるときにはグループを組むのかもしれない。
  緑ヶ丘自治会館では、富田宗雪&トミーズカルテットsound)の演奏途中に潜り込ましてもらい、友と宮下博行トリオ(sound)を聴いた。なかなか意欲的な曲を弾いていた。カンタベリー・ホールに行くにはまだ少し時間があるので、桃山学院大学の正門前にある「ぞうさん公園」で演奏している辻佳孝ピアノトリオに立ち寄った。富田宗雪&トミーズカルテットのドラムスも富永ちひろさんという若い女性だったが、このトリオでドラムをたたいているのは、鳥垣優羽さんという19歳の女性だった。今年のプログラムには、バンドを構成しているアーティストの名前が紹介されているので、後で調べることができる。

 大塚善章カルテット&中本マリは、いつも私が好んで聴いている、Radio Senboku でも流している bebop 的なJazz で、4回の中では一番自分好みで、なかなか良かった。中でもテナーサックスを吹いていた高橋知道さんの演奏は馬力とスイングがあって、初めての共演という中本マリさんもとても気に入っていたようだ。

 すっかりライブを楽しんだあと、近くの焼鳥屋での友との四方山話も、bebop よろしく、あっちへとんだり、こっちへいったりで楽しいひとときでした。Jazz ってやっぱりライブがいいなあ。

2008年10月 2日

第3回 和泉の国ジャズストリート

 第1回第2回は9月のもう少し早い週に開催された和泉の国ジャズストリートは、今年は9月の最終日曜日の9月28日に行われた。和泉市市議選挙の影響だそうだ。

クリックすると大きな写真になります 昨年と同じように、和泉市いぶき野に住む友人とビッグバンド「New Five Lines」の演奏が始まった泉北高速鉄道の終点、和泉中央駅で落ち合った。昨年も東大阪市のこのビッグバンドの演奏を聴いている。今年は、mp3レコーダー Edirol R-1 をナップサックにしのばせていった。有料ライブは別にして、写真撮影や録音はOKなようなので、録ってみることにしたのだ。 

 このバンドはラテン系の曲目が得意のようだが、Memories Of You というようなポピュラー・ジャズも取りれている。録音はバッチリだったが、このようにして聴いてみると演奏はもうひとつだ。Live がやっぱりいいのだ。

クリックすると大きな写真になります 今回から駅から2~3分でいける新しく加わった会場の大阪トヨペットいぶき野店で bluegrass バンドの演奏があるようなので、桃山学院周辺に行く前に立ち寄ってみることにした。 bluegrass は一時期よく聴いていた。いまでもネットからダウンロードした曲がごまんとPC のディスクに残っている。バンジョーを中心としたアップテンポなスタイルが好きなのだ。
 販売店の外、道路に面したところに折りたたみ椅子をならべただけの演奏場所では、前のヒュージョン演奏が終わったところだった。 サザーン・フレーバーという5人のメンバーは、 bluegrass が好きで集まったようだが、アコースティックのベースを弾いているSUN というプレーヤーは、第1回の時に他の楽団で見かけたから、このような出演をするときに呼ばれるのかもしれない。
 バンジョーのToshikawa さんの演奏はなかなかのもので、40分あまりの時間を楽しんだ。
クリックすると大きな写真になります 今年はフォトコンテストがあるようで、あちらこちらでカメラを構える熟年が目についた。

 第1回と第2回にビールで喉を潤しながら演奏を楽しんだ「エッテルム・フィノン」という店は閉店して更地になっている。あの雰囲気が JazzStreet らしくて良かったのだが。

 今年は、桃山学院大学の正門近くにある「いずみ緑ヶ丘自治会館」で、本格的なジャズが楽しめそうだ。飲食はできそうにないので、大阪トヨペットからぶらぶらと自治会館に向かう途中の「和泉シティプラザ」内のカフェでカシス・ソーダで喉を潤した。ここには、アルコール飲料はない。
 自治会館の子供のピアノ発表会でもやりそうな小さなホールでは、富田宗雪&滝川雅弘カルテットの演奏が終わりかけていた。
なかなかスイングしている。もう少し早く来れば良かったかもしれない。
 そのあとのボーカリスト山内尚美さんのカルテットも若手ばっかりで馬力のある演奏が聴けた。とくにサックスの里村稔さんが気に入ったが、録音を誤って消してしまった。そのあとの「ぐあんぐー」というベテラン・バンドの演奏を途中まで聴いて、桃山学院大学のカンタベリー・ホールで行われる有料ライブ「木村充揮」のライブに向かった。

 これってなんだろう。ジャンルなんかはどうでもいいのだが、最初はJazz でお馴染みの "As Times Goes By" のメロディーではじまったが、新しいジャンルのエンターテーメントだろう。確かに、エンターテーナーとしては面白いが、京セラドームでもやったらいいような電気的な増幅装置を使った凄まじい音量には閉口した。古いジャズばかり聴いているおじんにはこたえる。
 それでも右隣に座った追っかけ的なおばちゃんは感激していた。

 ライブ終了後、友と久しぶりに飲んだ。学生相手の店が多いこの近辺は、日曜日の夜ともなると静かであまり客も少ないので準備ができていないのか、注文した料理が出てくるのに時間がかかった。その分、会話がすすんだが。

 

2007年9月20日

第2回和泉の国ジャズストリート

 昨年、和泉市の市制50年を記念して、「和泉の国ジャズストリート」なるイベントがも催された。和泉の新しい住宅地に居を構えるML仲間に誘われて、彼のご家族と共に半日を楽しんだことは、昨年の同時期のエントリーに書いている。市制50周年の記念イベントだったので続けて開催されるかどうか疑問だったが、音楽好きのボランティアが奮闘したのか今年も昨年よりも大きな規模で開催された。
070916_1.jpg 天気は昨年と同じように曇天で蒸し暑いが、雨はパラパラと降った程度であった。仲間と待ち合わせた泉北高速鉄道の南ターミナル和泉中央駅では、ファニーカンパニー・ジャズ・オーケストラというアマチュアのビッグバンドがスタンダード・ナンバーを演奏していた。サックス4,トランペット3、エレキベースギター、アコースティック・ベース、エレクトーンなどアンプを介して大音響である。聴衆は、このバンドをぐるっと囲んでいるだが、よほどJazz好きなのかお爺さんが一人、輪の中で椅子を持ち出して聞き入っていた。アンコールが終わったところで、昨年なかなか上手いバンドがきていたエッテルム・フィノンに歩いた。途中、ルージュ・トマトというベーカリーカフェやモーンというケーキ屋の店の駐車場広場で演奏の準備が行われていた。
070916_2.jpg エッテルム・フィノンでは、ピザやフライドチキンなどの軽食やビールなどの飲み物がオール500円で提供されている。暑い中を歩いてきたのでビールで喉を潤すころに、不動裕子クインテットなるボーカル、ピアノ、ドラムスが女性でとアコースティック・ベースとアルトサックスが男性の若いメンバーの演奏が始まった。ドラムスが女性というバンドは珍しい。まだ、できたばかりのバンドらしいが、アルトサックスを吹く倉都翔平くんは馬力があった。この、「和泉の国ジャズストリート」への出演料は安い(あるいはただ)らしく、チップを求めていた。いろいろと場所を変えるのも面倒なので桃山学院カンタベリーホールの公演まで、ここで落ち着くことにした。070916_3.jpg しばらくして、TONE Quartet というピアノとビブラフォンが女性、アコースティック・ベースとドラムスが男性のバンドの演奏が始まった。このバンド関谷友加里さんのピアノが素晴らしい。Caravan などお馴染みのテーマでの improvisation をかぶりつきで楽しんだ。ただ、ピアノの設置場所(方向)が悪く、ステージの隅っこで壁に向かって弾いているので背中しか見えない。
 次のステージは、MD where is Philly? Trio という男性3人のバンドである。このトリオには、drums がいない。それで、バンド・リーダの大井戸良久が好きな Drum Artist で有名な Philly Joe Jones はどこにいるの?とバンド名を付けたとのことである。大井戸良久のトランペットもボーカルもしっとりした味がある。よい drums が見つかって今度は Quartet で聴けることを楽しみにしたいものだ。
 

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2006年9月18日

隠居、和泉の国ジャズストリートで Live Jazz を楽しむ

 すぐ南隣の和泉市に住むML仲間が、今年初めて「和泉の国ジャズストリート2006」が開催されることを教えてくれた。神戸などで開催されている Jazz Street に似たイベントのようである。桃山学院のホールで開かれるクラリネットの北村英治が目玉のようであるが、その近辺のレストランや公園でもいろいろな演奏があるらしい。らしいというのは、インターネットでは概略しか紹介されておらず詳細が分からない。(当日近くになって、インターネットのコンテンツは上の内容のように充実してきた。そのうちに消されるかもしれないが)
kirinn.jpg 泉北高速の我が家に近い駅から2つ向こう終点「和泉府中」でML仲間と落ち合い、市民プラザで手に入れたにわか作りの演奏会場案内のパンフを片手に台風13号の余波で小雨がぱらつく中を歩いて回った。喉も渇いたので、会場の一つ「プチラパンしんむら」というレストランに飛び込んだ。なかなか洒落たレストランである。が、Jazz Live 向きではない。窮屈な場所で「麒麟倶楽部」というトリオの演奏がちょうど始まるところであった。とりあえずビールとチーズ(メニューはコースしかない)を頼んで久しぶりのオフラインミーティングに乾杯、演奏に耳を傾ける。このトリオはピアノを弾くYuuさんという女性がリーダーのようであるが、メンバーの一人細田友美さんというクロマチック・ハーモニカの第一人者の音が素晴らしい。ハーモニカはカントリーではよく聴くが Jazz では初めてである。いい。なかなかいい。Yuuさんのオリジナル曲:SCENE (左のPlayボタンをクリックすると音がでます。
Trampet.jpg 「プチラパンしんむら」でのセッションはこの Trio でしばらく休憩だったので、多国籍料理居酒屋を謳う「「エッテレム・フィノン」」という、こんどは Jazz Live 向けの会場に移動。しばらくして、「中嶋昭彦クインテット」というピアノ・ベース・パーカッションにサックス・トランペットの楽団の演奏が始まった。ジントニックをチビリチビリと舐めながらピザをつまんだ。バンドのすぐ側のテーブルでの Live を聴いていると、アルコールのせいかニューオーリンズ・バーボンストリートのニュープリザベーション・ホールにいる気分になっていた。特に若いトランペッター(紹介はあったのだろうが、名前が思い出せない。パンフにも情報がない。)の Improvisation はなかなかであった。Jazz を楽しむのはやっぱりこのような雰囲気がいい。ここで、ML仲間の奥さんと息子さんのお嫁さんが合流した。お嫁さんは高校時代吹奏楽部でクラリネットを吹いていたとのことで、昨夕この行事を知って急拠の参加とのことである。このイベント 情報の発信に問題ありかな。
SouthSide.jpg 続いてのバンドは、「South Side Jazz Band」であった。クラリネットの吉川裕之さんをリーダーとして、ルイ・アームストロングがよく演奏した曲が中心であった。私の Favorite Song で、Jazz Collection List にも掲載しているスイート・ジョウジア・ブラウンも組み込まれてご機嫌だった。若いドラマーの永田充康さんのアドリブもご機嫌だった。演奏の後、吉川さんと言葉を交わす機会があって聞いてみると私の大好きなエドモンド・ホールは吉川さんも好きとのことであった。エドモンド・ホールはルイ・アームストロング楽団でクラリネットを吹いていた。Audience は熟年ももちろん多かったが若い人も結構きていた。
 このイベントのメインとなる生田幸子Trioと北村英治と竹下清志Trioのステージは、桃山学院大学のカンタベリーホールで行われた。桃山学院大学は、少し前に堺市から移転してきた新しい綺麗なキャンパスである。設備も整っている。この2つのTrioの演奏は有料だけあって非常に洗練されているし、8歳の天才ドラマー鬼束大我が出演したという話題性もある。北村英治も白髪になってずいぶん歳をとったが、やはりクラリネットは大したものである。シング・シング・シングの最後の高いキーもなんなくこなしている。アンコールで演奏した The World Is Waiting For The Sunrise は私の好きなFireFive+2の Dixie の一つだが、バンジョーなしでどうするのかと思っているとPianoの竹下清志が見事に雰囲気を出していた。いい仲間とご機嫌なJazzを楽しんだ半日でした。このイベントは和泉市の市制50周年記念事業ということであるが、来年も是非続けて欲しいものだ。。
泉北近辺私的観光地図に掲載