隠居の京都散策:晩秋の左京区 (2) 哲学の道・永観堂
昼食をどうするかの予定もなしに歩いたので、スマホでサーチして探し当てたが、実際の店の前に立つともうひとつであった。その店の先を見ると、11時過ぎだというのに、行列ができている店がある。行ってみるとうどん屋で、家内が雑誌か何かに紹介されていた「おめん」という店だという。京都の11月休日は、どこに行っても混雑しているので、行列に加わることにした。
その店は、銀閣寺の近くであったが、銀閣寺はパスして、花の時期にしか行ったことのない永観堂に向かうことにした。大混雑は覚悟のうえである。歩くのは桜の時期にも大勢の人と歩いた哲学の道である。この小川の堤は桜が植わっていて、春には桜のトンネルとなるが、今の時期はところどころにカエデの紅葉と山茶花が咲いている。
永観堂は予想通り敬遠したくなるほど人人であった。それでも拝観券(¥1000)を求める人人の列に加わった。もみじの紅葉は真っ盛りである。人にも酔ったが、しばらくは赤い色が頭から抜けなかった。