隠居のスマホ:Windows PCとandoid スマホと接続するときの覚え書き
PCをWindows10 にバージョンアップし、スマホ(SO-04H) のOS も android 6.0.1 となったので、どうも接続がうまくいかないときが出てきた。特に、USB での有線接続に少々てこづったので、現状での接続方法を覚え書きとして記録しておきたい。
現在、PCとスマホとのファイルのやり取りは、ときにより、次の4つの方法から選択している。
・USBケーブルで接続する。
・クラウド(Google drive) を介して、PC とスマホでファイルを共有する方法
・Bluetooth 接続をつかう。
・ネットワークHDD(NAS)を使って、WiFi 接続する。
・クラウド(Google drive) を介して、PC とスマホでファイルを共有する方法
・Bluetooth 接続をつかう。
・ネットワークHDD(NAS)を使って、WiFi 接続する。
USBケーブルで接続する方法
- USBケーブルで、PC(DELL XPS、Windows10 Home)とスマホ(Sony Xperia-X android 6.0.1)を接続する。このUSBケーブルが曲者で手近にあるものを適当にさしても、うまく接続できないことがある。充電・データ転送用マイクロUSBケーブルが正解である。
- android 6.0 の設定画面で<開発向けオプション>を表示させて、<USBデバッグ>をON にしておく。
- 接続すると、android 6.0.1 では、Xperia画面が下のように表示されるので、【ファイルの転送(MTP)】を選択する。
- 接続した状態で、PC Windows10 のエクスプローラーを開くと、下の画面のように、Xperia X
が表示され、その下には、PHONE CARD というXperia の外部ストレージと内部ストレージのフォルダーが見える。右ボックスは、外部ストレージに含まれるフォルダーである。
- 後は、通常の<ファイルを別のフォルダーにコピーする(移動する)方法>と同じである。
- Sony のスマホ Xperia では、PC companion (最新では、Xperia companion )というソフトをPCにインストールが勧められるが、このソフトが無くてもスマホとのファイルのやり取りはできる。
- スマホをPCから取り外す時は、一般的な<ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す>方法に従うことが勧められている。
大量のファイルをやりとりする場合は、この方法が最も便利である。
クラウド(Google drive) を介して、PC とスマホでファイルを共有する方法。
- Google アカウントを取得する。大抵は、gmail アドレスがアカウント名である。
- PCにも、スマホにもGoogle drive をインストールする。インストールするときに、Google アカウントが必要である。登録すれば、15GBのフリーのストレージが使える。
- PC でも、スマホでも、見たいファイル(音楽、写真、PDFファイルなど)を、どちらからでも、自分が Google に登録したドライブ(ストレージ)にアップロードする。
- このようにしておけば、PC からでもスマホからでも Google ドライブにあずけているファイルにアクセスでき、実行することができる。
- スマホの Google drive には、スキャン機能があり、手書き文書などをスマホのカメラを使って写し、これをPDF 文書として Google ストレージにアップロードできる。
- クラウド コンピュータを利用するには、私の場合 X-plore というスマホアプリを利用している。方法については、<スマホのファイルを整理するソフト X-plore file manager>に詳しく記録している。
Google drive については、次のページに詳しい。
https://tools.google.com/dlpage/drive/index.html?hl=ja#eula
Google のストレージを Google アカウントを持つ人に特定のフォルダーを共有する許可を与えることによって、ファイルを転送できる。
Bluetooth を使って、PC とスマホを接続する方法。
- PC(Windows10) とスマホ(Android 6.0.1)のペアリングをする。
- スマホ(Android 6.0.1)から、PC(Windows10)に、ファイルを送信するときは、次のようにする。スマホでとった写真をPCに送る場合を例にしたい。まず、スマホ側の操作。
- PC側の準備。スマホ側で送信先機器(この場合、PC:1CBM4W1)をタップする前に、PC の右下タスクバーにある Bluetooth アイコン(大抵の場合、インジケータに隠れている)を右くりっくする。表示されるポップアップ画面の<ファイルの受信>をクリックして、スマホ側で送信先機器(この場合、PC:1CBM4W1)をタップすると送信が始まる。
タスクバーのBluetooth アイコンを右クリックする <ファイルの受信>をクリックした時の画面。
クリックすると大きくなります。受信が成功した時の画面
保存先のフォルダーは自由に選定できる。
クリックすると大きくなります。- PC からスマホにファイルを送信する時は、次のようにする。音楽ファイルをPC からスマホに送信する場合を例に説明する。
- PC のエクスプローラーを開いて、転送するファイル(フォルダーの転送はできない)を選択し右クリックする。表示されるリストから、<送る>をクリックすると表示されるリストから<Bluetooth デバイス>をクリックするとペアリングされている機器が表示される。
エクスプローラの画面 - ペアリングされている機器(ここの場合、Xperia X)をクリックすると転送が始まるが、mp3ファイル一曲でも、重たくて転送に失敗する。圧縮して送れば、なんとか転送できるが、これでは使えない。PC からスマホへの転送は、上記のUSB 接続や Google drive のようなクラウドサービスを使うのがいいだろう。
ネットワークHDD(NAS)を使って、PC とスマホをWiFi 接続する。
この記事を書くために、私が使用しているNAS Synology DS115j を再度見直していると、知らないことがいっぱい出てきた。それで、NAS については、ページを改めて記録することにしたい。
現在は、上記で説明しているスマホのアプリ X-plore を使って、PC に外部HDD的に接続している NAS DS115j を家庭内 LAN から専らファイル受信のために使用している。
2014年2月12日
隠居のスマホ備忘録:USBテザリング機能を使う
友人が使っていたDELLのパソコン Inspiron 531s の調子が悪くなって、DELL といろいろとやりあった(ヘルプデスクは中国にあるようで、中国人がたどたどしい日本語で応対する)がラチがあかず、ついに新しい日本製のパソコンに乗り換えた。それで、そのDELLのパソコンを廃棄するというので、それはもったいないともらってきた。
DELL での工場修理をして送り返されたものをそのまま置いてあったという。セットアップして使ってみると、確かに動きがおかしい。
いろいろと探ってみると、OSは Windows Vista Home Premium だが、Service Pack が 1 のままである。これを 2 にあげるとほぼ動くようになった。
インターネット接続は、一番慣れている有線LANの接続をすると、Google Chrome では問題なく表示されるが、Internet Explorer では動きがおかしい。バージョンを調べてみると IE7 である。IE8 へのバージョンアップを試みるとほぼ動くようになった。だが、まだ動きがおかしい。どうやら、抗ウィルスソフトがインストールされていないのが、原因のようなので、ウィルスバスターの2ヶ月体験版をインストールしてみると正常に動くようになった。
デバイス・マネージャーを覗いてみると、Broadcom 無線LAN用のボードが入っている。それで、無線LANを試みたが、つながらない。ドライバーのバージョンが低いらしい。新しいドライバーをサーチしたが、的確にヒットしない。それで、現在使っている 無線LANルータ Buffalo の子機が使わずに置いてあった(最近のPCには、無線LAN用のボードが内蔵している)のを思い出し、それを使って接続することが出来るようになった。
これで、PCとしては、ほぼ完全に機能するようになった。だが、もらったPCの使用目的は、ISP 接続ではもったいない山小屋で、インターネット接続して使ってみることである。たまにしか使わないのだから、スマホを使ったテザリングが最適である。私のスマホ XperiaA(SO-04E)は、LTE(Xi) 接続であるが、スキー場でもある山小屋でも接続できている。LTE を使って(3GでもOKのようだが)デザリングができれば、インターネットに接続することができる。
それで家庭内では、全く必要ないのだが、テザリング(Tethering)を試してみた。ISPを介さずに、ネットにつながるようなので、方法を備忘録として記録しておきたい。
テザリングには2つの方法があり、その概念は、次の図で良く理解できる。今回はどちらも試してみた。
使ったのは、
- PCは DELL Insprion531S Windows Vista SP2
- Smartphone は、XperiaA (SO-04E)
結論的にいえば、WiFiデザリングはうまくいかなかった。原因ははっきりしないが、やはり Broadcom ネットワークアダプターが機能していないように思われる。Broadcom ネットワークアダプターは、Insprion531Sに組み込まれており、簡単にはボードを外すことは困難であった。 そこに、Buffalo の子機をとりつけると競合を起こしているらしい。原因は他にあるかもしれない。これはあくまで推定である。
USBテザリングは、スマホとPCをUSBケーブルで直接つなぐ方法である。テザリングを実行するためには、PC側にテザリング用のドライバーのインストールが必要であるが、Xperia では、Sony PC Companion というソフトをPC にインストールする仕組みになっている。USB 接続するとPC側でインストールするように促される。このソフトにUSBドライバーが入っている。一度、インストールすると次回からはインストールを促されることはない。
PC側にこのような手当をしておいて、USB接続をしてスマホの設定を行う。
設定で無線・ネットワークの「その他の設定」をタップ ⇒ | 無線・ネットワークの「テザリング」をタップ ⇒ | 注意書きが表示されるので「OK」をタップ ⇒ | USBテザリングを選択しタップ |
追記(2014/4/26)::この時、スマホ(SC-04E)側では、【無線とネットワーク】の WiFi 接続をオフにしておかないとうまくつながらない。
スマホにこのような設定をしておくと、PC では何をしなくてもインターネットに接続できるようになる。確認は、InternetExplorer や Google Chrome を開いてみればよい。
この時、PC の【コントロールパネル】⇒【ネットワークとインターネット】でネットワークと共有センターを開いてみると、下のスクリーンショットのように、USB接続でインターネットに接続されているのが確認できる。ここで表示されているネットワーク 18 の数字 18 はあまり意味が無さそうだ。ここでは、無線LAN子機は外している状態を示している。
通信状態を自宅で使っているワイアレスLANと比較してみたが、それほど遅いという感じではない。使うところの電波状況が影響するであろうが。スマホ1台とPC1台を有線で接続しているからセキュリティ上の問題もない。
ここまで到達するには、試行錯誤の連続であったが、出来上がってみるとそんなに難しいはなしではない。
これで、兵庫県の奥にある山小屋へパソコンを運んでおけば、インターネット接続は簡便にできるはずである。メールなど、ほとんどはスマホですんでしまうが、名前の分からない山野草や蝶などの名前を調べるには、ネットサーチができるのはありがたい。Web は巨大な百科事典である。
ITの世界はまだまだ進化しそうである。