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2016年8月21日

蝶が少なかった八島が原湿原(1) 8月4日

先月(7月25日)、湯の丸高原へ行ってきたが、天候もいまいちで、蝶も少なく消化不良だった。もう一度どこかへ行きたいと思っていたが、なかなか天候が定まらない。
 8月4日、この日は不安定ながら晴れそうだ。いつも行くところだが、八島が原湿原へ高原の蝶を撮りに行こうと決めた。早朝、自宅を出発し、圏央道、中央高速経由で八島が原湿原の駐車場に着いたのは9時だった。駐車場はすでに混んできている。夏は9時前に来ないと満車になることがあるという。
 カメラはこの日も SIGMA 18-300 を付けたD5300を首からかけ、右手にP610をハンド・ストラップで持つ。駐車場からいま登ってきたビーナスラインを小さなトンネルでくぐって、湿原に入った。短パン、スニカー姿で歩いている家族連れが多い。
 しかし、いつもの年と違い、ここでも蝶の数が少ない。ノアザミ、ノハラアザミは咲いているが、そこに集まるギンボシヒョウモン、ウラギンヒョウモンがなかなか見られない。ヒョウモンチョウだけが元気に飛んでいた。クジャクチョウも撮りたかったが姿を現さなかった。途中で出会った湿原の管理者の方の話でも今年は蝶が少ないという。
昨年7月27日に来たときは、湿原を一周したが、今回は鬼ヶ泉水、鎌ヶ池方面へ歩き途中で引き返した。

;クリックすると大きな写真になります。 1.エルタテハ -1
湿原の入り口近くで、いきなりエルタテハが飛んできて岩の上に止まった。ゆっくり近づいて撮るがさらに近づこうとしたところで逃げられてしまった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先??オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/?800秒 300mm ISO2?00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ヒョウモンチョウ -1
昨年もそうだったが、ここ八島が原湿原にいるのはコヒョウモンではなくヒョウモンチョウだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先??オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/1000秒 135mm ISO2?00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ヒョウモンチョウ -2
ヒョウモンチョウはヒヨドリバナの花によく集まる。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先??オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/1000秒 135mm ISO2?00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.コオニユリに止まろうとするキアゲハ??
ちょっと離れたところだったのでこれが精いっぱいだった。300mm開放でも何とか解像してくれる。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
絞り優先??オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/1000秒 300mm ISO2?00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.湿原のヒョウモンチョウ
背景を写し込んだ写真が撮りたかった。もう少し蝶が近くにいてくれないと広がりが出ない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f4.5 1/640秒 14mm ISO100? ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 6.マツムシソウで吸蜜するジャノメチョウ -1
ジャノメチョウ自体は普通種だが、マツムシソウとの取り合わせで値打ちが上がる。木道以外歩けないのであまり近くに寄ることができない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f4.2 1/800秒 11mm ISO100? ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.マツムシソウで吸蜜するジャノメチョウ -2
前の写真と同じ個体。カメラを換えて撮る。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先??オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/1000秒 230mm ISO2?00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 .マルバダケブキにウラギンヒョウモン
木道から離れたところで咲くマルバダケブキにウラギンヒョウモンが来た。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先??オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/1000秒 300mm ISO2?00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ヒメシジミ♂
ヒメシジミが数頭飛んでいるところがあった。動き回っていてなかなか落ち着いてくれない。だいぶ擦れている。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先??オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/800秒 300mm ISO2?00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.ヒメシジミ♂ 開翅
前の写真と同じ個体。開翅して見せてくれた。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先??オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/1250秒 300mm ISO2?00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.新鮮なヒメシジミ♂??
ちょっと離れたところだったけれど、きれいなヒメシジミが止まって翅を開いてくれた。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
絞り優先??オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/1000秒 300mm ISO2?00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.木道に止まったコキマダラセセリ????
眼にも止まらぬ速さで飛んできたセセリが木道の目の前に止まった。コキマダラセセリ♀のようだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??????
絞り優先??オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/1600秒 300mm ISO2?00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.ウラギンヒョウモン
やっとノアザミにウラギンヒョウモンが止まった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
?? 絞り優先??オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/640秒 260mm ISO2?00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.ヒヨドリバナとヒョウモンチョウ
ヒョウモンチョウは元気だ。飛び回ってはヒヨドリバナに止まってストローを伸ばす。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f6.3 1/320秒 236mm ISO100? ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.八島が原湿原
鎌ヶ池の近くまで来た。蝶々深山、車山方面を望む。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先??オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/800秒 32mm ISO2?00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.ノハラアザミにウラギンヒョウモン
ノハラアザミは秋の花といわれるが、もう咲き始めている。ノアザミに比べて棘が多い。破損のないウラギンヒョウモンがそのノハラアザミに飛来して吸蜜を始めた。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
?? 絞り優先??オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/800秒 250mm ISO2?00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.ハバヤマボクチ 葉場山火口
?? これは見たことがない。ハバヤマボクチという。花が咲くのは秋というから、これは蕾なのだろう。ネットで調べてみると花は紫色でちょっとアザミの花に似ている。花の大きさはアザミより少し大きいようだった。調べてみると、葉場山というのは草刈り場の山あるいは丘を意味している。ボクチはホクチの訛りであり、ホクチは漢字で火口と書く。火は火打ち石などで発火した火を受けて種火をつくることに由来し、口は種火そのもの。つまり、ハバヤマボクチとは草刈り場のようなところに生え、葉の裏に白い綿毛が密生していてこの綿毛に火打ち石などで火を飛ばして種火にすることに由来するらしい。

  Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
?? ??絞り優先??オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/400秒 300mm ISO2?00???? ?) 露出補正? ?なし

??
??

2016年8月 7日

湯の丸高原 地蔵峠から池の平湿原へ(2) 7月24日

さらに湯の丸高峰林道を小一時間ほど進むと、池の平の駐車場に着いた。高峰側の車坂峠からと、湯の丸側の地蔵峠からそれぞれ夏期の土、日にはシャトルバスが運行されていたが、池の平の駐車場がマイカーを制限せずに受け入れ可能になったとのことで、4年ほど前に廃止になったとのこと。その駐車場はこの日はほぼ満車だったが。
  池の平湿原は、時々青空が広がり、日が差してくるが、しばらくすると霧が立ち込めてくることもあった。明るくなるとコヒョウモンが飛び始める。飛んでいる黄色い蝶はモンキチョウだけかと思っていたら、ミヤマモンキチョウも観察できたのが収穫だった。しかし、天候のためか蝶は極めて少なく、花の写真を撮りながら歩いていた。

31.ハナニガナ 花苦菜
道は緩やかなカーブが続いていて、時折、ご夫婦が乗ったマイカー、子供たちを乗せたミニバンが登っていく。大きな花に目がいき勝ちだが道端に咲く小さな花もきれいだ。ハナニガナはニガナより花びらの数が多い。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
?? プログラムオートで撮影  (? ?f5.6 1/?500?秒 116mm ISO200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.コオニユリ 鬼百合
?? これから咲く蕾をいっぱい付けている。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? プログラムオートで撮影  (? ?f5.6 1/?320?秒 102mm ISO200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.グンナイフウロ 郡内風露
ハクサンフウロとの違いは、雄蕊がとがって長く伸びているところ。

  Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
?? プログラムオートで撮影  (? ?f5.6 1/?320?秒 86mm ISO200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
34.再びヤマオダマキ 山苧環
??  花は下に向いて咲いている。ローアングルで撮った。

  Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? プログラムオートで撮影  (? ?f5.6 1/?1000?秒 52mm ISO200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.マルバダケブキで吸蜜するコチャバネセセリ
?? 花はみずみずしいのにコチャバネセセリはだいぶ擦れている。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? プログラムオートで撮影  (? ?f6.3 1/?800?秒 300mm ISO200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.ハクサンフウロの群落
ハクサンフウロはたくさん咲いていた。ここでは群落となって咲いている。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
?? プログラムオートで撮影  (? ?f5.6 1/?250?秒 18mm ISO200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.クロヒカゲ
?? 相変わらずクロヒカゲが飛び出す。これは♀のようだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? プログラムオートで撮影  (? ?f6.3 1/?250?秒 210mm ISO220? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.ウツボグサ 靫草??
高原ではよく見る花だが、なぜウツボグサというのだろうか。調べてみると、花穂の形が「うつぼ」という矢を入れ、腰につけて持ち歩く筒形の容器に似ていることから付けられた名とあった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影  (? ?f6.0 1/?250?秒 195mm ISO300? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.ヤブラン 藪蘭
薄暗いところに咲いていた目立たない花だった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影  (? ?f5.6 1/?250?秒 120mm ISO900? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.シャジクソウ 車軸草??
この花は7月19日に箱根湿生花園へ行ったときに見ていたので、シャジクソウとすぐわかった。クローバーの仲間とは思えない。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影  (? ?f5.6 1/?250?秒 120mm ISO640? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.シロニガナ 白苦菜
直径1.5cmくらいの可憐な花だ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影  (? ?f6.3 1/?250?秒 300mm ISO360? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.ヤマハハコ 山母子
これから花が開くのだろう。白い花弁のように見えているのは総包片と呼ばれ、葉が変化したもので、それが開くと中央の花の部分は黄色だそうだ。 

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影  (? ?f6.3 1/?250?秒 300mm ISO320? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
43.ナデシコ  撫子
ようやく、池の平の駐車場に着いた。午前11時、駐車場はほぼ満車だが、まだ少し余裕がある。湿原へ向け歩き始める。ナデシコが咲いていた。Wikipediaによれば、「撫でし子」と語意が通じることから、しばしば子どもや女性にたとえられ、和歌などに多く参照される。古くは『万葉集』から詠まれている。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影  (? ?f6.3 1/?250?秒 240mm ISO280? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.池の平湿原??
湿原を一周するコースを歩こうか、それとも湿原の真ん中を横切る道を歩くか考えたが、ガスも出てきて、天候も心配なので、後者にした。このレンズは広角側で撮るとやや周辺光量不足になるようだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影  (? ?f5.6 1/?500?秒 18mm ISO200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
45.ノハナショウブ -1  野花菖蒲
湿原ではノハナショウブが咲いていた。赤紫色の花びらの基部に黄色のすじが入るのが特徴。アヤメには網目模様が入る。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影  (? ?f6.3 1/?250?秒 300mm ISO220? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.ニッコウキスゲ  日光黄萓??
ニッコウキスゲはしばしば大群落となって咲いているが、ここはまとまって咲いているところが少ない。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影  (? ?f6.3 1/?400?秒 300mm ISO200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
47.アヤメ  綾目????
アヤメは菖蒲と書く場合もある。「いずれがアヤメかカキツバタ」という慣用句がある。どれも素晴らしく優劣は付け難いという意味であろうが、見分けがつきにくいという意味にも用いられるている。アヤメ、ショウブ、カキツバタはよく似ているが、アヤメの花には網目模様がある。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??????
プログラムオートで撮影  (? ?f5.6 1/?250?秒 120mm ISO320? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
48.ヤナギラン
はじめ、ヤナギランとはわからなかった。これから花が咲くのだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
?? プログラムオートで撮影  (? ?f5.6 1/?320?秒 82mm ISO200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.忠治の隠れ岩
正面が三方ヶ峰(2,040m)でその登り口に大きな岩があった。江戸時代の侠客、国定忠治が上州赤城から逃げてきて隠れたという伝説の岩と説明されている。天保13年、縄張りが西上州だったから、不都合があるたびに自分の縄張りを通って長野側にしばしば逃れていたが、ついに「国定忠治が、三室の勘助親子を殺害し、信越方面に行くから取締り、逮捕せよ」と言う内容の命令書が関東取締役という役人から、廻状形式の命令書で各集落長宛に発せられたという。その命令書に書き添えられていた一文に、「その一味の者と思われる4人を、浅間越えして小諸に出る車坂で取り押さえた」と記されているのだ。それは、忠治の子分と思われる4人が捕まった場所が「忠治の隠れ岩」とほぼ符合する。その後、忠治は国定村の隣村で捕まえられ、処刑されたのは、明治維新になる26年前のことだったそうだ。参照:「嬬恋村の自然と風土みてある記

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影  (? ?f5.6 1/?320?秒 50mm ISO200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
50.雷の丘
池の平湿原の標高は2,000mもある。鏡池の向こうに見える雷の丘は2,108m。ときどき雲が去って晴れ間が見える時がある。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
?? プログラムオートで撮影  (? ?f5.6 1/?1000秒 44mm ISO200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
51.ノハナショウブ -2
?? この辺りはノハナショウブもアヤメも咲いている。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? プログラムオートで撮影  (? ?f5.6 1/?400秒 20mm ISO200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
52.鏡池
?? 鏡池に雷の丘の緑が写る。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? プログラムオートで撮影  (? ?f5.6 1/?640秒 60mm ISO200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
53.カラマツソウ 唐松草
?? 花の中心部が少し紫色だったので、わかりにくかったが、葉の形状を見るとカラマツソウのようだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? プログラムオートで撮影  (? ?f6.3 1/?400秒 300mm ISO200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
54.咲きはじめのマツムシソウ 松虫草
?? 8月の半ばを過ぎるとこの松虫草にもベニヒカゲが吸蜜に来る。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? プログラムオートで撮影  (? ?f6.3 1/?320秒 300mm ISO200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
55.ミドリヒョウモン
?? 10mくらい先に咲いているマルバダケブキの花に大型のヒョウモンチョウがいた。目が悪いのでファインダーでは種が判別できない。撮ったファイルをモニターで拡大してみてミドリシジミと分かった。蝶はほとんど飛んでいない。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? プログラムオートで撮影  (? ?f6.3 1/?250秒 300mm ISO320? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
56.霧
?? 湿原を霧が渡っていく。時折日が差すのだが・・・

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
???? プログラムオートで撮影  (? ?f5.6 1/?1000秒 24mm ISO320? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
57.コヒョウモン
???? 地蔵峠から上がってくる途中で見たヒョウモンチョウに比べ、前翅外縁の弧がより丸みを帯び、前翅内縁のすぐ上の黒斑の特徴から、コヒョウモンと同定した。日が差して明るくなると蝶が飛び出す。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
???? プログラムオートで撮影  (? ?f6.3 1/?250秒 300mm ISO400 ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
58.ウスユキソウ -1 薄雪草
???? エーデルワイズの仲間であるウスユキソウが群落になって咲いていた。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
???? プログラムオートで撮影  (? ?f6.3 1/?250秒 300mm ISO200 ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
59.ウスユキソウ -2
???? 花は小さな花が集まった頭花で、茎の先端につき、その下に苞葉広がる。頭花は周囲が雌花で、中央に両性花があり、雌花が結実するという。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
???? プログラムオートで撮影  (? ?f6 1/?500秒 175mm ISO200 ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
60.ハクサンフウロに来たコヒョウモン
???? きれいな個体だった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
???? プログラムオートで撮影  (? ?f6.3 1/?320秒 300mm ISO200 ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
61.2頭のコヒョウモン??
左のピントを合わせたコヒョウモンはハクサンフウロで吸蜜しているが、右上のボケた方はウスユキソウで吸蜜しているのだろプか?ウスユキソウで吸蜜する蝶は見たことがない。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影  (? ?f6.3 1/?400秒 300mm ISO200 ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
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2016年7月28日

箱根湿生花園に咲く花々 7月19日

入園の際にいただいたパンフレットには、箱根湿生花園は、湿原をはじめとした川や湖沼などの水湿地に生育している植物を中心とした植物園であり、園内には低地から高地まで日本の各地に点在している湿地帯の植物200種のほか、草原や林、高山植物1.100種が集められ、その他珍しい外国の山草も含め約1,700種の植物が四季折々に花を咲かせているとある。
 この日は先に記したように蝶が少なかったので、花の写真を撮りながら歩いた。もちろん、撮った花のすべては網羅できないが、花の名前を添えて載せてみる。花の写真の撮り方の基本を知らないので、種が分かりにくいこともあると思うがお許しいただきたい。

18.箱根湿生花園を歩く
箱根湿生花園は箱根町仙石原にあって、「狭い」か「広い」かは人により感じ方が異なるが、広さはおおよそ17ヘクタールという。普通の足でゆっくり園内を一周するのに、40分ほどかかる。湿原が復元されている園内には木道が敷かれていて歩きやすい。もちろんその木道以外のところへ立ち入ることはできない。12月には閉園され、翌春の3月20日の開園日までは冬季休園となる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f4 1/160秒 10mm ISO100? ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
19.マツムシソウ 松虫草
信州の高原でよく見かけるマツムシソウが咲いていた。信州の池の平湿原でマツムシソウにベニヒカゲが群がるのは8月に入ってからだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.ハクサンフウロ 白山風露
この花も夏の高原で多く咲いている可憐な花だ。花の写真の撮り方の基本を知らないが、構図とどこにピントを合わせるかということは、何の写真を撮るにも共通のことだろう。もう一つ大事なのは「光線」だ。この写真のように日の光をいっぱいに受けている花を撮るのは難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.オオバギボウシ 大葉擬宝珠
ギボウシとは、蕾の形が日本の橋の欄干にある擬宝珠の形に似ていることによる。オオバギボウシの若葉はウルイと呼ばれ、山菜として賞味されるという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f3.3 1/1600秒 4mm ISO100? ) ? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.サワラン 沢蘭
湿原や湿った草原に生える多年草だ。オレンジ色が目を引く。手ぶれしてしまったのかピントが甘くなっているが、サワランを撮ったのはこのショットしかなく御容赦。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.5 1/125秒 48mm ISO250 ) ? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.ヤマユリ 山百合
立派な花だ。カラスアゲハなど大形の黒いアゲハが頭を突っ込むようにして、このヤマユリの蜜を吸って、その黒い翅にオレンジ色の花粉を付けているのをしばしば見ることがある。 

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/125秒 64mm ISO140 ) ? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.クガイソウ 九蓋草、九階草
この花は同定に迷った。ルリトラノオとよく似ているが、房にある小さな花の形がクガイソウのようだ。同定できない花を「この花の名は?掲示板」に投稿して教えていただくことがあるが、その際、しばしば、「葉が写っていないので確認できない」また、「茎の立ち上がりが見たい」などのご指摘を受けることがある。同定のための写真と、一般的な花の写真とは違うと思うが、同定の際には必要なポイントだ。クガイソウとルリトラノオも葉の付き方をはっきり撮っておけば後で同定しやすかったと思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f4.5 1/400秒 14mm ISO100 ) ? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.リアトリス 和名はキリンギク 麒麟菊
原産地は北米で日本には大正時代に渡来したそうだ。入園口近くの「外国の山荘と園芸種」というコーナーに植えられていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f4.5 1/400秒 14mm ISO100 ) ? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.タチギボウシ 立擬宝珠
前掲のオオバギボウシとよく似るが、背丈が低い。さらに小さいコバギボウシというのもある。暗いところで咲いていたのでP610のフラッシュを使った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) ? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.コオニユリ 小鬼百合 -1
山地の少し湿った場所に生える多年草とのことで、昨年、湯の丸高原へ行った時には、コオニユリに来たミヤマシロチョウを撮影できた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f3.3 1/1000秒 4mm ISO100 ) ? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.コオニユリ 小鬼百合 -2
コオホネやヒツジグサの咲く池のほとりにコオニユリが咲いていた。気に入ったショットだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f4.8 1/125秒 19mm ISO100 ) ? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.エゾミソハギ 禊萩
近縁のミソハギより大型で、葉の基部が茎を抱き、毛が多いという。この写真では同定の役に立たないが、そばに種名の札が立っていたの確認できた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.ノカンソウ 野萱草
ニッコウキスゲの仲間。よく似たヤマカンゾウは舞岡公園でも見られる。ヤマカンゾウの花が八重なのに比べ、このノカンゾウは一重だ。カンゾウ(萱草)の意味はこの美しい花を見ていると物も忘れると言う故事からの漢名で、忘れ草とも言うとのこと。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f3.3 1/800秒 4mm ISO100 ) ? 露出補正 -0.3段 
;クリックすると大きな写真になります。
31.キキョウ 桔梗 -1
日当たりのよい草原に見られるが、国内ではそのような場所が激減したため絶滅危惧種になっているそうだ。キキョウは舞岡公園で見かける。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f3.3 1/160秒 4mm ISO100 ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
32.キキョウ 桔梗 -2
湿原植生復元区にすっきりと伸びた一本が爽快な花を咲かせていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/125秒 64mm ISO125 ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
33.ミヤマアズマギク 深山東菊 
中部地方以北の高山帯の乾いた礫地や草地に生える高山植物でアズマギクの亜種とのこと。コマクサやクロユリなどの日本の代表的な高山植物が集められているところに生えていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f3.3 1/800秒 4mm ISO125 ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
34.シャジクソウ -1 車軸草
シャジクソウとは、葉が車輪の軸のように付くからで、夏の高原を彩る代表植物の一つという。マメ科のシロツメクサなどの仲間で英語ではクローバーと総称されるとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f3.3 1/125秒 4mm ISO125 ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
35.シャジクソウ -6 車軸草
90mmマクロで撮る。ピントの合わせどころが難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/4000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.ハマナス 浜茄子
「知床旅情」の歌詞で聞くがどんな花なのか、よく知らなかった。みずみずしい美しい花が咲いていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.ハマナスの実
こんな実がなることも知らなかった。根は染料などに、花はお茶などに、果実はローズヒップとして食用になるそうだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.ホザキシモツケ 穂咲下野
涼しい気候の温地帯に生育するそうだ。円錐花序が密集して8?15cmの長い花穂となる。この花の特徴から「穂咲」と命名されたとのこと。日光の戦場ヶ原では群生する。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5 1/400秒 21mm ISO125 ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
39.イタドリの実
何年か前、美ヶ原山麓の三城牧場に咲いていたイタドリの花にサカハチチョウの夏型が吸蜜に来ていた。ファインダーを通して見た、青空を背景にイタドリの花で吸蜜するサカハチチョウを忘れられない。

  Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.コウホネ 川骨、河骨
コウホネは、スイレン科の植物の1種である。湿生花園の池に咲いていた。 

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/125秒 108mm ISO160) ? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.オグラセンソウ 小倉仙翁 
ナデシコ科センノウ属の多年草。夏に引き裂いたような紅い色の花をつける。九州地方、岡山県以西の中国地方などの山間部の湿地帯に生育する。絶滅危惧種になっているそうだ。箱根湿生花園にはよく似たエンビセンノウの咲いているが、エンビセンノウに比べて花びらの裂け方が浅い。日が当たっている赤い花の色が飛んでしまった。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/200秒 64mm ISO100) ? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.エゾリンドウ  蝦夷竜胆
葉の中に埋もれていて見つけにくく、上からしか見られなかったのでこんな写真になってしまった。この写真では同定に苦労する。 

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/320秒 64mm ISO100) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
43.オオマツヨイグサ 大待宵草
  花は夕方に開き朝にはしぼむ黄色い一日花だそうだ。ただいま、9時56分。まだ、朝のうちなのだろか。北アメリカ原産の植物をもとに、ヨーロッパでつくられた園芸種といわれ、明治のはじめに渡来し、現在では各地に野生化しているとのこと。そういえば、春にツツジを見に葉山国際村へ行ったときに、この花、あるいは近縁種を見た記憶がある。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.エンビセンノオ 燕尾仙翁 -1
花びらの裂けた形が燕尾形に長いところから 「燕尾」と名づけられている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f4 1/125秒 10mm ISO320) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
45.エンビセンノオ 燕尾仙翁 -2
90mmマクロで撮る。エンビセンノウは山地、高原に咲くナデシコ科の多年草であるというが、花の形がナデシコに似ている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.カライトソウ 唐糸草
唐の絹の紐糸に似ていることから、カライトソウ(唐糸草)という名前だが、純国産の高山植物で ワレモコウやシロバナトウウチソウの仲間だそうだ。ワレモコウとは似ていないように思うが。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/125秒 90mm ISO100) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
47.キリンソウ 麒麟草、麒輪草 -1 
想像上の動物である麒麟の胸が黄色であることから、という説と、黄色い花が輪になって咲くという説とで、漢字名が異なる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f4.5 1/125秒 14mm ISO100) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
48.キリンソウ 麒麟草、麒輪草 -2
キリンソウの花は茎先に円錐花序を出し、10?30輪の黄色い小さな花をつける。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.キンロバイ 金露梅
標高の高い場所に自生する。 花は黄色でヘビイチゴに似た、花径2?3cm位の黄色い花が木に咲く。丈は低く15cmほどの高さで、 高山の岩場に生える落葉小低木。岩礫地や岩の間に咲く。葉は花より小さく毛が目立つ。白い花もあり、それをハクロバイともギンロバイとも言う。名の由来は花の形がウメに似ており、黄色であることからという。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
50.ニッコウキスゲ 日光黄菅
黄色の花を咲かせ、葉がスゲに似ていて、日光の山に多く咲くところからこの名がついたようだ。ニッコウキスゲ の名称の方が有名であるが、種の統合の結果、ゼンテイカ(禅庭花)の和名が適切との こと。この時期に蝶の写真を撮りに信州の高原に行くと咲いている。群落になって咲いていることが多いので一輪だけ咲いているのを見るとなにか違う花のように思える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f3.3 1/250秒 4mm ISO100) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
51.アミメヘイシソウ 網目瓶子草
サラセニア属の食虫植物の1種だそうだ。捕虫葉の先端部分に紅白の網目模様が入り、美しい。箱根湿生花園では、この8月1日から31日まで世界の食虫植物展が開催される。、世界各地に分布する食虫植物を約100 種700 点展示されるとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f6.1 1/125秒 54mm ISO110) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
52.ミツバウツギの実
春には蝶がよく集まる白い花を咲かせるミツバウツギの実は変わった形をしている。先のとがった軍配のようだ。長さ、幅とも2?3センチ。今はまだ緑色をしているが、9月になると熟して茶色くなる。中には4?5mmの種子が数個ずつ入っている。果肉を持たないこの実は、風に飛ばされることによって種子を運ぶのだろうか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
53.シシウド 猪独活
信州の高原でもよく見かける。山地のやや湿った向陽地に生えるという。高さ2mほどで、小さな花が傘状に集まった花序はセリ科の特徴である。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f6.1 1/125秒 54mm ISO110) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
54.ヌマトラノオ 沼虎の尾
この花の名を調べるのにはずいぶん手間取った。箱根湿生花園でもあまり多く咲いていない。 オカトラノオ が高原や山に育つ植物なら、ヌマトラノオは湿地に育つことからその名があるようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f3.3 1/400秒 4mm ISO110) ? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
55.この花の名は?
この花は何という花なのだろうかとネットでいろいろ調べたが、とうとう確信を持てなかった。前のオカトラノオにも似ているのだが。同定のためには茎の立ち上がりや、葉の形状、つき方が判るように撮っておかねばならないことがよくわかる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/320秒 90mm ISO110) ? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2012年9月22日

日帰りで信州の高原へ 9月3日 3/3


出発地点だった避難小屋のあるところへ戻ってきた。駐車場はすぐ傍だ。午後1時半に池の平に別れを告げ、湯の丸高峰林道を、来た時とは反対方向の湯の丸に向け車を進める。高峰温泉から池の平まではラフな未舗装の道だったが、湯の丸地蔵峠への道は舗装されている。15分もかからずに湯の丸の地蔵峠に着いた。スキー場の大きな駐車場がある。かみさんを車に残し、付近を少し歩いてみたところ、少し収穫があった。

 2時半、地蔵峠を離れ、帰路につく。まっすぐ南の方に下ればよいところ、カーナビに従ったため、鹿沢温泉、菅平入口と迂回し、上田から上信越自動車道に上がることになり、時間とガソリンを浪費してしまった。なぜ、カーナビがそのルートを走らせたのか。運転者の力量を判断してより優しい道を示唆したのだろうか。疑問だ。それでも7時前に自宅に帰りついた。来年は7月の20日頃に来てみたい。

120921_032.jpg 32.ウラギンヒョウモン
駐車場のある兎平まで戻ってきたら、今日初めて見る大型のヒョウモンチョウがいた。ウラギンヒョウモンの♀だった。絞りをF9にしたまま撮ってしまったので、バックがうるさくなった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ベニヒカゲ -1;クリックすると大きな写真になります 33.ベニヒカゲ -1
とてもきれいな個体だった。黄色いキオンの花に良く映える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ベニヒカゲ -2;クリックすると大きな写真になります 34.ベニヒカゲ -2
写真33と同じ個体。裏面を見ると♀だというのがわかる。やはり♀の方が発生が遅れるのか、擦れていない個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメキマダラヒカゲとゴマナの花;クリックすると大きな写真になります 35.ヒメキマダラヒカゲとゴマナの花
擦れた個体だったが、ゴマナに良く似合う。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
オオチャバネセセリがマツムシソウで吸蜜;クリックすると大きな写真になります 36.オオチャバネセセリがマツムシソウで吸蜜
これはどちらかというとマツムシソウが主役である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヤマハハコで吸蜜するヒョウモンチョウ;クリックすると大きな写真になります 37.ヤマハハコで吸蜜するヒョウモンチョウ
湿原でもヤマハハコはあったが、蝶は来ていなかった。7月中旬から羽化するヒョウモンチョウはすっかり擦れてしまっている。コヒョウモンと区別しにくいが、これはヒョウモンチョウと思う。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒョウモンチョウ裏面;クリックすると大きな写真になります 38.ヒョウモンチョウ裏面
コヒョウモンとヒョウモンチョウは裏面を見るとわかり易いのだが、これだけ擦れてしまっていて、光に透けてしまうと区別がつかない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
湯の丸 烏帽子岳上り口;クリックすると大きな写真になります 39.湯の丸 烏帽子岳上り口
池の平の駐車場から、舗装された湯の丸高峰林道を走り地蔵峠へ来た。時間はまだ2時15分だが、雲が出て陽はささず夕方のような感じだ。今日は烏帽子岳へ登るつもりはない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
峠の地蔵菩薩像;クリックすると大きな写真になります 40.峠の地蔵菩薩像
長野県の東御市からこの地蔵峠を越えて、群馬県嬬恋村鹿沢温泉へと至る道を古くから湯道といい、その道すがらには、江戸時代の終わりにつくられたという百体の観音様が祀られていて、これを 「百体観音石造町石」というとのこと。ここ地蔵峠には八十番十一面観音像が祀られている。帰り道に通った鹿沢温泉は地蔵峠から群馬県側に少し下ったところにあった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
高山蝶採集禁止;クリックすると大きな写真になります 41.高山蝶採集禁止
烏帽子岳の登山口入口にこんな看板があった。ここにはベニヒカゲのほか、高山蝶のミヤマシロチョウとミヤマモンキチョウが生息する。時期的にはすでに終わっており、7月の後半に来なくてはこれらの蝶を見ることはできない。天然記念物に指定され、絶滅危惧?類および準絶滅危惧種であり、もちろん採集禁止である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります 42.クジャクチョウ
湯の丸にもクジャクチョウはいた。ほとんど擦れていない個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメキマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります 43.ヒメキマダラセセリ
ヒメキマダラセセリはゴマナの花が好きらしい。大分擦れてはいるが、翅の傷は少ない個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
もう1枚 ヒメキマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります 44.もう1枚 ヒメキマダラセセリ
この蝶にはゴマナの花が良く似合う。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
幼鳥;クリックすると大きな写真になります 45.幼鳥
烏帽子岳への登山口の辺りを歩いていたら、不意に野鳥が近くの枝に止まった。撮っては見たものの名前がわからない。n-shuheiさんに教えていただいた 野鳥識別掲示板 というサイトに投稿して尋ねてみたところ、鳥の名はもう少し情報がないとわからないが幼鳥のようだとの回答をいただいた。また、周囲に他にどんな鳥が棲んでいるか、どんなさえずりが聞こえるかなどで種を特定できるかもしれないと、丁寧に教えていただいた。野鳥素人の私にとっては申し訳ない気持がした。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
ゴイシシジミ;クリックすると大きな写真になります 46.ゴイシシジミ
林の中で小さなシジミチョウが2匹飛んでいた。飛んでいる時はなんだかわからない。そのうち1頭が高いところにある小枝の葉に静止した。ゴイシシジミだった。私が小学生のころは家の近く(都内)でも良く見かける蝶だったが、ここ10年ほど見たことがない。薄暗いところなのでAFが旨く合わない。マニュアルでピント合わせをした。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段 トリミング


2012年9月17日

日帰りで信州の高原へ 9月3日 2/3


 尾根伝いに池の平湿原を半周し、少し下って湿原のわきに敷かれた木道を歩く。海抜2,000mの高原は涼しい。立ち止まると、歩いてかいた汗もさっと引っ込む。忠治の隠岩という休憩場所があった。そこからの湿原の眺めは素晴らしい。湿原が切れて、小諸、佐久への谷となっている開放口というところから、湿原の中央に敷かれた木道を進むとその両側にはマツムシソウやヤマギラン、キオンなどの花々が咲いていた。

忠治の隠岩;クリックすると大きな写真になります 17.忠治の隠岩
この写真の右側に忠治の隠岩と呼ばれる大きな岩があった。ちょうど正午になったところである。左側にヤナギランやマツムシソウの咲く湿原を見ながら進む。その時、特徴ある黄色い縁のある表翅を見せつけて、キベリタテハが目の前を横切った。残念ながら手も足も出せないまま離れて行ってしまった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F8 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヤナギラン;クリックすると大きな写真になります 18.ヤナギラン
ちょうどヤナギランがきれいに咲く時期だったようだ。きれいな花だが、この花に蝶は来ない。今日はG12を忘れてきてしまったのでローアングルで撮り難い。木道に寝転んで撮った。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
19.開放口から
湿原の切り口のように開いて崖になっている。そこから佐久、小諸の眺め。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F8 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
オオチャバネセセリとノアザミ;クリックすると大きな写真になります 20.オオチャバネセセリとノアザミ
ノアザミも適季だった。そのノアザミにはオオチャバネセセリが吸蜜に来ている。オオチャバネセセリは擦れた個体が多かったが、この個体は比較的きれいだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マツムシソウに2頭のベニヒカゲ;クリックすると大きな写真になります 21.マツムシソウに2頭のベニヒカゲ
マツムシソウは沢山咲いているのに、なぜか同じ花に蝶が集まることがしばしばある。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ベニヒカゲの群れ;クリックすると大きな写真になります 22.ベニヒカゲの群れ
これは是非サムネイル(写真)の上にカーソルを当て左クリックして、写真を大きくして見ていただきたい。陽があたり、気温が上がってきたのか、活発にベニヒカゲが飛び出した。そして、マツムシソウで吸蜜する。中央下には、傷んではいるがヒョウモンチョウもいる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
キオンの花とベニヒカゲ♀ -1;クリックすると大きな写真になります 23.キオンの花とベニヒカゲ♀ -1
ベニヒカゲは表翅では雌雄の区別が難しいが、裏面を見せてくれると♀はその後翅に太い白い帯があるので良くわかる。キオンの黄色い花が良く似合う。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
キオンの花とベニヒカゲ♀ -2;クリックすると大きな写真になります 24.キオンの花とベニヒカゲ♀ -2
もう一枚、後翅の白い帯を見ていただきたい。♂はすでに擦れた個体が多くなったが、♀はまだ比較的きれいだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
新鮮なオオチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 25.新鮮なオオチャバネセセリ
新鮮なオオチャバネセセリもマツムシソウに来ていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/3200秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
池の平湿原;クリックすると大きな写真になります 26.池の平湿原
開放口から広々とした湿原を眺めながら、コケモモラインと名付けられた木道を歩く。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
グリーン広場;クリックすると大きな写真になります 27.グリーン広場
湿原の中ほどにある休憩場所だ。北西の方向に湿原が広がる。その湿原を背景にしてトレッキングをするグループが記念撮影をしている。この辺りでもあちこちでベニヒカゲが飛んでいる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります 28.クジャクチョウ
グリーン広場から駐車場のある兎平の方へ歩く。そこはもう湿原ではない。道沿いにヒヨドリバナが咲き、クジャクチョウが吸蜜しているのを見つけた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
こちらを向いたクジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります 29.こちらを向いたクジャクチョウ
28.と同じ個体。吸蜜しながら少しずつ位置を変える。前翅襟元のだんだらの細い縞模様が優雅だ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウの裏面;クリックすると大きな写真になります 30.クジャクチョウの裏面
クジャクチョウはご覧の通り、翅を閉じると裏側はまっ黒い縞模様だ。飛んでいる時は、素早く飛ぶ黒い蝶という印象である。鳥に襲われた時など、ぱっと翅を開いて表を見せると鳥は驚くという。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります 31.ヒメキマダラヒカゲ
この蝶はやや山地性の蝶である。ササを食草とするので、標高1,000m以上のササのある樹林で多くみられる。年1回、7月?8月に発生するので、擦れた個体が多かった。グリーン広場で撮った後、絞りの設定をF9にしたままでいた。反省。駐車場へ向かう途中、アサギマダラを見かけた。ヒヨドリバナでの吸蜜を期待したが、離れて行ってしまった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段drive

2012年9月11日

日帰りで信州の高原へ 9月3日 1/3

 
 今年は海外旅行こそまだチャンスはないが、東海、奥大井、河口湖、福岡、安曇野など国内の旅行をしている。ご厚意でStudio YAMAKOの開発・運営をしていただいている n-shuhei さんに、私が海外旅行、国内旅行で訪れた先の地図を閲覧できるようにしていただいている。
 Studio YAMAKOの画面を下の方へスクロールして行くと、右側に示されるカレンダー、Categoly、月別アーカイブ、海外旅行地図のつぎに国内旅行地図というのがご覧いただけると思う。最近、その国内旅行地図の機能を バージョンアップ していただいた。
  国内旅行:2012を左クリックしていただくと、2012年に私が旅行した先にピンが立った日本地図が開く。そのピンをクリックすると、そこを訪れた時のブログのタイトルの吹き出しが出る。その吹き出しを左クリックするとそのコンテンツが開くのだが、開く前にその吹き出しにあるZoom [+] [-] をクリックして見ていただきたい。その地点が地図の中心となり、 [+]をどんどん押すとズームアップされていく。素晴らしい機能を付加していただいた。n-shuhei さんは私と同い年でいらっしゃるが、その向学心、探究心には脱帽である。

  さて、8月はいろいろなことがあって、なかなか蝶の写真をとることが出来ないでいた。そこで、突然だったが、9月3日、天気もよさそうなので、信州は小諸の先の湯の丸高原へ日帰りで出かけた。朝6時に家を出発して、途中、上信越自動車道の横川SAで朝食にし、10時少し前に池の平駐車場に着いた。高峰温泉から先の湯の丸高峰林道は7,8月の土、日、祭日はマイカー規制があり、シャトルバスが運行されるが、この日は通行できた。天候は天気予報で伝えられたほど良くはなかったが、晴れたり曇ったりで、蝶も飛んでくれた。池の平をひと回りし、湯の丸の地蔵峠へ移動、少しの時間滞在してごご2時半には帰路についた。

マツムシソウにオオチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 1.マツムシソウにオオチャバネセセリ
駐車場から、右回りに池の平を一周するコースを歩き始める。すでに標高は海抜2,000mを超えている。林間の道には最盛期のマツムシソウが咲いていて、オオチャバネセセリが吸蜜している。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ハクサンフウロ;クリックすると大きな写真になります 2.ハクサンフウロ
まだハクサンフウロが咲いていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO900 ) 露出補正 -0.3段
下界;クリックすると大きな写真になります 3.下界
やがて開けたところに出る。村界の丘と呼ばれているところだ。これは上田方面だろうか? 定かではない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
キアゲハがテリトリーを張る;クリックすると大きな写真になります 4.キアゲハがテリトリーを張る
雷の丘というところ。占有行動をとるキアゲハが岩に止まって周囲を監視しているように見える。この日は迂闊にもG12を家に置き忘れてきてしまった。このシーンはG12でもっと被写体に近づいて、背景を入れられたら良い写真になったと思う。しかし、残念ながら左の尾状突起が欠けている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
池の平湿原;クリックすると大きな写真になります 5.池の平湿原
今度は左側に池の平湿原が見渡せるところに出た。マツムシソウやヤナギランの群生地だ。鏡池という池が見える。池の平湿原は標高2,000mで数万年前の三方ヶ峰火山の火口原に広がる高層湿原である。高山植物の宝庫だ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
最盛期のマツムシソウ;クリックすると大きな写真になります 6.最盛期のマツムシソウ
8月中旬から9月にかけて咲く特徴のある花だ。ここでは群生するマツムシソウを見ることができる。この花にいろいろな昆虫が吸蜜に来る。蝶もベニヒカゲ、クジャクチョウやヒョウモン達が訪れる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ベニヒカゲとマツムシソウ;クリックすると大きな写真になります 7.ベニヒカゲとマツムシソウ
池の平湿原には高山蝶のベニヒカゲが多産する。道を歩いていると踏みつけてしまいそうになることがあるほどだが、もちろん採集(捕獲)禁止だ。時期的には少し遅いようで擦れた個体が多い。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
エゾリンドウ?;クリックすると大きな写真になります 8.エゾリンドウ?
まだこれから花を開くエゾリンドウも多く見ることができた。池の平湿原では、良く似たオオヤマリンドウも咲くというが、 オオヤマリンドウとエゾリンドウの同定 は、エゾリンドウは茎の途中からも花を付けるという違いか。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro 絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウとマツムシソウの群生;クリックすると大きな写真になります 9.クジャクチョウとマツムシソウの群生
8月の後半から9月にかけてクジャクチョウが多くみられるようになる。と言ってもクジャクチョウは本州では山地性の蝶で、舞岡公園などでは見られない。これは多分、第2化の成虫で、きれいな個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
岩に止まるクジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります 10.岩に止まるクジャクチョウ
陽が陰っている時間が少し長くなると、吸蜜を辞めて路上や岩に止まることが多いようだった。飛んでいる時はほとんど黒く見えるが、このように開翅をすると鮮やかな色と眼状紋が良く目立つ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ピンクのイタドリ;クリックすると大きな写真になります 11.ピンクのイタドリ
ピンクのイタドリの花が咲いていた。高山植物ではないがきれいだ。 イタドリ は大きくなる多年生草本で、高さ2m近くにもなる。茎は太く、中空で春に出始めた茎を折り取り、生食したり、漬け物にしたりする。中空の茎を折り取る際に、ポコンと音がし、食べると酸っぱいので「すかんぽ」とか「かっぽん」などと呼ばれたりもするようだ。イタドリは白い花を付けるものが多いが、花の色が紅色を帯びるものをベニイタドリと呼ぶとのこと。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウスユキソウ;クリックすると大きな写真になります 12.ウスユキソウ
セイヨウウスユキソウはエーデルワイズと呼ばれる。このウスユキソウは、エーデルワイズとは同じ属であるが、違う種である。比較的高地に分布し、高山植物とされることが多いようだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
雲上の丘;クリックすると大きな写真になります 13.雲上の丘
雲上の丘というところへ来た。これは小諸の方角だろうか? 素晴らしい見晴らしである。同行したかみさんは、この見晴らしと高山植物の花に魅せられて「ここならまた来ても良い」とのご意見。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
池の平湿原;クリックすると大きな写真になります 14.池の平湿原
G12を忘れてきてしまい、100mmのレンズしかないので、一周歩くと約2時間の池の平湿原全体の写真が撮れない。先ほど見てきた鏡池はこの左側になる。木道が整備されていて、湿原が守られている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F8 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
新鮮なオオチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 15.新鮮なオオチャバネセセリ
尾根道を歩いてきたが、ここから湿原の方へ下りる。ノアザミにオオチャバネセセリが止まっていた。新鮮な個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F8 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ベニヒカゲ;クリックすると大きな写真になります 16.ベニヒカゲ
ベニヒカゲは破損はしていないが擦れて鱗粉が薄くなった個体が多い。個体数は多いので、比較的きれいな個体を選んで撮ることになる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段