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2017年5月 8日

ギンイチモンジセセリとミヤマチャバネセセリ 4月25日

昨年は何かと所用があり、この時期に多摩川の河川敷を歩くことができなかった。一昨年は4月28日に、今日歩いたのとほとんど同じコースを歩いて、ギンイチモンジセセリを多く見ることができたが、その時は♀の新鮮な個体が多く、♂はすでに、少し擦れているのが多かった。それに比べ、今年は♂が多く、♀はまだ羽化したばかりと見える1頭だけしか撮っていない。
 一方、ミヤマチャバネセセリは一昨年に比べて極めて数が少なかった。今回、目撃したのはわずか2頭で、撮影できたのは1頭のみだった。
 ギンイチモンジセセリやミヤマチャバネセセリ、そして、ベニシジミやヤマトシジミなどは、いずれも翅を開いても2cmそこそこの小さなチョウで、しかも、地面近くに咲く小さな花や食草を求めて飛ぶので、撮影するのに骨が折れる。

;クリックすると大きな写真になります。 1.カタバミの花に来たギンイチモンジセセリ
聖蹟桜ヶ丘駅を降りて、多摩川へと歩く。河川敷にある公園を歩き、小さな花を撮っていると、偶然そこにギンイチモンジセセリが来て吸蜜を始めた。多摩川の右岸では、初めて見るギンイチモンジセセリだった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.次はオオイヌノフグリへ
そのギンイチモンジセセリは、こんどはすぐ近くに咲くオオイヌノフグリへ移った。小さな躰に比べると大きな目だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ミヤマチャバネセセリ
多摩川にかかる長い橋を渡って、多摩川左岸に出て、河川敷に下りる。ギンイチモンジセセリやミヤマチャバネセセリの食草であるススキの原を探る。目にも止まらぬ速さで飛んできたミヤマチャバネセセリが目の前の枯れたヨシの葉に止まった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ヤマトシジミ♂
翅表のブルーが輝く。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
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5.ギンイチモンジセセリ -1
12時を過ぎてギンイチモンジセセリが多くみられるようになった。落ち着いて吸水している。地面に両肘をつくようにして撮る。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ギンイチモンジセセリ -2
こんどはP610に持ち替えて、接近して、その広角端でとる。この蝶は年に2?3回成虫が現れるが、夏型が発生する季節は草いきれで、熱中症になってしまいそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f3.3 1/1250秒 4mm ISO100? ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.ギンイチモンジセセリ -3
この個体は翅を半分開いて、黒褐色のビロードのような表を見せてくれた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ギンイチモンジセセリ -4
前の写真と同じ個体。反対側に回り込んで撮った。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ギンイチモンジセセリ -4
これも前の写真と同じ個体。もう一歩前進して撮る。擦れのないきれいな個体だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.ギンイチモンジセセリ -5
これまで現れるのはすべて♂だったが、この個体は腹が太く、♀のようだ。ピントを外してしまったのが残念。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.ギンイチモンジセセリ -6
これも♂のようだ。♂が多いということは、まだ、発生初期なのだろうか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
170506_012.jpg
12.ツマグロヒョウモン -1
ツマグロヒョウモンがもう発生していた。一昨年4月28日に来た時も、同じところでツマグロヒョウモンが飛んでいたように思う。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.ツマグロヒョウモン -2
前の写真と同じ個体。テリトリーを張っているのか、飛び立っては、また戻ってきて、近くに止まる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1200秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.ヒメウラナミジャノメ
河川敷全域にヒメウラナミジャノメは多かった。P610を使う時は、広角端か、望遠端が多い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f6.5 1/320秒 258mm ISO100? )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.ベニシジミ
ベニシジミも多かった。河川敷を歩いていると、パッと飛び立つ。はじめは何だろうかと、止まるのを待って確認していたが、慣れてくると、飛び立った段階で、ベニシジミだと判るようになった。地面に止まった時は、こういう撮り方しかない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f3.3 1/1250秒 4mm ISO100? )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.一ノ宮公園あたり
この日の多摩川河川敷は陽春という言葉がぴったりだった。歩きながら撮った写真を載せる。向こうに見えるのは野猿街道の橋だ。手前に広がるのは一ノ宮公園だ。この日もここからスタートした。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f4.2 1/1600秒 11mm ISO100? )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 17.多摩川右岸
釣り竿が何本も川に投げられていた。しかし、釣り人の姿は見えない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f4 1/1600秒 9mm ISO100? )露出補正-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 18.ススキの原
河川敷にはススキがたくさんあるが、今は枯れている。このススキの原がギンイチモンジセセリや、ミヤマチャバネセセリの住み家なのだ。顔をのぞかせたススキの新芽に、新しい生命が産み付けられる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f4 1/1600秒 9mm ISO100? ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 19.河川敷の菜の花
枯れたススキの向こうには、菜の花がきれいに咲いている。先日、TVで河川敷や堤防に咲く菜の花が問題になっていると報じていた。河川敷に生える菜の花のほとんどは、セイヨウアブラナ、セイヨウカラシナのようだ。そして河川敷に菜の花が生えだしたのは、そんなに昔ではなく、1960?70年代ごろからとのこと。日本では、江戸時代からナタネ栽培は一大農業作物だったのである。ただ明治になると、在来種のアブラナより油の採れるセイヨウアブラナが取って代わった。昭和に入る頃には、ほとんど西洋種に置き換わったようだ。 そして、戦後になると、わざわざ栽培して種子を採取し、そこから油を絞ることはほとんどなくなったという。最初から種子を輸入した方が安くて簡単だからである。ところが栽培されなくなった時期から、各地の河川敷や堤防に菜の花畑が登場してきた。かつて栽培されていた菜の花が放棄される過程で種子が河川に流れ出して流域に拡散したと想像される。自然界で繁茂している菜の花はほとんどが外来種であるとのこと。加えて雑種化が進んでいるそうだ。 セイヨウアブラナは遺伝子組み換え種子の可能性が高いとのこと。カナダなとでは普通に使われている。菜の花が生える富栄養化した土にはミミズなどが増え、それがモグラやノネズミを増やす。そうすると堤防が弱くなるという問題が指摘されている。(森林ジャーナリスト田中敦夫氏の記述に基づいた)

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.5 1/500秒 44mm ISO100? ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 20.魚を獲るサギ
橋の上から、白いサギが川の流れにくちばしを突っ込んで、何か捕獲したようだ。肉眼では見えないが、後で画像を見てみると、魚だった。くちばしが黒いのでコサギのようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f6.5 1/320秒 258mm ISO100? )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 21.ゆうゆうと飛ぶ白いサギ
白いサギは見える範囲に3頭いた。1頭が飛び立つと他も飛ぶ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f5.6 1/500秒 90mm ISO100? )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.中州
ところどころ、中州になっているところがあるが、その中洲にも菜の花が広がっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f5.2 1/400秒 30mm ISO100? )露出補正 -0.3段


2017年4月30日

ギフチョウの里 4月4日

例年なら、4月の第一週はギフチョウが舞う適期なのだが、今年は桜の開花も遅いようなので、ギフチョウの発生も遅れているのだろうかと思ってしまう。ネットでも情報が少ないが、4月3日、4日と天候は良く気温も上がってきそうなので、4月4日にいつものところへ出かけることにした。
 新しい道路ができたので、1時間半くらいで行ける。ギフチョウが飛び始めるのは11時ごろからだと思い、遅く出発しようと思ったが、駐車場がいっぱいになるのが心配で、8時に出発した。
 歩き始めると越冬したテングチョウが飛び、ミヤマセセリやスギタニルリシジミも現れる。500mくらいの所を行ったり来たりしてギフチョウの出現を待つが、現れてくれない。例年通り、何人もの方が来ておられたが、その中の1人がギフチョウが飛んでいくのを確認されていた。発生しているようだ。
  12時を過ぎて気温も上がってきた。やや奥の方にある梅の花で、5、6人の愛好者がカメラを構えておられた。トラフシジミがいるという。しかし、遠くて肉眼ではなかなか見つけられない。この日携行したカメラはSIGMAの18-300mmを付けたD5300とCOOLPIX P610だ。やっと、見つけた。そのとき、トラフシジミを撮っていた方の友人が、100mほど離れたところの梅の花にギフチョウが来ていると知らせに来られた。私も、トラフシジミはさておいて、ギフチョウがいるという所へ駆けつけた。まだ、梅の花にいるらしいが、なかなか見つけられない。と、そのギフチョウが飛び立った。吸蜜に飽きたのか、梅の花には戻らず、少し離れた小さな木に止まったようだ。回り込んでそのあたりへ行ってみる。しばらく探してやっと開翅して止まっているギフチョウを見つけた。この日のギフチョウは後にも先にもこの1頭だけだった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.テングチョウ
駐車場に車を止めて歩き始める。沢沿いの道を右へ。さっそくテングチョウが飛び出す。気温も上がってきて、飛び出す個体数も多い。何年か前までは春一番に飛ぶ越冬したタテハチョウはキタテハだったが、最近はテングチョウが多くなった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f3.3 1/1250秒 4mm ISO100? ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.ミヤマセセリ♂
この蝶も年に一度、春に生まれてくる蝶だ。良い写真の撮りにくい蝶である。この日は離れて撮らなくてはならないことが多いと思い、90mm マクロではなく、SIGMAの18-300mmを付けてきた。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?1000?秒 300mm ISO?2??00???? ?)露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.梅に来たテングチョウ??
まだ咲き残っている梅の花にもテングチョウは多く飛来する。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?800?秒 300mm ISO?2??00???? ?)露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ミヤマセセリ♀
タチツボスミレにミヤマセセリの♀が止まった。新鮮だ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?500?秒 280mm ISO?2??00???? ?)露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.保護色のテングチョウ??
春の里山は落葉が多い。その落葉はわれわれの目からテングチョウを紛らわす。テングチョウは多く飛んでいるが、破損の少ない個体を選んで撮る。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?800?秒 300mm ISO?2??00???? ?)露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.スギタニルリシジミ -1
ルリシジミによく似たシジミチョウだ。ルリシジミに比べて裏面は暗灰色になり、翅表は暗青色に輝く。静止中、翅表はめったに見せてくれず、飛び立った時に観察する以外にない。飛翔中の写真を撮るのは私には難しい。この蝶も春だけに現れる。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?500?秒 300mm ISO?2??00???? ?)露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.スギタニルリシジミ -2??
オオイヌノフグリの小さな花で吸蜜するスギタニルリシジミ。この蝶も良い写真が撮れない。たまに梅の花に来るが、撮るチャンスがない。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?800?秒 300mm ISO?2??00???? ?)露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.キタテハ
テングチョウに比べてはるかに少ないキタテハが敏捷に飛んでは止まる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f6.3 1/640秒 236mm ISO100? )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.スギタニルリシジミ -3
再びオオイヌノフグリで吸蜜するスギタニルリシジミに遭遇した。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?800?秒 300mm ISO?2??00???? ?)露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.スギタニルリシジミ -4??
毎年春にここへきて、スギタニルリシジミの写真を撮っているがなかなか良い写真が撮れない。今年もダメだった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影  (? ?f?6?????.3??? 1/?1000?秒 300mm ISO?2??00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.ミヤマセセリ♀ 開翅????
開翅したミヤマセセリの♀がいた。にじり寄ってシャッターを切る。♂にはない前翅の白い帯が特徴だ。この蝶は♀の方が愛好者が多い。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
?? プログラムオートで撮影  (? ?f?6?????.3??? 1/?1000?秒 300mm ISO?2??00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.ギフチョウ -1????
梅の花に来ていたトラフシジミを撮る方々の仲間に入れていただいた。首が痛くなるほど梅の花を見上げて、どこにいるのか探したが発見できない。やっと見つけ出したが梅の花や枝の陰になってしまう。その時、一人のかたが走って来られ、そのトラフシジミを撮っていた友人に、「ギフが下の梅に来てますよ!」と告げに来た。数人の人がそちらへ動く。私もトラフシジミを残して移動した。現場に着いたときには、まだ梅の花にいたようだが、探し出せないうちに飛び出して前の沢の向こう側に行ってしまった。ギフチョウを撮るにはこのチャンスしかないと思い、迂回して小さな橋を渡って沢の向こう側に回り、小さな木に止まっていたのを見つけ出した。他の方々は梅の花で吸蜜したこの蝶をたくさん撮影されていたようで、沢を渡っては来なかった。モデルを独占することができて、連写した。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??????
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?800?秒 300mm ISO?2??00???? ?)露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.ギフチョウ -2
同じ個体である。ほとんど擦れていないきれいな個体だった。この日私が見たギフチョウはこの個体のみであった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影(? ?f?6?????.3??? 1/?800?秒 300mm ISO?2??00???? ?)露出補正? ?なし
170430_014.jpg 14.トラフシジミ 半開翅??
ギフチョウを撮り終えて、もう一度トラフシジミがいた梅の花に戻った。トラフシジミの春型は「春トラフ」と呼ばれてきれいだ。やっとファインダーにとらえて連写する。少し翅を開いてくれて表を見せてくれた。少しトリミングをしている。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影(? ?f?6?????.3??? 1/?800?秒 300mm ISO?2??00???? ?)露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.トラフシジミ -1
P610の望遠端を活用。目が隠れてしまったが、ファインダーではそれを確認できなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f6.3 1/400秒 258mm ISO100? )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.トラフシジミ -2
D5300で撮る。P610に比べると、ファインダーははるかにこちらの方が見やすい。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影  (? ?f?6?????.3??? 1/?800?秒 300mm ISO?2??00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.トラフシジミ jump-up??
飛び上がったときに開翅した裏面を見せてくれた。ピントは少し外れている。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?640秒 300mm ISO?2??00???? ?)露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.トラフシジミ 開翅??
?? トラフシジミもめったに開翅して翅表見せてくれない。偶然だがこんな写真が撮れた。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
?? プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?640秒 300mm ISO?2??00???? ?)露出補正? ?なし

??
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2015年5月 3日

Petite Fleur et Petite Papillon 舞岡公園 4月23日


 急に暖かくなった。久しぶりに舞岡公園へ行ってみた。
  この日はベニシジミ春型やツバメシジミのきれいな個体を90mmマクロで撮ろうと思って出かけたのだが、残念ながらタイミングが合わなかったようだ。ベニシジミはすでに破損した個体が多い。ツバメシジミはその姿さえ見ない。舞岡公園の蝶は少なくなっていると思わざるをえない。それでも、この日は珍しくクロコノマチョウが飛んでいるのを見かけた。すぐ追いかけたが、見えなくなってしまった。黒くて大きな蝶がわさわさと飛ぶ感じで、ちらっと前翅先端のオレンジ色が見えた。このほか、ツマキチョウ、キアゲハ、アゲハ、モンキチョウ、キタキチョウ、モンシロチョウ、ルリシジミ、ベニシジミ、コチャバネセセリを目撃したが、数は少ない。

 一方、谷戸を歩くと小さな草花が咲いている。蝶が少ないので、これらの小さな花を見て歩く。先月末に来たときに咲いていたキフジ、コブシ、サンシュユ、ミツマタ、ボケ、マンサクなどと入れ替わり、季節はどんどん進んでいる。この分だとウツギやタニウツギが咲きだすのも早いかも知れない。

 必ずしも小さな草ばかりに咲く花ではないが、この時季の花を撮ってきた。私は植物の名前をあまり知らないので、名前を調べるのに苦労した。それらの花を並べてみる。?撮影のデータは省略するが、D5300+TAMRON 90mm と FUJIFILM FINEPIX HS50で撮った。どちらで撮ったかは写真を見ればお分かりになると思う。

150503-2_001.jpg このタニウツギの木は何年か前に剪定され、2?3年花を付けなかったが、昨年ごろから再び花を付けるようになった。ゴールデンウィークの頃にはモンキアゲハやナガサキアゲハが来ていたが今年はどうだろうか。谷戸にタンポポが咲いていた。まだ開き切らない花もあり、良く見るとセイヨウタンポポと少し違うようだ。
150503-2_002.jpg
これはセイヨウタンポポだろう。小さなバッタ?体長3mmほどだ。ハハコグサ(母子草)は春の七草の一つだ。
150503-2_003.jpg
カラタチはアゲハの幼虫が食べる。良くアゲハの♀が産卵にきている。90mm macro 寄って撮ると被写界深度が浅いのでピントを合わせるところが難しい。シャガ(著莪、射干)はアヤメ科の花だ。
150503-2_004.jpg
ハルジオンの花には良く虫が来る。蝶も石垣島のセンダングサのようにハルジオンの花が好きだ。ヒメジオンという良く似た花があるが、蕾が下に垂れ下がっているので、これはハルジオンの方だと思う。
150503-2_005.jpg
古民家の裏庭にはヤマブキが咲いていた。黄色いヤマブキと白いヤマブキがある。ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)は形が鷺に似ているところからその名がある。
150503-2_11.jpg
アザミにもいろいろと種類が多い。春に咲くアザミ(薊)はほとんどノアザミという。ヒメオドリコソウは密集して生えていて、どれが花なのだろうかと思う。先端の葉の脇に、小さな唇形をした淡い紅紫色の花をたくさんつける。ダイコンの花は畑に咲いていた。モンシロチョウが飛び回っていた。
150503-2_006.jpg
アケビ(木通)がこんな花を咲かせるとは知らなかった。成長して果実となり、10cm前後まで成長し、9 - 10月に熟して淡紫色に色づく。ムラサキケマン(紫華鬘)にはツマキチョウも訪れる。
150503-2_007.jpg
まん中のホタルカズラ(蛍蔓)名前を調べるのに時間がかかった。?和名の由来は緑の中に鮮やかな瑠璃色の花が咲く様子をホタルに例えたことからという。ケキツネノボタン(毛狐の牡丹)も同定するのに時間がかかった。同じキンポウゲ科の花にキツネノボタンというのがあるが、こちらは全体に毛が生えているのでケキツネノボタンというそうだ。
150503-2_008.jpg
左、こんな小さなかわいい花をなぜオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)などという名がついたのだろうか。形が似ているというのだが。カラスノエンドウ(烏野豌豆)はこの時季に良く見る。ミツバツチグリ(三葉土栗)も同定するのが難しかった。花と葉をしっかり撮っていかないと判別できない。
150503-2_009.jpg
トウダイグサとはどういう字を書くのかと思ったら燈台草だった。この草の姿を昔の灯明台にたとえたのだという。茎の先に5枚の葉が輪生し、花が杯状の総苞に包まれて茎先についている。しっかり見ないと花と葉の見分けが付きにくい。タツナミソウ(立浪草)はいい写真が撮れなかった。
150503-2_010.jpg
クローバの花はシロツメクサだ。このアカツメクサ(赤詰草)は同じシャジクソウ属だが、赤クローバーとも呼ばれるそうだ。モクレン(木蓮)は小さな花ではないが、古谷戸の里に咲くモクレンの背景にこいのぼりを入れた。3月末に来たときには黄色い濃厚な花を咲かせていたヒイラギナンテンは薄緑色の実を付けていた。これからブルーベリーのような色に熟していく。


  さて、この日のターゲットであったベニシジミはというと、先に記したようにすでに時期が遅かった。いつもの年だとまだ新鮮な春型がハルジオンをはじめ、オオイヌノフグリやタンポポで吸蜜する姿を見るのだが、この日はその個体数も少なく、破損した個体が多かった。ツバメシジミは全く見なかった。

150503_001.jpg 1.ベニシジミ -1
この日ベニシジミの写真を撮ったのは、体験畑から狐久保への道の右側のハルジオンの咲くところだけだった。この個体も擦れている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ベニシジミ -2
ベニシジミは活発に飛ぶ私の動体視力では捕捉できない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/900秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.ベニシジミ -3
これは比較的きれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ベニシジミ -4
右後翅の外縁に少し切れたところがあるが、まあまあきれいな個体だ。ハルジオンが元気なので救われる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ベニシジミ -5
このように破損した個体が多かった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ベニシジミ -6
出来るだけ傷んでいない個体を撮っているのだが。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.キタキチョウ♀
♂に比べてやや大型で黄色が薄い。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/180秒 119mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.モンキチョウ♀
数は多くないが谷戸ではモンキチョウが元気に飛んでいる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.コチャバネセセリ -1
コチャバネセセリの発生は始まったばかりのようだ。きれいな個体が多かった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/800秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.コチャバネセセリ -2
コチャバネセセリもハルジオンで吸蜜する。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.コチャバネセセリ -3
どのコチャバネセセリもハルジオンの周りの舌状花と中心部の黄色い管状花との境目に口吻を伸ばしている。管状花は外側から中心部の方に開花が進む。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.コチャバネセセリ -4
この個体は翅の形に丸みがあって、お腹が太い。♀だろうと思う。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし