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2017年10月 1日

久しぶりのヨーロッパ旅行 (10)ビルバオ 8月6日

8月6日、日曜日。朝のTVがロンドンで行われている世界陸上の100m競争で、ボルトがガトリンに敗れたと報じている。世代交代、そしてまた新しいヒーローが生まれてくる。
 8時半にホテルで朝食をとる。果物はそこそこあるのだが、野菜が少ない。
 午後はパリに移動するので、午前中はビルバオの街を散策することになった。ビルバオにも見ておきたいところがいくつかあった。世界遺産に登録されている、ビスカヤ橋。エッフェルの弟子として知られるビルバオ出身のアルベルト・デ・パラシオの設計に寄り世界初の運搬橋として1893年に開通、当時としては画期的な軽量ケーブルを使った構造は世界各地に造られた運搬橋のモデルとなったという。しかし、ここに行くには地下鉄で片道20分はかかる。

 ピカソの絵画を思い浮かべゲルニカにも行ってみたかったが、ここも片道45分かかる。
 あとはビルバオの旧市街。旧市街はこの日最初に行ったrenfeのビルバオ・アバンド駅の近くでビルバオ川を渡った先に広がっていたのだが、旧市街のことは思いつかず、結局、グッゲンハイム美術館があるビルバオ川の周辺を朝の陽を浴びて散策した。

 「ホテル・カールトン」からビルバオ・アバンド駅に向かって、日曜日の朝の街を歩いていると、薬局があった。バロセロナのサグラダ・ファミリアの塔に登って、階段を下りてくるときに傷めた左足の膝がまだ、痛かったのだが、娘がその薬局に入り、60歳くらいの品の良い女性薬剤士さんに「ボルタレン ゲル」と言っている。最初は解からなかったようだが、娘が私の膝に塗るような手ぶりをしたら、奥に入って棚から、「Voltadol Forte」というのを持ってきた。Dicrofenaco dietilamina 23.2mg/g gel となっている。グラクソ・スミスクライン(Madrid)の製品だ。日本のノバルティス・ファーマの「ボルタレン ゲル」は、1g中ジクロフェナックナトリウム10mmg含有で、「Voltadol Forte」は含有量は多いがこれで間違いなさそうだ。購入し、さっそくその場で膝に擦り込んだ。ありがたい。

 11時半には「ホテル・カールトン」に戻り、チェック・アウトして、タクシーでビルバオ空港に向かった。14:55発のブエリング航空、IB5373に搭乗、1時間40分ほどで、パリのシャルル・ドゴール空港に着いた。タクシーでオペラ座のすぐ近くにある「ホテル・ウェストミンスター」に行く。ホテルは少々古く、エレベータなどは自分で扉を開いて乗り込む二重ドアの小さなものだった。部屋は清潔で全く問題はない。

273.ホテルの調度品
1919年に建てられたクラッシックな「ホテル・カールトン」は、格調ある建築とモダンな設備、そしてクラシカルな調度品が見事に調和されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
274.階段
5階の階段の手すりから下のロビーを見下ろした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
275.ビスカイヤ宮殿
renfeのビルバオ・アバンド駅へ行く途中で撮った写真だが、何の建物だったか分からない。Google Map の写真で歩いたコースを、写真を頼りに絵合わせをしていく。苦労したけど、やっと見つけた。Bijkaia Delegation Palace という官庁舎のようだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?500?秒 18mm ISO?2??00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
276.Bazan Martinez Ignacio??
同じようにして、建物の名前は何とか分かったが、何の建物かはわからない。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?400?秒 48mm ISO?2??00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
277.清掃車????
今日は日曜日だ。この辺りもオフィス街なのだろうか。ビルバオ市散水清掃車が活躍している。こうやって街を清潔に維持しているのだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影(? ?f?6?????.3??? 1/?250?秒 98mm ISO?10??00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
278.薬局????
日曜日だったが薬局が開いていた。娘が痛がっている私の左ひざを心配してくれて、薬局の中に入っていった。60歳くらいの上品な女性薬剤士が、「ボルタレン ゲル」が欲しいということを理解してくれた。グラクソ・スミスクライン(Madrid)製の 「Voltadol Forte」というジクロフェナク製剤を購入することが出来た。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??????
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?250?秒 32mm ISO?20??00???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
279.renfe(スペイン国鉄) ビルバオ・アバンド駅
そうこうするうちに、ビルバオ駅が見えてきた。さっそく改札口へ行ってみる。ちょうど入線してくる列車があった。ビルバオには、旧市街の方にバスク鉄道のビルバオ・アチューリ駅がある。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影(? ?f?6?????.3??? 1/?1250?秒 300mm ISO?20??00???? ?)露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
280.改札口
改札ゲートが並んでいる。ビルバオの人口は約35万人。日本では、大阪の高槻市、埼玉の川越市くらいの規模だ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影(? ?f?6?????.3??? 1/?250?秒 30mm ISO3?20? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
281.3両編成の電車??
いちばん奥のプラットフォームに3両編成の電車が入っている。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?250?秒 46mm ISO2?20? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
282.ビルバオ・アバンド駅構内????
プラットフォーム、改札口を背に駅構内を見る。さすが、アートによる都市再生を目指すビルバオ、大きなステンドグラスが見事だ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??????
プログラムオートで撮影(? ?f?6?????.3??? 1/?250?秒 26mm ISO2500? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
283.近郊型電車
また、列車が到着した。これはセルカニアスと呼ばれる通勤型の電車のようだ。使用されている車両はすべて同じ形式のようだ。1989年に導入されたS446型だ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影(? ?f?6?????.3??? 1/?400?秒 280mm ISO200? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
284.列車到着 -1??
到着した列車から降りてくる乗客は多くない。今日は日曜日だからなのだろう。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影(? ?f?6?????.3??? 1/?400?秒 56mm ISO200? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
285.列車到着 -2
シンプルだが、なかなか親しみやすい顔をした先頭車両だ。これは一般型の車両だが、renfeには、AVE、Euromed、Alvia、Avant という高速列車をはじめ、Talgo という客車編成の優等列車がある。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影(? ?f?6?????.3??? 1/?250?秒 52mm ISO800? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
286.ビルバオ駅の彫刻??
改札口から駅構内へ出たところにこの彫刻があった。何の彫刻だろうか?スペイン語とバスク語で何か書いてる。スペイン語では D.INDALECIO PRIETO MINISTRODE HACIENDA YOBRAS PUBLICAS 1931-1933 GOBIERNO DE ESPANA と銘がある。D.INDALECIO PRIETO はビルバオ駅のことで、その名称はスペイン第二共和政期にスペインの鉄道状況を改善した公共事業・運輸大臣のインダレシオ・プリエトに由来しているのだそうだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影(? ?f?6?????.3??? 1/?250?秒 18mm ISO2800? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
287.トラム アバンド駅
リーダーがトラムに乗る機会を作ってくれた。切符をどう買うのは解からない。ドアが開いたから乗車したが・・・。アチュリ駅の方から来たこのトラムで「グッゲンハイム美術館」の少し先のビルバオ川の河岸が公園になっているところまで乗っていった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?800?秒 56mm ISO200? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
288.Pedro Arrupe Zubia??
ビルバオ川に架かる歩道橋「Pedro Arrupe Zubia」だ。趣のある橋である。ネットで調べてみたが、日本語で詳しく説明されているものはなかった。対岸へ渡ってみた。橋の向こう側はイエズス会のカトリック大学、デウスト大学だ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?800?秒 18mm ISO200? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
289.Pedro Arrupe Zubia の上から????
ここから「グッゲンハイム美術館」は川上になる。向こうに見える橋はサルベ橋という。正式名称はスペイン皇太子橋というそうだ。1972年、ビルバオ市街地北部でネルビオン川(ビルバオ川)右岸と左岸を結ぶために建設された。「グッゲンハイム美術館」開館10周年の2007年には、フランス人芸術家のダニエル・ビュランによって赤色のゲート(L'arc rouge)が追加された。このポップなゲートはモダンなデザインの美術館の景観に溶け込み、今日では美術館とサルベ橋の組み合わせも人気を得ているという。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??????
プログラムオートで撮影(? ?f?6?????.3??? 1/?1250秒 31mm ISO200? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
290.「グッゲンハイム美術館」全景??????
光を反射して刻々と変化する前衛的な建物のビルバオ川からの眺めだ。確かに赤いサルベ橋とゲートとは組み合わされているようだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????????
プログラムオートで撮影(? ?f?6?????.3??? 1/?1600秒 38mm ISO200? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
291.ビルバオ川の遊覧船????????
川上の方から船体に「BILBOATS」と書かれた遊覧ボートがやってきた。結構、お客さんが乗っている。今日は天気が良いので気持ちがいいだろう。1時間?12だそうだ。「グッゲンハイム美術館」周辺の美しい再開発地区を見た後、再開発前のビルバオが鉄で栄えた黄金時代の寂れた工場跡地などが見られるそうだ。もちろん、ビルバオの再開発は今も続いている。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????????
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?1000秒 120mm ISO200? ?)露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
292.蜘蛛の彫刻
昨日は近くで見た蜘蛛の彫刻「ママン」を対岸から眺めた。この「ママン」、実は六本木ヒルズの「森タワー」のふもと「66プラザ」にあるそうだ。知らなかった。この、ルイーズ・ブルジョアという彫刻家の「ママン」は世界に9カ所設置されているという。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?400秒 86mm ISO200? ?)露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
293.サルベ橋から川下を眺める
サルベ橋まで右岸を歩いてきたが、サルベ橋を渡る。サルベ橋からビルバオ川の下流(西)を眺めると、最初に渡った Pedro Arrupe Zubia が見えた。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?1000秒 38mm ISO200? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
294.サルベ橋から見た「グッゲンハイム美術館」??
こんどは蜘蛛の彫刻を橋の上から見下ろす。wikipediaによれば、この1990年代から制作が始まった巨大な蜘蛛を象ったブロンズ像「ママン」は、色々なバージョンがあり、ここビルバオのビルバオ・グッゲンハイム美術館ほか、ニューヨークのグッゲンハイム美術館、オタワのカナダ国立美術館、ロンドンのテート・モダン、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館、ソウルのサムスン美術館 Leeum、東京の六本木ヒルズなど、9か所に展示されているとのこと。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?1000秒 38mm ISO200? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
295.「パピー」????
昨日「グッゲンハイム美術館」の正面に見た「パピー」を右側に見て、ビルバオ川に沿ってしばらく歩く。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??????
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?800秒 102mm ISO200? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
296.スビスリ橋??????
しばらく行くとハープを連想させるような美しい橋があった。スビスリ橋という歩行者専用橋で、1990年に建設が開始され、1997年に開通した。その評価についてはいろいろと話題のある橋のようだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????????
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?500秒 78mm ISO200? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
297.ビルバオ市街地の建物????????
スブスリ橋から大きな通りに出て、アバンド駅方面に立ち並ぶ建物である。いつ頃建てられたのか分からないが、とても特徴があると思う。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??????????
プログラムオートで撮影(? ?f?6?????.3??? 1/?1000秒 44mm ISO200? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
298.モユア広場と「ホテル・カールトン」
11時半、そろそろチェックアウトして、空港へ行かなくてはならない。広場にはこんなにきれいに花を咲かせている。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影(? ?f?6?????.3??? 1/?1000秒 24mm ISO200? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
299.帰化蝶 Cacyreus marshalli
モユア広場の花壇で小さなシジミチョウが飛んでいた。この蝶はヨーロッパを旅行するとどこにでもみられるチョウである。アフリカ原産のチョウで1990年代にポルトガルからイタリアにかけて海岸沿いに渡り、帰化したといわれている。今まで私が旅行したモナコ、マナローラ、マジョーレ湖、フィレンツェなどでも見ている。凄い繁殖力だと感心する。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
プログラムオートで撮影 (? ?f?6?????.3??? 1/?500秒 300mm ISO200? ?)露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。
300.ビルバオ空港 -1??
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO125 ) 露出補正 なし 「ホテル・カールトン」からタクシーでビルバオ空港へ行く。30分足らずで到着した。ビルバオ空港は世界一美しい空港と言われているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels??
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 17mm ISO800 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
301.ビルバオ空港 -2??
ビルバオ空港は決して大きな空港ではない。2000年にサンティアゴ・カラトラバのデザインによる新しいメインターミナルビルがオープンした。私たちがこれから乗るブエリング航空のハブ空港のようになっている。広さを感じる発着ロビーの天井など、その形状が個性的である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels??
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
302.ビルバオ空港 -3
すっかり見慣れてしまったブエリング航空のAIRBUS A320。私達は、IB5373 14時55分発でパリへ行く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5 1/1250秒 26mm ISO125 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
303.ビルバオ空港 -4
動き出した飛行機の中から、美しいと言われるターミナルを見る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/1250秒 16mm ISO125 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
304.機内から
時刻は16時。ほぼ定刻に出発しているので約1時間ほど飛んだあたりだ。フランスはパリの南西を飛行中と思う。ビルバオから1時間半ほどでパリのシャルル・ドゴール空港に無事着陸した。空港から本日から2泊するミラノ座の近くの「ホテル・ウェストミンスター」までタクシーに乗ったが、空港と市内は地域別に定額料金になっていて、?50だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.5 1/1250秒 20mm ISO125 )露出補正 なし
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2017年9月28日

久しぶりのヨーロッパ旅行 (9)ビルバオへ 8月5日

今朝は、今回の旅行で初めての雨だった。7時に目が覚める。テラスへ出てみる。それほど強くはないが冷たい雨が降っていて、ビダソア川も、対岸のフランスの町もくすんでしまっていた。
 9時に朝食にした。私達は部屋の内側の席にしたが、中庭でも食べられた。でも、こんなに大勢の客さんが泊まっていたのだと改めて驚いた。昨日は宿泊客らしき人とはほとんど顔を合わせなかったように思う。

 名残惜しい「カルロス5世城」だったが11時にタクシーを呼び、一旦、サン・セバスティアンのバスターミナルへ行く。途中、サン・セバスティアン空港というローカルな空港があったが、1日のフライト数が少ないらしい。
 サン・セバスティアンへ入るときはビルバオ空港からサン・セバスティアンのバスターミナルへ来たが、こんどはビルバオ市内行のバスに乗り込む。雨は降り続いている。

  約1時間半でビルバオ市内のバスターミナルに着いた。ところがお客さんが降り始めてしばらくして、何故か、バスのドアーが閉まってしまった。運転手が開けようとしていろいろやっているようだが、なかなか開かない。私達老夫婦は先に降りていたのだが、娘たち夫婦は車内に残されている。雨の中、じっと待っていると、ようやくドアが開いて二人が降りてきた。そこから、今宵の宿である「ホテル・カールトン」までタクシーで5分ほどだった。余計なことだが、乗ったタクシーはマツダだった。リーダーがチェックインしているのを待っていると、ロビーでは結婚式が行われていた。
 私たちの部屋はホテルの前のモユア広場に面したバルコニーのある部屋だった。

 ビルバオは人口約35万人。「地球の歩き方」には、ビルバオはビスケー湾に向かって開けたスペイン北部屈指の港湾都市である。かっては鉄鋼、造船の町として栄えたが、20世紀末には重工業の衰退とともに深刻な不況に陥ってしまった。その打開策として打ち出されたのがアートによる都市再生プロジェクトだった。イギリス人建築家、ノーマン・フォスターがデザインした地下鉄の開通を皮切りに、1997年には造船所跡地にグッゲンハイム美術館が完成した。・・・と説明されている。

 一休みして、午後3時半、雨も小降りになったので、「グッゲンハイム美術館」へ行ってみることにする。残念ながら「グッゲンハイム美術館」の近くに駅がないので地下鉄は利用できない。

  「グッゲンハイム美術館」を見終えたのが午後6時半。昼飯を食べていないので腹が減った。今日の夕食はBARしようと決めていた。評判の良い「LA VINA DEL ENSANCHE」が目的だ。しかし、何故か休暇中だった。流行っている店はこんな時期に休暇が取れるのだなと嫌味も言いたくなってしまう。結局、その近くの2軒のバルに入ったが、後で入った「La Olta」というところが良かったので救われた。

245.雨のビダソア川 オンダリビア
朝から雨が降っていた。朝7時半、テラスへ出てみた。昨日まであんなにはっきり見えていたフランスが霞んでいる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/640秒 25mm ISO3200 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
246.小さな装飾
通路の石壁の陰にこんなフィギュア?が置かれていた。古いものなのだろうと思う。Canon PowerShot G7Xでは、暗い時はISO感度が先に上がり、できるだけ速いシャッター・スピードを確保する設定にしておくことが出来る。ISO感度が早く上がりすぎる傾向はあるが、室内の撮影で手振れを少なく撮るには有効な手段である。私の設定では、絞り開放・シャッタースピード1/125秒・ISO3200より光量が少なくなると、シャッタースピードが遅くなっていく。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/100秒 23mm ISO3200 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
247.朝食
朝食は遅くした。食堂は室内と中庭だが、それにしてもこんなに多くの人が宿泊していたとは思わなかった。客室数は36ある。雨が降っているのだが、中庭は自然の光が採り込まれ明るい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/100秒 23mm ISO3200 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
248.ビダソア川を見納め
朝食を終え、もう一度テラスへ。ビダソア川も見納めだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 29mm ISO125 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
249.「パラドール・デ・オンダリビア」との別れ
11時にタクシーを呼んでサン・セバスティアンのバス・ターミナルへ向かう。1泊だけだったけれど、「パラドール・デ・オンダリビア」に泊まることが出来たのは嬉しい。リーダーに感謝。アルマ広場は雨に濡れて、人もいなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
250.サン・セバスティアン バス・ターミナル
20分ほどでサン・セバスティアンのバス・ターミナルに到着した。ここからビルバオ市内のバスターミナルまで約1時間半バスに乗る。結構、バスは混んでいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/400秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きくなります。
251.「ホテル・カールトン」到着
雨の降る中、タクシーをゲットするのに少々苦労したが、5分くらいで、今夜泊まる「ホテル・カールトン」に着いた。ホテルのロビーでは結婚式が行われていた。なかなか格式のあるホテルのようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/500秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
252.バルコニー付きの部屋
部屋に案内された。5階の、新市街の中心地であるモユア広場に面したバルコニーの付いた部屋だ。ちょっと感動した。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先??オートで撮影(? ?f?6.3??? 1/?320秒 18mm ISO?200???? ?)露出補正? ?なし
クリックすると大きくなります。
253.バルコニーからの眺め
バルコニーからは、モユア広場が見下ろせた。正面のやや左に、ロータリーに面して建つ古い建物があった。建物の名前が判らない。頼りになるのは写真だけだ。こういう時に何という建物かを調べるには、Google Map の写真が役に立つ。調べてみると、チャバリ宮殿という。1888年に建てられたフランドル様式の建築物だそうだ。現在はスペイン政府の官庁舎として使用されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 32mm ISO200 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
254.ビルバオ新市街
16時少し前、ホテルを出て、徒歩で「グッゲンハイム美術館」を目指す。今日は8月5日土曜日、雨が小降りになった街路に人影は少ない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2 1/1000秒 10mm ISO400 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
255.「ホテル・カールトン」外観
ちょっと振り返ると、モユア広場の南側に建つ「ホテル・カールトン」があった。5階(日本では6階)の広場に面した真ん中の部屋が、私達が泊まる部屋だ。著名な建築家マニュエル・マリア・スミス設計の建物はビルバオを代表する建造物になっているという。1919年に開業。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 23mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
256.モユア広場ロータリー
道路標識は上に書かれているのがスペイン語で、下はバスク語のようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 12mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
257.人通りの少ない大通り
モユア広場から「グッゲンハイム美術館」に行くメイン・ストリートと思って歩いていたが、人通りが少ない。土曜日の午後、この辺りはオフィス街なのだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 )露出補正 なし
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258.「グッゲンハイム美術館」 「パピー(子犬)」
街を見ながらゆっくり歩いていると、美術館が見えてきた。美術館前にはアメリカ人アーティスト、ジェフ・クーンズの作品「パピー(子犬)」が置かれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 29mm ISO200 )露出補正 なし
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259.「グッゲンハイム美術館」 入り口広場
「地球の歩き方」には、「ニューヨークに本部をおくグッゲンハイム美術館の分館として、1997年に開館。かって造船所のあった川岸にそびえる前衛的な建物は、アメリカの建築家フランク・O・ゲーリーによるもの。光を反射して刻々と変化する外観は、それ自体が芸術作品と言える。」と説明されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 15mm ISO125 )露出補正 なし
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260.「グッゲンハイム美術館」 入場口
外に50人くらいの待ち行列が出来ていた。さらに中に入って入場券を購入すのに50人近くが並んでいる。パンフレットが置いてあったが、日本語はない。入場料は娘たち夫婦は?16/人、私達シニアは?9/人だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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261.「グッゲンハイム美術館 」展示 「The Matter of Time」
wikipediaによれば、「グッゲンハイム美術館」の展示は、グッゲンハイム財団の現代美術コレクションの中から選ばれた作品に加え、長さ102メートルにも及ぶリチャード・セラの「The Matter of Time」「Snake」など、サイト・スペシフィックな(場所特定的な)大規模な作品や現代芸術家のインスタレーションや、バスク人芸術家の作品などを特徴としている。上の階では企画展が開催されていた。企画展では、ポール・シニャック の点描画や、 アンディー・ウォーホール のマリリン・モンローの150の顔、そして多数のロートレックスの絵が印象に残っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/200秒 13mm ISO3200 )露出補正 なし
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262.「グッゲンハイム美術館」 3階吹き抜け
階上では企画展が開催されるが、この時は、「美術展: パリ、世紀末: シニャック、ルドン、トゥールーズ - ロートレックとその時代。 11月17日まで」が開催されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1000 )露出補正 なし
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263.「グッゲンハイム美術館」からの眺め
グッゲンハイム美術館の向こう側(北側)にはビルバオ川が流れている。この建物は何だろうと思って、帰国してからネットで調べてみた。結局よく分からなかったが、「Residensia Siervas de Jesus」ということは判った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 31mm ISO320 )露出補正 なし
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264.ビルバオ・トラム
ビルバオにはビルバオ川に沿ってトラムが走っていた。2002年の開業だそうだが、なかなかスマートな車体だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 26mm ISO250 )露出補正 なし
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265.蜘蛛の彫刻 -1
午後6時、美術館の外に出て、美術館のうしろのビルバオ川の河岸を歩く。フランス人彫刻家で長い間ニューヨークに居住していたルイーズ・ブルジョアの蜘蛛シリーズ、「ママン」の彫刻が目をひく。ドライアイスだろうか、白い霧が演出されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37m ISO125 ) 露出補正 なし
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266.蜘蛛の彫刻 -2
近くへ行って蜘蛛の彫刻を見る。足が8本なので蛸ではないかという人がいたが、蜘蛛だ。蛸も蜘蛛も足は8本だ。あまり、じっくりと見ているひとはいない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 )露出補正 なし
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267.ラッピングされたトラム
ビルバオ川の河岸から市の中心に向かう。さっき見たトラムがここを通っていた。さっきの車体に施されていたのとは、また違うラッピングが施されていた。子供のころからの乗り物好きは、こういう光景に目がない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 )露出補正 なし
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268.BAR「LA VINA DEL ENSANCHE」
そろそろお腹が空いてきた。ホテルの近くまで戻るとBARなども多い。「スペイン・バスク 美味しいバル案内」で、絶品の生ハムがそろう歴史あるバルと紹介されている「LA VINA DEL ENSANCHE」に行きたかった。私はコッパ(豚の後頭部から背の部位)の生ハムを是非食べたいと思っていた。まだ、空いているころだろうと思って店の前まで行ってみる。ところが、なんと休暇中の紙が貼ってあるではないか。残念。しかし、このかき入れ時に休暇とは、さすが稼いでいる店は違うなと思わせた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 15mm ISO2500 )露出補正 なし
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269.「La Olla」
この界隈にはBARやレストランが多い。少し歩いて、1軒のバルに入るがそこはあまりよくなかった。入れなかった「LA VINA DEL ENSANCHE」のすぐ隣に「La Olla」という感じの良さそうな店があった。BARというよりレストランだ。入ることにする。小雨が降っているが、外の席に陣取った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/125秒 15mm ISO640 ) 露出補正 なし
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270.「LA VINA DEL ENSANCHE」は人気店
「La Olla」のテラス席より、隣の.「LA VINA DEL ENSANCHE」が良く見える。8時近くなると次から次とお客さんが店の前に来ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/125秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
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271.ホテルに戻る
外のテントの下で食べた「La Olla」は意外とよかった。我々が座った後、席は満席になった。小雨が降る中、ホテルに戻る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/160秒 24mm ISO3200 )露出補正 なし
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272.夜のチャバリ宮殿
バルコニーからモユア広場を眺める。チャバリ宮殿もささやかにライトアップアされていた。ここには、1995年に開業したビルバオ地下鉄の駅がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/80秒 21mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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