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2011年8月19日

隠居の京都:五山送り火など


下鴨納涼古本まつり;クリックすると大きな写真になります 盆休みで帰ってきていた京都下鴨神社近くに住む娘を送りがてら、五山の送り火を見ようかということになった。下鴨神社あたりからは、五山の送り火を見物できるスポットの出町柳近くの三角州や賀茂川の土手などが近い。送り火最初の左大文字の点火は夜の八時ということで時間があったので、その日が最終日という【下鴨納涼古本まつり】に出かけてみた。糺の森に京都・大阪・奈良・滋賀・岡山の40の古書店が出店しており、文庫・雑誌から学術書・美術書まで約80万冊の古本が並んでいるということだ。森の中といっても、蒸し暑いなかを一軒づつ覗いてみた。最終日の店じまい近くだったので、あまりゆっくりというわけにはいかなかったが、それぞれ陳列している書物は店ごとに特徴があった。秋にも、知恩寺で古本市があるようだ。それ目当てに、京都に来るのもいいかもしれない。

 近くのレストランで早めの食事をして、7時半ころ混雑が予想されるという出町柳近くの三角州近くに出かけてみた。混雑は予想以上であった。三角州には、立錐の余地もないほど人が溢れ、車両の通行止めになっている高野川にかかる河合橋は大勢の警察官が、"立ち止まらないであるいてください。"と声をからしていた。
 左大文字の送り火を見ながら、河合橋から高野川の東側の道路を御蔭橋まで歩いて上がった。御蔭橋の上からは、松ヶ崎東山の【法】がよく見える。高野川の西堤の遊歩道を、【法】の送り火を見ながら、蓼倉(たでくら)橋まで歩いてみた。人は多いが、河合橋ほどのことはない。送り火をすべてみられるところは、なかなか無いようだ。
河合橋西詰の混雑河合橋から左大文字;クリックすると大きな写真になります左大文字;クリックすると大きな写真になります御蔭橋から【法】;クリックすると大きな写真になります
河合橋西詰の混雑
2011/8/16 Nikon D90
ΣAPO50-500mm 50mm
(35mm相当 75mm)
ISO3200 1/8s F4.5
河合橋から左大文字
2011/8/16 Nikon D90
ΣAPO50-500mm 50mm
(35mm相当 75mm)
ISO3200 1/20s F4.5
左大文字
2011/8/16 Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO3200 1/15s F6.3
御蔭橋から【法】
2011/8/16 Nikon D90
ΣAPO50-500mm 78mm
(35mm相当 117mm)
ISO3200 1/4s F5.0


 翌朝、日の出とともに下鴨神社の糺の森を抜けて、高野川西堤を河合橋から蓼倉橋の上の方まで散策してみた。昨夜の喧騒とは打って変わって、犬の散歩をするひとやジョギングをするひとなどいつもの朝に戻っているようだった。川には、アオサギ・コサギ・ダイサギなどのサギ類とカルガモ・セグロセキレイなどが餌を求めていた。
セグロセキレイ;クリックすると大きな写真になりますコサギとダイサギ;クリックすると大きな写真になりますダイサギが小魚をキャッチ;クリックすると大きな写真になりますハグロトンボの交尾;クリックすると大きな写真になります
セグロセキレイ:高野川
2011/8/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO2800 1/750s F6.3
トリミング
コサギとダイサギ:高野川
2011/8/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO1800 1/750s F6.3
トリミング
ダイサギが小魚をキャッチ:高野川
2011/8/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO1800 1/750s F6.3
トリミング
ハグロトンボの交尾:高野川
2011/8/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO1800 1/750s F6.3
トリミング


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2007年8月18日

五山送り火:左大文字撮影失敗の巻

 娘の単身マンション・ベランダから五山の送り火(mapを参照がよく見えると大家さんが勧めるので、16日夕方から出かけることにした。この送り火は、NHKが総合TVで特集を組んでいるので録画をセットしておいた。
クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 昼間でも左大文字は火床になっている部分が「大」の字で見える。その方向に向かって安物の頼りない三脚をセットした。夕食を近くのリーズナブルで美味しい中華料理店で済ませ、8時を待った。2007年8月16日、京都に向かう車の社外気温計が40度を超えていたほど熱かったので、陽が沈んでも9階のベランダは風もなく蒸し蒸しする。近くのマンションのベランダにも人影が見える。8時に点火される右大文字は、大きなビルディングの陰になって見えない。8時15分頃、左大文字、舟形あたりが明るくなった。NikonD70にTAMRON25-300mmをつけて、いっぱいに伸ばし露出時間で3秒(あとで分かったのだが13秒だった)を設定した。ファインダーを覗くが、雲台が良くないのでいい構図が決められない。それに、手前の立命館大学の教室と思われる照明が邪魔だ。京都タワーも照明を落とすというのに、大学は無頓着なんだろうか。右隣の舟形も間にビルが入って舟形の底部分が切れる。四条通の西の方に、ビルの間から鳥居形の一部が見えるが、これは撮影できない。京都市の景観条例も住んでいない人間は大賛成だ。
 翌日、堺に帰ってNHKの放送録画を見た。どうやら、5つの送り火全てを見る場所はないようだ。写真撮影のスポットは鴨川べりとか広沢池がいいようだが、すごい人出のようなのでカメラを担いではちょっと行く気がしない。
京都・奈良私的観光地図に掲載