2010年7月29日

隠居の京都:迎賓館見学


 京都御苑にある京都御所の隣に京都迎賓館がある。京都御所は宮内庁の管轄で、迎賓館は内閣府の管轄だという。ちなみに、京都御苑は環境省の管轄らしい。
 京都の伝統工芸の匠たちの技術の粋を集めた建物ということで、建築家の端くれである娘が行きたがっていたのであるが、新聞公募による抽選では家内と私の組みがあたってしまった。
 本人確認やセキュリティ・チェックも厳しく、見学の注意書きには、写真は禁止区域外では撮ってもいいが、ブログには載せないでくれとある。それでも、平成17年4月に開館し、その年の公募で見学された方のページには写真入りで詳しく載っている。ブログはだめで、ブログでないページならいいということなのだろうか。昨年行った人のブログにも写真があるので、一応禁止しているが大目に見ているのかもしれない。コンプライアンス意識は高い方と思っているので、今回は写真を割愛しようとおもう。

御所のけもの道 猛暑のためか御苑内にある中立売駐車場はガラガラである。太陽がギラギラと照りつける御所土塀横の広い砂利道を5~6分歩いていく。この砂利道が、なかなか歩きにくい。だれもそうなのか、砂利の少ないけもの道のような細い白い道が続いている。自転車も、そのけもの道をやってくるので、行き違いにはどちらかが砂利の方に避けなければならない。

 迎賓館は、中庭的な池の周りに、各国首脳級クラスの客人をもてなす広間が六つある。見学できたのは、そのうちの三つである。【夕映えの間】という大広間には、【圓通寺】での借景にも似た【比叡月映】という綴れ織が壁面を飾っている。反対の西面を飾っているのは、この部屋の名前の由来となっている【愛宕夕照】と名付けられた同じような大きな綴れ織である。
 【藤の間】は多人数の洋式のパーティー用らしい。使用する洋食器が、白いテーブルクロスの上に陳列されていた。
 【桐の間】は、和式の宴会ができるようになっている。56畳の和室には12mの長さの漆塗りテーブルが中央にあり、背中に桐の紋が入った座椅子に座ると掘りごたつのように足を伸ばせるようになっている。その和室には、お供の人たちが控える茶室のような部屋がついている。
京都迎賓館で使われる箸;クリックすると大きな写真になります この広間から玄関に向かうのには、庭園となっている池の中央にかかる【廓橋】を通って行く。池には、千万円以上すると思われる(価値はよくわかりませんが)錦鯉がたくさん泳いでいる。その鯉の子供と思われる稚魚は、鴨川あたりから飛んでくるサギに狙われているとボランティアと思われる高齢の女性が説明してくれた。
 帰り際に、土産で販売していた外国人を和食でもてなすときの箸を求めた。竹で作られたこの箸は指で握りやすいように竹がねじってある。実際に使ってみると非常にものをつまみやすい。これなら、箸に慣れない海外の方も使えるであろう。

とらやの宇治金時;クリックするとおおきくなります 見学を終えたあと娘と落ち合い、羊羹で有名な【虎や】へ、かき氷に涼を求めた。御所蛤御門のすぐ近くにある。いい年の男性が一人で大盛りの宇治金時を楽しんでいるのにはびっくりした。



2010年6月 6日

隠居、平城京跡を訪ねる

 平城遷都1300年祭ということで、平城京跡がTV にいろいろと取り上げられている。古い歴史について素養がないので、TV で騒ぐほどもう一ついく気にはならなかったが、天気もいいし特別なフェアもなさそうでそんなに混まないと思い、話のタネに行ってみることにした。

 ネットでの案内で、5月10日~8月19日、8月28日~10月8日の期間は、平城宮跡会場駐車場は一般の方も利用できるとあるので、カーナビに朱雀門近くの駐車場をセットした。第二阪奈道路(トンネル)を通れば、45分ほどで着くと表示される。ところが早めに曲がってしまったらしく、駐車場にたどりつけない。地図を見るとイトーヨーカ堂が近くにある。ここに、駐車することにした。平城遷都1300年祭用の駐車場案内より、イトーヨーカ堂への駐車案内の方がわかりやすい。だが、実際に駐めてみると大極殿は、はるか向こうに見える。

東院庭園;クリックすると大きな写真になります東院;クリックすると大きな写真になります とおりすがりの老人に、大極殿への行き方を尋ねると、親切に教えてくれた。田んぼの中のあぜ道を辿れば東院庭園にでるので、そこから少し距離はあるが歩けばよいという。それを見ていた他の老人が、その道ではややこしいから、国道から行けという。みなさん、親切である。田の中のあぜ道も面白いので、そちらから行くことにした。
 田植えの真最中の田んぼでは、ケリがけたたましく鳴いている。この東院は 1967年に発掘され、その後に再建されたらしい。TV で見る限りの平城京跡は緑の少ないだだっ広い場所との印象であったが、この東院庭園は緑と池があり心安らいだ。だが、最近に人工的に造られたとの感はぬぐえない。

ハートフルカート;クリックすると大きな写真になります 休憩所で、高速道路に乗る前に求めてきたサンドイッチを頬張った。よくみるとこの休憩所は、ハートフルカートの乗り場になっている。ボランティアらしき係員に尋ねてみると大極殿に行くカートがまもなく到着し、空きもあるという。歩くより遅いハートフルカートに大極殿の前庭まで乗せてもらった。途中、葦の生えている湿地を過ごしていくが、あの特徴のあるオオヨシキリのさえずりが聞こえてくる。かなり生息しているようだ。ヒバリもあちらこちらに姿がみえる。毎日の野鳥撮影が、こんな場所にきても影響しているようだ。

大極殿;クリックすると大きな写真になります大極殿の十二支犬;クリックすると大きな写真になります 大極殿前の広場は、わずかに芝生があるものの喉がカラカラになるような白っぽい平地が広がっている。確かに大きい。奈良の新しい名所になるかもしれないが、やっぱり緑に囲まれた東大寺あたりの方が奈良らしく思う。
 大極殿の高い天井近くに十二支の動物が描かれている。写真は犬だろうか。

 帰りは朱雀門から大宮通り⇒国道24号をたどってイトーヨーカ堂に帰ってきた。夕食の材料を少し買い駐車料をただにした。1000円以上買うと4時間無料で駐車できることがわかった。大宮通から入れた平城宮跡の駐車場は、1000円である。 

2010年5月16日

隠居の葵祭見物

 毎年5月15日に行われる葵祭は、今年は土曜日である。天気も良さそうである。夏になったので狭い1K に住む娘が、冬用品を預かって欲しいというのを理由に出かけることにした。

 近畿自動車道と京滋バイパスがつながったので、交通量の多い名神高速道路をバイパスすることできるようになり京都に行くのも楽になった。土曜日も仕事をするという娘から荷物を受け取り、下鴨神社と上賀茂神社の間に位置する京都府立植物園の駐車場に車を置くことにした。どこに駐めても駐車料金の高い京都市内ながら、ここでは 800円で1日駐めておける。10時過ぎに着くと90%くらい埋まっていたが、すぐに駐めることができた。天気が良いし、土曜日でもあるので植物園の入場者がもちろん多いのだろうが、私たちのような使い方をしている方もいるだろう。

 葵祭の行列は、御所を10:30に出て、下鴨神社には11:40には着く予定のようだ。植物園から初夏の賀茂川の流れを楽しみながら、小一時間歩いた。気温22℃、湿度35% と快適である。賀茂川から離れて下鴨神社に近づくにつれて、行列の着く30分ほど前というのにいろいろな国の言葉を話す人々が列を作るようになった。神社の境内に入ると、見物にいいと思われる場所は、有料(¥3000らしい)の席で占められていて、券がないものは溝で隔てられた木々の間からの観覧である。幸い、うっそうとした新緑の楠や楓のおかげで、ぶ厚い落ち葉の絨毯上の木陰である。予定より少し遅れて、行列は有料観覧席の間の木立の中を過ぎていった。

 植物園に帰る途中、賀茂川の河原にある石のベンチに腰をかけて、高速に乗る前に 7-11 で求めたおにぎりを頬張った。ちょうど昼時、下鴨神社近くの食堂やコンビニには、人が溢れていた。
 京都府立植物園は、60歳以上は無料である。ただし、免許書のように証明するものが必要であるが、家内は何もない。200円払っていた。歳をとったら、健康保険証のような身分証明を持ち歩いた方がいいのかもしれない。『きょうと子育て応援パスポート』というのを持っていると小学生までの子どもとその保護者は無料らしい。道理で、子どもがたくさん遊んでいる。
 『ハンカチの木』という珍しいらしい花が桜園の前に咲いていた。野鳥がいないかと期待したが、シジュウカラくらいしかいなかった。ブラジル・ツツジの花に、モンキアゲハStudio YAMAKO 蝶の写真集参照)が吸蜜に来ているのを家内が見つけた。ウツギと思われる花でもアオスジアゲハが吸蜜していた。

 娘と約束していた夕食まで時間があったので、北山出口から植物園を出て北山通りと賀茂川が交わるあたりの喫茶店でお茶をした。マスターの話では、賀茂川の西堤をもうすぐ葵祭の行列がさしかかるはずだという。 人をかき分けて、北山大橋西詰の交差点で、もう終わりかけの上賀茂神社に向かう行列を見た。交差点で警察官が北山通りの通行を一時的に止めて、行列を通していた。おかげで、北山通りは大渋滞である。

 中途半端ではあるが、これで京都の三大祭りを見物することができた。三つの祭りの中では、祇園祭が泉州のだんじりとおなじように地区々々で山と鉾を出すせいか、京都のおひとは一番力が入っているように思われた。
 この日、娘の住まいの近くにある梛ノ宮神社では、子どもを主体としたお祭りのようで、四条通の歩道には屋台がずーっと並んでいた。京都では、あまり名前の知られない祭りがいっぱいあるようだ。京都市内に住まいするのはそれなりの覚悟が必要のようだ。まあ、娘が京都に住まないとこんな経験はなかったにちがいない。せいぜい長生きしたいものだと思っている。

下鴨神社有料観覧席;クリックすると大きな写真になります葵祭風流傘;クリックすると大きな写真になります葵祭斎王代;クリックすると大きな写真になります牛車:賀茂川西堤;クリックすると大きな写真になります
ハンカチの木の花;クリックすると大きな写真になりますウツギにアオスジアゲハ;クリックすると大きな写真になりますブラジル・ツツジにモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります梛ノ宮神社のお祭り御輿;クリックすると大きな写真になります

2010年4月 8日

隠居の花見:死ぬまでに吉野の桜を楽しんだ

 埼玉から用事で大阪に出てくる友人が、死ぬまでに一度は見たい吉野の桜といわれるように吉野に行ってみたいというので、つき合うことにした。こちらも、吉野の桜は、車で一度行ったきりで、余りの混雑に這々の体で帰ってきた思い出があるだけである。

 今回は、近鉄阿部野橋から特急で1時間20分ほど乗り、吉野の駅から歩くことにした。奈良大和高田に住むカメラマニアの仲間の一人が、いい写真を撮りたいと朝早く先に行って、様子を探ってくれた。
 その情報によれば、駅から如意輪寺までバスで上がって、中の千本、下の千本を楽しみながら歩いて下りてくるのがいいのではないかという。途中に昼食できる食堂も沢山あるという。(地図)

 晴天で風もなく、歩くと汗ばむほどの天気である。吉野の桜は、いわゆるヤマザクラ(シロヤマザクラ)であり、日本の象徴とされた桜でもある。如意輪寺から急な谷をくだって五郎兵衛茶屋を経て急な坂を登ると、中の千本・上の千本が見晴らせる丘に出る。

葛きり:八十吉;クリックすると大きな写真になります ここから、吉野駅に向かって土産物屋や食堂がつながる道路を下っていく。ちょうど昼時分となったので、中の一軒(坂本屋らしい)に入って、葛うどんを食べた。柿の葉ずしが2個ついている。座敷から眺望できる桜の谷が、なによりもご馳走である。
 同行した仲間の一人が、昔来たときに食した葛きりが美味しい店(八十吉)を思い出した。しばらく待たされたが、同じようにテラスの席から中千本を眺めながら、甘い黒蜜をつけて喉にすべりこませたきしめん状の葛は、少々疲れた体に格別に美味だった。

 蔵王堂を経て、下千本を見ながら、七曲がり坂を下りてくると吉野駅である。駅前の土産物屋で買った草餅は、なかなか好評であった。

如意輪寺近くから見た中千本;クリックすると大きな写真になります中の千本:見晴らし台から;クリックすると大きな写真になります上千本:見晴らし台から;クリックすると大きな写真になります下千本:七曲坂から;クリックすると大きな写真になります
如意輪寺近くから見た中千本中の千本:見晴らし台から上千本:見晴らし台から下千本:七曲坂から
 

2010年4月 7日

隠居の花見:大阪城

 4月5日月曜日、大阪城に近いKKR ホテルで秋に行うパーティの打ち合わせがあった。大阪城公園では、あちらこちらの桜が満開である。平日だというのに、折からの陽気に誘われてたくさんの人がそれぞれ花を楽しんでいた。

 打ち合わせ後、大手門から桜門を通って、天守閣近辺までブラブラと歩いた。この時期、西の丸公園は、有料である。天守閣近くの広場では、大道芸人が声をからしていた。
 天守閣広場から望める西の丸公園では、夜桜とライトアップされた天守閣を眺めながら宴をするのか、あちらこちらにブルーシートが広げられていた。
 カメラは、コンデジの Canon IXY900IS しか持ってきていないが、桜見に大阪城には来ることはないので、記録に残した。

大手門芝生広場から大手門近く;クリックすると大きな写真になります天守閣入り口付近天守閣広場から西丸公園を望む
大手門芝生広場から大手門近く天守閣入り口付近天守閣広場から西丸公園を望む


隠居の花見:京都洛東、野村別邸あたり

 4月4日日曜日、京都の1K で生活している娘に差し入れを持って行くとという口実で、頼まれて京都に花見に行くことにした。3月20日に一般国道1号バイパスである有料の第二京阪道路が開通したので、このルートを走ってみるのも一つの目的である。

 日曜でもあり、京都の桜は満開だというので大混雑が予想された。近畿自動車道の門真あたりからつながる第二京阪道路は、渋滞がよく発生する名神高速道路の吹田や京都南をバイパスできるので、ストレスが少なくてよい。いつもより、10分ほどはやく8時半頃到着するとすぐその足で、市営岡崎グランド地下駐車場に向かった。幸い、その時間では、すぐに地下駐車場に滑り込むことができた。

 京都市動物園横の疎水には、桜を下から見上げる遊覧船が出ている。これに乗ろうとしたが、整理券が出ていて乗船できるのは午后2時過ぎになるという。諦めて、南禅寺あたりを歩いてみることにした。

 南禅寺永観堂にも桜はあるが、ここらあたりは紅葉の時節に訪れるところであろう。ただ、娘によれば紅葉の永観堂は、ラッシュアワーの電車みたいでゆっくりできないらしい。
 昨年の春に求めた 月刊「京都」2007年4月号に、この岡崎界隈にある野村別邸の桜が綺麗とあったので、瀟洒な邸宅(別荘)を巡った。野村財閥をつくりあげた野村徳七の別邸とあって見事な枝垂れ桜が満開であった。

 昼自分になって、家内と娘がいったことのある平安神宮近くの娘の知り合いが設計したといううどん屋「おかきた」に行くことにした。いつも行列ができるらしいが、11時半ぐらいにいったのに、その日も30分ほどまちであった。となりのうどん屋の方が、行列は長かったが。注文したてんぷらとじうどんは、いいだし(出汁)が京風の細うどんにからんで美味であった。

 食事のあと、右京の方にも行ってみたかったが、このような日は車で動くのは得策ではない。混雑が予想されたが、哲学の道を通って銀閣寺まで行くことにした。桜は見事であるが、予想通り、人、人、人であった。うんざりして、大豊神社あたりまでいって、人気の少ない道を引っ返した。食事したうどん屋のとなりの大安で、酒の肴にいつも求める 細ごぼうたまり醤油漬 を買って駐車場に。早めの夕食をいつもの中華料理店で軽くすませ、来た道で引っ返すと、阪神高速京都線上鳥羽入り口までの市内はすこし混雑したが、あとはスイスイと帰ってきた。
動物園横の疎水;クリックすると大きな写真になります永観堂の桜;クリックすると大きな写真になります永観堂、楓の新緑;クリックすると大きな写真になります野村別邸のしだれ桜;クリックすると大きな写真になります
動物園横の疎水永観堂の桜永観堂、楓の新緑野村別邸のしだれ桜
哲学の道での桜;クリックすると大きな写真になりますミツマタの花と桜:哲学の道;クリックすると大きな写真になりますお屋敷の枝垂れ桜;クリックすると大きな写真になりますてんぷらとじうどん;クリックすると大きな写真になります
哲学の道での桜ミツマタの花と桜:哲学の道お屋敷の枝垂れ桜てんぷらとじうどん:かわきた




2010年3月16日

伊豆温泉旅行

 まだ仕事をしている頃にお世話になった情報システム関連のユーザー会の役員が懇親旅行をされるときに、声をかけてくださる。今回は、伊豆高原にある会員制別荘に出かけるというので、参加させてもらった。総勢20名である。

 伊豆急踊り子でオオカンザクラが満開の伊豆高原駅に着き、そこで10人乗りの大型レンタカー2台に分乗した。昼食は、城ヶ崎海岸近くの「ぼら納屋」で摂った。前線の影響か強風が吹いていたが、空は晴れている。海岸沿いには、遊歩道がもうけられており、城ヶ崎海岸まで、散策できる。
オオカンザクラで吸蜜するシジュカラ:クリックすると大きな写真になりますぼら納屋:クリックすると大きな写真になります城ヶ崎海岸:クリックすると大きな写真になりますエナガ:城ヶ崎海岸;クリックすると大きな写真になります


 宿は別荘といっても、眼下の相模灘に浮かぶ大島が眺望できる豪華マンションである。露天風呂がついた大浴場やプールもある。メンバーの一人がそこの会員である。

 別荘だから、食事は自炊である。ところが20名もいると、料理を得意とする男性が2人や3人はいるものだ。地元のショッピング・モールの鮮魚店で求めた金目鯛やアジなどを煮付けやたたき・刺身にしてくれた。美味しさについついアルコールがすすんだ。

 翌日風も収まった。皆さんが温泉やプールを楽しんでいる間、近くを散策してみることにした。野鳥が目当てである。NikonD70についているレンズは、18-200mmといささかこころもとないが、昨日伊豆高原駅近くで撮ったシジュウカラやコガラもそうであるが警戒心が少ないのか、側まで近寄らせてくれた。

 大室山にリフトで登る予定であったが、延期になっていた山焼きが本日行われるということで登れない。年に一回の山焼きが見られるとはタイミングがいいと車を走らせたが、駐車場に入る車の大渋滞に出会い、車を駐めることもできなかった。大室山に登れば、富士山も見えるかと期待したが、それもかなわなかった。
 そのまま予定していた世界に唯一つという「猫博物館」へ。猫って、これだけ種類がいるのかと感心したが、多くの来館者に撫でられる猫たちは、ストレスでがっくりしているようだった。

 温泉旅行の締めくくりに、日帰り赤沢温泉で食事を兼ねて入浴した。崖の上に設けられた浴場からは、相模灘が一望できる。日の光を顔に浴びながら、露天風呂に寝っ転がっていると時間を忘れそうである。
相模灘:大島を望む:クリックすると大きな写真になりますシジュウカラ:伊豆高原:クリックすると大きな写真になりますコゲラ:伊豆高原;クリックすると大きな写真になります.JPG砂遊びをする子どもたち:クリックすると大きな写真になります

2010年1月 4日

隠居の京都:新春の伏見酒蔵あたり

 正月3日、休みの渋滞もそれほどでもない感じなので、京都に帰る娘を送りがてら行ったことのない伏見稲荷へ初詣にいってみることにした。カーナビの指示通り車を走らせると、名神高速の京都南第2出口を出たあたりから渋滞である。国道24号線沿いにみつけた小綺麗なうどんやで腹ごしらえをして、神社へ向かうと駐車場待ちの車が大渋滞している。整理をしているガードマンに聞くと、無料駐車場はどこも満員という。このときとばかり僅かな空き地を駐車場にしている民間の有料駐車場は、2時間で 2,000 円もとるという。特別、伏見稲荷でないといけないわけではないし、初詣は昨日、例年家族で行く泉北ニュータウンの櫻井神社にお詣りした。

 というわけで、初詣の後に行こうと思っていた伏見の酒蔵あたりを散策してみることにした。カーナビにセットしたのは、月桂冠大倉記念館である。ここなら駐車場もありそうだ。同じ伏見区でも、伏見稲荷からは5km以上も離れている。少し、道を間違いながらウロウロしていると、黄桜酒造の " Kappa Country " というミュージアムに出くわした。駐車場も空いており、無料だ。ここに車を置かせてもらって、坂本龍馬で有名な寺田屋や濠川という運河のような川沿いの白壁に板張りの酒蔵などがある歴史を感じる町並みをぶらついた。
 残念ながら月桂冠大倉記念館と寺田屋は休館だったが、雑踏の初詣よりはずっといい正月になった。だが、大河ドラマで龍馬が取り上げられているので、京都でも比較的静かと思われるこのあたりも、賑やかになるちがいない。家内は、濠川に浮かぶ十石舟に乗りに来たいといっているが。
寺田屋:クリックすると大きな写真になります濠川沿いにある酒蔵:クリックすると大きな写真になります濠川から酒造を見る:クリックすると大きな写真になります和菓子の木型:クリックすると大きな写真になります

  " Kappa Country "の売店で特別栽培米「山田錦」使用純米酒「坤滴」という文字に引かれて、一升瓶を求めた。駐車場代と思えば安いものだ。
 その駐車場の通りを隔てた斜め前に 古びた小さな和菓子屋があった。和菓子の木型や正月用の色鮮やかな落雁が並んでいる傍らで酒饅頭を売っていた。娘の狭い住まいで食すると酒が匂って上手かった。

2009年12月 1日

隠居の大阪散歩:御堂筋のイチョウを楽しむ

 大阪堂島で大学時代に学外で一緒にボランティアをした同期の仲間と早めの忘年会を兼ねた食事会をした。歳をとると夜よりも昼間の方集まりやすい。
 天気もいいので、地下鉄御堂筋線の本町から堂島まで、ブラブラ歩いてみた。朝のニュースで、イチョウの黄葉が見頃と報じていた。
 確かに、本町の駅を上がると、澄み切った青空に黄色いイチョウが眩しい。これなら重たくてもイチデジを持ってくるべきであったが、残念ながらコンデジの CanonIXY900IS しか持っていない。熟年の人たちが、イチデジでさかんにシャッターを切っていた。
 勤めていた頃には毎年見慣れた風景だったが、サンデー毎日の身で眺めてみると御堂筋の秋もなかなか趣がある。勤めていた会社の社長や会長の社葬を手伝った北御堂や結婚式を挙げたガスビルも色づいたイチョウで黄色く染まっている。
 祭り(神農祭)が終わったのに、まだ片づけずにおいてある道修町の入り口にぶら下げられた虎の看板も、イチョウの黄色に負けている。

 ちょうど昼時、オフィスレディたちが、淀屋橋から肥後橋に至る中之島緑道の紅葉の下で昼食を摂っていた。その横のフェスティバル・ホールは再建築のため取り壊されている。渡辺橋からの景色は、この改築期間中しか見られない風景だろう。
 食事の後、大阪城まで天満橋の八軒屋浜から「水都大阪2009」のときにも乗った水上バスに乗った。秋の日はつるべ落とし、着いたときには日が暮れてしまった。
本町あたり:クリックすると大きな写真になります北御堂:クリックすると大きな写真になりますガスビル:クリックすると大きな写真になります神農祭の看板:クリックすると大きな写真になります
中之島緑道:クリックすると大きな写真になりますフェスティバル・ホールのない風景:クリックすると大きな写真になります水陸両用車:クリックすると大きな写真になります大阪城:クリックすると大きな写真になります


2009年11月23日

隠居の旅:宍道湖あたりをドライブする

 3年あまり家内と泊まりがけの旅をしていなかったので、勤労感謝の日を含む連休前に、思い立って宍道湖あたりに一泊でドライブしてみることにした。家内は、NHK の朝ドラ「だんだん」の舞台となった宍道湖や出雲大社と日本一の庭園と言われる足立美術館が目当てである。
 私は、宍道湖・中海にある野鳥公園でのデジスコによる野鳥撮影が目当てである。

雪化粧した大山:クリックすると大きな写真になります 11月19日早朝に出発したが、中国自動車道の福崎と山崎の間で、追突火災による死亡事故が起き通行止めとなった。仕方なく、福崎から播但自動車道で姫路方向に下り、山陽自動車道・播磨自動車道を経由して佐用から中国道と迂回した。おそらく40分ほどロスであった。それでも、米子に近づくにつれて、米子道から見える紅葉した山裾の向こうに雪化粧した伯耆富士大山が秋の旅気分を盛り上げてくれた。

 行き先は細かくは決めていなかったが、私は中海にある米子水鳥公園宍道湖グリーンパークには是非立ち寄りたかった。宿泊先を宍道湖温泉に決めてからネットサーチしていると島根県が発行している探鳥マップがあることが分かった。ページに出ている島根県自然環境課のアドレスに送って欲しいとメールすると、しばらくすると親切に、その「探鳥マップ」と「しまねの自然 お宝MAP」を郵送してくれた。郵送料は、県が持ってくれるという。今回のドライブは、この地図が多いに役立った。(澤井さん、ありがとうございました。)

 境港の小さな食堂で海鮮丼の昼食を食べて、弓ヶ浜から中海の東岸にある米子水鳥公園へ行ってみた。ちょうど、地元の小学校の子どもたちが観察会をしている最中であった。子どもたちが引き揚げると、学芸員は親切にあれこれと教えてくれた。
 近くにカワセミが留まったり、500mぐらい先にある中州にマガンの群れに混じってオオハクチョウや非常に珍しいクロツラヘラサギがいることを教えてくれたが、残念ながらページに載せられるような写真は撮れなかった。ここの野鳥観察施設はガラス越しに見るように作られている。それで、デジスコもそのガラスを通して焦点を合わすことになる。近くの鳥は何とかなるが、技術のせいもあると思うが遠くの鳥はぼけてしまう。
 近くの州には、オナガガモの集団が羽根を休めていたり、一匹のメスを5~6匹の雄が取り囲んで泳いでいたりしている。採餌場(島根県安来市の水田地帯へ行って落ち穂や草の根を食べるらしい)へ行かなかった数羽のコハクチョウもその側にいる。
米子水鳥公園での写真サムネイル
コハクチョウ:クリックすると大きな写真になりますオナガガモ:♀を追いかける♂たち:クリックすると大きな写真になりますマガンの群れ:沖の州:クリックすると大きな写真になりますキンクロハジロ?:クリックすると大きな写真になります


宍道湖の夕日:クリックすると大きな写真になります 中海の東岸から大根島を通って、松江中心街にちかい宍道湖北岸にある宿の宍道湖温泉に向かった。湖岸を走る道からは、カモの類が沢山泳いでいるのが見られた。宍道湖畔にある旅館の前にもカモが浮かんでいる。
 この場所に宿をとった楽しみの一つは、宍道湖の夕日を見ることである。雲が多くてきれいな夕日は望めそうになかったが、幸いにも雲の切れ目から赤い夕日が湖の向こうに沈んでいった。5時前である。湖岸の風で冷えた体を透き通った温泉で温めた。至福のときである。

しじみ漁:クリックすると大きな写真になります  翌朝8時前に旅館から見える湖面を見るとしじみ漁をすると思われる小舟が5艘ほど集まってきた。双眼鏡で見てみると、どうやら鋤簾(じょれん)を水中につけているだけで実際の漁はしていないようだ。旅館街に向けたショーではないかと思われた。その証拠に、宍道湖西端にある宍道湖グリーンパークに向けて湖岸を走っていると、しじみ採りの舟がでており、実際には舟の間隔がもっとあいており、さかんに鋤簾を動かしていた。

 宍道湖グリーンパークのガラガラの駐車場横の田んぼに、コハクチョウが餌を啄んでいる。家に帰って調べてみると、周辺農家の方の協力で稲刈り後、冬期に水を張っているようだ。残った落ち穂や二番穂が、マガンやコハクチョウなどの食べ物となっているとのことである。
 このコハクチョウの採餌をデジスコでの動画で撮ってみた。初めてである。Sony DSC300 での動画は、CanonIXY とは異なって MPEG ファイルで保存されるが、CanonIXY での AVIファイルと同じように Microsoft の Movie Maker で編集できる。

 野鳥観察舎からは、何羽かのカモとアオサギ・コサギが観られるだけであった。観察舎から外に出たところの芝生にセグロセキレイがチョコチョコと動き回っていた。湖の土手を歩いていくと橋の欄干に大きな鳥が留まっている。逆光で上手く撮れなかったが、どうやらチュウヒのようである。(再度確認してみると トビ ではないかと思われる)帰り道にあるカワセミの営巣実験場にある池にカワセミが飛んできていないかと期待したが、現れなかった。
 そのかわり、センダンの木の近くで、スズメ大の小鳥が飛び回っている。これだけ動くとデジスコでは難しい。首にぶら下げていた Nikkor28-200mm をつけたNikonD70で撮った。帰って確認すると全身が写った写真はなかったがジョウビタキのようである。

 今回の探鳥旅行では、初めて見た野鳥が多かったが、全てをきれいな写真にすることはできなかった。だが、来た甲斐があったというものだ。デジスコセットをかついで歩けるぐらいの元気なうちに、季節を変えてまた来たいと思う。

宍道湖グリーンパークでの写真サムネイル
クリックするとVideoをダウンロードしますセグロセキレイ:クリックすると大きな写真になりますトビ?:クリックすると大きな写真になりますジョウビダキ?:クリックすると大きな写真になります
コハクチョウの採餌
デジスコによる動画
セグロセキレイ
デジスコ
チュウヒ?
デジスコ
ジョウビダキ?
Picasa での合成写真
Nikkor200mm


出雲大社にてゴビウスにある水槽:クリックすると大きな写真になります このグリーンパークにあるゴビウスという宍道湖自然館(ゴビウスとはハゼなど小さな魚をあらわすラテン語だそうだ)を見学して、そんなに遠くない出雲大社に車を走らせることにした。出雲大社駐車場近くで昼食に名物の出雲そばを食して、参拝した。本殿は平成の大遷宮ということで、修復が行われており参拝できない。まだ、嫁に行かない娘のためにと家内は縁結びのお守りを求めていた。

 5時まで開いているという足立美術館に急いだ。まだ工事が続いている高速道路仕様の山陰道は、カーナビに情報が不足しており、少し道に迷ったりしながら、着いたのは3時過ぎであった。観光バスがいっぱい駐まっている。よく手入れの行き届いた枯山水などの庭はたしかにきれいだが、これだけ人が多いと興ざめである。京都の古い寺などの庭の方が落ち着いていいと思うが、昨今紅葉の季節は京も "たくさんのおひとがきてはる" らしい。
足立美術館の紅葉:クリックすると大きな写真になります枯山水の庭:3枚の合成写真:クリックすると大きな写真になります足立美術館の紅葉:クリックすると大きな写真になります


 翌日は連休初日の土曜日で、0時過ぎまで中国道上におれば、1000円ルールが効くが、夜では時間の潰しようがない。早々に大阪に引き揚げてきた。