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2018年3月 5日

足立区生物園 SONY RX10 M4 試し撮り 後編 2月27日

初めて使ったSONY RX10 ?だったが、まずまず気に入ってしまった。合焦が早いのは気持ちがよい。望遠端(35mm版換算600mm)でも被写体から72cmまで近づけて、マクロレンズで撮るような画が得られる。その望遠端での撮影倍率は0.49倍(35?版換算)と十分だ。また、100mm?150mmくらいの焦点距離にしておくと、マクロレンズのような感覚で撮れる。広角端はレンズ先端から3cmまで近寄れる。
 はじめはプログラムオートで撮り始めたが、シャッタースピード1/250秒では望遠端ではちょっと手振れをしてしまうので、シャッタースピード優先で1/500秒に切り替えた。これでよさそうだ。1/500秒で光量が不足するとISO感度が上がっていくが、この日の撮影では全く問題なかった。
 難点は少々大きいこと。今愛用しているNIKON D5300 よりもほんの少しだけど大きく感じる。P610に比べるとはるかに大きくて重い。ちなみにNikonのD5300にTAMRON 90mmマクロを付けた場合の重さは930gだが、RX10 M4は1050gある。しかし、このRX10 M4 1台で済ませられるのなら耐えられる。実際にフィールドに出て撮るのが楽しみである。

;クリックすると大きな写真になります。 18.コノハチョウ -5
  眼にピントが合うと締まった写真になると思う。望遠端220mmで1m以内に近づいて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.オオゴマダラ -1
オオゴマダラは大温室の中で無数に飛んでいる。これは150mmくらいの焦点距離で撮った。マクロレンズで撮るのと同じような感覚で撮れる。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影( f4 1/500秒 155mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.コノマチョウのペア
とまっていたコノマチョウに、もう1頭コノマチョウが飛んできて求愛を始めた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影( f4 1/500秒 164mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 21.保育園の子供たち
大温室に入った10時半ごろには、複数の幼稚園の子供たちが、それぞれ保育士さんたちに引率されて、嬌声を挙げながら見学していた。11時半ごろになるとその幼稚園の子供たちの数も少なくなった。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影( f3.2 1/500秒 14mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 22.シロオビアゲハ -1
すごく小さなシロオビアゲハだ。低温期だからか?この♂も尾状突起がないが、この温室で飛んでいる黒いアゲハたちは、みな破損していて、特に尾状突起はとれてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 97mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 23.スジグロカバマダラ -3
スジグロカバマダラは比較的きれいな個体が多かった。これは♂。プログラムオートで絞りは開放のままシャッタースピードが速くなった。焦点距離が長い場合はシャッタースピードを速くして適正露出にしていくようだ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/320秒 220mm ISO100 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 24.シロオビアゲハ -2
比較的きれいなシロオビアゲハだったが、やはり尾状突起はない。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.クロアゲハ
このクロアゲハも大きく破損している。大温室の中に鳥はいないと思うので、温室内の網や植栽などに接触して破損するのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/250秒 220mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 26.オオゴマダラ -2 
オオゴマダラには申し訳けないが、撮影にあまり積極的になれない。どこのチョウ園でも定番になっていて、数も多く放たれている。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 38mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 27.シロオビアゲハ -3
これはベニモン型シロオビアゲハの♀だ。近づいて広角端で撮影。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 28.ヒメアサギマダラ -4
ヒメアサギマダラはこの花にも来る。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 45mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 29.ヤエヤマカラスアゲハ -1
きれいなヤエヤマカラスアゲハを撮りたかったが、どの個体も破損している。トリミングして傷を隠した。プログラムオートでは、望遠端で撮ると、シャッタースピードは1/250秒を維持してISO感度が上がる。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 30. ヤエヤマカラスアゲハ -2
被写体ブレをしてしまっているが、ヤエヤマカラスアゲハの表が撮れた。トリミングしている。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 220mm ISO120 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 31.ツマベニチョウ
マルチ測光の場合、シロチョウ科のチョウを撮るときはマイナス露出補正をしなくてはならない。この写真は露出補正なしで撮ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 32.シロオビアゲハ求愛中
葉の上にとまる♀に対し、♂は何度もアプローチするが成就することはなかった。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 33.コノハチョウ -6
きれいな個体が撮りやすいところに止まってくれた。焦点距離を短くして近寄って撮る。満足できるショットだった。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 37mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 34.ヒメアサギマダラ -5
また、ムラサキカッコウアザミが咲くところでヒメアサギマダラを撮った。このチョウは初めて見るチョウだったので興味があった。裏面もきれいだが、表も良い。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 129mm ISO250 ) 露出補正 なし


2018年3月 3日

足立区生物園 SONY RX10 M4 試し撮り 前編 2月27日

昨年10月に発売された SONY RX10 ? (RX10 M4) に興味を持った。35mm版換算で24mm?600mmのZEISSのズームレンズ付きコンパクトカメラだ。カメラ雑誌を見ていて、「世界最速の高速AF」というのが印象的だった。撮像素子の大きさは1.0型で、APS-Cよりは小さいが、今使っているP610よりは良い画が期待できる。インターネットでユーザーの評価をみるとなかなか良いようだ。SONYのα7やα6500、NIKONのD650、D7500やフルサイズのD750なども検討してみた。 デジイチについては、α7およびα6500は現在の手持ちのレンズのこともあり、すくなくとも、もうしばらくはNIKONを愛用しようと思う。D500、D7500、あるいはフルサイズのD750については次回にしようということで、コンパクトカメラとしては少々高価ではあったが、SONYのRX10 M4の購入を決めた。
 2月末に入手し、さっそく、 試し撮りがしたくなった。以前にも2度ほど行ったことがある足立区生物園へ行き、大きな温室に飛ぶチョウを撮ってみることにする。

;クリックすると大きな写真になります。 1.「チョウの大温室」入口
足立区生物園 は 1F、2Fの屋内展示と屋外展示場からなる。 屋外展示場にはふれあいコーナーがあり、様々な動物に触れることが出来きる。チョウの大温室は1F2F吹き抜けとなっている。この入り口から温室の中に入るのだが、この日は大きな屋根から日光がふりそそぎ、温度管理された温室では、チョウたちが元気に飛び回る。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/250秒 18mm ISO100 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.リュウキュウアサギマダラ -1
近くにいるチョウを撮っていく。これはリュウキュウアサギマダラ。焦点距離は220mm、35?版換算では600mmになる。1.5mほど離れて、開帳8cmくらいのチョウをこの大きさで撮れる。以降、特にコメントする場合を除き、すべてトリミングはしていない。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/250秒 220mm ISO100 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ヒメアサギマダラ -1
このチョウはリュウキュウアサギマダラによく似ているが、どうやらヒメアサギマダラのようだ。ピントが2頭の間に合ってしまい、目のピントが甘い。この花の名はよくわからないが、ムラサキカッコウアザミの仲間ではないだろうか。数頭のヒメアサギマダラが群がっていた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.コノハチョウ -1
開帳して10cmくらいの蝶だが、望遠端の220mmでこの大きさに撮った。望遠端で被写体から72cmまで近寄ることができる。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/250秒 220mm ISO160 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.リュウキュウミスジ
コミスジかと思ったが、後翅の白い帯の幅が広いのでリュウキュウミスジと思う。このショットは、シャッタースピード優先にして、1/500秒で撮った。広角端にして撮ったので望遠側よりピントが合わせやすく、手振れも気にしなくてよい。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影( f2.5 1/500秒 9mm ISO250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.スジグロカバマダラ -1
望遠端近くで撮影。1/500秒で手振れもなく、ピントもシャープに撮れた。以降、シャッター優先オート1/500秒で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影( f2.5 1/500秒 203mm ISO250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.リュウキュウムラサキ
少し擦れてしまっている。望遠端220mmで撮った。1/500秒にして手振れはないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 220mm ISO500 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.コノハチョウ -2
比較的きれいなコノハチョウがいた。ISOが640になっているが全く問題ないと思う。背景のボケも悪くない。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 220mm ISO640 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ヒメアサギマダラ -2
再びさっきのムラサキカッコウアザミらしき花のところへ戻ってきて、ヒメアサギマダラを撮った。カメラを仰角に構えなくてはならないので、カメラの動きを抑えるのが難しいが、よく止まってピントもシャープに撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 129mm ISO1250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.コノハチョウ -3
温室の中にはコノハチョウが多くいた。手振れを恐れてシャッタースピード優先で撮っているが、よさそうだ。開放で光量が足りないとISO感度が上がる。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 201mm ISO640 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.リュウキュウアサギマダラ -2
2.の写真よりはシャープに撮れた。右前翅や後翅の破損状態をみると、同じ個体だったようだ。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 220mm ISO250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.ヒメアサギマダラ -3
ひと房のムラサキカッコウアザミに3頭のヒメアサギマダラが群がっている。リュウキュウアサギマダラはこの仲間には入ってこない。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 129mm ISO800 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.ナガサキアゲハ
黒いアゲハは、クロアゲハ、カラスアゲハ(ヤエヤマカラスアゲハ?)、シロオビアゲハと、このナガサキアゲハがいたが、多くは後翅をが破損した個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 220mm ISO250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.スジグロカバマダラ -2
少し離れたところから望遠端で撮った。ピントはシャープで、ぶれもなさそうだ。背景のボケもいいと思う。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 220mm ISO320 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.コノハチョウ -4
コノハチョウが木にとまった。焦点距離9mm(35mm版換算24mm)の広角端で近づいて撮った。背景をもう少しはっきりさせたいときは、絞りリングでf8くらいまで絞るとよいのか?

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.リュウキュウヒメジャノメ -1
このチョウは2015年に石垣島へ行ったときに多く見た。ファインダーを覗いて、ピントを合わせたいところにフレームを当てると、さっと気持ちよく、ピントが合う。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 220mm ISO500 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17. リュウキュウヒメジャノメ -2
16.とは違う個体だ。ズームを125mmくらいの焦点距離にすると、いつも使っているマクロレンズと同じような感覚で撮影できた。

SONY Cyber-shot RX10 ? f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 125mm ISO200 )露出補正 なし


2016年6月 1日

足立区生物園(2) 大温室に舞う蝶たち 4月30日

この日の目的はもちろん、ツシマウラボシシジミだったが、それ以外にも多くの蝶が飛んでいた。この日ここで撮影した蝶は、ツシマウラボシシジミを含めて、20種以上に及んだ。先日、多摩動物公園の昆虫生態園で撮った蝶は10種ほどだったことを考えると、なかなかである。特に、コノハチョウや、ウスイロコノマチョウのように他の昆虫園では余り見ない蝶も飛んでいた。
 擦れてしまっている個体も多かったが、被写体にはこと欠かない。子供たちに混ざって、2時間余り撮影を楽しんだ。ここは素晴らしい蝶の生態園である。
 撮影した蝶を種別に載せる。

;クリックすると大きな写真になります。 12.足立区生物園
連休で天気も良く、11時ごろには生物園の中も、若いお父さん、お母さんに連れて来られた小さな子供さんでいっぱいになった。入口で写真をとる親子連れ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f3.5 1/640秒 5mm ISO100? ) ?  ?? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.大温室で飛んでいる蝶
生物園大温室の中に入ると、「大温室のチョウたち」というパネルがあった。キアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、リュウキュウムラサキ、コミスジ、ツマグロヒョウモンを除き撮影してきた。ただ、パネルにあるカラスアゲハの学名が Papilio bianor となっているが、それはヤエマカラスアゲハだ。しかし、このパネルの写真はミヤマカラスアゲハのようであり、温室でもカラスアゲハとともにミヤマカラスアゲハも見た。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f3.8 1/800秒 7mm ISO100? ) ?  ?? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.アゲハ -1
温室では多くのアゲハが飛んでいた。これは♂のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.アゲハ -2
これは♀のようだ。ランタナには多くの蝶が集まる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.アサギマダラ
園内で見かけたアサギマダラはこの1頭のみだった。♀だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.イシガケチョウ
イシガケチョウは数頭飛んでいたが、擦れている個体が多い。擦れていないのを選んで撮影した。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.ウスイロコノマチョウ
隅っこの薄暗いところに見慣れぬチョうがいた。ウスイロコノマチョウのようだ。きれいな個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.オオゴマダラ -1
何処の生態園でもオオゴマダラは多い。姿が大きいし、数も多いのでとても目立つ。子供たちが追いかけている。交尾中だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.2 1/1000秒 13mm ISO640) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.オオゴマダラ -2
涼しいところで羽を休めていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f4 1/125秒 9mm ISO400? ) ?  ?? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 21.オオゴマダラ -3
オオゴマダラはどの生態園でもこのように数頭がまとまってフアフアと飛んでいる光景が見られる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 22.オオゴマダラ -4
これも交尾シーンだ。フィールドでこのような場面に出会うと嬉しいのだが。オオゴマダラは翅の色や斑紋で雌雄の区別は難しい。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 23.オオゴマダラ -5
お父さんの手にたくさんのオオゴマダラが寄ってきた。汗を吸いに来たのだろう。お嬢ちゃんの手にも乗っている。とても可愛らしい女の子だったので、ぼかしを入れたくなかったのだが・・・

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 24.カバタテハ
1頭しか見かけなかった。もちろん南西諸島にしかいないが、以前は迷蝶だったそうだ。私は2005年に竹富島で見つけ写真も撮ってきた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 25.カラスアゲハ
擦れてはいるが破損は少ない♂だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 26.キタキチョウ、あるいはミナミキチョウ
キタかミナミかどちらかわからない。多分、ミナミキチョウだろう。タイワンキチョウではなさそうだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 27.クロアゲハ -1
この個体は♂のようだ。この花は蝶が好んで吸蜜する。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 28.クロアゲハ -2
これも♂だ。前の写真と同じ個体だったかもしれない。今、フィールドでもクロアゲハの春型が飛んでいる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 29.クロアゲハ -3
これも♂。前の写真とは違う個体で、尾状突起がとれている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 30.クロテンシロチョウ -1
うす暗く低いところを地味に飛んでいる。しかし、なかなか止まってくれないので撮り難かった。飛翔を狙ったが難しい。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 31.クロテンシロチョウ -2
やっと花に来たところを撮る。この花は南アメリカ原産で、日本では沖縄県南西諸島に生育する帰化植物でチリメンナガボソウ(縮緬長穂草)という。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 32.コノハチョウ -1
温室のほぼ中央の見通しの良い葉の上でテリトリーを張っている。ここでコノハチョウを見られるとは思わなかった。昨年春にこの蝶が撮りたくて石垣島へ行ったが、気温が低く現れてくれなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f3.3 1/200秒 4mm ISO100? ) ?  ?? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 33.コノハチョウ -2
落ち着いて止まっていてくれるので、次にG7Xで撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/1000秒 37mm ISO640) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 34.コノハチョウ -3
次は90mmマクロで撮る。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 35.コノハチョウ -4
少し左に回り込んでみると右側の翅も見ることが出来た。石垣島でこの姿を見たかったのだが。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 36.コノハチョウ -5
少し翅を立てた姿。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 37.コノハチョウ -6
裏面は枯葉のようで、コノハチョウという和名がここにある。1960年発行の琉球切手でコノハチョウが描かれた。木に止まるとき頭を下にする習性があるが、発行時には頭を上にして止まっている裏面が描かれていた。1年後に図柄を改めて再発行されたことで有名だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 38.ジャコウアゲハ 
首に赤いマフラーをしている。ジャコウアゲハの♂だ。左の尾状突起が破損しているので、もっときれいな個体はないかと探したが、ジャコウアゲハはこの1頭のみだった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 39.シロオビアゲハ
チリメンナガボソウで吸蜜するシロオビアゲハの♂。右側の翅は破損している。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 40.スジグロカバマダラ -1
昨年春に石垣島、竹富島へ行った時には、この蝶を見ることが出来なかった。きれいな色のブーゲンビリアの花に来ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/1000秒 37mm ISO640) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 41.スジグロカバマダラ -2
後翅に性標が見えるので♂のようだ。この花は何という花だろうか。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 42.スジグロカバマダラ -3
性標がない。♀のようだ。だいぶ擦れてしまっている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 43.スジグロカバマダラ -4
上、スジグロカバマダラ♂、下、リュウキュウアサギマダラ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 44.タテハモドキ -1
ほとんどのタテハモドキは破損していた。これは比較的きれいな個体の方だ。G7Xの望遠端だが40cm位まで寄れる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/1000秒 37mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 45.タテハモドキ -2
この蝶は昨年の1月にバリ島へ行った時に多く撮影できた。裏面を撮った。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 46.タテハモドキ -3
園内に個体数は多かったが、この個体も擦れてしまっている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 47.タテハモドキ -4
破損は少ないが、この個体も擦れて鱗粉がとれている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 48.ツマベニチョウ -1
昨年、石垣島では見ることが出来なかった。大型のシロチョウ科の蝶で見栄えがする。園内の通路に止まった♀に♂が寄ってくる。♀は交尾拒否の体勢をとる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.2 1/1000秒 13mm ISO400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 49.ツマベニチョウ -2
同じシーンだが日が射してくると色が違ってくる。G7Xの広角端で撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.5 1/1250秒 9mm ISO400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 50.ツマベニチョウ -3
ほとんどの♀は擦れて、破損していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 51.ナガサキアゲハ -1
ナガサキアゲハもきれいな個体はいなかった。比較的きれいだった♂。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 52.ベニモンアゲハ -1
この蝶は10年前に那覇の末広公園で左後翅が破損した1頭を撮影しただけだ。本土にはいない憧れの蝶だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 53.ベニモンアゲハ -2
♀のようだ。残念ながら左側の尾状突起がない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 54.ベニモンアゲハ -3
この花はホコバテキキンザクラ(鉾葉提琴桜)というようだ。グアム島のゴルフ場でこの花にマルバネルリマダラが集まっていたのを思い出す。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 55.ベニモンアゲハ -4
ベニモンアゲハの多くはこの花に寄ってくる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 56.ベニモンアゲハ -5
これも♀のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 57.ベニモンアゲハ -6
これはとてもきれいな個体だった。チリメンナガボソウで吸蜜する。♂に違いない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 58.ベニモンアゲハ -7
これはこの日撮ったベニモンアゲハで最も美しい個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 59.ミヤマカラスアゲハ
後翅裏面の白い帯ははっきり見えないが、どう見ても私にはミヤマカラスアゲハに見える。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 60.リュウキュウアサギマダラ -1
この蝶は、昨年、気温が低くて蝶が少なかった竹富島でも、観察することが出来た。これは裏面。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 61.リュウキュウアサギマダラ -2
ブーゲンビリアで吸蜜するきれいな♂。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 62.リュウキュウアサギマダラ -3
ランタナで開翅して吸蜜する♀。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 63.リュウキュウヒメジャノメ -1
この蝶も昆虫園ではほとんど見ることのない蝶だ。南西諸島では普通種で、昨年3月に石垣島を訪れた時にも多く出会うことが出来た。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2 1/1000秒 9mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 64.リュウキュウヒメジャノメ -2
2頭が向かい合って、会話をしているように見える。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO1100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 65.リュウキュウヒメジャノメ -3
本土にもヒメジャノメ、コジャノメといった近縁種はいるが、裏面の白帯の太さや形で容易に識別できる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし


2016年5月27日

足立区生物園(1) ツシマウラボシシジミを観察 4月30日

何の協力もできていないが、私が入会している「日本チョウ類保全協会」の会員向けメールで、足立区生物園にてツシマウラボシシジミの羽化した♀をすべて交配させることが出来たので、♂の成虫を温室に放し、一般公開する。連休前半くらいまでは観察できると思う。・・・とのお知らせをいただいた。
  是非、観察したいと神奈川から東京を南から北へ走り、竹ノ塚近くにある足立区生物園へ出かけた。
  10時ごろ足立区生物園に入園した。受付で撮影の許可をいただいた。ツシマウラボシシジミは♂3頭が放たれているという。温室に入ると先に来られていた同好の方がおられた。伺ってみるとまだ、ツシマウラボシシジミには会っていないという。ややしばらくして「いましたよ」とお声をかけていただいた。
 飛んでいるところを上から見ると青紫色の表翅が輝いて美しい。しかし、止まった時は翅を開いてくれない。
 他の蝶も撮りながら小一時間たったころ、もう一人同好の方が来られていた。チラチラと青紫色を輝かせながら飛んでいるツシマウラボシシジミの飛翔写真をコンデジで試みられておられるが、なかなか難しいようだ。そのツシマウラボシシジミは私が最初に見た個体とは違うようで、静止すると翅を半分開いてくれる。しかし、飛んでいるときのような美しい青紫色には見えず、まるでウラゴマダラシジミのようなくすんだ青になってしまう。なぜだろう。
 昼過ぎに温室を出て、飼育室を見に行った。ツシマウラボシシジミの♀を飼育室の外からガラス越しに撮影した。
絶滅の危機に瀕したツシマウラボシシジミを保護され、保全されていることに敬意を表する次第である。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ツシマウラボシシジミ -1
先に来られていた同好の方から「いましたよ」と声をかけていただいた。高いところをチラチラと忙しそうに飛んでいる。思ったより小さい蝶だ。やっと、目の高さの葉に止まってくれた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f3.3 1/160秒 4mm ISO100? ) ?  ?? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ツシマウラボシシジミ -2
良いところに止まってくれた。しかし、オートフォーカスでなかなか合焦しない。仕方なくマニュアルで焦点を合わせる。ツシマウラボシシジミは長崎県の対馬にしか生息しない。しかも国内でもっとも絶滅の危機にある蝶という。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ツシマウラボシシジミ -3
同じ個体だが、少し擦れてきている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ツシマウラボシシジミ -4
近年、シカの増加による低い位置にある植生が減ってきている。食草のヌスビトハギ類もシカが食べてしまう。また、杉林が放置され、枝が伸びてしまい陽が差し込まず、林が暗くなってしまい植物が生えにくくなっているという状況に起因しているようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ツシマウラボシシジミ -5
11時20分になった。目の前の葉に止まったツシマウラボシシジミが少し翅を開いてくれた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ツシマウラボシシジミ -6
もっと開いてくれるのではないかと、じっと待つがなかなか開翅が進まない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ツシマウラボシシジミ -7
時間は12時10分。もうひとかた、同好の方が、コンデジでツシマウラボシシジミ飛翔シーンを狙っておられた。さっきのと違う個体のようだ。止まってしばらくすると翅を開いてくれたが、これ以上は開かない。しかし、飛んでいるとの鮮やかな青紫色ではなく、まるでウラゴマダラシジミのような灰色がかった青だ。生態園の中に放たれているのは♂ということだが。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ツシマウラボシシジミ -8
やっとここまで開いてくれた。それにしても鮮やかな青紫には輝いてくれない。♀ではないかと疑いたくなる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ツシマウラボシシジミ -9
飛んでいるときのように翅が打ち下ろされないと青紫色には輝かないのだろうか。同じ個体が飛んでいるところを見ると確かに鮮やかな青紫色が見えたのだが。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.飼育室のパネル
最後に飼育室を見学に行った。飼育室の前には、日本固有種のツシマウラボシシジミの危機についてわかりやすく説明されたパネルが掲げられていた。それによると、2013年8月、足立区生物園では日本チョウ類保全協会と連携し、試験的な繁殖実験が開始され、初めての交尾、採卵に成功した。2014年4月、環境省から正式に足立区生物園にツマウラボシシジミの生息域外保全への協力要請があり、保全活動が行われている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f4 1/60秒 8mm ISO1600? ) ?  ?? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.ツシマウラボシシジミ 飼育室の♀
飼育室のガラス越しではあったが♀の写真を撮らせていただいた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO1600 ) 露出補正 なし


2015年2月17日

足立区生物園と西新井大師(1) 2月10日 まず、足立区生物園へ


 寒い日が続き、数日、家の中に引きこもっていたが、この日は快晴となったので、更新したマイカーを動かし、足立区の竹ノ塚の近くにある足立区生物園へ行ってきた。足立区生物園のことは、昨年暮れに新宿御苑で開催されていた日本チョウ類保全協会の展示会で知った。

  横浜からは、東京都の端にある足立区は少々遠かった。加えて首都高で事故があり、渋滞し、自宅から2時間近くかかってしまった。どんなところかとても興味があったが、蝶が放たれた温室があるほか、ネコザメ、ピラルクーなどの魚、ニホンイモリ、アオダイショウなどの爬虫類、両生類やモルモットなど小さな動物が飼育されている。

  まず、蝶の飼育室へ寄った。今日、羽化したナガサキアゲハが箱に入れられ、午後から放蝶されるのを待っている。飼育担当の方と少し、話もできた。
 12時少し前から、40分?50分ほど蝶の舞う大温室にいて、写真を撮って外に出ると、乾いた冷たい外気が気持ちよかった。 大温室で撮った蝶は後でご覧いただく。

1.元淵公園
足立区生物園に隣接して元淵公園がある。むしろ、元淵公園の中に足立区生物園があるといったほうが良い。気温も上がってきて、暖かな冬の日となった。公園の池では釣り人が竿を投じている。足立の池や水路に昔からいたヤリタナゴ、モツゴ、タロモコ、ナマズ、ドジョウ、マブナ、ヘラブナ、マゴイ、スジエビ、カラスガイ、タニシといった生き物が放たれていると立札に書かれていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 70mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.足立区生物園入り口
コンクリートの入り口をくぐって中に入ると、大温室のほか、小動物たちとのふれあいコーナーや、いくつかの展示室がある。70歳以上は入園料が無料だった。都民ではないのに恐縮である。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 23mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.チョウの飼育室
中に入ると蝶の飼育室があった。係りのかたとお話しすることができた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 32mm ISO5600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.今日羽化したチョウ
午後3時30分になるとこの日に羽化した蝶が大温室に放蝶されるとのことだ。チョウの飼育室の前に、今日羽化したチョウとして、ナガサキアゲハが箱に入れられ、スタンバイしていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 30mm ISO3600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.大温室へのアプローチ
この扉を出て左へ行くと大温室の入り口がある。右側の扉を外に出るとフィールドになっていて、子供たちが小動物たちと触れ合える場所になっている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 38mm ISO4500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.モルモットたちとのふれあい
ちょうどこの時、モルモットとのふれあいタイムだった。急ぐこともないので、まず、右側の扉を出てみる。飼育係のお嬢さんが数匹のモルモットを小屋から連れ出してきて、子供たちに触れさせていた。白いウサギを抱いていた係りの女性に「写真撮ってもいいですか」とお断りして、撮らせていただいた。笑顔がチャーミングな、健康的な人だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 40mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.大温室に入る
冷たい外気から、湿った暖かい空気の大温室の中に入った。大温室は上下2階の構造になっていて、思ったより広い。多摩動物園の昆虫生態園と比べても見劣りしない。シンガポールのチャンギ国際空港内にあるバタフライ・ガーデンにも似ていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.大温室の蝶たち
大温室に放たれている蝶たちが示されていた。今日はコノハチョウやツマベニチョウには会えなかった。やはりオオゴマダラが目立つ。東南アジアで見られる蝶のほか、アゲハ、アオスジアゲハ、クロアゲハといった、このあたりでも生息している蝶もいる。アゲハは春型で小さくてとてもきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 27mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.展示物
蝶に関する展示も多い。蝶に親しめるように工夫されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 27mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.天井の蝶
多摩動物園の昆虫生態園は俯瞰すると建物全体が蝶の形をしていて、入り口にはオオムラサキをタイルで描いた床があり、それがステンレスの柱に映るという演出がされている。ここは、それほどまではいかないが、天井にステンドグラス様の大きな蝶の飾りがあった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 18mm ISO3600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.大きな金魚の水槽 -1
江戸時代創業の老舗「金魚の吉田」から寄贈された大水槽(横5.5m、深さ2.3m、奥行き2.7m)があった。1200匹の金魚が泳いでいる。きれいだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 18mm ISO2200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.大きな金魚の水槽 -2
少し、近づいてみる。光の採り方も工夫されていて、金魚たちが輝いて見える。金魚鉢で泳ぐ金魚しか知らない者には一見の価値はあると思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 24mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。