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2022年1月12日

師走の浅草界隈 12月3日

昨年の暮れも近くなった12月3日、学生時代の友人から、浅草でフグを食べようと誘いを受けた。学生時代から、いや、生まれもそうかもしれないが、向島に住む友人から、一昨年(2020年)のコロナの第一波が収まりを見せた7月6日に、土用も近いので鰻を食べようとお誘いを受け、浅草の操業220年という老舗のうなぎ屋「やっこ」で3人で会食をした。今回も、その向島の友人から嬉しいお誘いがあり、3人での会食だった。
 浅草は浅草寺の向こう側にある国際通りに近い「三浦屋」という昭和38年創業の老舗のふぐ料理の店だった。夕方5時集合ということだったので、30分ほど前に浅草について、宵の近づく仲見世通りから浅草寺の境内を抜けて、スマホ片手に「三浦屋」に向けて歩いた。
 浅草には何度か行ったことはあるが、浅草寺の向こう側を歩くのは初めてである。下町の風情が残る通りは印象深かった。友人が予約してくれた「三浦屋」さんも、また、来たいと思うほど良い店だった。ひれ酒の味が忘れられない。
 浅草寺のことを改めて知るために、インタネットで検索してみた。記述は浅草寺のホームページから引用させていただいている部分がある。

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夕暮れ迫る浅草寺境内 2021年12月3日

001_211203004a X800 浅草 G7X.jpg 1.雷門から仲見世商店街を見る
一昨年7月に来たときは観光客は少なかったが、この日は、コロナ以前には及ばないにしても、そこそこ人が戻ってきたように思えた。浅草寺のホームページによれば、雷門は浅草寺の総門であり、正式名称は「風雷神門」という。その創建年代は詳らかではないが、平公雅が天慶5年(942)に堂塔伽藍を一新した際、総門を駒形に建立したと伝わる。風雷神門の名は、風神と雷神を門の左右に奉安していることに由来する。総門が現在地に移ったのは鎌倉時代以降のことで、移築の際に風神、雷神を安置したとも考えられている。(後略)と記されている。幕末の慶応元年(1865)、浅草田原町からの失火により雷門まで延焼してしまったが、この慶応の焼失より実に95年間も雷門は再建されなかったそうだ。現在の門は、昭和35年(1960)に松下電器産業(現パナソニック)社長・松下幸之助氏の寄進により、再建されたとのこと。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO400 ) 露出補正 なし
002_211203012 X800 浅草G7X.jpg 2.仲見世商店街 -1
5時15分前、夕暮れが迫る仲見世商店街の灯かりが優しい。お正月の飾り付けがされていた。仲見世は浅草寺の表参道である。雷門から宝蔵門まで長さ約250mにわたって、参道の両側に朱塗りの店舗が並ぶ。日本で最も古い商店街の仲見世という名は、浅草広小路(現在の雷門通り)あたりに並ぶ店と浅草寺観音堂前に並ぶ店との中間、つまり「中店」ということからこの名で呼ばれるようになったともいわれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO2000 ) 露出補正 なし
003_211203013 X800 浅草G7X.jpg 3.仲見世商店街 -2
何店かシャッターが閉まっている店もあったが、賑やかである。仲見世は、明治になり、浅草寺の土地が政府に没収されるとともに、仲見世も東京府の管轄に置かれた。そして明治18年(1885)に煉瓦造りの洋風の建物に一新される。文明開化の香りに満ちたこの仲見世は、大正12年(1923)の関東大震災で壊滅したが、同14年に鉄筋コンクリート造り、朱塗りの商店街に生まれ変わる。そして、昭和20年(1945)の東京大空襲で外構えを残して焼け落ちたが、戦後に補修して現在の姿となったそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO1250 ) 露出補正 なし
004_211203014 X800 浅草 G7X.jpg 4.伝法院通り
江戸時代中期に建てられた浅草寺の本坊である伝法院の門前に立ち並ぶ商店街で、仲見世通りを東西に横切る形で約300mに数十軒の店舗が並ぶ。写真は仲見世から浅草寺に向かって伝法院通りの左(西)側を見たところである。2014年頃から伝法院通りの西側「伝法院通り商栄会」32店舗が台東区から区道上に建っているとして立ち退きを求められていることが報じられた。2021年5月、営業継続への賛同を求めて署名活動が行われ、1万1千余名から署名が集まり、8月30日、区に提出された。しかし12月、区は退去を求めて提訴する事を議会で決定。事態は法廷闘争にもつれ込むことになったそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO1600 ) 露出補正 なし
005_211203022 X800 浅草 G7X.jpg 5.平和地蔵尊
仲見世通りを宝蔵院通りを過ぎて20~30m進んだ右側に、平和地蔵尊があった。「平和地蔵尊由来記」として、「第二次世界大戰はその規模においても、その被害についても、まことに甚大であった。ことに昭和20年3月10日の大空襲には、この附近一帯は横死者の屍が累として山をなし、その血潮は川となって流れた その惨状はこの世の姿ではない。これ等の戦争犠牲者の霊を慰めることこそ世界平和建設の基となるものである。 ここに平和地蔵尊を祭り、その悲願を祈るため、昭和24年4月こゝに安置された次第である。」と石に彫られていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/400秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_211203028 X800 浅草 G7X.jpg 6.母子地蔵
平和地蔵尊から宝蔵門への右側に母子地蔵があった。お母さんはとてもやさしい顔をされている。母子地蔵建立の由来として、「第二次世界大戦末期、ソ連参戦で混乱状態となった中国東北部(満州)で逃避行の末、命を落とした日本人は20万人を超えると云われています。酷寒の曠野を逃げ惑う母子が生き別れとなったり飢えや疫病に苦しみながら亡くなるなど、その悲劇は数知れません。犠牲となられた母子の霊を慰め、また、いまだ再会のかなわない親と子の心のよりどころとして、二度と戦争という過ちを繰り返さない事を祈念しつつ、ここに母子地蔵を建立いたしました。1997年4月12日 像のデザインは、ちばてつや氏 題字と碑文は、森田拳次氏」という石碑が建てられていた。私も満州生まれであり、舞鶴へ引き上げてきた。この一角には、ほかにも阿弥陀如来像、 久米平内堂、一番奥に 「濡れ仏」の名で知られる二尊仏があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels<br> プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/400秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし
007_211203030 X800 浅草 G7X.jpg 7.宝蔵門 元版一切経を収蔵する仁王門
浅草寺山門の宝蔵門である。門は初層が五間で、両端の二間には仁王像を奉安し、中央の三間が通行のために開口している。仁王像が安置されていることからもわかるように、この門はもともと仁王門と呼ばれていた。「浅草寺縁起」によれば、平公雅が天慶5年(942年)に武蔵守に補任され、その祈願成就の御礼として仁王門を建立したのが創建という。以来、数度の焼失と再建ののち、徳川家光の寄進により慶安2年(1649年)に落慶した仁王門が、昭和20年まで諸人を迎えていた。昭和20年(1945年)、仁王門は東京大空襲により観音堂・五重塔・経蔵などとともに焼失する。昭和39年(1964年)に大谷重工業社長・大谷米太郎ご夫妻の寄進により、鉄筋コンクリート造り、本瓦葺きで再建された。宝蔵門に収蔵されている経典とは、もとは鎌倉の鶴岡八幡宮に収蔵されてい「元版一切経(国の重要文化財)である。戦災で経蔵は焼失したが「元版一切経」は疎開しており無事だったそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
008_211203031 X800 浅草 G7X.jpg 8.浅草寺本堂
宝蔵門をくぐって正面を見ると平成22年(2010)チタン瓦に葺きかえられた大きな屋根の本堂があった。ご本尊聖観世音菩薩を祀る中心堂宇で観音堂とも呼ばれる。旧堂は慶安2年(1649年)の再建で近世の大型寺院本堂の代表作として国宝(当時)に指定されていたが、昭和20年(1945年)の東京大空襲で焼失した。現在の堂は昭和33年(1958年)に再建されたもので鉄筋コンクリート造である。再建にあたっては、建設資金を捻出するために瓢箪池の敷地(2400坪)が江東楽天地などに売り払われたそうだ。2体の金剛力士像のうち、向かって左(西)の阿形(あぎょう)は仏師・錦戸新観、右(東)の吽形(うんぎょう)像は木彫家・村岡久作の作である。阿形像のモデルは力士の北の湖、吽形像のモデルは明武谷と言われている。(wikipedia参照)

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 なし
009_211203032 X800 浅草 G7X.jpg 9.宝蔵門の大わらじ
宝蔵門を抜けて仲見世方面を眺める。宝蔵門の左右には、高さ 4.5m、幅 1.5m、重さ 500kg、藁は 2,500kg使用するという大わらじがあった。山形県村山市有志より平成30年(2018年)10月奉納された。昭和16年(1941年)の初回以来、8回目のわらじだそうだ。わらじは仁王さまのお力を表し、「この様な大きなわらじを履くものがこの寺を守っているのか」と驚いて魔が去っていくといわれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
010_211203037 X800 浅草 G7X.jpg 10.本堂正面
階段を上がってお参りをした。今回は上がらなかったが、靴を脱いで畳敷の内陣に上がると、その中央にはご本尊を奉安する御宮殿(ごくうでん)があり、その内部にお厨子が安置されているそうだ。浅草寺は東京都内最古の寺である。正式には金龍山浅草寺と号し、観音菩薩を本尊とすることから浅草観音として知られている。元は天台宗に属していたが、昭和25年(1950年)に独立し、聖観音宗の本山となっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/320秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし
011_211203040 X800 浅草 G7X.jpg 11.五重塔
本堂と同様、関東大震災では倒壊しなかったが昭和20年(1945年)の東京大空襲で焼失した。現在の塔は本堂の西側、寛永8年(1631年)に焼失した三重塔の跡伝承地付近(宝蔵門を出て左側)に場所を移して、昭和48年(1973年)に再建されたもので鉄筋コンクリート造、アルミ合金瓦葺き(現在は3色のチタン瓦)、基壇の高さ約5m、塔自体の高さは約48mである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/320秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし
012_211203047 X800 〇浅草 G7X.jpg 12.五重塔とスカイツリー
さて、目的の「三浦屋」さんはここからは北西の方向になると見当をつけ、本堂の前を左(西)へと歩き始めた。少し行って振り返ると、五重塔の左側にスカイツリーが見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/640秒 19mm ISO3200 ) 露出補正 なし
013_211203050 X800 浅草 G7X.jpg 13.木馬館
浅草寺本堂から「奥山おまいりまち」へ歩いて行くと写真のような「木馬館」があった。ここは、篠原演劇企画の「浅草木馬館」という、いわば大衆劇場だ。インタネットを検索していたら興味深いことを知った。ここは昭和52年に開場しているが、その原点は、1907年(明治40年)、昆虫学者名和靖は日露戦争の勝利記念に昆虫館を建設したいと考え、東京市に「昆虫知識普及館」を設立、浅草寺脇の土地を貸与され、「通俗教育昆虫館」名で開館したのが始まりだったそうだ。しかし、すぐに経営に行き詰まり、1918年(大正7年)、根岸吉之助率いる根岸興行部に経営が移ったという。1922年(大正11年)には昆虫の展示は2階部分のみとなり、1階には木馬が設置され、名称も「昆虫木馬館」、ついで「木馬館」となった。1938年(昭和13年)浅草オペラの流行のあとを受け、関西での流行をいち早く浅草(当初、常盤座)に持ってきていた安来節を興行の中心にした常打ち小屋(2階部分)となっている。そして、1977年(昭和52年)7月より、それまで直営していた根岸興行部から篠原演芸場が借り受ける形で、2階部分が大衆演劇の劇場となり現在に至っている。(wikipedia参照)

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
014_211203054 X800 浅草 G7X.jpg 14.「花やしき」
ホッピー通りを北へ歩く。すると、もう閉まってはいたが「浅草花やしき」の裏門?へ出た。この「花やしき」は映画やドラマに良く出てくるが、中に入ったことはない。機会を見つけては行って見たいと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
015_211203068 X800 浅草 三浦屋 G7X.jpg 15.ふぐ料理 浅草「三浦屋」
目的の「三浦屋」さんまで最後の詰めである。スマホに道案内をしてもらい無事、約束の時間より早めについた。フグは江戸庶民に愛され、「ふぐ料理が高級料亭のものでなく、大衆の味であることを確認できます。」と店が云う通り、気楽に、美味しく、楽しめる店だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
016_211203063 X800 浅草 三浦屋 G7X.jpg 16.「三浦屋」さん店内
仲居さんに「写真を撮らせてください」とお許しを得て、店内を撮らせていただいた。多分、お客さんが持ち込んでおられるのだと思うが、記念品など楽しいものが並べられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/250秒 29mm ISO3200 ) 露出補正 なし
017_211203084 X800 〇浅草 G7X.jpg 17.スカイツリー
ふぐ刺し、ふぐちり、そして、ひれ酒等々、美味しく腹いっぱい食べ、久しぶりに会った友人たちとの会話を楽しみ、大満足で「三浦屋」さんを出た。ビールを一杯飲もうということになり、タクシーで吾妻橋の対岸へ渡った。スカイツリーがきれいだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/20秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし
018_211203091 X800 浅草 吾妻橋 G7X.jpg 18,吾妻橋
アサヒビールのビルの22階に上がり、アサヒの生ビールを向島の友人にご馳走になった。2年ぶりの会話が弾む。9時を回ったところでお開きにして、それぞれ帰路につぃた。これから渡る吾妻橋もライティングされている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/200秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
019_211203093 X800 〇浅草 吾妻橋 G7X.jpg 19.吾妻橋からスカイツリーを眺める
隅田川を挟んでスカイツリーと、今、ビールを飲んできたアサヒビールのビルを眺める。帰路、都営浅草線の浅草駅から、京浜急行直結の快速特急に乗ると、横浜まで時間はかからなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/15秒 19mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2015年6月16日

日影沢から城山へ 5月21日


アオバセセリの季節が終わろうとしている。5月の前半に長沼公園へ行こうかと思っていたが、天候と他の予定がかみ合わず、行けなかった。「日本一周鉄道の旅」から戻った翌々日、少し遅いかなと思いつつ日影沢へ出かけた。

マイカーで行ったが、圏央道の高尾インターで降りると近い。ただ、自宅から圏央道に入るのに、海老名まで東名高速で行くのも気が進まない。結局、4月に藤野へ行った時と同じように、16号線の東名入口を通り過ぎて、鵜野森を左折し、北里大学の前を通って、相模原相川インターから圏央道に入った。鵜野森から相模原相川インターまでが一車線の道路で信号が多く渋滞する。


それでも9時半ごろには日影沢のキャンプ場に着いた。毎年歩く道をゆっくりと進む。ところが、アオバセセリが見られる沢にミツバウツギの花が咲いていない。花は終わってしまったのだろうか。残念ながらこの日は本命のアオバセセリには会うことができなかった。


だが収穫もあった。はじめは大きなコミスジだなと思って撮っていたのだが、コミスジとは何か違う。ミスジチョウだった。

ミツバウツギの花が咲いていないので、そこに集まる黒いアゲハたちもいない。サカハチチョウを撮りながらいつも引き返すところを通り過ぎた。時間もまだ早い。城山まで行くことにした。当時小仏城跡と呼んでいた城山には、小学生のころ補虫網を携えてよく来たものだった。登りついて茶店でサイダーを1本飲むのが楽しみだったが、その茶店がまだあった。お店の人は多分お孫さんだと思うが、当時その茶店にいたおばさんと良く似たかたがおられた。「このお店ができて60年~70年経ちますか?」と尋ねたところ、「はい」という返事。つい、「サイダーください」と言ってしまった。

30分~40分、サイダーをラッパ飲みしながら、懐かしかった城山山頂での景色を楽しみ、昼過ぎに、上ってきたのと同じ道を下る。途中、クモガタヒョウモン、アサギマダラなどを撮りながら、日影沢のキャンプ場に着いたのは2時ごろだった。車に戻り、車の中でおにぎりで昼飯にする。

帰りは一般道で町田街道を帰る。国道20号から16号線に出て帰るよりは早かった。


;クリックすると大きな写真になります。 1.越冬したテングチョウ
車を停めて歩きはじめる。気温はあまり上がっておらず、ひんやりとした感じだ。キャンプ場の事務所があるところで、ベンチに座り、少し時間をやり過ごすことにした。そこにテングチョウが飛んできた。見ると大きく破損している越冬した個体だった。もう今年生まれのテングチョウも出ていると思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6 1/400秒 215mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ねこ
事務所の前の切株のベンチで、猫が日向ぼっこをしていた。とても優しい顔をしている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.イチモンジチョウ -1
10時半、そろそろ蝶が活発に活動しはじめる。生まれたばかりのイチモンジチョウがきれいだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.大きなコミスジ・・・いや!ミスジチョウ
実は、はじめはミスジチョウとは気が付かなかった。大きなコミスジだなと思いつつシャッターを切った。なにか違和感があった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/400秒 27mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ミスジチョウ
これはコミスジではなく、ミスジチョウだ。ここで撮れるとは思っていなかったのでわくわくした。しかもきれいな個体である。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.イチモンジチョウ -2
キャンプ場を出発し日影沢を上り始める。新鮮なイチモンジチョウが多い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.サカハチチョウ -1
いつもサカハチチョウが現れるポイントへ来た。現れたサカハチチョウは大分擦れていた。今年は発生が早かったのだろうか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.サルの群れ
上からマウンテンバイクで下りてきた方が「100mほど先にサルがいますから気を付けてください」と声をかけて行った。行ってみると10頭~15頭ほどのサルが左手の斜面にいた。ちょっと気味が悪かったが、刺激を与えないように先に進んだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 72mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.オナガアゲハ♂ -1
毎年、沢沿いに咲くミツバウツギの花がなぜか咲いていない。もう終わったのかと地面を見てみるが、朽ちた花は落ちていない。蕾もないようだ。どうしたのだろうか。これではアオバセセリも来てくれないし、黒いアゲハたちも訪れない。オナガアゲハが梢の葉に止まっていた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.オナガアゲハ♂ -2
前の写真と同じ個体。下から顔と裏面を撮る。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.コジャノメ -1
柔らかい日を浴びて、渋い模様と色に趣がある。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
150615_012.jpg 12.サカハチチョウ -2
この日は、もう少し先に行くと花があるではなかろうかと期待し、いつもUターンするところより先に進んだ。このサカハチチョウはお腹が太いので♀だろうと思う。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.城山山頂
とうとう城山の山頂まで登ってしまった。キャンプ場を出発して、写真を撮りながらの2時間だった。小学生のころ、近所の昆虫少年のお兄さんと、あるいは母と一緒に、何回かここに来たことがある。その頃は、確か小仏城址と呼ばれていたように思う。この茶店は当時もあった。日影沢の林道は昔はもっと細かったように記憶している。多分、山頂のすぐ下にあるNTTの電波中継塔を造るために車が入れるよう広くされたのだと思う。上がってきて、ここでサイダーを1本、ラッパ飲みするのが楽しみだった。いま、茶店は若いご夫婦?でやっていらっしゃったが、奥さんのほうに、昔、この茶店にいらしたおばさんの面影がある。ひょっとしてお孫さんだろうか。ここでサイダーをラッパ飲みしたのは言うまでもない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 8mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.城山からの眺め
山頂付近からは、スカイツリー、新宿副都心や横浜みなとみらいのランドマークタワーが見えた。しかしさすがにかすんで見える。P610を望遠端にズームして撮る。コントラストを整え、見やすいように白黒にして、すこしトリミングした。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/400秒 258mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.ダイミョウセセリ
ダイミョウセセリが飛んできて「撮れ」と言わんばかりに開翅した。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.杉の林
城山から再び日影沢のキャンプ場へ下る。上がってくるときは気が付かなかったが、左手の斜面に良く手入れされた杉林があった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.コミスジ
これは紛れもなくコミスジだ。背と胴に金属光沢がある。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.クモガタヒョウモン裏面
クモガタヒョウモンは城山山頂付近で多く飛んでいたが、なかなか撮らせてくれなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 72mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.クモガタヒョウモン表
前の写真と同じ個体。開翅して吸蜜している。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.アオスジアゲハ -1
城山から日影沢のキャンプ場へ下りる林道の途中には、アオスジアゲハが元気に飛んでいた。レンズを伸ばして撮ったが、手振れ補正がよく効いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6 1/125秒 215mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 21.コジャノメ -2
コジャノメも良く飛んでいた。普段は見向きもしないが、良く見るととても繊細な模様と色だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 22.サカハチチョウ -3
サカハチチョウは♀が多くなっている。♂は破損した個体が多いが、♀はまだきれいだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 23.カラスアゲハ♀ -1
道端の低いところをカラスアゲハが飛んでいる。産卵場所を探しているのだろうか? 後翅内側のブルーがきれいだった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 24.カラスアゲハ -2
低い位置を飛び回っていたが下草の葉で一休み。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 25.アオスジアゲハ -2
キャンプ場の管理事務所のところまで戻ってきた。ハルジオンの花から花へ、アオスジアゲハが舞っていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし
150615_026.jpg 26.今年生まれのテングチョウ
朝には越冬したテングチョウがいたのと同じ場所に、こんどは羽化したばかりと思われるきれいな個体がいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6 1/800秒 215mm ISO100 ) 露出補正 なし


2012年9月27日

スカイツリーをひと回り 9月5日


 9月5日~7日まで、錦糸町駅に近い墨田区総合体育館で関東学生卓球秋季リーグ戦が行われ、5日と7日に母校の応援に出掛けた。母校卓球部は2部で、2部6校のリーグ戦を戦った。5試合行った結果は1勝4敗で5位、春に引き続き辛うじて3部との入れ替え戦を回避することができた。7日の最終戦は40年ぶりに下部から2部に上がってきた東大だった。
 その日はStudio YAMAKOの開発・運営でお世話になっているn-shuheiさんが大阪から出て来られ、現役時代に懇意にしていただいていた仲間5人で会食の予定があったので、その東大戦で2勝1敗(6シングルス、1ダブルスで争われるが、その3試合終了時点)のところで中座した。帰宅してインターネットで4-3で勝利したことを知ったが、その後、大接戦だったようだ。
  前後するが、初戦が行われた5日には、向島に住む卓球部で同期だった親友が応援に来ていた。試合が終わったのは4時半ごろ。ビールを飲む前に、スカイツリーとその近くを案内してくれた。ひと汗かいた後、浅草に近いアサヒビール吾妻橋ビルの22階にあるレストランで、ライトアップされたスカイツリーを見ながら乾杯したビールは素晴らしく旨かった。向島の友人にすっかりご馳走になってしまって恐縮している。
 1週間前には真昼のスカイツリーを眺めたが、夕方からのスカイツリーも良かった。残るは展望台に上がることだが、秋が深まって空気が澄むころに実現したいと思う。

1.十間橋から見る逆さスカイツリー
墨田区総合体育館は、JR錦糸町駅の先日、友人を見舞いに行った都立墨東病院側の反対側、スカイツリー側にある。試合の応援を終えて、駅前でタクシーに乗り、四ッ目通りを押上方面に進む。押上駅前交差点を右折して、浅草通りを十間橋へ行く。タクシーの運転手さんが浅草通りの左手にあるその橋からスカイツリーが良く見えると教えてくれ、車を停めてくれた。橋の上から眺めると、スカイツリーが川面に映って見えた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
十間橋から見る逆さスカイツリー;クリックすると大きな写真になります
2.逆さスカイツリー
暮れ始めた空が写る川面に逆さスカイツリーの全景を見る。この日使ったコンデジのIXY30Sは、広角側35mm版換算28mmでは、実像のスカイツリーのてっぺんから、川面に映っている姿の逆さツリーのてっぺんまでは入りきらない。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1000秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
逆さスカイツリー;クリックすると大きな写真になります
3.展望台へのエレベータは30分待ち
十間橋のたもとで待っていてくれたタクシーにもどり、「とうきょうスカイツリー駅」のあるスカイツリーのハナミ坂入口で下車した。4Fには「すみだ水族館」がある。4Fのスカイツリー入り口広場を通って正面エントランスに出た。5月に営業開始された後、しばらくの間は展望台へ上がるのに予約が必要だったが、今では当日でもOKのようだ。時間は5時半になろうとしている。これから勤めを終えたサラリーマンの皆さんが、展望台からの夜景を見に来られるのであろう。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
展望台へのエレベータは30分待ち;クリックすると大きな写真になります
4.正面エントランス
ここが正面エントランスだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/2000秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
正面エントランス;クリックすると大きな写真になります
5.ソラマチひろば
1Fへ下りると「ソラマチひろば」があった。ここは先日、錦糸町から歩いて辿り着いたところだ。その時も子供たちが噴水の周りで遊んでいた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/640秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
ソラマチひろば;クリックすると大きな写真になります
6.常泉寺
以前は業平橋という駅名だった「とうきょうスカイツリー駅」前まで戻り、少し北へ歩いて向島一丁目を左に言問橋方面に向かう。言問橋の手前右側に 久遠山常泉寺 があった。案内板には、慶長元年(1596年)に牛島村の草創者のひとりである高橋新右衛門が開基、弟の仙樹院日是贈上人が開山した日蓮正宗の寺院と記されている。名刹のようだ。通り掛かったここのご住職と思えるお上人から、「寺の中へ入ってご覧ください」と言っていただいたが、ご辞退してしまった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1000秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
常泉寺;クリックすると大きな写真になります
7.言問橋付近から見るツリー
言問橋手前の言問橋東を左に折れる。その通りは三つ目通りだ。これはそのあたりから眺めたスカイツリーである。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/1000秒 6.8mm ISO800 ) 露出補正 なし
言問橋付近から見るツリー;クリックすると大きな写真になります
8.牛島神社
向島の友人が次に案内してくれたのは、言問橋の手前、墨田公園にある 牛島神社 だ。ここは本所の総鎮守。創建は貞観2年(860年)と伝えられ関東大震災後の隅田堤の拡張により墨堤常夜灯の下の大銀杏のある場所(向島須崎町)から昭和7年、現地に500m移動したとのこと。正面の珍しい形をした鳥居は三輪鳥居と呼ばれる。本殿前には狛犬の代わりに狛牛があるのが特長。牛島の由縁は、天武天皇の時代(701年~764年)に両国~向島が牛島と言われ国営牧場として設置され、天保元年(701年)にはこの地区を浮島牛牧と称させられたそうだ。9月15日には例大祭が行われ、TVでも報じられていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/320秒 8.2mm ISO800 ) 露出補正 なし
牛島神社;クリックすると大きな写真になります
9.三囲神社
大分薄暗くなってきた。ついでだから行こうと、次に案内してくれたところは言問橋のたもとから隅田川沿いに少し桜橋の方に歩いたところにある 三囲神社だ。墨田七福神 恵比寿神としても有名だそうだ。本尊は三井の越後屋(今の三越)にあったものが江戸時代末期に現在の地に移転されたという。境内にはライオン像もある。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/80秒 9.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
三囲神社;クリックすると大きな写真になります
10.隅田川河畔からのスカイツリー
三囲神社から隅田川沿いに吾妻橋に向かって歩く。左には暮れかかった空にスカイツリーの上部が見える。この日は左回りにスカイツリーを廻ってきた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/400秒 13.1mm ISO800 ) 露出補正 なし
隅田川河畔からのスカイツリー;クリックすると大きな写真になります
11.ビルに映るスカイツリー
墨田区役所を過ぎて、吾妻橋が近くなってきた。左手にアサヒビールのビルがそびえる。建物の鏡のような壁面にスカイツリーが映り込んでいた。この建物22階のレストランで、向島の友人に食事をご馳走になった。歩いて汗ばんだ身体に、一杯目のビールが浸み渡る。旨かった。レストランからはライトアップされたスカイツリーが眺められた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.0 1/50秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
ビルに映るスカイツリー;クリックすると大きな写真になります
12.吾妻橋を渡って振り返る
向島の友人との食事は話も弾み、気がついたら夜も9時になっていた。もう少し飲みたい気持ちもあったがお開きにする。吾妻橋の手前で別れて、私は地下鉄銀座線に乗ろうと橋を渡る。後ろを振り向くと隅田川を挟んでライトアップされたスカイツリーが輝いていた。品の良い、淡い色の光が当てられている。手ぶれしない様に橋の石柱に手でカメラを固定し、何回もシャッターを切った。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.0 1/4秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
吾妻橋を渡って振り返る;クリックすると大きな写真になります

2012年9月 1日

残暑厳しい真昼の東京スカイツリー 8月28日


 先日、かみさんの兄が亡くなった。その兄の親友で私たち夫婦も一緒に韓国へ行ったり、沖縄へ行ったりした人に訃報を知らせたところ、電話口に奥様が出られて、本人は心筋梗塞で都立墨東病院に入院中とのこと。さっそく、かみさんとお見舞いに伺った。都立墨東病院は1961年に墨田病院と本所病院を統合して設立された。  墨田区の東部医療圏において最大規模の都立総合病院であり、三次救急医療を含む「東京ER・墨東」や、周産期医療など複数のセンター的医療機能を担い、区東部保健医療圏を中心とする区部を対象に、基幹的な医療機関としての役割を果たしている。現在722床あるその外観も威容を誇る。
 お見舞いのあと、錦糸町からJR総武線に乗っても良いのだが、小腹がすいたので、東京スカイツリーの近くで昼飯にしようかと、押上へ向かって歩いた。押上からは都営地下鉄、京浜急行で乗り換えずに横浜へ戻れる。

1.都立墨東病院
前述した通り、錦糸町駅から徒歩7~8分のところにある立派な病院だ。受付で患者の名前を言って、病室を聞く。面会は午前7時半~午後8時半までなら、何時でも良いようだ。私たちが病室に着いたのは11時40分ごろ。明日、カテーテル検査とのことだが、丁度のその同意書を持ってドクターが来られたところだった。この病院でのカテーテル検査は十分な実績がある。見舞いとともに、しばらく亡くなった家内の兄と一緒に行った韓国や沖縄旅行の思い出話などをして、退出した。早く良くなられることを祈る。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/1000秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
都立墨東病院;クリックすると大きな写真になります
2.ラーメン屋
都立墨東病院から京葉道路(国道14号線)へ戻り、錦糸町駅の方へ歩く。折角だから、東京スカイツリーの傍までへ行って見ようと、暑さで嫌がるかみさんを説得し、錦糸町駅前を通り過ぎて、道路を反対側へ渡る。そこに写真のようなラーメン屋さんがあった。ネットで調べてみたら、立派なHPがあった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
ラーメン屋;クリックすると大きな写真になります
3.JRの下を通って北へ
江東橋を右に曲がる。進行方向に東京スカイツリーが見えた。JRの下をくぐって、スカイツリーを目当てに北へ歩く。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1600秒 11.2mm ISOオート ) 露出補正 なし
JRの下を通って北へ;クリックすると大きな写真になります
4.正面にスカイツリーを見ながら
ここから先はひたすらスカイツリーを目標に歩く。工事中で入ってこれないのか、車が少ない。車道に出て写真が撮れる。しかし、なんと電線が多いのだろう。電線を避けてスカイツリーの下から上まで入れることは不可能だ。最近、幹線道路などでは、電線は地下に埋設して、電信柱が無くなってきている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1600秒 11.2mm ISOオート ) 露出補正 なし
正面にスカイツリーを見ながら;クリックすると大きな写真になります
5.スカイツリー展望台
歩き進むうちに、スカイツリーはだんだん近くなってきた。全高は御存じ634m、下の展望デッキ(第一展望台)は350m、上の展望回廊(第二展望台)は同じく450mのところにある。これなら電線を避けて撮ることが出来る。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 16.4mm ISOオート ) 露出補正 なし
スカイツリー展望台;クリックすると大きな写真になります
6、さらに近付く
同じような写真だが、近くへ来るとさすがに高い。詳しいことは ホームページWikipediaで見ていただくとして、東京スカイツリーは2008年7月14日に着工され、今年、2012年2月29日に竣工した。そして5月22日に展望台が開業され、明日、8月29日で開業100日目を迎える。私が初めてスカイツリーを見たのは、工事中の 2010年4月18日で、この時点で約340mの高さに到達していた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/1000秒 18.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
さらに近付く;クリックすると大きな写真になります
7.スカイツリーの根もと
錦糸町から20分くらい歩いただろうか、やっとスカイツリーの根もとに着いた。さすがにきれいに整備されている。翌日には開業100日目で来場者は1666万人、年間予想の半数に到達したと報道されていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1000秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
スカイツリーの根もと;クリックすると大きな写真になります
8.見あげるスカイツリー
ここからはもうスカイツリーの全景を写し取ることができない。近くで見ると350mの第一展望台はとても高いところにある。今日は天気が良いので、素晴らしい眺めだろうと思う。しかし、この日は上がらないでおく。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/800秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
見あげるスカイツリー;クリックすると大きな写真になります
9.北十間川
スカイツリーの前を流れる北十間川はきれいに護岸されている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/2000秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
北十間川;クリックすると大きな写真になります
10.ソラマチ商店街
スカイツリーの下には、東京ソラマチという商業施設があり、商店街、飲食店街、そして水族館もある。この写真は、ソラマチひろばから入って、押上駅へ通じるソラマチ商店街である。人出は多い。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
ソラマチ商店街;クリックすると大きな写真になります
11.押上駅
東京スカイツリーの開業に伴い、東武伊勢崎線の浅草・押上から東部動物公園までを、(路線愛称)東京スカイツリーラインと呼ぶようになったようだ。結局、昼食は横浜でしようということになり、私たちはここから、泉岳寺で京浜急行に乗り入れる都営地下鉄浅草線に乗った。錦糸町から下町を歩き、スカイツリーの雰囲気を感じ取った小一時間だった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/50秒 10.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
押上駅;クリックすると大きな写真になります