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2015年6月10日

日本一周鉄道の旅 5月15日~19日 (4) 岡山-指宿


岡山のホテルで4日目(5月18日)の朝を迎えた。6時半にホテルの朝食会場が開く。食後、出発までに少々時間があったので、岡山駅前を散歩した。駅前(東口)には、昨夜到着したときに通りかかった桃太郎の像がある。東口駅前広場の前の通りを渡ると市電の停留所があった。岡山の繁華街は駅から路面電車で10分くらいの天満屋という百貨店周辺という。しかし、いづれも範囲は狭く、繁華街といえるほど店はないという。飲み屋街は田町。中央町周辺で、駅から南に徒歩10分くらいのところだそうだ。


岡山発 8:07 の九州新幹線の鹿児島中央行き「さくら545号」乗る。車両はN700系で東海道新幹線を走っている最新車両と同じだが、驚いたのは普通車も横4列のシートで、シートピッチも長い。後で調べたところ、普通車の横4列シートは指定席で、自由席の車両は横5列だそうだ。


この日も天気は良くない。途中、雨も降ってきた。トンネルが多かった。 私が福岡勤務のころは、西鹿児島だった駅は鹿児島中央と名前が変わっていた。鹿児島中央到着が11時33分。昼食(駅弁)は新幹線の中で済ませた。鹿児島中央からローカル線である指宿枕崎線で、JR最南端の駅、西大山へ行く。このローカル線の気動車の揺れは凄かった。お尻が跳ね上げられるようだ。


今夜泊まる指宿温泉がある指宿駅を通り越して、西大山駅で降りる。残念ながら開聞岳は雲に隠れていた。ここで約40分の時間があり、みなさん記念写真などを撮られている。台湾や韓国からの観光客も来ている。ここで「JR日本最南端の駅到着証明」を100円で購入。晴れていれば、このように開聞岳が見えるのだが。そして、今度は鹿児島中央行の2両編成の列車に乗って、指宿まで戻った。指宿駅には今夜泊まる「白水館」という宿のマイクロバスが迎えに来てくれていた。「白水館」はななか規模の大きな宿で、露天風呂、砂風呂が楽しめる。待ち時間があるようなので砂風呂には入らなかったが、元禄風呂と名付けられた露天風呂はなかなか立派だった。


JR日本最南端の駅到着証明
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75.岡山駅東口の桃太郎像
桃太郎ゆかりの地は全国いろいろなところにあるようだ。その中でも岡山県はおとぎ話「桃太郎」のなかの「黍団子(きぶだんご)」と同音の江戸時代の地元土産品「吉備団子」を結びつけるなど、全県を挙げての宣伝活動からゆかりの地として全国的に有名になったが、「吉備団子」と作中の「黍団子」との関係は証明されていないそうだ。なんだかこじつけたようだ。桃太郎は「黍団子」でイヌ、キジ、サルを家来にしたが、今朝はもう一匹、左手の上にハトを従えた。

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76.岡山市電
東口の駅前広場の先に路面電車の停留所があった。道路を渡って行ってみる。岡山市電は岡山電気軌道株式会社といい、明治43年5月21日に創業したそうだ。岡山駅前から2路線が出ている。

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77.「さくら545号」
私たちが鹿児島中央まで乗る新大阪始発の九州新幹線「さくら545号」が岡山駅のホームに入ってきた。

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78.「さくら545号」の車内
「さくら545号」の私たちが指定された車両は残念ながら普通車だった。しかし、車内に入って「おや!」と思った。シートが横4列なのだ。東海道新幹線の最新車両N700系と同じ形式の車両なのに九州新幹線のN700系の普通車指定席は横4列なのだそうだ。朱桜調の風合いを基調にした客室、同じ色調の木材を採用した手すりやテーブル、濃菜種色の遠山模様のシートなど、落ち着いた上質の空間が演出されている。肘掛は可動式で、ベンチシートのように使え、心地よい旅を楽しめると謳われている。自由席は横5列シートのようだ。

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プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/100秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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79.福山城(車窓)
8:24に福山に到着した。動き出した「さくら545号」の車窓から福山城が見えた。なかなか大きな城のようだ。

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プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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80.広島駅で積み込まれた駅弁
この日も昼食は車内で駅弁だった。添乗さんのお手伝いをしてツアー参加各ご夫婦に2種類の駅弁とお茶を配った。しかし、まだ9時少し前。鹿児島中央着が11時33分。それまでに済ませることになる。早弁だ。「二本入り 夫婦あなごめし」と「びっくりたこめし」はともにとても旨かった。

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プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/60秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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81.徳山あたり
「さくら545号」は広島の次は新山口に止まる。この写真は徳山あたりの周南コンビナートだ。

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プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/250秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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82.小倉
「さくら545号」は小倉を発車した。新大阪から博多までが山陽新幹線だ。私が現役時代に福岡に勤務していたころ、1975年(昭和50年)に開業した。 博多から小倉まで良く新幹線を利用したのを思い出す。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 21mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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83.筑後川を渡る
久留米の手前で筑後川を渡る。福岡在住のころ、西鉄の電車の中からこの筑後川を眺めるのが好きだった。この川はなぜか気持ちをおおらかにしてくれる。それにしても電線が邪魔だ。もちろんソフトで消すことは可能だが、あまり好まない。

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プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/400秒 25mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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84.新大牟田あたりを通過中
新幹線は在来線(鹿児島本線)より内陸側を走る。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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85.阿蘇山
「さくら545号」は熊本を出て、新八代へ向かう。左の車窓に阿蘇山が眺められる。曇っているのが残念だ。私は昭和43年に結婚したが、新婚旅行の行き先は、当時は海外など考えもせず、北海道にはこれから行く機会もあるだろうからと九州を選んだ。その時、阿蘇の山の上で、ご主人が私と同じ小学校の先輩で千葉大の医師になられていたご夫婦にばったりお目にかかったのを思いだす。新婚旅行で来られていたのだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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86.「さくら545号」出水駅停車
11時9分、列車は出水駅に到着した。ちょっとホームに降りて写真を撮る。乗降客はほとんどいない。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/60秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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87.川内へ
あと10分ほどで川内だ。再稼働するかどうか問題となっている川内原子力発電所は鹿児島県薩摩川内市久見崎町にあり、川内駅手前で渡る川内川の河口付近にある。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 16mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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88.次は終着鹿児島中央
列車は川内を出発した。次は終着鹿児島中央駅である。私が福岡にいたころは、もちろん九州新幹線はできておらず、現在の鹿児島中央駅は西鹿児島と言っていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 18mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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89.指宿枕崎線「たまてばこ」
鹿児島中央駅に到着した私たちは、次に乗る指宿枕崎線のホームに降りる。向こう側のホームに外観は古い車両だが、きれいに塗られた車両が止まっていた。ボディに「IBUSUKI NO TAMATEBAKO 」と書かれている。特急「指宿のたまてばこ」という列車だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 9mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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90.ローカル列車指宿枕崎線
指宿枕崎線で鹿児島中央から西大山へ行く。今回のツアーで、この線のみ普通列車だった。12:05鹿児島中央発。今日は月曜日、乗客は通学の高校生が多く、立っている人もいる。しかし、いくつかの駅に停まっていくたびに、乗客が下車していき、30分もたたぬうちに車内はガラガラになった。途中で黄色に塗られた200DC型気動車と交換する。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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91.ガラガラの車内
さて、私たちが乗っている車両はキハ47 8077という。1979年に製造された気動車でその後改造が加えられている。これが上下に激しく揺れる。お尻を突き上げられるようだ。線路から外れはしないかと心配になるほどだ。

  Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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92.お疲れさま
この子は昨日の日曜日は夜更かししたのだろうか?受験勉強だろうか、部活で疲れているのだろうか、眠りこけている。乗り過ごしたことも一度や二度ではあるまい。

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プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/100秒 11mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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93.西大山駅
午後2時18分、JR最南端の駅、西大山駅に到着した。ホームの幅が2mほどしかない小さな駅だ。晴れていれば「日本最南端の駅」の標識の向こう側に開聞岳が見えるというのだが。

  Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/250秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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94.幸せを届ける黄色いポスト
このポストは新幹線開業に合わせ、指宿にもっと新しい魅力を作りたいという、指宿市観光協会とある民間団体による西大山駅開発事業の一環で設置されたそだ。「普段伝えられな い思い、愛がたく さん詰まった手紙を送りませんか」と呼び掛けている。余計なお世話と言いたくなりそうになった。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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95.枕崎へ続く線路
指宿枕崎線はこの西大山駅から西へ、枕崎までつながっている。まだ、枕崎まで小1時間かかる。海抜924mの開聞岳は雲に覆われている。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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96.キハ47運転台
今夜の泊まりは指宿温泉だ。西大山駅から再び指宿枕崎線で指宿まで戻る。2両編成の列車の最前部にはバスの運賃表のような電光板があった。ワンマンカーなのだ。乗客は整理券を取って乗る。

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プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/50秒 7mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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97.指宿駅前
14:34に指宿駅に到着した。駅前に出ると「ふれあい足湯」というのがあった。今夜の宿は「白水館」というところで、今回世話になった旅行社のSランクの宿だそうだ。宿のマイクロバスが迎えに来てくれていた。早めに到着し、ゆっくり温泉に入り、美味しい夕食を食べて、最後の宵を楽しんで欲しいという趣向だ。鹿児島黒豚しゃぶしゃぶなど夕食も美味しかった。

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2015年6月10日

日本一周鉄道の旅 5月15日~19日 (3) 青森-岡山


5月18日、早くも3日目になった。おそらくこの日が一番レールの上に長くいた日だろう。6っの列車を乗り継いで岡山へ行く。いま話題の北陸新幹線にも乗った。

昨夜「はまなす」の寝台では知らないうちに眠ってしまっていた。今朝は4時半に何かの気配で目が覚めた。まあまあ良く寝られた。昨日に比べ天気は良い。朝日を浴びて「はまなす」は走る。その「はまなす」を撮る「撮り鉄ちゃん」が朝日が輝く田んぼのあぜ道に三脚を立てているのが車窓から眺められた。


この日は三食とも駅弁である。各夫婦に毎回2種類の駅弁が配られる。シェアしていろいろな味を楽しむことができ、これはなかなか良いアイデアと思った。夫婦限定のツアーであればこそのことだ。朝は青森駅で積み込まれた「野辺地とりめし」と「津軽物語(幕の内?)」だった。ちなみに昼は新潟駅で「焼たらこトロ鮭弁当」と「酒はらこ弁当」、夕食は金沢で「越前かにめし」と「ままごっつお」が調達されたが、いずれもなかなか美味しく、楽しく食べられた。


「はまなす」が青森に着く。わずか4分で「つがる2号」が発車する。秋田で「「いなほ8号」に乗り継ぎ、田園風景と日本海を眺めながら新潟に到着した。こんどは北陸新幹線に乗るために、上越新幹線「とき324号」に1時間ちょっと乗って高崎へ移動する。高崎から北陸新幹線で金沢へ。残念ながら次の列車に乗るのに8分しかなく、街へ出ることはできない。


金沢からは北陸本線を走り、敦賀の先の近江塩津から湖西線に張る「サンダーバード38号」で新大阪へ出たのだが、金沢駅で一組のご夫婦がこの列車に乗り遅れてしまった。後で聞いたところ違うツアーの"旗"について行ってしまったらしい。この日は日曜日、金沢駅はとても混雑していた。


新大阪から「ひかり481号」で夜9時過ぎ、岡山に到着した。夕食はサンダーバードの車内で済ませたので、ゆっくりシャワーを浴びて、早めに就寝できた。


45.寝台車で迎えた朝
「はまなす」は夜明け前に青函トンネルを抜けた。目が覚めてしばらくした朝5時10分、雲の切れ目から朝日が輝いた。蟹田と青森の間を走行中のようだ。車窓に「撮り鉄ちゃん」が三脚を立ててこの「はまなす」を撮ろうとしているのが見えたのはこのあたりだった。ブルーの車体が朝日に輝くシーンを狙っているのだろう。

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46.田園風景
やさしい朝の光が水田に降り注ぐ。

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47.青森湾
あと20分ほどで青森に到着する。進行方向左手に青森湾の海が輝く。

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48.朝の寝台車車内
乗客は降りる支度をはじめる。この寝台車はスハネフ14552という。少し調べてみた。スハネフ14型552番は、昭和50年代初めのころに製造された寝台特急「北斗星」用のオハネフ25から改造されたらしい。暖房強化と冬季の着雪・凍結対策として折戸であった客用扉の引戸化など道内向け改造を施されている。平成3年の時刻改正より、急行「はまなす」号に寝台車を連結する事になったそうだが、14系寝台車が不足しており、24系寝台特急「北斗星」の個室化で余剰となっていたオハネフ25形式を改造し、14系に編入された車両のようだ。種車はオハネフ25形200番台だが、改造時に帯を白帯に変更した。それにしても、新製されてから40年は経っている古い車両だ。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 14mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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49.北海道に延びる新幹線
間もなく青森に到着するが、車窓には来年(2016年)3月に新函館北斗間開業が予定され、さらに2031年には札幌まで延びる北海道新幹線の線路が続く。

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50.青森駅に到着した急行「はまなす」
今は機関車が牽く旅客列車はほとんどない。ブルートレインはなくなり、今年3月には「トワイライトエクスプレス」「北斗星」も通常運行を終了した。電車型のサンライズエキスプレスを除くと、最後の夜行寝台列車だ。

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51.青森から秋田へ
「つがる2号」にあわただしく乗り換えて、秋田に向かう。もうすぐ弘前に着く頃、車窓に岩木山が見えた。

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52.見覚えのある車両
「つがる2号」は大鰐温泉駅に停車した。なんだか見覚えのあるステンレス車両が止められている。かって東急で活躍した弘南鉄道の車両だ。多分、私も東急線で活躍していたこのステンレス製車両に乗ったことがあると思う。止まっている車両は「7033」「7034」で、1964年に製造され、1988年に弘南鉄道に譲渡されている。東急7000系電車は1988年10月から1990年12月までに合計24両が弘南鉄道に譲渡された。

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53.「つがる2」号 秋田到着 
「つがる2号」は定刻の8時22分秋田駅に到着した。JR東日本の485系3000番台。リニューアルされているが、車齢35歳を越えた老兵という。

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54.秋田駅の線路
秋田新幹線はどのホームに着くのかと探していたところ、新幹線用の標準軌の線路を新しい秋田駅の東西連絡通路から見下ろせた。

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55.秋田新幹線
すると、たまたま秋田新幹線の列車がホームに入ってきた。2010年から新型車両E6系が使用されている。新幹線とはいうものの、盛岡-秋田間は最高時速130kmとのことだ。

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56.バスターミナル
秋田駅は西口の方がにぎやかだ。東西連絡通路から西口広場を見下ろすとこんなバスターミナルがあった。グッドデザイン金賞を受賞したそうだ。秋田杉をふんだんに使った木造のバスターミナルで、建替えのきっかけは、以前のバスターミナルは、東日本大震災を契機として実施した耐震性調査で、脚柱部に腐食がみられ補強対策が必要との調査結果が出たことからという。

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57.「いなほ8号」 車内
秋田から新潟までは「いなほ8号」に乗った。きれいな車両だった。

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58.羽後本庄付近 車窓風景
「いなほ8号」は羽越本線を快走し、間もなく、羽後本庄に停車する。

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59.酒田停車中の「いなほ8号」
2013年の9月以降から順次「いなほ」に充当された新しい車両でE653系の電車だ。それまでは485系電車だった。米どころを 走ることから、その恵みをイメージした車体のカラーリングのようだ。

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60.米どころ 車窓風景
列車は鶴岡を出発した。米どころの田んぼが拡がる。

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61.笹川流れ 村上付近
列車は粂川から村上に向けて疾走する。このあたりを笹川流れといい、Wikipediaによれば日本百景にも選定された新潟県下有数の海岸景勝地である。笹川流れの笹川とは集落名(1889年まで存在した「笹川村」、現・村上市笹川)で、この笹川より沖合いの岩場まで潮流が見られたことがその名の由来とされる。

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62.田んぼの風景
列車は坂町を出て、新発田へ向かう。あと、30分ちょっとで新潟だ。

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63.「いなほ8号」新潟着
12時57分に新潟に到着した。最後尾に回り込んで撮ったが、スマートな車体だった。

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64.上越新幹線「とき324号」
北陸新幹線に乗るために、新潟から上越新幹線で高崎まで"もどる"。各駅停車で1時間20分ほどだ。浦佐の駅のアクリル板の囲いを通して、上越の山々見える。多分八海山のあたりだろう。

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65.上越の山並み
浦佐を出た「とき324号」からは、左側の車窓に上越の山々と田んぼが眺められた。ここは「こしひかり」で有名な魚沼にも近い。

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66.群馬県との県境の山々
浦佐から越後湯沢に向けて走る。高層マンションが立ち並ぶ越後湯沢を出ると上毛高原駅へ向けて大清水トンネルに入る。1979年1月25日に貫通した。全長22,221mは、当時世界最長だったスイス連邦鉄道(SBB、スイス国鉄)のシンプロントンネル(19,823mおよび19,803m)を抜いて、世界一(1983年1月の青函トンネル貫通まで、山岳用としては2000年9月の東北新幹線岩手一戸トンネル貫通まで)となった。川端康成の「雪国」の冒頭にある「国境の長いトンネル」は在来線(上越線)の1922年(大正11年)に開通した清水トンネルだそうだ。

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プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 -0.3
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67.「はくたか565号」
14時25分に高崎に着いた「とき324号」から、いよいよこのツアーのひとつの目玉でもある北陸新幹線に乗る。W7系というこの車両は日本の伝統文化を形作る和のエッセンスをちりばめたデザイン、カラーリングになっているという。車両のフロントガラスは、昔は直線のガラスだったが、空気抵抗や騒音をなくすため、今の曲面ガラスが使われるようになった。このW7系の先頭車両のフロントガラスは今までの新幹線とは違い、大きく厚いガラスの曲げ加工が施されている。作ったのは年々高速化してく新幹線のフロントガラスを20年以上手がけている、富山の"曲げガラスのパイオニア"新光硝子工業株式会社だそうだ。また、トイレはドアーを開けると便座のふたが上がる。洗面台は左側に石鹸、中央にお湯の出る蛇口、そして右側からは手をかざすと乾燥のための風が出てくる。急行「はまなす」の寝台車とは雲泥の差だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3
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68.黒部宇奈月温泉
間もなく黒部宇奈月温泉に到着する。北アルプスに連なる山々が見えてきた。宇奈月温泉は北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅から10km少々ある。車で15分くらいだそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3
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69.立山連峰
眼を前方に移すと立山連峰が近づいてくる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3
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70.まもなく富山
富山着は16時25分。天気が良く、眺めが良い。空も景色のうちだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3
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71.湖西線
終着駅の金沢に着いたのは16時48分、ここで16j時56分発の「サンダーバード38号」に乗り換えた。この日は日曜日、そして、いま最も人気のある観光地だ。駅の中はとても混んでいた。他のツアーもたくさん来ている。私たちのグループのあるご夫婦が、ほかのツアーの"旗"について行ってしまい「サンダーバード38号」に乗り遅れてしまった。添乗さんと上手く連絡が取れて、1時間後の次の「サンダーバード40号」に乗り、無事今夜の宿泊地岡山に着いた。添乗さんは少々残業になってしまった。私たちの乗った「サンダーバード38号」は湖西線経由で琵琶湖に沿って走る。時刻は夕方6時40分、暗くなってきた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/400秒 25mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3
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72.琵琶湖を左に見ながら快走
「サンダーバード38号」は敦賀を出ると京都まで止まらない。スピードも速い。時速130kmは出ていると感じられる。ここは堅田あたりだろうか。あと20分ほどで京都だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3
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73.新大阪着
「サンダーバード38号」は19時32分に新大阪に到着した。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 6mm ISO800 ) 露出補正 -0.3
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74.九州新幹線の車両
私たちのツアーは新大阪から岡山まで「ひかり481号」に乗る。その列車を待っていると向こう側のホームに九州新幹線のN700型の「みずほ611号」が出発を待っていた。明日私たちが乗るのは「さくら」だが、「みずほ611号」は新大阪を出ると、新神戸、岡山、広島、小倉。博多、熊本に停車し、鹿児島中央まで3時間43分でいく。東京から鹿児島中央まで行く「のぞみ」はない。東京から博多までで「のぞみ」で約5時間、その先博多から鹿児島中央まで、1時間20分足らずで行く。計6時間ちょっとで東京から鹿児島へ行ってしまうのだ。私たちの乗る「ひかり481号」は夜の9時11分に岡山に着いた。「ひかり」は「フルムーン夫婦グリーンパス」でグリーン車を利用できるようだ。それにしても長ーい1日であった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 6mm ISO800 ) 露出補正 -0.3
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