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2020年10月 5日

軽井沢を散策 一泊旅行(1) 9月17日~18日 追分宿・白糸の滝・旧軽井沢

今回の軽井沢一泊旅行を想起したのは、「軽井沢蝶の楽園」でアサギマダラを見るのが目的でもあったが、観光もしてみたかったからだ。
 最近は、ゴルフでは毎年軽井沢へ行く機会があったものの、夕方に着いて、友人の家で夕食をして、翌日はゴルフ、そして、その夜も友人の家に泊めていただき、翌朝解散というパターンだった。私は翌日はみんなと別れて、湯の丸高原へ蝶の写真を撮りに行ったりはしていたものの、軽井沢 の街や名勝を歩くことはしていなかった。そこでGo To トラベルを利用して、一泊で観光をしてみようと思い、JTBで予約をしたのだ。 1日目の天気がどうなるか気を揉んだが、関越→上信越道を走るうちに晴れ間が見られるようになり、まず、信濃追分の近くにある「軽井沢蝶の楽園」へ行くことした。そこそこ写真を撮って、正午ごろ「軽井沢蝶の楽園」を後にして、かっての信越本線であったしなの鉄道の線路を反対側に渡って、信濃追分宿を歩いた。人は多くない。信州そばで昼食にして、白糸の滝へ移動したが、ここは若い人たちでにぎわっていた。
 今宵の宿はJTBが手配してくれた旧軽井沢の「ホテル音羽の森」というところ。チェックインして夕食までの時間、旧軽井沢を散策した。

21.天皇陛下の句碑 御製の碑
追分宿の入り口にある駐車場に、平成天皇陛下は皇太子時代にしばしば訪れられた石尊山に平成22年8月、秋篠宮ご家族とともに登られ、「長き年の 後に来たりし 山の上に はくさんふうろ 再び見たり」と詠われたと彫られた句碑があった。石尊山(1,677m)は浅間山の寄生火山で、ここ追分宿が登山口になっている。追分宿は北国街道(北陸道)との分岐点でもあり「追分」の名はこれに由来する。元禄時代には旅籠屋71軒、茶屋18軒、商店28軒を数え、飯盛女も最盛期には200~270人もいたとされるほど栄えた。また、民謡に多く見られる追分節の発祥の地である。後で行く旧脇本陣の油屋は、堀辰雄や立原道造、室生犀星らに愛され、堀辰雄の小説「菜穂子」、「ふるさとびと」に登場する牡丹屋という旅館はその油屋がモデルだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
021_200917123 X800 信濃追分宿 RX10M4.jpg
22.信州そば
国道18号の少し北側の旧中山道を小諸に向かって追分宿の街道がある。しばらく行ったところに「ささくら」という蕎麦屋があった。その時は通り過ぎたが、駐車場へ戻る道で小腹が空いたので入って、信州二八蕎麦を頼んだ。しっかりした蕎麦で美味かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO800 ) 露出補正 なし
022_200917133 X800 信濃追分宿 RX10M4.jpg
23.旧本陣跡
追分宿の旧本陣跡に高札場があった。昭和58年に寛永10年(1633年)の古文書等から復元されたそうだ。写真の高札は複製品で、現物は追分宿郷土館に保管展示されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
023_200917138 X800 信濃追分宿 RX10M4.jpg
24.曹洞宗 泉洞寺 山門
さらに進むと右側に路地があって、門があり、寺院が見えた。曹洞宗 泉洞寺という。山門前の石柱には「 不許山門入葷酒」と彫られていて、臭気の強い野菜は他人を苦しめるとともに自分の修行を妨げ、酒は心を乱すので、これを口にしたものは清浄な寺内にはいることを許さないという意味だそうだ。禅寺で「不許葷酒入山門」と彫られているところが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO800 ) 露出補正 なし
024_200917156 X800 信濃追分宿 泉洞寺 RX10M4.jpg
25.泉洞寺 境内
今から約410年前の、慶長3年(1598年)3月、上州(現在の群馬県長野原町)常林寺第5世・心庵宗祥禅師によって開創された。小説家「堀辰雄」が生前好んで散歩したところとしても有名だそうだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
025_200917152 信濃追分宿 泉洞寺 RX10M4.jpg
26.泉洞寺 本堂
泉洞寺は、寺名「仙洞寺」であったが江戸時代、火災に遭遇したことから、火災等の災難を除けるようにと祈願して「仙洞寺」から、水を持って寺を守る様にと「泉洞寺」と改名して寺の安全を願ったと伝えられる。本尊は聖観世音菩薩。この寺の大本山は福井県の永平寺、横浜鶴見の總持寺になる。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
026_200917145 X800 信濃追分宿 泉洞寺 RX10M4.jpg
27.泉洞寺 卓球慈光地蔵尊
本堂に向かって右側に、まだ真新しい一風変わったお地蔵さんがあった。近くへ行って見ると「卓球慈光地蔵尊」との札がある。その左側にはほうきのようなものを持ち、眼鏡をかけた氷環慈石地蔵尊(通称カーリング地蔵)なる像が立っていた。その他、勉強をしている地蔵、お酒を持っている地蔵などユニークな地蔵もあったが、いかがなものか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO160 ) 露出補正 なし
027_200917146 X800 信濃追分宿 泉洞寺 RX10M4.jpg
28.泉洞寺 鐘楼
大みそかには夜11時半から、450貫の除夜の鐘を撞くことができるそうだ。約400個の手作り灯明が参拝者を迎え、お守りや、松本ダルマなどの縁起物が用意されるという。泉洞寺から、駐車場へと戻る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO640 ) 露出補正 なし 
028_200917143 X800 信濃追分宿 泉洞寺 RX10M4.jpg
29.油屋旅館
中仙道軽井沢追分宿で脇本陣であった旧油屋は、昭和13年に現在の位置に移転してから80年、堀辰雄・立原道造・加藤周一に代表される文士・知識人たちが好んで執筆に利用した宿として、多くの作品の舞台となった旅籠だった。現在、NPO「油やプロジェクト」が活動の拠点とする「文化磁場油や」となっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO320 ) 露出補正 なし
029_200917164 X800 信濃追分宿 油屋旅館 RX10M4.jpg
30.油屋旅館 追分古盤堂
薦められて油やの玄関を上がると、左回りの回廊になっていて、1階の廊下や部屋にはいろいろな展示があった。その一つに、私も聴いたことがある古いレコードジャケットが展示されていた。60年代ロックとジャズを中心に店主のコレクションから名盤珍品を展示販売するそうだ。他にも、器の店、磁器や彫刻の個展、草木染め、木工、また、絵画、版画などのファインアートなどの展示、販売がなされていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
030_200917168 X800 信濃追分宿 油屋旅館 RX10M4.jpg
31.油屋旅館素泊まりの宿
油や旅館は平成24年に「油やプロジェクト」を開始し、その由緒ある本館2F・和室5部屋を素泊まりの宿として再び泊まれるように修復・改装されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
031_200917175 X800 信濃追分宿 油屋旅館 RX10M4.jpg
32.堀辰雄 文学記念館
軽井沢に別荘を構えて晩年を過ごした堀辰雄の旧居跡に、1992年に仮開館し、1993年に開館した[。事業主体は軽井沢町である。wikipediaによれば、 記念館には旧居、堀の亡くなる直前に完成した書庫の他、堀の生涯と文学の背景を紹介した常設展示棟(堀多恵子未亡人が長く住んでいた別棟)、直筆原稿や研究資料などが保存され資料の閲覧や企画展・講演会などの催しが行われる閲覧室などがあり、2001年には広大な庭に堀の直筆の文学碑が建立された。収蔵資料は約3500冊に及ぶ蔵書、直筆原稿、初版本、初版雑誌、写真、書簡、硯箱などから構成され、企画展などで展示されているという。私たちは入館しなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO1000 ) 露出補正 なし
032_200917183 X800 信濃追分宿 堀辰雄文学記念館 RX10M4.jpg
33.軽井沢 白糸の滝 -1
追分から軽井沢に向かい、中軽井沢から左に入る。国道146号線を鬼の押出し方面への道との分岐路の手前を右に、白糸ハイランドウェイという有料道路に入る。追分宿から30分ほどで白糸の滝の駐車場に着いた。車の数が多く、若い人たちがたくさん来ていた。駐車場から人が行きかう道を少し歩いて滝に着いた。富士山の白糸の滝より、スケールは小さいが、整った形をしていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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34.軽井沢 白糸の滝 -2
富士山の白糸の滝とは少し趣が違うが、そう長居をするところではない。白糸の滝と称される滝は全国各地にある。軽井沢の白糸の滝は、千曲川の支流のひとつである湯川の源流で、上流に川が存在せず、浅間山の伏流水が岩盤の間から湧き出して滝となっているため、雨の後でも水が濁らないそうだ。幅70m、高さ3mある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
034_200917209 X800 白糸の滝 RX10M4.jpg
35.旧軽井沢を歩く 軽井沢教会/軽井沢幼稚園
白糸の滝から30~40分走っただろうか、この日の宿、「軽井沢本通り」から「万平通り」をちょっと入ったところにある「ホテル音羽の森」に着いた。午後3時過ぎだったが、ホテルにチェックインをして、旧軽井沢を散策する。「旧軽井沢銀座」の通りを歩いていくと、右手に「日本キリスト教団 軽井沢教会」、「軽井沢幼稚園」という看板が掛かった建物があった。創立115年を迎える歴史ある教会だそうだ。設立当初(1905年)は「軽井沢合同基督教会」として発足、現在は、日本基督教団に所属するプロテスタント教会として地域の宣教・伝道活動を行っている。毎週日曜日には礼拝を行っており、誰でも自由に参加できる。現在の会堂(写真)は1929年(昭和4年)に献堂、設計はウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏で、軽井沢に幾つか残っているヴォーリズ建築のひとつという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO640 ) 露出補正 なし  
035_200917003 X800 旧軽井沢 G7X.jpg
36.聖パウロカトリック教会
左手に「チャーチストリート」という新しい商業施設があり、そこを通り抜けると「水車の道」という通りの向こうに教会が見えた。この教会は1935年(昭和10年)に英国人のワード神父により設立され、米国建築学会賞を受賞したアントニン・レーモンドが設計を担当した軽井沢の歴史的建造物の一つであり、聖パウロカトリック教会とも呼ばれる。堀辰雄や川端康成の小説にも登場する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし  
036_200917006 X800 旧軽井沢 聖パウロカトリック教会 G7X.jpg
37.聖パウロカトリック教会のキリスト像
この教会で結婚式を挙げる人たちも多いようだが、挙式をしたカップルを祝福するようにイエス・キリスト像が立つ。教会の設計者アントニン・レイモンドのノミエ夫人が造ったといわれている彫像だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO200 ) 露出補正 なし  
037_200917007 X800 旧軽井沢 聖パウロカトリック教会 G7X.jpg
38.聖パウロカトリック教会の聖母子像
建物正面の三角屋根にはめ込まれたマリア像と、その頂に輝く十字架が有名なようだが、教会の門の右側には写真のような聖母子像があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1250 ) 露出補正 なし
  
038_200917013 X800 旧軽井沢 聖パウロカトリック教会 G7X.jpg
39.土屋写真店
「土屋写真店」というのがあった。軽井沢の歴史を知ることが出来る写真が展示されている。 もとは小林一茶も泊まった軽井沢宿の旅籠だったが、明治39年(1906年)に写真館として創業したそうだ。 軽井沢の昔の写真が手に入る店として有名である。 モノクロ写真が展示され、多くの人が写真を見ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO200 ) 露出補正 なし
039_200917022 X800 旧軽井沢銀座通り G7X.jpg
40.軽井沢写真館
しばらく行くと、また写真館があった。「軽井沢写真館」という。この建物も木造のレトロな雰囲気で、歴史を感じる。建物だけでなく、店内に揃えられているレトロな衣装を着て、写真撮影ができるのだ。「軽井沢写真館」は35年前から豪華なドレス姿で撮影をしてくれる写真館だそうだ。店内を覗いてみるとたくさんレトロなドレスが揃っていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
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41.つるや旅館
   「旧軽井沢銀座通り」もかなり奥まったところに、「つるや旅館」があった。ホームページによれば、つるや旅館は江戸時代初期に、中山道の宿場町軽井沢宿の休泊茶屋、旅籠鶴屋として開業した。明治に入り、宣教師たちの軽井沢への往来が始まると、つるやは旅館業に転じ、日本風の建物のまま、西洋風な雰囲気を取り入れた。その後、大正には、多くの文人たちが泊った。芥川龍之介、室生犀星、堀辰雄らが、暖かな雰囲気の中で執筆したという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO2000 ) 露出補正 なし
041_200917031 X800 旧軽井沢銀座通り G7X.jpg
42.神宮寺
「つるや旅館」のところから引き返すことにした。しばらく行くと右手に神社があったのでお参りしていく。wikipediaによれば真言宗智山派の寺院で 山号は表白山、院号は釈迦院。本尊は大日如来。碓氷峠にある熊野神社の別当寺であった。元々は、旧碓氷峠の熊野神社付近にあったが、寛文2年(1662年)に現在の地に移されたという。春には推定400年の枝垂桜が咲くお花見スポットとしても有名なのだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO250 ) 露出補正 なし
042_200917035 X800 旧軽井沢銀座通り 神宮寺 G7X.jpg
43.ピレネー犬
郵便局のところまで来ると、真っ白い ピレネー犬を2頭を連れてこられていたご夫婦に会った。実はこのご夫婦と愛犬たちには、今日追分宿でお目に掛かりご挨拶している。写真に写っているそのうちの1頭は左の後ろ足がない。骨頭壊死で失くしたと話してくださった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし 
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44.公衆電話ボックス
「軽井沢本通り」と「離れ山通り」が交差するロータリーに写真のような公衆電話ボックスがあった。軽井沢を感じさせる。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
044_200917041 X800 旧軽井沢銀座通り G7X.jpg
45.公衆トイレ
これは「軽井沢本通り」で見かけた公衆トイレである。「軽井沢銀座」から「軽井沢本通り」に戻ってきて、軽井沢駅方面に進んだところにある。軽井沢観光振興センターの建物の左側にある。9年ほど前の時点ではこの場所に公衆トイレがなく、一番近い公衆トイレもここから歩くとそこそこ距離がある「旧軽井沢公衆トイレ」とトイレ環境はよくなかったようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO500 ) 露出補正 なし
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2017年8月24日

嬬恋鹿沢 2泊3日のドライブ旅行(7/19-21) (5・終)小諸 7月21日

湯の丸高原(地蔵峠)の駐車場まで戻ってきて、女性組2人が休んでいた食堂に行く。2人は男性組はまだ戻ってこないだろうと、のんびりくつろいでいた。われわれも喉が渇いたので、冷たい飲み物を飲んで一息入れた。
  高原に別れを告げ、チェリー・パークラインを長野県側に下りて、国道20号線を小諸に向かう。昼食は楽しみにしていた信州そばだ。3軒ほど老舗を調べておいたが、その中のひとつ「丁子庵」に入った。ここは、小諸城の大手門に近いので、食後、駐車場に車を置かせておいてもらったまま、大手門を見てこようという算段だ。昨年の4月にバスツアーで懐古園に来たがその時は、JR線路の反対側にある大手門は見ていなかった。
 小諸は暑かった。今まで過ごした高原の涼しさとは違う。その暑い中、大手門の見学は10分くらいで終え、最後の目的地である布引観音釈尊寺へ行く。
 布引観音釈尊寺は、崖の上にある。その崖の上まで、"よいしょ"と声を出さないと上がれない、歩きにくい急な石段を、つづら折りに登るのに20分くらいかかった。汗びっしょりで、丁子庵で飲んだビールも効いて息が上がる。4~5歳の男の子が、おばあちゃんと一緒に元気に上ってきていた。
 帰路は、上信越道の小諸ICから入り、関越→圏央道で海老名で東名に入り、横浜町田ICからR16を自宅まで送っていただいた。3日間の走行距離は600kmだった。

82.丁子庵 -1

出掛ける前から小諸で信州そばを食べるのを楽しみにしていた。ネットで調べたいくつかの老舗の中から、道もわかりやすそうなのでこの丁子庵にしようと思っていた。高峰高原・車坂峠からチェリー・パーク ラインを小諸に下りてきて20号線を左折し西原の交差点の三叉路を右にR141を行くと本町の信号のところが丁子庵だ。左に入っていくと駐車場がある。暑い。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6​​​ 1/​640​秒 18mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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83.丁子庵 -2​​
跳ね上げられたのれんをくぐり店内に入る。冷房なんぞはないが涼しげだ。丁子庵のHPによると、「加賀の殿様が通られた'歴史の道'北国街道沿い、小諸本町入口にある」と説明されている。そして、創業は1808年(文化5年)、今からおよそ209年前で、店舗となる建物は1885年(明治18年)に建てられた132年もの歴史を持つ総欅造りの黒い漆喰で仕上げられた土蔵だそうだ。店内に一歩足を踏み入れると、その歴史の重みをずっしりと感じることができるとあった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6​​​ 1/​320​秒 18mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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84.蔵造りの酒屋​​
丁子庵では、私はとろろそばを食べた。運転も「ここまででいいよ」と言っていただき、美味しくビールを飲んだ。通はせいろで日本酒なのだろうが。丁子庵のおかみさん?に、10分ほど大手門を見てきたいのだが、その間駐車場に車を置かしておいてくれとお願いしてみたところ、快く「どうぞ、どうぞ」と言っていただいた。丁子庵を出て、大手門のほうへ歩く。本町の交差点のところにこんな蔵造りの酒屋があった。真澄、千曲錦は長野の銘酒だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​1000​秒 44mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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85.小諸城 大手門​​​​
小諸市観光協会などの説明では、この大手門は実戦的な城門で、華美な装飾をはぶいた質実剛健な建築は、東日本を代表する大手門建築の一つと言われ、重要文化財となっている。大手門は、小諸城の城郭配置からすれば、小諸城の表玄関(正門〉にあたる。慶長17年(1612年)、藩主仙石越前守秀久が小諸城を築いた時代の建築で、大工は江戸から招いたと言われ、当時としては瓦葺の門は珍しかったので瓦門と呼ばれたと伝えられている。平成の大修理を終え、仙石秀久創建当時の姿に甦った。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6​​​ 1/​1000​秒 18mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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86.小諸城 大手門 内側
昨年の4月にバスツアーで懐古園に来たがその時は、JR線路の反対側にある大手門は、ガイドさんも案内してくれず、見ていなかった。大手門をくぐって、内側から眺める。二階は居室風になっていて、畳敷で長押をうち、猿頬天井であること、桁を左右の石垣の上に乗せずに、その間に独立して建設していることなど、日本の城門発展の過程を知る重要な建物だそうだ。明治維新後は民有となり、小諸義塾の教室として明治29年(1896年)4月、西洋造りの塾舎ができるまで仮塾舎となったという。現在2階は資料室になっているとのこと。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​400​秒 24mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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87.小諸城 大手門の石垣
前の写真の方が判りやすいが、石垣と門が続いているが、桁を左右の石垣の上に乗せずに、その間に独立して門を建設していることなど、日本の城門発展の過程を知る重要な建物であると言われる。石垣がいつ復元されたかなどは判らなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​640秒 26mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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88.布引観音登り口​​
小諸城大手門の見学は10分ほどで済ませ、今回の最後の目的地である布引観音釈尊寺へ行く。丁子庵の駐車場に戻り、10分ほど走って、布引観音駐車場に着いた。前は山だ。その山に向かって参道?入口の石段が始まる。「牛に引かれて善光寺参り」の伝説で知られる布引山釈尊寺は、神亀元年(724年)の創建と伝えられている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​250​秒 38mm ISO​2800​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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89.登山の安全を見守るお地蔵さん
ここから観音堂まで、急な石段を登り、観音堂まで約20分余りかかった。登り始めの道沿いの岩のくぼみに登山の安全を見守るお地蔵さんが祀られていた。道は光が届かず暗い。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f​5.6​​​ 1/​50​秒 44mm ISO​3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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90.布引二段滝
ここ布引渓谷は、信濃の耶馬渓と言われていて、渓谷美は四季を通して人々の目を楽しませてくれるそうだ。この滝もその一つで、春から夏にかけては緑に、秋は紅葉一色につつまれるという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6​​​ 1/​80​秒 18mm ISO​3200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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91.牛岩
登り口を1番にして山の上の観音堂が15番という、名所番号が付けられている。ここはその4番目、牛岩という札があった。案内板には、「牛に引かれて善光寺参り」の伝説発祥の地にふさわしく、岩に牛の姿が現れておりこの布引渓谷のなかでも迫力ある奇岩である」と説明されていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6​​​ 1/​100​秒 46mm ISO​3200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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92.仁王門​​
岩上に不動尊が安置されている不動滝のあたりを過ぎると、仁王門があった。暑い上に、丁子庵で飲んだビールが効いていて、汗びっしょりになり、ここまで15分近くかかってしまった。ここから観音堂を眺めることが出来「あそこまで頑張ろう」という思いになる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​400​秒 18mm ISO​3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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93.仁王門から眺める観音堂
仁王門の軒先から観音堂を眺める。不動滝の説明板には「ここから眺める観音堂もまた趣きがあり、京都の清水寺を思い出させる」と記されていた。カメラを構える私の脇を空に向かってオオムラサキがゆうゆうと飛んで行った。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6​​​ 1/​250​秒 46mm ISO​400​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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94.釈尊寺の伽藍、本堂の前から​​
仁王門からさらに登って、釈尊寺の伽藍、本堂の前に出た。その伽藍・本堂を背に、観音堂と小諸、そしてその向こうの、ついさっきまでいた山々を眺める。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​640​秒 28mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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95.崖の縁の参道​​​​
この洞を抜けると観音堂がある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​250​秒 44mm ISO​2500​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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96.六地蔵​​​​​​
洞を抜けると左側に、閻魔大王と奪衣婆、そして六地蔵がおられた。六地蔵は「六道地蔵と言い、衆生がそれぞれの行いによって生まれかわっていく六種の迷いの世界を地蔵尊に表している。地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上を六道という」と説明されていた。(衆生とは迷いの状態にある生き物をさす。特に人間をさしていう場合が多い=ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​250​秒 18mm ISO​3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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97.布引山釈尊寺 観音堂と宮殿
やっとゴールである15番の観音堂に着いた。重要文化財の宮殿はこの岩屋内に安置されており、正嘉2年(1258年)に建立された。和風建築のひな型ともいうべきもので、鎌倉時代の様式をよく表した重要な建築物である。昭和11年9月国宝に指定、現在は重要文化財となっていると記されている。しかし、宮殿は事前学習の不足、かつ、その場所は照明もなく、所在がよく分からなかった。後で観音堂の奥の格子で囲われた向こうだと分かった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6​​​ 1/​250​秒 18mm ISO​1000​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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98.観音堂から釈尊寺伽藍・本堂を望む​​
釈尊寺はwikipedia等によれば、天文17年(1548年)武田信玄が楽厳寺入道、布下仁兵衛を攻めたときに兵火にかかって消失したのを、弘治2年(1556年)望月城主であった滋野左衛門佐が再建した。その後も亨保8年(1723年)に再び野火のために炎上する。現在ある伽藍の多くは、小諸城主、牧野周防守康明によって再建されたものだそうだ。余談になるが、先に観音堂に到着されておられた女性と挨拶をし、話をしたところ、その方はここから見える本堂・伽藍の向こう側から車で上がってきたとのこと。そんな道があったのか・・・。足の悪い年配のお母さんをお参りに連れてくるため、お寺のかたに教えてもらったとのことだった。歩いて登ってこそありがたみがあるのだと自分に言い聞かせた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​250​秒 32mm ISO​500​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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99.観音堂の天井
観音堂の天井は奉納された絵がはめ込まれていた。見ると武澤新聞販売店とか、大和屋醤油店といったスポンサー?の名が書かれていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​60​秒 26mm ISO​3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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100.愛染明王
観音堂から釈尊寺の伽藍・本堂へと戻る途中に愛染明王堂があった。その戸の格子からを愛染明王撮らせていただいた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6​​​ 1/​6​秒 22mm ISO​3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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101.観音堂​​
振り返って崖っぷちに建つ観音堂を眺める。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6​​​ 1/​250​秒 60mm ISO​220​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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102.岩山に張り付く観音堂
下山する前に今一度観音堂を振り返る。ここまで登ってきた甲斐があったと思わせてくれた。そして、登ってきた道を駐車場まで戻ったのだが、のぼりより下りの方がきつい。古傷の左膝が痛くなる。駐車場に着くころには再び汗びっしょりだ。幸い駐車場には手洗いがあり、タオルで汗を拭いて、シャツを着替えた。帰路に着く・

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6​​​ 1/​250​秒 56mm ISO​360​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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103.牛に引かれて善光寺参り
ことわざ辞典を引くと「牛に引かれて善光寺参りとは、思いがけず他人に連れられて、ある場所へ出掛けること。また、他人の誘いや思いがけない偶然で、よい方面に導かれることのたとえ」とあった。他にもネットで検索したが、なかなかここ布引観音がその逸話のルーツであることを説明したものはなかった。駐車場の傍に建つ案内板には、その昔話が記されていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6​​​ 1/​125​秒 18mm ISO​3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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