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2019年12月17日

江ノ電に乗って 12月3日 ②長谷寺

長谷寺は以前にも2回ほど訪れたことがある。一度は確かアジサイの季節だったと思うが紅葉の季節に来るのは初めてだ。
 十一面観音を本尊とする観音信仰の寺院は、宗派は様々であるが、 大和の長谷寺 、そしてここ鎌倉の長谷寺 のような有名なところから、今では無住となり、地域の人たちが守っているお堂もあり、その数は250以上に上るという説もあるようだ。 その多くが大和(奈良)の長谷観音の本尊を勧請(神仏の分身・分霊を他の地に移して祭ること)した「新長谷寺」と呼ばれる寺と言われている。私たちは昨年11月に奈良の長谷寺にお参りしてきた。奈良の長谷寺は真言宗豊山派総本山の寺院であるが、鎌倉の長谷寺は浄土宗系統の単立 寺院で山号を海光山、院号を慈照院と称し、長谷観音と通称されている。

24.長谷寺山門 -1
正面に「門かぶりの松」と長谷寺と書かれた赤い大きな提灯がかけられた山門が見えてきた。 親柱は直径40cmもある四脚門で、鎌倉市内の四脚門では建長寺、円覚寺、妙本寺に次ぐ大きさだそうだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 28mm ISO100 ) 露出補正 なし
191203_024.jpg
25.長谷寺山門 -2
山門の赤い提灯は、鎌倉長谷寺のシンボルとなっている。門には「長谷寺」と書かれた額がかけられている。自動券売機で拝観券を購入し、左側にある受付から境内に入る。wikipediaによれば、伝承では長谷寺の創建は奈良時代とされているが、中世以前の沿革は明確でなく、創建の正確な時期や経緯についても解明されていない。寺伝によれば、天平8年(736年)、大和の長谷寺(奈良県桜井市)の開基である徳道を藤原房前が招請し、十一面観音像を本尊として開山したという。この十一面観音像は、観音霊場として著名な大和の長谷寺の十一面観音像と同木から造られたという。すなわち、養老5年(721年)に徳道は楠の大木から2体の十一面観音を造り、その1体(本)を本尊としたのが大和の長谷寺であり、もう1体(末)を祈請の上で海に流したところ、その15年後に相模国の三浦半島に流れ着き、そちらを鎌倉に安置して開いたのが、鎌倉の長谷寺であるとされる。

   Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO180 ) 露出補正 なし
191203_025.jpg
26.池と鯉
境内に入ると右側に放生池というがあり、錦鯉が泳いでた。大きなもみじの枝が下がっている。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 38mm ISO250 ) 露出補正 なし
191203_026.jpg
27.石段ともみじ -1
参道は右に曲がり、本堂である観音堂へ石段が続く。まず地蔵堂へ上がるが、その石段下から眺める紅葉したカエデが美しかった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO100 ) 露出補正 なし
191203_027.jpg
28.石段ともみじ -2
カエデの紅葉はこの辺りが一番良い。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 28mm ISO100 ) 露出補正 なし
191203_028.jpg
29.卍池
参道は地蔵堂の前を左に曲がり、観音堂へ上がっていくが、地蔵堂の手前の右側に卍池があった。奪衣婆(だつえば)  と懸衣爺(けんねおう)  が座っている「卍池」は小さな池が卍形に造られている。「千体地蔵」の札が立つが、千体地蔵は地蔵堂の周囲に並べられ、水子や先亡諸霊の供養のために奉納される。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 44mm ISO1800 ) 露出補正 なし
191203_029.jpg
30.石段ともみじ -3
地蔵堂の前から上がってきた石段を振り返る。長谷寺の紅葉はここがベストと思う。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 40mm ISO1800 ) 露出補正 なし
191203_030.jpg
31.阿弥陀堂
右手にかきがら稲荷、鐘楼を見て左へ上がり、阿弥陀堂の前に出る。長谷寺のホームページによれば、「阿弥陀如来坐像は、伝承に曰く、鎌倉幕府初代将軍である源頼朝が、自身の42歳の厄除けのために建立したものといい、当山ではその伝承に因み「厄除阿弥陀」と呼んでおります。ただし、この像はもともと長谷寺で造立されたものではなく、その銘文によれば市内の誓願寺(現廃寺)の本尊であったということです。現在この尊像は「鎌倉六阿弥陀」のひとつにも数えられます。ちなみに、最初の阿弥陀堂は現在の地蔵堂辺り(石段中段部)に建てられていたことが、古い境内図などによって知られます。」と記されている。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO110 ) 露出補正 なし
191203_031.jpg
32.観音堂(十一面観音菩薩を祀る本堂)
ホームページによれば、その創建は本尊である長谷観音流着の縁起に由来し、天平8年(736年)まで遡り、長谷寺が鎌倉でも有数の古寺に数えられる所以である。その後、幾年の星霜を経るなか、幾度と無く堂宇も再建がなされたが、関東大震災による罹災は甚だしく、旧来の建物は止む無く建替えとなり、災害から本尊をお守りするため、鉄筋による再建が進められた。そして、昭和61年、罹災から実に60年以上の歳月を費やし現在の堂宇は完成したという。本尊である十一面観音像は、錫杖を右手に携え、岩座に立つ独特の像容で、大和長谷寺の本尊をはじめ、全国に所在する長谷寺に祀られる観音像に多く見られることから、これらを総称して「長谷寺式十一面観音像」と呼ぶそうだ。縁起に曰く、本尊の造立は養老5年(721年)と伝えられているが、現在の像が創建当初からのものとは言い難く、また後世の修復も多く加えられているため、制作年代については未詳と言わざるを得ない。但し、本尊に付随する光背や御前立の観音像の修復年代が室町時代まで遡ることから、現在の尊像が存在していた時期についても、室町時代に準ずるものであることは確かといえ、さらに鎌倉時代より長谷寺に伝えられる大型の懸仏や板碑類の存在から、その当時には巨大な尊像が造立されていたものと推測されるという。奈良の長谷寺で拝んだ観音像も大きかったが、長谷観音も像高9.18メートルの巨像で、木造の仏像としては日本有数のものである。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO110 ) 露出補正 なし
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33.観音堂入り口
観音堂の内部は撮影禁止となっていた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
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34.仏足石
下の放生池の傍にも仏足石があったが、観音堂の先にもあった。仏足石とは、仏陀の足の裏の形を石の上に刻んだもので、仏足跡とも書く。インド初期仏教では仏像はまだつくられず、法輪、菩提樹、塔などを拝んだが、仏足石も崇拝対象の一つ。足裏に千輻輪宝、金剛杵、双魚紋などの図がある。仏足石はインド,南アジアなどで拝まれ,日本では天平勝宝5年(753年)年刻の奈良県の薬師寺にある仏足石(国宝)が最も古いそうだ。ここのは古いものではない。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
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35.冬桜
観音堂の先には観音ミュージアムと経蔵があり、そのわきに白い小さな花が咲く木があった。そばに行ってみると「子福桜」という札がかけられていた。コフクザクラとは、フユザクラとして総称されるサクラの一種であるが、花一輪につき2~3個のサクランボがなるという特性を持つ。これを子宝に恵まれたものとして「子福桜」と名付けられた。バラ科サクラ属の落葉小高木である。

   Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
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36.錦鯉
経蔵の傍に水が流れる小さな池が作られていた。そこに錦鯉が泳いでいるが、この鯉は石に着いた苔を食べていた。 

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 98mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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37.錦鯉が泳ぐ水が流れる池
池の水は澄んでいて、底に沈んだカエデの葉が見える。錦鯉は彩りに良い。経蔵の裏山は眺望散策路になっていて、通称「あじさい路」と呼ばれる。アジサイの季節には40種類以上、約2,500株のアジサイが小径に沿って咲く。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO160 ) 露出補正 なし
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38.見晴台からの眺め
   経蔵の前に海に向かって見晴台が作られていた。鎌倉の街並みと由比ヶ浜、遠く三浦半島まで見渡せる眺望は鎌倉随一と評される。天気の良い日には伊豆大島も見られる。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f8 1/500秒 50mm ISO100 ) 露出補正 なし
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39.参道の紅葉
阿弥陀堂の辺りから参道を見下ろす。堂宇の屋根と鎌倉の街と一緒にカエデの紅葉が撮れた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 80mm ISO140 ) 露出補正 なし
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40.地蔵堂
再び参道の中段にある地蔵堂の前に下りて来た。先の地蔵堂は帰依する信者の発願により建立された。その後、堂宇の老朽化に伴い平成15年に再建されたのが現在の地蔵堂だそうだ。鎌倉では例の少ない扇垂木の屋根が特徴という。お祀りする地蔵尊も御堂の再建にあわせて造立されたもの。まだ新しく、金色に輝いていた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 50mm ISO720 ) 露出補正 -0.7段
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41.弁天窟
入り口下におりて境内の放生池を過ぎた辺りに、弘法大師参籠の地と伝わる弁天窟があり、その名にちなみ窟内壁面には弁才天とその眷属である十六童子が彫られているほか、弁才天と同じ神様であるとされる民間信仰の宇賀神(人頭蛇身)が祀られている。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 38mm ISO125 ) 露出補正 -0.7段
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42.弁天窟の内部
中は暗い。一番奥に弁才天  が彫られていて、撮ったが手振れさせてしまった。受付でもらった説明書によれば、寺伝では当山の弁才天像は弘法大師が廻国修行の折、唐山の岩窟に参籠し感得して自ら刻まれた尊像と言われ、江戸時代には「出世弁才天」の名で知られていた。現在その尊像は観音ミュージアムに収蔵され、弁天窟には代わりに「福徳弁才天」が祀られている。そして弁才天の眷属 である十六童子が彫られていた。写真はその一部である。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 38mm ISO125 ) 露出補正 なし
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43.書院
整えられた枯山水庭園の向こうに、写経道場として平成25年9月に竣工した書院が見えた。ここで毎日写経・写仏ができるそうだ。場内のほとんどが椅子席なので、正座が苦手な方でも心配ありませんと。

  Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO180 ) 露出補正 なし
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44.長谷寺山門を振り返る
やはり、「門かぶりの松」と長谷寺と書かれた赤い大きな提灯の山門は、鎌倉長谷寺の象徴的なアングルだと思う。拝観を終えて、退出するとき振り返ると、たまたま、人の姿がなくなった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2014年5月28日

江の島 と 鎌倉長谷観音 5月13日


  小学校のクラス会の幹事を引き受けている。これまでも2年に一度くらいは集まる機会があったが、70歳を過ぎて、お互い時間もできたので、「もう少し頻繁に会おうか!」ということになり、半年に一回開催することにし、その幹事を引き受けることにした。
 昨年12月は、横浜に来てもらった。その時に次回の希望を聞いたら、江の島へ行きたいという。続けて神奈川県に来ていただくのは申し訳ないと思ったが、ご希望に従う。幹事といっても特に何をするわけではない。前回開催時に、今回の開催日は決めてあるので、どこを周るかを少し考えて、食事をする店を決め、案内を出すだけだ。今はe-mailがあるので、連絡も簡単である。(しかし、約3名ほど携帯のメールも使ったことがない方がいる。この方々には郵便で知らせて、返事をいただくしかない。申し訳ないが電話連絡は億劫だ)
  午前11時に小田急線の片瀬江ノ島駅で集合。全員遅れることなく到着した。江の島大橋を渡って、参道の石畳を歩き、江島神社、奥津宮をお参りして、岩屋通りを下って、海岸に出る。3~4名は戻ってくるときの登りが辛そうだと下りなかった。この日は何やら工事中で岩屋に入ることはできなかった。昼食は岩屋に行く途中にある「魚見亭」というところを予約しておいた。各自、好きなものを食べてもらう。
 昼食後は江ノ電に乗って、長谷寺と大仏へ行くことになった。片瀬江ノ島からまっすぐ帰るというメンバー2人と別れ、江ノ電に乗る。結局、時間にあまり余裕もないので、長谷寺だけにした。小一時間散策をして、JR鎌倉駅へ着いたのは夕方5時だった。

1.トンビ
朝のうちははっきりしない天気だったが、11時に小田急線の片瀬江ノ島駅で集合し、江の島に向け歩き出すころには、日が射すほどになっていた。江の島大橋を渡りながら、浜を見ていると、トンビが2~3羽、翅を休めていた。トンビなのかトビなのか、はっきり知らなかったが、トンビともトビともいうらしい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/480秒 185。0mm ISO100 ) 露出補正 なし
トンビ;クリックすると大きな写真になります。
2.江島神社
江島神社の階段を上がる。階段の手前には、エスカーというエスカレーターがある。昭和34年に国内初の屋外エスカレーターとして、高低差46メートルを4連で結ぶ全長106メートルの「江の島エスカー」が登場した。頂上まで石段を上っていくと20分かかるところ、江の島エスカーだとわずか4分で登れるという。参加者の意見を聞いたが、エスカーはやめて階段を上ることにする。瑞心門から、いま上がってきた参道を眺める。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.5 1/840秒 5.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
江島神社;クリックすると大きな写真になります。
3.江の島ヨットハーバー
江の島ヨットハーバーは1964年10月に開催された東京オリンピックのヨット競技の会場として使うために、1961年より江ノ島の北東側海岸にあった岩場を埋め立て1964年に完成している。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/900秒 38.1mm ISO100 ) 露出補正 なし
江の島ヨットハーバー;クリックすると大きな写真になります。
4.岩屋道通り
予約した昼食の時間調整と、頂上まで登ってきた疲れを癒すため、海の見える Cafe でお茶にする。男性はビールだ。一休みしたあと、岩屋への道を歩く。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/250秒 10.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
岩屋道通り;クリックすると大きな写真になります。
5.奥津宮
江の島が二つにくびれているところ(山ふたつ)の断崖を眺め、先に進むと江島神社の奥津宮がある。江島神社のご祭神は三人姉妹の女神だが、この奥津宮の祭神は多紀理比賣命(タギリヒメミコト)。 三人姉妹の一番上の姉神で、安らかに海を守る神様といわれている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/850秒 9.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
奥津宮;クリックすると大きな写真になります。
6.龍宮
関連のインターネット情報によると、江の島は沸出以来龍の棲む所と言われ、古来より龍神は弁財天信仰と習合し、密接な結びつきから江島縁起を始め多くの伝説が残っている。鎌倉で悪行を重ねていた、5つの頭を持つ5龍頭は、江ノ島に舞い降りた弁財天の弁天様に一目惚れし、更正を誓い結婚した。五龍頭は江ノ島の正面にある龍口寺に五龍頭は祀られてが、ここ龍宮(わだつみのみや)にも祀られている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/800秒 6.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
龍宮;クリックすると大きな写真になります。
7.稚児ヶ淵
江の島の一番奥にあたる稚児ヶ淵の上に出た。ここから石段を下りて、左の方へ行くと岩屋である。この日は防護ネットの張替等工事のため入ることができなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/850秒 15.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
稚児ヶ淵;クリックすると大きな写真になります。
8.茅ヶ崎沖 烏帽子岩の遠望
茅ヶ崎の烏帽子岩をHS50の望遠端(35mm版換算1000mm)で撮る。烏帽子岩は正しくは姥島(うばしま)ということを知った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/900秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
茅ヶ崎沖 烏帽子岩の遠望;クリックすると大きな写真になります。
9.もどり道
昼食は稚児ヶ淵の崖の上にある「魚見亭」を1時に予約していた。少し早めに着いたが、平日のためか、入ることができた。みんな自分の食べたいものをそれぞれ注文し、1時間ほど海を見ながら、食事とおしゃべりを楽しんだ。ここで次回開催の日取りと場所が決まり、合わせて、この日はこれから江ノ電に乗って、鎌倉の長谷へ行こうということになり、「魚見亭」を後にした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/950秒 23.3mm ISO400 ) 露出補正 なし
もどり道;クリックすると大きな写真になります。
10.鵜
来るときはトビを見てきたが、帰りには鵜がいた。鵜にはウミウとカワウがいて、両者はよく似ている。くちばしの基部の露出部が小さく、口角で三角形に尖るという特徴から、これはウミウと判断した。'環境省のウミウとカワウの見分け方を参照した。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/420秒 160.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
鵜;クリックすると大きな写真になります。
11.江ノ電 江の島駅
江ノ電は単線運転だ。ここ江の島駅で交換する。車内は学校帰りの小学生たちでにぎやかだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/350秒 30.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
江ノ電 江の島駅;クリックすると大きな写真になります。
12.長谷
江ノ電を長谷で下車した。大仏へ行こうか、長谷寺へ行こうか、両方行こうか、相談したが、時間も心配なので長谷寺に行こうということになった。長谷寺に向かって歩いていくと左側に収玄寺というお寺があった。何回か長谷寺を訪れているが今まで気が付かずに通り過ぎていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/850秒 12.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
長谷;クリックすると大きな写真になります。
13.イワシカギクで吸蜜するヤマトシジミ
長谷寺の境内で小さな花が咲いていたが、花に詳しいクラスメートがイワシカギクと教えてくれた。そのイワシカギクにヤマトシジミの♂が吸蜜に来ていた。なかなか落ち着いてくれず、撮りにくい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/350秒 106.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
イワシカギクで吸蜜するヤマトシジミ;クリックすると大きな写真になります。
14.オガタマノキの花
境内にオガタマノキの花が咲いていた。木に名札があったのでオガタマノキと分かった。オガタマノキ(招霊木)はモクレン科オガタマノキ属の常緑高木で日本に自生するモクレン科では唯一の常緑樹だそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/120秒 30.3mm ISO800 ) 露出補正 なし
オガタマノキの花;クリックすると大きな写真になります。
15.カイウ
海芋という札が立てられていた。サトイモ科の多年草だそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/120秒 11.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
カイウ;クリックすると大きな写真になります。
16.弁天窟の弁財天
境内の放生池を過ぎた辺の弁天堂をさらに奥へすすむと、弘法大師参籠の地と伝わる弁天窟があり、その名にちなみ窟内壁面には弁財天とその眷属(けんぞく:神の使者)である十六童子が彫られている。光はほとんどなく、ノーフラッシュで無理やり撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/6秒 6.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
弁天窟の弁財天;クリックすると大きな写真になります。
17.和み地蔵
弁天窟から出てくると和み地蔵に迎えられた。その名の通り、心を和ませてくれるお顔をされている。宮城県の石神彫刻工房で作られたそうだ。長谷寺を出て、再び江ノ電に乗り、JR鎌倉駅へ。みなさんはちょうど来た湘南新宿ラインに乗り、切符を買っていて乗り遅れた人と、その面倒を見ていた人と私の3人は次に来た横須賀線の電車に乗って帰路に着いた。次回は今秋11月に三鷹のジブリの森で再会を予定している。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.4mm ISO320 ) 露出補正 なし
和み地蔵;クリックすると大きな写真になります。


2009年6月 4日

江ノ電沿線(1)

 6月2日、久しぶりに良い天気になったので、江ノ電に乗って沿線を歩いてみようと、9時半ごろ自宅を出た。往きは横須賀線で鎌倉へ行き、そこで江ノ電の乗り降り自由の一日乗車券を@580円で購入した。まずは由比ガ浜で降り、甘縄神明宮をお参りしたあと、長谷へと歩いた。長谷寺は人が多い。まだ咲き始めのアジサイがきれいである。しかし、アジサイを愛でるには今日は天気が良すぎるようだ。アジサイにこんなにいろいろな種類があるとは知らなかった。
1.甘縄神明宮
ここを訪れる人は少ない。若い3人連れのお嬢さんたちと一緒になった。拝殿は階段を登った上にあり、さらにその後ろに本殿があった。拝殿の屋根は青銅色で美しい。石段の上から後ろを振り返ると由比ガ浜の海が見えた。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4 1/185秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
甘縄神明宮:クリックすると大きな写真になります
2.長谷寺入り口
甘縄神明宮を出て、少し戻り、広い通りを右に曲がって、長谷寺の入り口になっている交差点に出た。ここは長谷駅から長谷寺と大仏を目指す観光客で賑わっている。門の前には観光人力車が客待ちをしている。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F5 1/284秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
長谷寺入り口;クリックすると大きな写真になります
3.放生池
長谷寺の門をくぐると池があった。小さな池だが、あやめが咲き、鯉が泳ぎ、石の上では亀が甲羅を干している。その池の向こうが観音堂でその右に阿弥陀堂がある。観音様と阿弥陀様は撮影禁止。お参りをした。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/220秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
放生池;クリックすると大きな写真になります
4.あじさい散策路 クレナイ
20種類以上、2500株のアジサイが咲く高台に散策路が設けられていた。土曜、日曜は待ち時間がでる。アジサイにはこんなに多くの種類があるのかと改めて驚いた。このクレナイと名が付くアジサイの花びら(ガク片)は咲き始めは白く、だんだん赤く染まるとのこと。向こうに海が眺められる。

Nikon COOLPIX P90
絞りオートで撮影 ( F5 1/442秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
あじさい散策路 クレナイ;クリックすると大きな写真になります
5.黒姫
これは黒姫というガクアジサイ。広角端で下から仰ぐように撮ったので形がわかり難いが、花(中央部)と周りのガク片との青の対比が美しい。絞り優先オートで撮ったがASAが77に上がっていた。

Nikon COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F5 1/49秒 ASA77 ) 露出補正 -0.3段
黒姫;クリックすると大きな写真になります
6.姫紫陽花
鮮やかなブルーの小さな花弁をいっぱいつけた姫紫陽花。もっともアジサイらしいアジサイと思う。それにしても日ざしが強い。花の写真は曇りか、むしろ雨に日で水滴が付くような日がよさそうだ。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/95秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
姫紫陽花;クリックすると大きな写真になります
7.弁天窟
放生池を過ぎて、出口へ向かう左側に弁天窟という祠があり、窟内壁面には八臂の弁財天とその眷属(従者)である十六童子が彫られている。入り口から想像するより中ははるかに広い。その一体を腰の位置でカメラを構え、ローソクの明かりだけで撮った。ASAは自動で800に上がっていた。

Nikon COOLPIX P90
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/4.6秒 ASA800 ) 露出補正 -0.3段
弁天窟;クリックすると大きな写真になります
8.対僊閣
さて、大仏へ行こうと先ほどの交差点へ戻る途中、右側に対僊閣という古い木造の旅館があった。明治末期よりこの場所で旅館を営んでいるという。この建物は昭和2年に建てられ、鎌倉における戦前の和風旅館の貴重な建物として、鎌倉市景観重要建築物の指定を受けている。

Nikon COOLPIX P90
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/200秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
対僊閣;クリックすると大きな写真になります