2010年2月28日

隠居の野鳥撮影:泉北ニュータウンの冬鳥(6)

 2月も終わりになって暖かくなってきた。雨でなければでかける早朝探鳥ウォーキングは、ほぼ同じ池や川を巡るのだが、毎日変化があって面白い。
 2月25日、西松尾池から三木閉の池に向かう途中で梅の木でまだ上手くないがさえずるウグイスを見つけた。カメラを向けると逃げられた。ウグイスはなかなかキャッチできない。
 西松尾池の雨水排水溝でスズメと思って撮った鳥は、ひょっとしてアオジかもしれない。背中はスズメと同じようであるが、腹部に黄色いしまがあり、頬のほくろも鮮やかではない。
 1週間ほど足を伸ばさなかった和田川に向かう途中の畑で、ヒバリのさえずりを1年ぶりに聴いた。ヒバリも被写体にすることは難しい。
 和田川では、カルガモの親子が泳いでいた。

 
アオジ?:西松尾池:クリックすると大きな写真になりますカルガモの子ども:クリックすると大きな写真になりますカワウ:和田川;クリックすると大きな写真になりますコサギ:和田川;クリックすると大きな写真になります
アオジ?:西松尾池
Tamron300mm
カルガモの子ども:和田川
Tamron300mm
カワウ:和田川
Tamron300mm
コサギ:和田川
Tamron300mm

 2月末の日曜日、早朝は雨である。雨があがったので、車にデジスコセットを載せて、バンとハシビロガモのいる三木閉の小さな池に向かった。バンの姿がない。ハシビロガモにスコープを向けると飛び立ってしまった。残念!
 すぐ横の松池には、ホシバジロがいる。デジスコで撮ったことがなかったので、撮っておくことにした。このカモも用心深く、人が近づくと遠くに離れていく。
 2月23日(火)午後、陽気につられて、大阪南港野鳥園に車を走らせた。が、野鳥はほとんどいない。観察所の窓から見えるセンダンの木に、ヒヨドリかムクドリらしき鳥が留まりに来るくらいである。早々に引き揚げてきた。野鳥の観察は早朝でないと駄目なのかもしれない。自宅に帰って、撮影した少しピンボケの写真をよくみると、どうやらツグミのようにも思われる。

ツグミ?:大阪南港野鳥園;クリックすると大きな写真になりますツグミの背とセンダンの実:大阪南港野鳥園;クリックすると大きな写真になりますホシバジロ♂:松池;クリックすると大きな写真になりますホシバジロ♀:松池;クリックすると大きな写真になります
ツグミ?:大阪南港野鳥園
NikonED82+D70
1500mm(35mm換算)
ツグミの背とセンダンの実:大阪南港野鳥園
NikonED82+D70
1500mm(35mm換算)
ホシバジロ♂:松池
NikonED82+SonyWSC300
1330mm(35mm換算)
ホシバジロ♀:松池
NikonED82+SonyWSC300
1330mm(35mm換算)


 フィールドスコープにイチデジをつけて撮る方がピントが合ったときには、深みがある写真のように思うが、MF の世界は私のように目が弱った老人にはつらい。やはり、コンデジの AF の力を借りる方がいいのかもしれない。もっといいのは、AF がきく今の Tamron28-300mm より望遠のレンズがいい。それの方が機動性があるが、年金生活者にはいささか贅沢な遊びになってしまう。持ち株でもあがってくれないかな。 

2010年2月24日

隠居の野鳥撮影:泉北ニュータウンの冬鳥(5)

 朝から、快晴・無風である。いつものように、東谷池→田辺池→筆池→尾美濃池→三木閉の小さな池1→三木閉の小さな池2→西松尾池→大方池 と回った。
 野鳥を観察し、探鳥日誌に載せるメモをとり、写真をこころみながらの散策であるので、2時間ほどかかる。

 今朝は2種のカモと新たに出会った。間違っているかもしれないが、オカヨシガモ(筆池)とハシビロガモ(三木閉の小さな池1)である。この三木閉の小さな池1はゴミが多い汚いため池であるが、昨日初めて見かけたバンは、今朝も2羽、餌を探していた。他の池にない何か餌があるのかもしれない。

 西松尾池の北端には、多くの太公望がウキを見つめていた。一人が、大きなフナらしき魚を釣り上げていた。魚はいるのだ。
 野鳥は芝生やグランドにつづく池の南端や周りの雑木林に多くいる。今朝は多くのメジロが飛び回っていた。
 大方池横の、まだ蕾の固い桜の梢から梢にエナガがさえずっていた。

オカヨシガモ?:クリックすると大きな写真になりますバン:クリックすると大きな写真になりますハシビロガモ?:クリックすると大きな写真になりますエナガ:クリックすると大きな写真になります
オカヨシガモ?:筆池バン:三木閉の小さな池1ハシビロガモ:三木閉の小さな池1エナガ:大方池


2010年2月22日

隠居の野鳥撮影:泉北ニュータウンの冬鳥(4)

 珍しく探鳥を兼ねた早朝ウォーキングが続いている。雨も降らない。
 少し暖かくなって、水鳥だけではなく、散策道すがらの庭先にある樹木にメジロやシジュウカラの姿もよく見られるようになった。ナップザックからカメラを取り出していては、チャンスを逸するので、肩からぶら下げていくようにした。首からは双眼鏡がぶら下がっている。

 いつもの散策コースであるカワチブナ(ヘラブナ)の養殖池である筆池横の池は、松池という看板がかかっていたのを見落としていた。
 この松池に今までに見たことのない鴨が飛来している。かろうじて撮った写真を Amazon で求めた「絵解きで野鳥が識別できる本」で確認すると、どうやらホシバジロであることが分かった。♂2羽、♀2羽である。
ホシハジロ♀:クリックすると大きな写真になりますホシハジロ♂:クリックすると大きな写真になりますカイツブリ:大方池;クリックすると大きな写真になりますメジロ:隣家;クリックすると大きな写真になります


 カイツブリは動きが速いので、いままでピントがきちんと合った写真がなかったが、大方池でチャンスに恵まれた。散策を終えて隣家まで帰ってくると庭先の木に、メジロが3羽遊びに来ていた。メジロはチョコマカと動くが、人に対してはすこし鈍感である。

 我が家の枝垂れ梅にもメジロとシジュウカラがやってくるようになった。デジスコで撮ってみたいと思っている。

book
絵解きで野鳥が識別できる本 (BIRDER SPECIAL)
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5 初心者にとっても楽しい本♪
5 鳥の観はじめにこんな本があったなら...

2010年2月21日

隠居の梅見:今年も荒山公園にいってみた

 町内会での公園などの掃除作業があって、早朝ウォーキングは中止した。天気は快晴である。
 掃除作業が終わって、去年より一週間ほど遅いが、思い立って荒山公園まで梅見に歩いてみることにした。いつもの早朝ウォーキング・コースよりかなり遠くに行く。荒山公園にある「新池」という調整池にも興味がある。

 土曜日で天気がよいことも多くの人が梅を見に来ている。老人会の団体もいる。 三脚を立てている本格的なカメラマンも多い。
 梅には、様々な名前がつけられている。紅梅系の方が、見栄えがするようである。
 これらの梅の中に、蝋梅の黄色い花やサンシュユカナメモチの赤い実が今年も見られた。先日、Amazon で手に入れた「野鳥と木の実 ハンドブック」では、どちらの赤い実も野鳥は好まないように書いてある。そういえば、鳥が来ているのを見たことがない。

 期待していた「新池」には、わりあい広い池なのに、カイツブリが1羽 潜水を繰り返しているだけであった。
 帰ってきて歩数を確認するといつもの50%増しになっていた。

大盃:クリックすると大きな写真になります鹿児島紅:クリックすると大きな写真になります輪違い:クリックすると大きな写真になります花香美:クリックすると大きな写真になります
大盃鹿児島紅輪違い花香美
蝋梅:クリックすると大きな写真になりますサンシュユの実:クリックすると大きな写真になりますカナメモチの実:クリックすると大きな写真になりますハクセキレイ:西松尾池:クリックすると大きな写真になります
蝋梅サンシュユの実カナメモチの実ハクセキレイ:西松尾池


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3 図鑑としてちょっと難しいかも?
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2010年2月19日

隠居のパソコン備忘録:IE8 のソースを秀丸で開く

 IE7 では、ネットで開いた頁の HTML ソースコードを開くのは、秀丸エディタに指定しており、それで開いていた。
 指定の方法は、IE でツール→インターネット・オプション→プログラム→HTML エディタで秀丸エディタをインストールすると表示される「HIDEMARU」 を選択する。

 ところが、IE8 に変えてから同じような指定をしているのに、Miscrosoft のエディタとなる。秀丸エディタに比べれば、慣れていないせいもあるだろうが使いにくい。
それでネットをググッテみると、YOU LOOK TOO COOL というブログに解決方法を提示してくれていた。それで解決したので、備忘録として記録しておきたい。ネットでは、ほとんどのことが解決される。

  1. 事前に、Hidemaru.exe を収納したフォルダーを確認しておく。
  2. IE8 の「ツール」→「開発者ツール」をクリックして、開発者ツールを立ち上げる。ウィンドウ上部の表示は、現在開いている Window のページ表示が出るようである。Hidemaru_1.JPG
  3. ここで、メニューバーの「ファイル」→「Internet Explorer ソースの表示カスタマイズ」→「その他」を選択すると「ファイルを開く」ポップアップ画面がでるので、ここで Hidemaru.exe を収納したフォルダーを指定して、 Hidemaru.exe を指定し、開発者ツールを閉じればよい。Hidemaru_2.JPG

 このような設定にしておくと、開いたウィンドウのソースは、IE8 の「表示」→「ソース」で秀丸エディタで表示される。また、二つめのウィンドウのソースは、秀丸エディタでは、新しいタブ・ウィンドウで表示されるので、作業がやりやすい。

隠居の野鳥撮影:泉北ニュータウンの冬鳥(3)

 早朝の探鳥ウォーキングが、一日だけ雨で止めたが珍しく2週間ほど続いている。単純に歩くだけは、どうも性分に合わないので、双眼鏡を首からぶら下げ、背中のナップザックには Nikond70 with Tamron 28-300mm を入れていく。
 以前に求めて忘れていた非接触(赤外線)温度計もポケットに忍ばせていく。歩くのは、泉北ニュータウンの栂・美木多駅の北北西方向にあたる和田川と石津川に挟まれた桃山台周辺に点在する調整池や小さなため池めぐりである。日によって、少し道を変えたり、時計方向・反時計方向に歩く。鳥を観察しメモをとりながらなので、歩数は8000歩くらいであるが、1時間半くらいかかる。今日のようにカワセミに出会ったりすると余計に時間がかかる。小さなノートに記したメモは、探鳥日誌として記録している。来年も元気であれば、役に立つだろう。

 このようにして、歩いてみると毎日変化があって面白い。新たな発見もある。今のところに住まいして33年になるが、ご近所も結構いいところやんと見直している。サンデー毎日のおかげと思っているが。

 今日は池巡りのおしまいである大方池で、3度目のカワセミとの出会いをした。今回は、なんとかピントがあって、小さな姿ながら撮らえることができた。Picasa でトリミングするとパソコン画面では、見られる写真となった。
ヒドリガモ:クリックすると大きな写真になりますメジロ:西松尾池;クリックすると大きな写真になりますマガモ:西松尾池:クリックすると大きな写真になりますカワセミ:大方池:クリックすると大きな写真になります


 

2010年2月16日

日本では、eMusic と契約できなくなった

 2002年末から続けてきた eMusic から Jazz を中心として MP3 曲をダウンロードしてきた。少しずつの値上げはあったが、最近の契約は月50曲 19.99$ だった。隠居生活でも、1ヶ月の過ぎるのは速い。契約期限が迫って、あわててダウンロードすることが何回かあった。Jazz の曲も相当貯まったので、一時解約することにした。

 ところが、口座は残っているであろうと 前のID(e-Mail Address)で Login してみると、下のようなメッセージがでて日本では再契約はできないことがわかった。がっくりである。
 eMuisc からダウンロードできるアルバムは independent labels が中心だったが、2009年6月に Sony Music と 2010年1月に Warner Music と契約した。それが原因かもしれない。 Jazz は independent labels でも多くの曲がダウンロードできていたので、極めて残念である。
 もちろん、新たに口座を作ることも同じようなメッセージがでてきて、できない。今、口座を持っておられる方は、解約しない方がよいかもしれない。
eMusic_2.JPG
 Amazon にも mp3 をダウンロードできるサイトがあるが、これは US customers だけに限定されている。悔しいけれども、日本ではアメリカのサイトからのダウンロードはできなくなった。インターネットって国境はなかったのではないのか。どこが、このような圧力をかけているのだろうか。
 Web Radio 局から流れる曲を録音することにしよう。これなら、今のところ free である。少々手間はかかるが。
eMusic_3.JPG

 

2010年2月12日

隠居の野鳥撮影:泉北ニュータウンの冬鳥(2)

 このところの早朝ウォーキングなどで撮った野鳥の写真を、いい写真はひとつもないが姿・形がわかる程度の記録として残しておきたい。
 その中で今朝出会ったカワセミは前からなんとか捉えたいと思っていたので、少し興奮した。撮影場所は、自宅から15分ほど歩いていける駅までの間にある公園に隣接した大方池である。
 早朝ウォーキングには、NikonD70 に Tamron28-300mm をつけてナックザックに入れていく。これで近くから撮るチャンスがあれば、トリミングなどの処理をするとなんとか見られる写真になる。
 が、今朝は厚い雲がかかっており、光が十分ではないし、おまけに逆光だった。要するに、カワセミがいるという証拠写真だけの意味しかないものとなった。
 近くに棲息していることが分かったので、デジスコセットを持って行って狙ってみたいと思っている。

キンクロハジロ♀:クリックすると大きな写真になりますカワウ:クリックすると大きな写真になりますマガモ♂:クリックすると大きな写真になりますカワセミ:クリックすると大きな写真になります
キンクロハジロ♀
 筆池
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
ISO80 F5.6 1/200 7.6mm
(35mm版換算1330mm)
トリミング
カワウ
 東谷池
Nikon D70
Tamron28-300mm
ISO400 F6.3 1/160 220mm
(35mm版換算330mm)
トリミング
マガモ♂
 大方池
Nikon D70
Tamron28-300mm
ISO400 F5.0 1/100 70mm
(35mm版換算105mm)
トリミング
カワセミ
 大方池
Nikon D70
Tamron28-300mm
ISO400 F6.3 1/160 300mm
(35mm版換算450mm)
トリミング レタッチ

2010年2月11日

隠居のHTML備忘録:テーブル・セルを縦に結合する

 なんとなく週に一回しか行かない習慣になってしまって、モッタイナイので スポーツ・ジムを退会した。その代わりに、毎朝のウォーキングを再開することにした。
 1時間~2時間ほど歩くと、野鳥の撮影場所ロケハンができる。ほとんど決まった場所に行くのだが、行くたびに双眼鏡の視野に入ってくる野鳥に変化がある。
 それで、後々の記録にと思って、「探鳥日誌」とでも名付けて、下のようなWeb ページを作ることにした。

 今まで、テーブルのセルを縦方向に連結したことがなかったので、ネット・サーチをしてみると、簡単な方法は載っているが、下のような少し複雑な表のコード例は紹介されていなかった。いろいろとトライしてみたが上手くいかない。
 それで、Excel の表が Web ページにできることを思い出し、Excel でサンプル・ページを作り、そのWeb ページのソースをコピペして参考にした。ブログに使った html ソース・コードを備忘録として記録しておきたい。

探鳥メモ
dateweatherlocationNameqtty.memo
Revised on Feb. 11th, 2010
2010/2/11
7:15 - 8:15
曇天
 ときに小雨
田辺池 ヒドリガモ 26羽 3グループ
東谷池 ヒドリガモ
カイツブリ
コサギ
11羽
2羽
1羽
この池で初めて
西松尾池 マガモ 10羽 この池で初めて



<table border="1" align="center">
<thead>
<tr>
<td id="th1" colspan="6" align="middle">探鳥メモ</td></tr>
<tr align="middle"><td id="th1">date</td><td id="th1">weather</td><td id="th1">location</td><td id="th1">Name</td><td id="th1">qtty.</td><td id="th1">memo</td></tr>
</thead>
<tfoot>
<tr>
<td bgcolor="#cccccc" align="right" colspan="6">Revised on Feb. 11th, 2010</td>
</tr>
</tfoot>
<tbody>
<col span=6 > 
<tr >
  <td width="100" rowspan=3 >2010/2/11<br />   7:15 - 8:15</td>
  <td width="100" rowspan=3 >曇天<br /> ときに小雨</td>
  <td width="100">田辺池</td>
  <td width="115">ヒドリガモ</td>
  <td width="80" align="right">26羽</td>
  <td width="230">3グループ</td>
 </tr>
 <tr >
  <td >東谷池</td>
  <td >ヒドリガモ<br />カイツブリ<br />コサギ</td>
  <td align="right" >11羽<br />2羽<br />1羽</td>
  <td valign="top">この池で初めて</td>
 </tr>
 <tr >
  <td >西松尾池</td>
  <td >マガモ</td>
  <td align="right" >10羽</td>
  <td >この池で初めて</td>
 </tr>
</tbody></table>


2010年2月 9日

隠居の庭:梅一輪ほどの

 先週は2月らしく冷たい日が続いたのに、今週になって急に暖かくなった。
 すでに蕾をたくさんつけていた枝垂れ梅の花がいくつか咲いた。この花をつつきに来るヒヨドリやメジロなどを、今年はデジスコで撮ろうとの準備も兼ねて、デッキにセットしてみた。5~6m先に、枝垂れ梅はある。お隣の紅梅も同じくらいの距離だ。
枝垂れ梅:クリックすると大きな写真になります紅梅;クリックすると大きな写真になります梅の木にぶら下げた木の小鳥:クリックすると大きな写真になります


2010年2月 7日

(続)インターネット・ラジオ Live365 を Aircheck(録音) して MP3 にする方法

 インターネット・ラジオ Live365 を Aircheck して MP3 ファイルにする方法については、以前のエントリー、「Live365 を Aircheck (録音)する一つの方法」「アナログ音源(LP, FM, Live365 etc.)からMP3ファイルを作るひとつの方法」で、かなり詳細に記載している。
 今回は後者のエントリーに記載した中から、Live365 の録音・MP3 ファイル作成に焦点を絞って、再整理してみたい。

以下の記載は、次の環境を前提としている。
  • PC に Sound Board が搭載されている。(私の場合、Sound Max digital Audio が搭載されている)
  • Sound Board の output および input は、オーディオ装置(私の場合、 Pioneer コンパクトミニコンポーネント)の line-in および line-out に接続されている。
  • PC に、マルティメディア・ソフト Roxio Easy Media Creator suite 10 がインストールされている。

 次に、上の環境で Live365 のOldies ジャンルの American Sixities Radio を録音し、MP3 ファイル化した経緯を記録しておきたい。
  1. Live365 に接続して、Oldies → 60s を選択し、American Sixities Radio をクリックし、Play ボタンをクリックすると、若かりしころの懐かしい歌声が流れてくる。録音した後聴くと、当然ながら audio quality(CD 64k 以上) の高い放送の方が音がいい。

    Feb_10_13.JPG
    Feb_10_21.JPG
  2. Roxio Easy Media Creator を立ち上げて、オーディオ →「 LP/テープを交換」を選択する。「Easy Audio Capture」 よりは、こちらの方が後の処理が楽なように思う。
    Feb_10_22.JPG
  3. 「 LP/テープを交換」をクリックすると下のような画面となる。接続がきちんとできておれば、オーディオから音が流れ、録音レベルの横バーが動いているはずである。
     録音のための接続については、「録音セットアップガイド」ボタンをクリックすると図入りで詳しく書かれているウィンドウがでるので参考になる。。
     「詳細設定オプション」ボタンをクリックして、表示されるポップアップ画面で、一時保存先のファイルやファイルフォーマット、トラック検出などを指定する。
    ファイルフォーマットの画面にあるプリセット選択ボックスでは、iPod AAC も選択することができるが、iPod は mp3 もサポートしているから、私の場合、 mp3 高品質を選択している。
    Feb_10_24.JPG
  4. そのような設定をしたうえで、「キャプチャー元」の選択はサンドボード名(選択肢に入っているはず)を、入力は「ライン入力」を選択し、録音レベルの「自動」ボタンをクリックする。自動で録音レベルの設定が終われば、録音準備完了である。
     録音ボタンをクリックすると録音が始まる。このとき自動的に、流れてくる音は停止ボタンを押すまで MP3 化して保存されている。無音部分をトラック検出指定でしてくれるし、後で部分的な削除もできるので、ズーと流し放しでいいだろう。
  5. 停止ボタンを押すと、録音されたトラック(無音部分で区切られた音声)が示される。
    Feb_10_26.JPG ページ右下の「次へ」ボタンをクリックすると音の波形画面が現れる。右上のズームイン・アイコンbtn_2.JPGをクリックすると波形の横幅が広がる。
  6. 曲の途中の無音部分でもトラック・セパレータbtn_4.JPGがはいる場合がある。トラック・セパレータの位置が間違っている場合は、削除したい部分を反転させて、左上にある「トラック・セパレータの削除」ボタンbtn_3.JPGクリックすればよい。
    また、コマーシャルなど削除したい部分を波形上で選択(波形上にカーソルを置きドラッグする)して、delete ボタンを押せば波形から削除できる。削除してもよいかなどは、左下にある再生ボタンを押して音で確認することができる。
    Feb_10_27.JPG
  7. このように整理した上で、左メニューの「タグ」ボタンをクリックすると、下のようなポップアップ画面となる。Feb_10_17.JPG
  8. ここで、「Mudic ID」ボタンをクリックすると、CDDB の Grace Note が立ち上がって波形から曲を判定するということになっているが、ほとんどヒットしない。
     そこで、曲の情報にあまりこだわらなければ、適当に曲のIDタグを入力してもよいが、曲の情報を得る方法はある。
     American Sixities Radio (録音をしている Live365 の局)のステーション・ページに、次のように Now Playing というところに、今流れている曲とその前に流された4曲(計5曲)のID タグ(Artist, Track名, Album名(シングル盤は Single で)などが表示されるので、これを メモ帳 か何かに、録音しながら(聴きながら)コピペしておく。
    Feb_10_33.JPG注:キャプチャーした時点が異なるので、上の表示とコピペしたものの内容は異なる。 Feb_10_39.JPG
    コピペした情報を上の 「オーディオ タグ 編集」の画面で入力すれば、MP3 ファイルに、タグが追加される。このようにしておけば、WindowsMedia Playerなどの音楽DB で整理しやすくなると思う。 Feb_10_31.JPG
  9. 完了ボタンをクリックすると元の波形画面に戻り、「次へ」ボタンをクリックすると、「LP/テープ アシスタント」画面は第3ステップとなる。 Feb_10_37.JPG
     ここで、「トラックをエクスポート」をクリックすると、下のようなポップアップ画面がでるので、「出力設定」に MP3 高品質 を選択し、保存先のフォルダーを指定する。なお、「出力設定」の右にある「編集」ボタンをクリックし、ファイル名/フォルダ構造→サブフォルダ構造の追加のチェックボックスを外しておいた方がよい。(デフォールトでは、チェックが入っている) Feb_10_36.JPG
  10. エクスポートすると、指定した保存先のフォルダにファイルが保存される。 Feb_10_40.JPG
  11. Live365 から録音し MP3 化したファイルは MP3Gain を使って音量を一括調整をしておく。Live365 個々の放送局から流れる音は局の方で音量は調整してあると思うが、局によって調整している音量レベルは異なるので、自分の音楽DB に収納する場合は同じレベルに調整しておいた方がよい。


 このようにして、MP3 ファイルで保存しておけば、iPod に転送して外に持ち出せるし、音楽CD に焼くこともできる。まあ、若かりし頃に、FM放送から流れてくる音楽を苦労してテープに Aircheck したことと同じ作業ではあるが、今の時代には、あらゆるジャンルの Web Radio 局から流れてくる音楽をデジタルに録音し持ち歩けるのである。すごい時代になったものだと思う。

2010年2月 2日

Radio Senboku の station page image を変更する

 突然、カナダのリスナーから "radio senboku ベストはある!" というタイトルの以下のような メールをもらった。
Hello Shuhei-san,

My name is Thomas(yoroshiku), I am 25 year old man from Canada and am a very big fan of your radio station. I am only learning about jazz music right now, but of all the stations, I definitely like your choice in music the best. I listen to it every day at work. I also love many things Japanese like sushi, anime, manga, your rich culture and history(I am very slowly learning how to understand japanese). I am a graphic designer and would love to try and design you a new picture for your radio station. I hope this email reaches you, thank you again for what you provide for me everyday and I plan on donating to support you shortly.

Thank you again.
Thomas Fullona


 どうやらgraphic designer の仕事をしながら、BGM でRadio Senboku を聴いてくれているらしい。
 たどたどしい英語で返事を書いた。チャネルを合わせてもらっていることの御礼と Radio Senboku の station page image のデザインを楽しみにしているという内容である。
Radio Senboku station page image:クリックすると大きな写真になります 翌日に、堺市の市章を使ってデザインされた右のようなイメージ画が draft だといって送られてきた。ただ、flag right を得て欲しいと言うことであった。
 堺市の広報課に送られてきたデザインを添付して許諾して欲しいとのメールをすると、休み明けに電話があった。堺市の市章と今回のデザインとは、全体としては別物であるし、市章の著作権もないし、商用でもないので問題はないと言うことであった。

 早速、Live365 の Radio Senboku station page にある長い間使ってきたイメージを差し替えた。大きさは、276x155 px と指定されているので、Fireworks と Picasa をつかって 900x600 px の元画像を調整した。

 ところで、この1月はRadio Senboku では、Swing 特集としているが、この1ヶ月間の各国別のリスナーは、下の表のようになっている。3番目の Canada は、Thomas さんが毎日聴いてくれているからかもしれない。
Live365

Radio Senboku station page image:クリックすると大きな写真になります
(追記:2010/2/3) Thomas さんは仕事が忙しかったようで返信がしばらくなかったが、昨日、先のデザインで色づけをしたものを何種類か送ってくれた。少し色づけがあった方がいいですねというこちらの要望にこたえてくれたものだ。ブルーの背景色に白字のものが気に入ったので、モノトーンのものと置き換えた。


 

2010年2月 1日

隠居の読書:平岡正明の『ジャズ的』


ジャズ的
ジャズ的
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平岡 正明
毎日新聞社
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おすすめ度の平均: 5.0
5 平岡氏のジャズ評論、最初の一冊に最適


 毎日新聞の書評で 「快楽亭ブラックの毒落語」という本を知って購入した。この本についてはどこかの機会で紹介したいと思うが、本の著者は平岡正明である。
ネットでサーチしてみると、著者は、私と同年の生まれである。だが、ブントの一員だったり、犯罪者同盟というアナーキズムの政治結社に参画していた彼が昨年7月に亡くなるまでは、私のような平凡でノンポリの人生とは全く別世界で生きた人物である。
 ジャズに関する著書もいろいろとある。興味を引かれて、Amazon で購入したのがこの一冊である。中古本である。

 この本は下のテーブルのような 14 章の構成になっていて、それぞれの TPO でジャズを聴いたときの感想文というか日記的随筆になっている。
 TPO の Place はほとんど Jazz 喫茶であるが、警察に追われて隠れ家で聴いたときのもあるが、Live で聴いたものはない。
 TPO の Time は、1960-70 年代であり、60年安保闘争に続く年代である。随所に左翼的活動に関する話が出てくる。
 TPO の Ocasion は、アナーキストとの会合なども出てくるが、Jazz 喫茶のマスターや、ジャズ評論家・司会者の相倉久人らとの付き合いの話も出てくる。

 彼の人生の中では Jazz は、特に チャーリー・パーカー以降の bop 系の Jazz は、自由奔放に生きることへのテーマ音楽だったのかもしれない。そう言えば、社会通念に縛られるのが嫌いな人物は、平均律で縛られたクラシックではなく、Jazz が好きな人間が多いと思うのは穿ちすぎだろうか。

 Radio Senboku の次の Playlist は、この本に出てくる曲とアーティストを特集しようかなと思っている。平岡正明が随筆で描いた TPO とは全く別次元での TPO で聴くことになるのだが。

『ジャズ的』にでてくる曲
章のタイトルアーティストアルバム or 曲名
梅雨明けのジゴロ Thelonious Monk Just a Gigolo
レディ・イン・サテン
ーービリー・ホリディにおける「バカ」の考察
Billy Holiday Lady in Satin
ジョニー・ホッジスの「白昼夢」 Johnny Hodges Day Dream
ハリー・カーネイ的出師の表 Harry Carney Rare Dates Without The Duke
『JATPイン東京』の一断面 J.A.T.P. In Tokyo Live At The Nichigeki Theatre 1953
試聴盤 Bill Harris Bill Harris And Friends
「アンフォーゲッタブル」、オスカーピーターソンの歌で Oscar Peterson Unforgettable
ディキシー曲「世界は日の出を待っている」からチュー・ベリー「陽の当たる道で」 Leon Chu Berry On The Sunny Side Of The Street
「スターダスト」三題 Ben Webster, Colman Hawkins & Chu Berry Stardust
L瓶砲兵隊『オーバーシーズ』 Tommy Flanagan Overseas
「エンブレイサブル・ユー」三題
パーカー、マクリーン&オーネット
Charlie Parker, Jackie McLean & Ornette Coleman Embraceable You
マイルス・デヴィス「スケッチス・オブ・スペイン」 Miles Davis Sketches Of Spain
ロイ・エルドリッジに関するおたずね者感覚を求めて Roy Eldridge Little Jazz
オーネット・コールマン『チャパカ組曲』 Ornette Coleman Chappaqua Suite


快楽亭ブラックの毒落語
快楽亭ブラックの毒落語
平岡 正明
彩流社
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